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エイベル王の詫び

 宿屋に泊まった次の日アリシア達は新たな仲間二人とヨゼフの元へと向かった。


 ヨゼフの元に着くとアリシア達は王都の王城へと案内された。


 謁見の間に着くとラーナドゥール国王エイベルが玉座に座っていた。

 アリシア達が一礼するとエイベルが口を開いた。


 「良く来てくれたなアリシアとシエナ、そしてその仲間たちよ。」


 アリシアとシエナの事を知っていていた事にアリシアは驚いて聞いた。


 「陛下、私達の事を知っておられるのですか?」


 「知っている、お前達の祖父であるラスター公は私の弟であり、カタリナは我が姪だ、二人からお前達姉妹の話しは聞いていた、そしてお前達は私達が魔族と呼んでいた銀の民の血筋である事も。」


 エイベルの返答にシエナは言った


 「私達は魔族などではない!貴方達が一方的に我々を魔族と呼び度々侵略を行ってきただけだ!」

 

 その言葉にエイベルは耳を傾けて言った。


 「その通りだ。今こそ私達の過ちを詫びるときだな、シエナそしてアリシアよ、詫びて済むことではないがこの愚かな私達の祖先と私達のした過ちを許してほしい、そして出来るなら私とカタリナをレイノルズ王国の王ディレートの元へと連れていってほしい。」

 

 その言葉を聞いたシエナはエイベルに言った

  

 「国王自らが我が父の元へ?」


 「私の口から直接ディレート王に詫びたいそして我が姪をディレート王の元へと行かせたいのだ、カタリナとディレート王が深く愛し合っていたことは私の耳にも届いていた。」


 エイベルの返答にシエナは言った。


 「私達は簡単にはラーナドゥール王国の兵士達やシェイダル教団のしてきたことは許せない、しかし我が母の叔父であり我が祖父の兄という貴方を信じて我が父の元へ案内しましょう。」


 その返事を聞いたエイベルはシエナに礼をいって、従者にカタリナを王都まで呼ぶように言った。


 そしてカタリナが王都に着くまでアリシア達は王都に滞在する事になった。


 城に泊まるよう誘われたがアリシア達は王都を自由に見て回りたい事を話して城を後にする。


 王都に滞在する間エイベルからお金の心配はしなくて良いと言われたアリシア達は各自、宿屋を基点として自由行動をすることにした、、、、。

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