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リュウタ、人化する

遅くなってスミマセンm(__)m

オルト王国に来て七日の朝。いつものように朝ご飯の用意をする。リュウタとジックを起こさないようにそーっと起きる。しかし今日はいつもと違って誰かがぼくの服を掴んで寝ていた。


「・・・・ん?」


人間の手だ。

誰の手だ?ジック?いやジックはこんなに小さな手をしてないし、一緒にベッドに寝ない。テーブルのクッションの上で本になって寝てるから違う。じゃあこの手は誰だ?

恐る恐る布団を剥がすと裸の五歳位の子供がいた。固まる。

・・・え?なんで知らない子供が一緒にベッドで寝てるの?


「ヘックシュ!ンー!キュ?」


布団から出た子供はくしゃみをして起きた。目は金色で髪は緑色、頭に角がある。

もしかして・・・


「リュ、リュウタ?」


「キュー!」


「ギャアーーーーーー!!!!!!」




* * *



おもいっきり叫んだ後、部屋に皆がやって来てくれた。パニックになりながらリュウタが人間に成った事を告げる 話す。

一階に降りて水を飲んで心を落ち着かせる。リュウタはぼくの服を着て隣に座っている。



今は人の姿のままぼくの体操服を着ているが服がブカブカ。なんだかワンピースを着ているように見える。


「キュー」


リュウタはキューとしか言えない。人の姿をしているのになんでだろう?というかなんで裸になりながら寝てたんだろう。・・・そういえばリュウタ元々だそうで裸だった。というかリュウタのお父さんも裸じゃん。お姉さんは・・・裸か?人の姿の時は服を着てるから違うのかな?考えても分からないから考えるのを止めた。そんな事より。


「なんでリュウタはいきなり人間に成ったんだろう?」


「なんでなんだろうな」


「身に覚えはないです」


「私も分からないにゃ」


「悪い物食べたからかな?」


「それはないと思うよレン君」


「じゃあなんでこうなっちゃったの?」


「それは俺が昨日竜に人化の魔法を教えたからな。ファ~!眠い」


「ジック!」


二階から下りてきた寝起きのジックが答えた。


「えっ!?なんで!?」


「なんでってこいつが祭りに行けなかった事がよほど悔しかったみたいで人間に成れる魔法を教えろとキューキューキューキューうるさかったから教えたんだよ」


「そうだったんだ。とりあえず、リュウタの服を何とかしないと。ちょっとサリーさんの所に行って来る」


ぼくがサリー商会に行こうとするとリュウタも一緒に出ようとしていた。


「キュウ~ウ!」


リュウタも行きたがっている。


「リュウタは来ちゃダメ!ここでお留守番!」


「キュ!キュー!キュウ!ガブリ!」


リュウタの必殺技の『ガブリ』が発動した。


「痛だだだだだだぁーーーー!!!」


リュウタがぼくの太ももにかぶり付いてく。グリズベアルさんやベイさんがリュウタを引き離そうとするがビクともしない。


「全然ビクともしないぞ」


「離れなにゃい!」


「わ!わかった!わかった!付いて行っていいから!はーなーしーてーーー!!!」


何とか離してくれたけど、噛み跡がクッキリとついた。痛い。リュウタの人の姿になってもその凶刃な歯は健在だ。ずっと部屋の中で退屈だったんだろう。勝手に一人で外に出て行くよりはマシなので連れて行く。その前に変装をしないと。リュウタの頭に大きめの布をバンダナみたいに巻き付けて角を隠す。ぼくの運動靴を履かせようとしたけどリュウタが嫌がったので止めた。


「俺達は店を開ける準備をするか!ガハハハ!」


「えっ?ガットさんが料理を作るの?」


だ、大丈夫かな?死人出たりしないかな?心配だ。


「大丈夫です。レンの旦那。俺が教えてますので」


「そうそう俺達がガットさんを見張るから安心して下さい!」


「ゆっくりしてきてにゃ!」


「そうだよレン君。本当はお祭り行きたかったんでしょう?無理して残ってくれていたし今日はレン君はお店をお休みしてリュウタ君と外で遊んであげて」


「皆・・・」


「サリー商会に行くんだったら早い方がいいぞ。子竜がもし人化の魔法を使うなら?あまり人から見られない方がいいからな」


「ありがとう。ジックは一緒に行く?」


「俺は行かない。折角人混みの中で買った本を読むのを子竜に邪魔されてたんだ。残ってゆっくり読む」??


「ごめんね皆。それじゃあ行って来る」


「おう!店の事は俺達に任せろ!ガハハハ!」


「元々ガットさんのお店じゃないの?」


「ん?そう言えばそうだったな!ガハハハ!」


『アヒルの宿』からリュウタと一緒に出て行く。


「キュ!キュ!キュー!」


リュウタは久しぶりに外に出られて嬉しそうにしていた。

そういえばサリーさんのお店って開いてたっけ?しまったな考えてなかった。閉まっているのにお店開けてもらったらお金を弾んで沢山買おう。

サリー商会に着くとお店が開いていた。


「あれ?開いてる。こんなに朝早くから開いてたんだ」


お店の中に入ろうとすると複数の男の声が聞こえた。


ありがとうございます!(о´∀`о)ノ

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