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卒業式

 アニルドに背負われ、皆で控え室を出て闘技場からも出たところ、とある人物と偶然ばったりと遭遇した。我が親愛なる姉こと、ミリアだ。


「シア、お疲れ様。凄かったよ、勝っちゃうなんて」


 その手には、ボクに賭けた証とでも言うべき大きな麻袋が握られている。どことなく、いや、確実にアルミリア達が持っていたものより大きいように思える。


 アルミリアに聞いたところによると、この闘技場での賭けは、銀貨一枚を一口として賭けるらしい。そして、両選手に賭けられた賭け金のうち二割を運営のフェルメウス家が回収し、残りの八割を勝者に賭けた人達に、賭けた金額に応じて返金されるそうだ。


 例えば、両方の選手に銀貨五枚ずつ、勝者に関しては二人が賭けて、一人が二枚でもう一人が三枚賭けたとしよう。その場合、銀貨二枚をフェルメウス家が回収し、残りの八枚分の金額を二対三に分割して賭けた人へと返金されるのだ。


 アルミリア達が一口──銀貨一枚賭けた結果、金貨三十枚になって返って来たという。一体、ミリアはいくら賭けたのだろうか。


「ちなみに、その袋の中は……?」


「あんまり大きな声では言えないけど……金貨九十枚になっちゃって」


 ボクの耳元で囁くように教えてくれる。ただ、背負っているアニルドには聞こえたのか、肩をピクッと振るわせた。


 アルミリア達の三倍の金額を貰っている。つまり、ミリアは銀貨三枚分、即ち三千円近くをボクに賭けたことになる。その結果約九百万円で返って来ているのだから、大儲けだ。


「凄い倍率だね、やっぱり……レイルに何口も賭けた人がいたのかな」


「そうなのかな。それで、せっかく会ったから一つ提案なんだけど……シア、このお金貰ってくれない?」


「ああ、そのくらいなら別に……待って、貰う? 持っててじゃなくて?」


「うん」


 聞き間違いではなさそうだ。九百万円とは、本当に魅力的なものではある。それこそ、ゴブリンを殲滅した時や、スレビス盗賊団を壊滅させた時よりも多い。


 ミリアの言わんとするところは、ボクにも分かる。ゴブリン討伐の褒賞金を、貰った時と同じようなシーンだからだ。恐らく、ボクが持っていた方が安全だからだろう。


 しかし、それだと貰って、と言った意味が分からない。二年半前と違い、今回はミリアが稼いだお金で賭けて、その結果この金額になったのだ。ボクの勝利によってもたらされた、とはいえ、やはりこのお金はミリアのものだろう。


「シア、卒業したら冒険者になるんでしょう。武器はそのままでよくても、防具や他の装備も買い揃える必要があるし、旅に出るまでの宿代も必要になる。私は自分に使うこと、ほとんどないからさ、シアに使ってもらう方がいいと思ったんだ」


「……そっか。それもそうだ」


 冒険者の装備は、ものによれどかなりの値段になる。いつも行ってる武器屋の装備品も、どれもそう安くはなかった。魔力を含んだものなんて尚更だ。


 そう考えると、ミリアの提案は凄くありがたい。ただ、それだとなんだかこう、ボクの胸の中がモヤモヤする。


「じゃあ、お金はボクが持っておくし、ボクが自由に使わせてもらう。でも、本来はリアのお金なんだから、使いたかったら言ってね。いつでも渡すからさ」


「うん、分かった。それじゃあ、明日迎えに行くから。お昼前でいい?」


「それでいいよ。ありがと」


 ミリアからお金を受け取り、それを収納魔法に仕舞う。その後、ミリアと短く明日の予定を決めた。


「さて、宿に戻らないと。そろそろ冒険終わりの人達が帰って来る頃だから」


「そっか。……そういや、レイルからボクのこと、何か聞かれなかった?」


「あー、うん。シアの出自について、ちょっと聞かれたかな。話してよかったよね?」


「うん、問題ないよ。そっかそっか、出自について……」


 やはり、この傷のことが気になったのだろうか。もしかしたら、レイルの中ではボクがどんな存在なのか、既に答えが出ているのかもしれない。


 でも、ボクにそれを確認する手段はないし、そのうち知る機会も来るだろう。今は、目の前にあることに集中しよう。


「じゃ、明日ね」


「うん。皆さんも、さようなら」


 アルミリアやアニルドといった貴族がいるため、敬語を使ってお辞儀をする。そして、ミリアはアルミリアやパミーが礼を返すのを見てから、宿へと駆けて行った。横で、チルニアが「またねー」と手を振っている。


 たまに学園に顔を覗かせていたミリアだったが、どうやらいつの間にかチルニアやパミーとも仲を深めていたらしい。世話好きなところがあるし、まだミリアからすれば幼い仲間達にとって、ああいったお姉さん的存在は親しみやすいのかもしれない。


「よし、アニルド号しゅぱーつ。目的地は南東方向、冒険者学園〜」


「あんまり暴れんな。落としていくぞ」


「ごめんなさい、それだけはやめて」


 受け身も碌にとれそうにない今、落とされたら頭から真っ逆さまだろう。それでくも膜下出血なんてなったら、話にならない。この小説終わっちゃうよ。いや、現実だけど。


 アニルド号はゆっくりと進み、安全運転で学園へと辿り着いたとさ。



 昨日の夜は、遅くまで盛り上がった。


 速すぎて見えなかったと言うチルニアに試合の解説をしたり、最後の夜ということで恋バナなんかもした。全然盛り上がらなかったけど、好きな人が皆いなかったから。


 そんな楽しい夜も更け、チルニアが寝落ちしたのを皮切りに皆寝ることにした。アルミリアが添い寝したいと申し出てきたのは想定外だったが、それはそれでいい匂いに包まれてよく眠れた。慣れというのは怖いもので、寝るのに数分も掛からなかった。ボクも随分、女子という存在に慣れたものだ。


 そして、朝。


 いつも通りに体力作りをしようとするも、昨日の体の疲れが残っていて、筋肉痛も酷かったため断念。ちょっと日課が崩れてムズムズするが、無理に動かして後遺症が残るような怪我はしたくない。


 魔法で治すにも、時空魔法はボクの苦手分野なのだ。普通の治癒魔法や、ボクのよく使う細胞複製での回復魔法では、そういった怪我を治すのは難しい。それに、後遺症までは防ぎ切れないだろう。


 学園での最後の朝食を皆で食べ終え、ついにボクは卒業の準備も終えた。


 時刻は午前十一時。そろそろミリアが迎えに来る頃だろう。既に、学園長やフルドムには挨拶を済ませている。


 日本で言う校門の前で、懐かしのアニメソングを適当にメドレーにして鼻歌で歌いながら、ミリアの迎えを待つ。


「ルーシアさん」


「おや、アルミリアではないか」


「なんですか、その口調は」


 右手を口に当てて、クスクスと小さく笑う。後ろには、取り巻きのようにチルニアとパミー、少し離れてアニルドもいる。ボクのパーティー、勢揃いだ。


「このパーティーで活動することは、しばらく……いえ、もうほとんどなくなるのでしょうね。ルーシアさんは冒険者に、チルニアさんとパミーさんは家業のお手伝い。アニルドさんと私は、貴族としての役割がありますから」


「そうだねえ。でも、例えパーティーじゃなくなっても、友達ではいられる。たまに会って、世間話でもしながらお茶しようよ。ボクも、旅に出るまで準備期間が必要だろうし」


「そうですね。皆さんを、私の家にお呼びさせていただきます」


「お、それいいね。ガチガチに固まったチルニアとパミーは見ものだな」


 アルミリアの提案に二人が喉が詰まったような声を出すので、ちょっとからかうと、二人は各々に拗ねたような表情を見せる。ボクとアルミリアはそれを見て、楽しく笑う。


 こんな日々が、ほとんど毎日だった。このメンバーは、全寮制ということで毎日会うにも関わらず、本当に飽きない。一緒にいて、楽しかった。


 でも、それも今日で一旦お終いだ。ボク以外はまだ学園生活が残っているが、卒業してしまえばそれぞれがそれぞれの人生を進むことになる。それは、日本だろうとどこだろうと、学校のある世界では共通なことだ。


 寂しくもあるが、友として、そして師として成長を見てきたこともあり、旅立つ姿を見て嬉しくも感じる。まあ、まだ皆学生のままだけど、半年くらいは。


「ルーシアさん。もし、トレントを倒すことが出来たら、是非私達の卒業し──」


「スト────ップ!」


 アルミリアのセリフを遮るように、大声を出す。何故なら、これ以上は「死亡フラグ」になりかねないからだ。


 「俺、この戦いが終わったら、結婚するんだ」とか、「友達と約束があるんだ、負けられない!」とかのように、戦いの前や最中にいい未来を想定するようなことを言うと、そいつは死ぬというやつだ。


 アルミリアは、あの後に「卒業式を見に来て」と言うつもりだっただろう。もし、ボクがそれを首肯していれば、いい未来を描いたということで、死亡フラグたり得る可能性があった。危ねえ、こんなとこで危険を冒すわけにゃあいかねえ。


 突然の大声に、アルミリアだけでなく他の三人まで目を丸くしてボクを見詰める。ただ、文学作品などほとんど存在しないだろうこの世界で、死亡フラグなどというテンプレは知られていまい。


「それ以上はいけない。そんな未来を描いていたら、ボクが戦闘に集中出来なくなるだろう」


 前のめりになりながら、でっち上げの理由を伝える。ただ、ここのメンバーのボクへの信頼性は高く、こんな嘘も信じて──


「そのくらいで集中出来なくなるほど、あなたはやわではないと思いますが」


「ルーシアならどんな状況でも勝てるもんね!」


「テキトーなこと言うなよ」


 ずっと黙っていたアニルドまで、追撃してきやがった。パミーも、横で縦に首を数度振っている。こいつら、ボクを信頼しているのかいないのか、分かんねえ言い方すんなよ。ツッコめばいいのか、喜べばいいのか分かんねえじゃねえか。


「あーもう、分かった。行くよ、ちゃんと見に行く。約束するよ!」


 死亡フラグが立ってしまった。回収しないよう、なんとか上手く立ち回らねば。UCが流れてくれれば勝てる、頼むから流れてくれ。希望の花は咲かせたくないぞ。


「そうだ、アニルド」


 呼び掛けに反応してこっちを向いたアニルドを、手招きで近寄らせる。恐らく、アルミリア達には旅に出ることは伝えていないだろうから、耳元に口を寄せて小声で話す。


「旅のこと、どうするか決めた?」


「……なんでコソコソしてるんだ?」


「そりゃ、皆に知られたくないかと思って」


「なるほど……別に、隠すことでもないしいいよ、気にしなくて。まだ親に許可もらってないから分からないけど、俺の中ではもう出ることにしてる。卒業して、許可をもらい次第……ってところだな」


「そっか」


 どうやら、既にアニルドは決めているらしい。この前のクエストの途中で聞いた時は、まだ迷っている様子があったのだが、この数週間のうちに決意する要因でもあったのだろうか。


「何の話ですか?」


 アニルドの旅のことを知らないアルミリアが、首を傾げて聞いてくる。後ろの二人も知らないはずだが、あまり興味がないのか、二人で談笑している。もしかして、何の話をしているのか予想している、とかだろうか。


 アルミリアの質問に、アニルドがいつも通りの様子で答える。


「俺が卒業したら、旅に出る話だ。クエスト中に教えたんだけど、その時はまだ腹が決まってなかったからな」


「旅、ですか……私、貴族ということもあり、チルニアさんとパミーさんとはあまり交流出来ないと思っていて、貴族であるあなたとなら、会う機会も多いと思っていたのですが……そうですか。ルーシアさんも旅に出るそうですし、寂しくなりますね」


 アルミリアが俯きながらそう独り言ちると、アニルドがハッと鼻を鳴らした。


「俺は強くなるために旅に出る。お前なんか、すぐに追い越してやるよ。いや、既に超えてるか」


「なっ! まだ私の方が強いですよ! あなた、まだ《激化》も出来ないでしょうに、勝った気でいられるのはどういうことですか⁉︎」


 いつもの言い争いが始まった。最後までこんな感じで、なんだか嬉しいような寂しいような。


 せっかくだし、ボクとアニルドのやりとりも、最後までいつも通りにするとしよう。


「アニルド」


 再び、手招きでアニルドを近寄らせる。ちょっとしゃがんで、という指示に従い、アニルドが前傾姿勢になったところで、耳元に口をギリギリまで近寄せる。


 そして、囁くような声で悪戯っぽい笑みを浮かべながら、こう告げる。


「もし、ボクより強くなったら、お付き合い受けてあげる」


「なっ⁉︎っと、のわ!」


 ボクの言葉に、アニルドが驚き故か勢いよく飛び跳ね、尻餅を付いた。


 予想以上の驚き様に、一瞬目を見張って動きを止めてしまう。しかし、すぐに込み上がる笑いを堪え切れず、


「ぷっ、あははははは!」


 お腹が痛くなるほど、笑い続けてしまった。いやー、実にいい反応をする。このからかいがアニルドが旅に出たらお預けになってしまうと考えると、なんだか残念である。


「あー、面白い。じゃあ、待ってるね」


 笑い過ぎて滲み出た涙を掬いながら、頬を赤く染めて恨めしそうに睨むアニルドに告げる。周りの三人は何が起きたのか理解していなさそうだが、きっといつも通りからかわれたのだろう、と予想がついたのか、呆れ気味な笑顔を浮かべている。


 爆笑して荒れた呼吸を、一度深呼吸して落ち着ける。


 アニルドが立ち上がって、ズボンに付いた土を払っていると、西側の道から見慣れた姿が見えてくる。


「あ、おねーさんだ」


 チルニアも気付いて、指を差しながら嬉しそうに呟く。本当に、いつの間にこんなに仲良くなったんだか。


 おーい、と手を振るチルニアを尻目に、ボクもおねーさん──ミリアの方に向く。


「お待たせ。今日も元気だね、チルニアちゃんは」


「あたしはいっつも元気だよ! まあ、最近はちょっと調子悪いんだけどね」


 おっと、それは初耳だぞ。チルニアが体調悪いなんて、天変地異の前触れではないだろうか。


 などと大袈裟に思ってみるが、原因は想像に容易い。やはり、神樹がトレントになっているという事実が、無意識にチルニアの精神を蝕んでいるのだろう。それと、最近は以前に増して、特訓をハードにしているそうだ。その疲れも相まって、体も心も休まっていないんだろう。


 ハードにしている理由については、卒業すれば特訓の機会も減るだろうし、最後の追い込みだそうだ。卒業試合は通常通りに行われるだろうし、それに向けているのかもしれない。


「無理はダメだよ? チルニアちゃんが元気じゃないと、こっちも調子狂っちゃうから」


「むんっ、頑張るっ!」


 両手を胸の前で構える、オタク界隈では通称ぞいのポーズをしながら、チルニアが気合を入れる。ミリアはそれを見ながら、クスッと小さく笑った。


 チルニアの元気な姿は、確かにこちらまで元気になる。俗に言う、ムードメーカーというやつなのだろう。それと、彼女の天然発言は、場を和ませる力すらあるように思える。


 このパーティーは、チルニアがいなければ本当に重苦しいパーティーになったかもしれない。アルミリアとアニルドはなんだかんだで喧嘩ばっかり、パミーは真面目なところがある、ボクは正直人付き合いが苦手だ。こんな気難しいパーティーが明るくいられたのも、いい意味でバカなチルニアがいてくれたからに違いない。


「それじゃあリア、そろそろ行こ」


「お別れは済ませた?」


「まあ、とりあえずは」


「はっ、そうか、これルーシアとのお別れだった……! う、ううっ、嫌だよぉ、まだ一緒にいてよぉ……」


 情緒不安定なのか知らないが、さっきまで元気溌溂げんきはつらつとしていたチルニアが、唐突に涙を流しながらボクに抱きついてくる。案の定その大きな二つの脂肪の塊が押し付けられてぐにーと変形しているが、なんというか、もう慣れてきた。


 「ルーシア〜、ルーシア〜……」と、腕をにじり登ってくるチルニアの頭を押さえながら、とりあえずこの子をどうにかしようと頭を悩ます。


「はいはい、卒業してもまだ会えるでしょ。ボクのいる宿は、チルニアん家が一番近いんだから、たまに会いに行くよ」


「ほんとぉ……?」


 仔犬を思い起こさせるクリっとした瞳を潤ませ、上目遣いにボクの顔を覗き込みながら、駄々を捏ねる子供のように聞いてくる。ああもう、顔立ちは悪ガキみたいな成り立ちなのに可愛いなあもう! お姉さんこういうのに弱いんだよ! ……あれ、お兄さんの方がいいかな?


「行く行く。ていうか、どうせ装備一式集めないとだし、お世話になるよ」


「分かった、じゃあ寂しくない! 待ってるね!」


 袖で涙を拭い、にへらとはにかみながら溌剌とした声で言った。これは、約束を果たさなければならないな。負けられない理由が、また増えてしまったよ。


 チルニアがパミーに引っ張られて、ボクから引き剥がされる。膝についた土を払い落とすのを見届け、ミリアの横に並ぶ。


「じゃあ、皆元気で。半年後の卒業式は見に行けるよう、頑張るよ」


「ええ、お待ちしております。あなたの勝利を、心から祈っていますよ」


 アルミリアの激励の言葉を受け、四人に背を向けた。


 さあ、ここからボクの冒険者としての日々が始まる。いきなり命懸けの受難が待ってるけど、これが上手くいけば大きな自信にも、それに信頼にも繋がるだろう。


 前世から憧れていた、冒険者としての自由な毎日……さあ、今こそその第一歩を踏み出そう──!


「うぎっ!」


 一歩踏み出したところで、立ち止まる。変な声に視線を向けるミリアや、恐らく注目しているだろう後ろの四人の目の前で、右脚を立ててひざまずいた。


 そして、ミリアの方へと上目遣いに視線を上げ、若干涙の滲んだ苦笑いを浮かべながら、現状を伝える。


「……脚、った」


 昨日の疲れが残ったていたのだろうか。


 ……締まらねー。

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