逃げろ!
読んで頂きありがとうございます!(о´∀`о)ノ
頭からカルセットが食べられた。しかしジェイコブはスライムに捕まったままだ。
「ジェイコブを離せ!このスライムが!」
ホゼがジェイコブを取り返せそうと落ちていた木の棒を手にスライムに向かって走る。
「返してやれ」
執事の命令にスライムはホゼに向かって放り投げた。
「ガハァ!」
ホゼに当たり、勢いよく地面に倒れながらジェイコブをキャッチする。
「ホゼ兄貴!ジェイコブ兄貴!大丈夫か!?」
「グッ!俺は平気だ!早く、ジェイコブを手当てをしろ!」
「お、おう!」
「傷口を見せろ!」
直ぐにジックはジェイコブを手当てをする。
「美しい!これ程までに透き通る様な魔力は初めて見ました!」
一方、執事は水晶玉を見てウットリとしながら不気味に笑っていた。
レンは地面に倒れたまま、頭痛や体のダル気を我慢して執事を睨む。
「その、水晶・・玉で、何を・・ウップッ!」
ダメだ、喋ったら気持ち悪い!吐きそう・・・ウップッ!
「おや?まだ生きていたのですか!?素晴らしい!このまま連れて帰ればきっと主も喜んでくれる。捕らえろ」
主?主って誰なんだ?あ、ダメだ頭がクラクラして考えるだけで吐き気が・・・ウップッ!
そんな事を考えていると執事の命令にスライムはレンを捕まえようとする。
スライムに捕まえられそうになった時、ポポがレンを庇い捕まってしまった。
「ポポ!サリーさん!ウップッ!」
『レン君、逃げて!!!』
スライムの触手によってポポが潰れると煙幕が発生した。
「今の内に逃げるぞ!」
ホゼはジェイコブをレンはジックにオンブしながら全速力で入り口に向かって逃げる。後ろからスライムの触手が追って来る。地下から脱出すると、ハンス君が迎えに来てくれた。
「皆!ジェイコブの兄ちゃん怪我が!?あれ?シスターは?って!う、後ろ!」
スライムが溢れ出てきた。その光景は凄い勢いで汚水が迫ってきているようだった。
「「「ギャアァァァァァーーーー!!!」」」
「入り口を閉じろ!井戸も塞げ!」
「早くしろ!隙間から出てくるぞ!」
「何でもいいから、その辺の物で殴るなり投げるなりして引っ込めろ!」
「キュー!」
「「「わぁーーーー!!!」」」
子供達も必死になってスライムを引っ込めて、入り口を防いだ。
「ふー!これで大丈夫だ」
これで一安心と思ってしていると、地面からベキベキと孤児院が盛り上がり、最終的には真っ二つに破壊された。地面からスライムが巨大化して現れ雄叫びを挙げた。
『グオウゥゥゥゥ~~~~~~~!!!』
「「「ギャアァァァァァーーーー!!!」」」
咄嗟に物陰に隠れる。でかくなったスライムは何かを探す様に辺りを見渡していた。
どうやらレンを捕まえるという執事の命令に従っているようだ。
「ぼくを置いて、全員逃げて・・・ウップッ!」
ぼくはアイテムボックスからナイフを出す。
「お前そんな状態で戦う気か!?やめろ!魔力の使い過ぎだ!ここまで来るのにどんだけ魔力を使ったか分かってるのか!?普通死んでも可笑しくないレベルだぞ!」
ジックはスライムに見つからない様に小声でレンを止める。
「けど、早くしない・と・・ジェイコブが・死ん・じゃう。だから、ぼくが・・囮に・なるから・・・リュウタや・皆を・・逃げて・・・お願いジック」
「チィ!何処に逃げろってって言うんだ」
ジックは止めるのを諦めた。
「ジェイコブに・・取られた魔方陣で・・サリーさんの・お店・に繋がってる。それを・使って逃げて・・ウップッ!」
「絶対に死ぬなよ!契約が解除されてねーんだ!お前が死んだら俺も道連れで死んじまうかもしれねーだろう!絶対に死ぬんじゃねーぞ!」
ジックはレンに死ぬなと言いながら瞬間移動をした。残ったのはレンとスライムだけである。
レンはナイフを構える。周りの建物の被害を最小限にする為にスライムを惹き付ける。
立ってるのがやっとのぼくは出来る限りの悪口を大声で言った。
「ぼくはここだ!来い、真っ黒クロスケゼリー!」
次回は別の人の視点で書きます!ありがとうございます!(о´∀`о)




