表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢だけど、善行してるよ?  作者: 肉まん太郎
第一章
9/44

ルーカスとレオ

ルーカスとレオ

ボクは野生馬、弟といつも一緒だった。

ボクを生んだ親馬はボクたちが他の子と違うからボクたちを置いて行った。

弟も違う親馬から生まれたけど、置いていかれちゃった。


生まれてやっと走ることができるボク達は食べ物を探そうとして走った。

走って、走って走り疲れて、お腹もへった。

弟もボクも、もう力が残ってない。

寒い。どうしよう。

ここで死んじゃうのかな?


「うわぁー!子馬じゃん!可愛い!ジャファル!この二匹飼っていい?!ってか飼う!!」


二本の足で立ってるなにかかボクと弟に近づいてくる!

どうしよう!走れない!

ごめんね...、ボクたちはここで終わりかもしれない...


頭から暖かい何かが伝わってくる

目を開くとさっきの日本の足で歩いている何かがボクと弟の頭を撫でていた。


「大丈夫だよ...今日から私はお前たちのママだよ。安心しなさい。」




その日、ボクと弟は何かで運ばれて屋根があるものの中に入った。

外と違って暖かくて、食べれそうなものもおいしいお水もいっぱい置いてあった。

ボクと弟は急いでそれを食べた。

お腹がいっぱいになったころ、外は真っ暗になっていた。

あの大きくて怖い魔物...でないのかな?

怖いよ...怖いよ...誰か...助けてよ...


「レオ!ルーカス!ママが来たよ!もう怖くないからね!」


さっきのあったかい二本の足で立っていた生き物が何かを持ってボクたちに近づいてきた。

前にある木の板を開いてボクたちの間に座って、大きい何かを僕たちのお腹あたりにかけてくれた。

あったかいな...


「これはね!ブランケットっていうんだよ!すっごくあったかいんだよ!」


ボクたちに何かを話しかけていたが二本の足で立っていた生き物の声が心地よくて眠ってしまった。

こうやって安心して眠れるのはいつ振りだろうか。

弟もいつの間にかぐっすり眠ってしまった。


朝起きると昨日の二本の足で立っていた生き物がボクと弟の間で寝ていた。

二本足の生き物の体温はあったかくて、ボクは思わず顔を寄せた。

二本足の生き物が起きちゃった。怒ったかな?起こしたから...


「う~ん!うちの子かーわーいーいー!!」


大きな声で叫びだした、そしてボクと弟を抱きしめて顔をすりすりしてきた。


弟が安心して二本足の生き物に顔を近づけた。


弟が二本足の生き物にすりすりしていた、ボクもする!


スリスリ


「んもー二人とも可愛いなぁ!あっそうだ!二人に名前つけたんだ!」


二本足の生き物はボクの目を見た。


「君の名前はルーカス!」


ボクの...名前?

ボク...名前があるの?

嬉しい!

ボク、ルーカス!


二本足の生き物は弟の目を見た。


「君の名前はレオ!」


弟はレオか...

カッコいい名前だね!


ヒ、ヒィーン!


レオはすごく喜んでいた。


「私はスカーレット!君たちのママだよ!」


二本足の生き物はスカーレット。

ボク達のママはスカーレット!





ー数年後ー


ここで生活してもう5年以上たった。ギュウシャには僕達以外にも馬やバトルホースが数匹いる。

いつの間にか僕達もママが使っている人族の言葉を理解できるようになった。しかも、人の心も読めるようになった。


ママが僕たちといるときは

「うちの子かわいいわー!」

とか

「絶対に嫁に出さん」

とか

「うちの子が人間だったらやばいなー。モンペになっちゃうわー」

とか

よく分からないことを心の中で呟いていた。

ギュウシャのバトルホースのおじちゃんに聞いたことあるよ!こういうのって親バカって言うんでしょ!僕、知ってる!



ずーっと前に来ていた先生が僕たちのことをバトルホースっていう魔物と野生馬の掛け合わせだって言ってた!

だからこういうことができるんだって!


ママは僕たちに羽が生えたり言葉が喋れるようになったりするのを期待してるんだ!僕たちも頑張って進化しよ!


早く進化してママに褒められたいな~!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ