カルセット公爵が動き出す
短めです。
お店の外にはお客さんが並んでいた。味は大丈夫かな。誰も倒れてないよね。心配しながら『アヒルの宿』に帰る。
「ただいま」
「キュー!」
「お帰りレン!」
「お帰りにゃさいレン様!リュウタ様!」
「レン君!リュウタ君お帰り!」
帰ると皆から挨拶してくれた。
「レンの旦那!帰って来たんですね」
「グリズベアルさん。ガットさんは?」
すると台所からガットさんが出てきた。
「よお!レン!」
「ガットさん!ングゥ!」
ガットさんがいきなり口にスプーンを突っ込まれた。
なんだ?!ん?なんだこれ?美味しい!
「どうだ!レン!俺でも料理が出来るぞ!ガハハハハ!」
なんとガットさんが作った料理だった。最初に食べた料理からこんなに美味しい料理になるまで成長していた。
「最初は大変でした。味付けはメチャクチャでアレンジと言って色んな物を入れる始末で・・・」
「料理なんて適当にやれば大丈夫と思ってたんだが、ウィルスにこっぴどく怒られてな。こんなにも奥が深いなんてな!ビックリだぜ!ガハハハハ!」
「ガット、料理ダメ!ウィルス、指導シタ!」
ウィルスが褒めて欲しそうにしていた。
「凄いよウィルス君!あんなに美味しく出来たんだから。これでぼくが居なくても大丈夫だね!」
「エヘヘ!」
「ジックは二階?」
「はい二階で本を読んでます」
「リュウタは上でジックと遊んでて。もうそろそろ混み始める時間だからぼくも手伝うよ」
台所に入って料理をつくろうとすると。
「キュー!」
「リュウタは上!」
「キュ~ウ!!!」
リュウタは駄々を捏ねる。リュウタが竜の姿に戻ったり噛まれるのは嫌なので、取り敢えずカウンターでジュースを出す。
「三番テーブル四名入りまーす!」
「セット三つ!」
「ワインお代わりお願~い!」
「は~い!ただいま行きますにゃ~!」
「四番テーブルのセット出来たよ!」
「はーぁい・・・「キュー!」
ん?キュー?見てみるとリュウタが料理を持って四番テーブルに運んでいた。
「リュ、リュウタ!何やってるの!」
「キュ?」
「キュ?じゃない!仕事の邪魔しない!」
「ギュ~!」
あ、ヤバイ。泣きそう。
「分かった!分かったから!泣かないで~!」
リュウタは料理を運んだ。
「じゃあ次は二番テーブルに運んでね」
「キュ~!」
こうしてリュウタもお店を手伝う事になった。
* * *
その頃トルテは通話用魔法石を使いカルセット公爵と連絡を取っていた。
『その話は本当だろうな』
「はい!間違いありません!私の部下達と一緒にいました。竜族の歯形が腕に残っています!夢ではありません!確かに竜族でした!」
『ふむ、信じられ。まさか人に化けた竜族がこの王国に、しかもガキと一緒に居たとは』
「そのガキも私の部下達の攻撃を軽くいなし、この私の腰を蹴ったのです!」
トルテは怒りを露にした。
『トルテよ。竜族を捕まえて私の所まで持ってこれるか』
「はい!このトルテ必ずや竜族を捕らえます!」
『では明日、私の使者と護衛を預けよう。トルテよ後は頼んだぞ』
「はい!」
こうしてカルセット公爵が動き出した。
ありがとうございます!(о´∀`о)ノ




