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かくれんぼ

感想ありがとうございます!(о´∀`о)あと短めです。・・・(;´Д`)


ジェイコブのおかげで子供達が静かになった。孤児院には十人の子供達がいて、皆でご飯を食べる。


「キュウー!」


何故かリュウタも子供達と一緒に食べている。


「おいガキ!あのぬいぐるみが竜って本当か?!なんで連れて来てんだ!」


「うん、魔法でぬいぐるみに見えるようにしているんだ。前にリュウタを宿に置いて来たら。宿がめちゃくちゃになって大変な事になって。それ以来リュウタがぼくにべったりなんで、外に出る時はリュウタをリュックに入れて一緒に行動してるんだ」


話を聞いたジェイコブが呆れている。リュウタは未だにスープを食べている。


「リュウタは食べちゃダメ!お昼ご飯食べたでしょ!」


リュウタを持ち上げる。


「キュ!キッキュウ!キュウー!」


まだ食べたいみたいで、必死に抵抗して尻尾や羽をバタつかせる。痛い。


「晩ご飯リュウタの好きな物作ってあげるから我慢して」


そう言うと大人しくなったけど、不満そうに頬を膨らましてムスーとしている。その間に子供達のご飯を食べ終わった。


「美味かった!」


「今まで食べたスープの中で一番美味しい!」


「肉久しぶりに食った!」


「ありがとう!レン!」


「喜んでくれて良かったよ」


ハンス君の頭を撫でる。

沢山食べて大きくなりなさい。自分は本当に恵まれている事を実感したのだった。

ご飯を食べ終わって、ジェイコブ達と皿を洗っていると、後ろから女の子がぼくの服を引っ張ってきた。


「どうしたの?」


「あのね、一緒に遊びたいの」


「ごめんよ、お皿を洗っているから・・」


「俺達がやってやるから、遊んでこいよ」


ぼくはジェイコブが言った事に驚いた。


「え?いいの?」


「そのかわりこの竜を何とかしろ。邪魔だ!」


「ガブガブガブ。ギュヴ~」


リュウタはご飯を食べられなかった事に腹を立てて、お皿を噛っている。

リュウタ、そんなに食べたかったのか。


「リュウタ機嫌を直してよ。ほら皆と一緒に遊ぼう」


「キュウ!」


お皿をジェイコブに返して、リュウタを持ち上げ台所から出て行く。そして子供達と合流する。


「それじゃあ、何して遊ぶ?」


「ぬいぐるみさんも一緒にするの?


「はいはい!俺、かくれんぼがしたい!」


「私もやりたい!」


「よし、孤児院の中でかくれんぼをしよう。ぼくが鬼にだ!三十数えたら探しに行くぞ~。一・二・三・」


「隠れろー!」


「キュウ!」


「「「わーい!」」」


リュウタと子供達が一斉に隠れる。


「・二十八・二十九・三十!よし探すぞ~!どこかな~!」


ベッドの下、タンスの中、木箱の中に隠れていた。次々に見つけて残るはハンス君とリュウタになった。


「後二人。何処に隠れてるんだ。あれ、この部屋はまだ見てないな」


一番奥にある部屋を開ける。部屋にはベッドが一つとテーブルにタンスとマットに不自然な膨らみがある。しかも尻尾が丸見えだ。ことわざである頭隠して尻を改め尻尾隠さずだ。絶対にリュウタだ。


「ここには誰がいるかな~。ここかな?それともこっちかな?見つからないな~」


ぼくはわざと見つけからないフリをしてみると、リュウタの尻尾が犬みたいに嬉しそうに動いている。それに微かに笑っている。


「と見せかけてここだー!」


マットを上にひっくり返して、リュウタを捕まえた。


「リュウタ見っけ!」


「キュー!」


暴れるリュウタ。ぼくの手から離れるとまたマットにくるまる。


「リュウタ!見つかっちゃったから隠れてもダメ!終わりだよ!ん?何だこれ?」


床に何か描かれてあった。マットがこの円に文字や色々な線が描かれてある物を隠しているようになっていた。

落書きかな?ぼくも壁に落書きした時、新聞紙をセロハンテープで貼って隠したけど、すぐにバレておじいちゃんに怒られたなー。ってそんな事思っている場合じゃない。リュウタをマットからはがして元の場所に置いて、かくれんぼ再開だ!後一人、ハンス君だけだ!

結局ハンス君を見つけられずに降参した。


「へへへ!俺かくれんぼは孤児院で一番なんだ!」


かくれんぼの他にも沢山遊んだ。鬼ごっこや積み木をしたり、怪我をした子供達に回復魔法をかけたり、魔法を見せたりして気が付けば夕方になっていた。シスターさんも帰って来たので、シスターさんにリュウタの事がバレないようにリュックに入れて孤児院を出る。


「嫌だ!もっと遊びたい!」


「ぬいぐるみさん!」


「俺にも魔法教えてくれよ!」


「うわぁ~~!行がないで~!」


ぼくの周りに子供達が泣いて引き止めようとしている。


「コラ!そんな事言っちゃいけません!」


シスターさんが怒る。


「だって・・・グス」


ハンス君の頭を撫でる。


「また遊びに来るから」


「本当?」


「うん!今度はスープよりももっと美味しいご飯を持って来るから」


「絶対だぞ!レン!」


「うん!じゃあまたねー!」


ジェイコブ達と一緒に『アヒルの宿』に帰る。


ありがとうございます!(о´∀`о)ノ

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