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帝国の皇子

 アル厶ガルド帝国の第一皇子ラドルはヴォルフの敗北の報告を聞いて焦っていた。


 父である皇帝セルドアが第一皇子のラドルではなく次男であるレオニスを可愛がり皇位につかせる事を囁かれる中、病で倒れたセルドアに代わり独断でセレディア王国への侵攻に踏み切った。


 その中でセレディア王国の一軍を倒されたラドルの失態はあってはならなかった。


 セレディアを落とすことが出来れば父セルドアも自分を認めて皇帝になる事が出来ると考えていた。 


 父が病に倒れセレディアに勝利して自身が皇帝になる事を疑わず玉座に座っていたラドルは筆頭将軍のカイゼルを呼び出すように言った。

 暫くしてカイゼルが玉座の前に来た。


 「御用ですか?殿下」


 「うむ、今すぐ帝都からセレディア王国に向けて進軍を!」

 

 「殿下、私はこの帝国に仕える者として皇帝陛下以外の命令はきけませぬ。」


 「貴様!こ、この第一皇子である私の命に従わぬというのか!」


 「先程申し上げた通りです殿下」


 「私が皇帝になったあかつきには貴様など追放してやる!!」


 「御髄に」


そう言ってカイゼルは玉座を後にした。


 ラドルは最後の将軍フィレア呼び出して自身と共にがセレディアに攻め込むよう命令した。


 フィレアは承諾してラドルと共に帝都から出発する準備をした。


 玉座を去ったカイゼルは宰相カイルと共にセルドアに呼び出され部屋へと入っていく、そしてセルドアにラドルが軍を率いて帝都を出発しようとしてる事を告げた。


 天に召されようとしていたセルドアはそれを聞いたがカイゼルとカイルにラドルの進軍よりレオニスがラドルに暗殺されないようにレオニスを頼むように言った。


 カイゼルとカイルはそれを聞きセルドアの最後を看取った。


 準備を終えたラドルは大軍を率いてフィレアとセレディア王国に向けて出撃した。

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