表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

~異世界転生~「ユウキ」の場合

作者: mosurapapa

まだ20歳になったばかりの「ユウキ」が、社畜として働いていた会社で唯一の安らぎというか癒しの存在であった「紗理奈」と付き合うことができた。

 しかし、まだ家に呼ぶような関係でなく、20歳の誕生日は一人でケーキを買い過ごす予定であった。来年は祝ってほしいななどと思いながら歩いていると、ちいさな子猫が目の前を通り過ぎ、そのまま道路に迷い出てしまう。迫る車のヘッドライトに慌てて飛び出した「ユウキ」は、そのまま撥ねられ、天界に召されてしまう。不憫に思った女神「カーラ」が異世界への道を開く。チートな能力を授けて・・・。


 キキキキッッッ!!!ガッシャーン!!


 車のブレーキ音が鳴り響き、車にはねられた僕は20歳の誕生日ケーキを食べる前に死んでしまった。そのまま、天界へ召される。目の前にいたのは、今まで見た事もない美女の女神がいる。


「あらら~。あなたはなぜここにいるのでしょう~?軽いけがで済むはずだったのですが~??

あぁ~。なるほどなるほど~。守護天使が天界にお風呂に入りに来ていて守護されていなかったのですね~。おかわいそうに~。現世に戻すことはできないのですが~。もう一つの世界で転生してみる気はありませんか~?」


 美女女神が、なぜ僕が死ぬことになったのか、あり得ない状況であったことを話し、交換条件を出してきた。


『まあ、社畜として戻るよりは新しい世界のほうが楽しいかも。彼女に会えなくなるのは残念だけど付き合ったばかりだし、彼女もまたいい人を探してくれるかな。わかりました。転生でいいです。』


 女神に、転生の希望を出すと即決したことに少し驚きながらも、僕の身体の四肢すべてに触れる。すると、全身が光りだり今まで感じた事のない力や頭の中に大量の魔法が浮かんでくる。


「この能力を使い、幸せに生きてくださいね♪」


 女神は、そういいながら、異世界への扉を指し示す。僕は、促されるままその扉をくぐる。


 目の前には、草原が広がっている。のどかな場所だなぁ。などと考えながら道を探して歩いていると、


〝ギャオォー!!″


 ドラゴンが目の前に現れる。「ユウキ」の身長の数倍の大きさの大型の陸戦型ドラゴンであり、羽はないが口から少し炎を吐いている。


「いやいやいやいや…無理でしょ!!!」


 そう言いながら、両手を無意識にドラゴンに向ける。すると両手から、氷属性最大級魔法が放たれドラゴンは一瞬のうちに凍りつき、砕け散った。ドラゴンの消えた後には、金貨の大量に入った袋と小さくなった角が残されている。魔法、ヤバくない!!??など考えながら街を目指す。


「「ドラゴンの気配が消えたぞ!!誰が倒したんだ!!」」


 町に着くと大騒ぎになっている。何も考えずにドラゴンの角を持っていた「ユウキ」は、すぐにドラゴンハンターと呼ばれるようになる。


 その後、ドラゴンだけでなく魔王や魔帝王などと渡り合い、「最強の勇者」や「魔王より魔王」などと畏怖の念で呼ばれることになるがそれはまだ先の話…


違う異世界での「ユウキ」の話。

長編のアスパラガス〜異界転生記〜の「ユウキ」のお話も見てくださいね~。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ