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誰が行く?

ブックマークが増えてる!?(・_ゞ)!?


日が登り、いつものように目を覚ます。なんか重たい。周りを見ると、リュウタ、お姉さん、ネザーさんがぼくを枕にして寝ている。ベイさん少し離れた所にルクリルルさんがいた。そういえば昨日、温泉に入った後、お姉さんが、ワインを勝手に持ち出して女性だけの宴会みたいになってそのまま寝ちゃったんだっけ?

・・・とりあえず、朝ご飯を作ろう。なんとかして抜け出して外に出る。


「ふぁ~~」


大きなあくびをして軽く体を伸ばしていると。


「レンの旦那!おはようございます!」


グリズベアルさんが汗だくで来た。


「グリズベアルさんおはよう。どうしたんですか?汗だくで木の棒を持って」


「鍛練です。ずっと馬車の中に閉じ込められてたんで、体が鈍っちまって。だからこうして少しでも感覚を戻そうと鍛練してるんです」


「グリズベアルさんは確か冒険者をやっていたんでしたっけ。冒険者の事、色々教えて下さい」


「辞めてもう長いからな。もしかすると規則とか変わってるかもしれないぞ」


そうなのか、実際に行って見ないと分からないな。悪者さん達は分かるかな?


「そういえば、昨日は悪者さん達の世話をしてありがとう。すっかり忘れてた。どんな感じだった?」


「昨日は飯を取り合いになってました」


「うん」


「飯で汚れたんで風呂に入らせたんですが、なかなか出ようとしなくて」


「うん」


「無理矢理風呂から出して服に着替えて、レンの旦那が作った小屋にブチ込んで」


「うん」


「そのまま爆睡です」


「・・・今はどうなかんじ?」


「レンの旦那に話をさせろと言っています。どうします?」


「とりあえず一回行ってみるよ。グリズベアルさん温泉でも入ってきたら?スッキリするよ」


「あぁ、そうする」


グリズベアルさんと別れて、悪者さん達のもとに向かう。沢山の小屋の中に一つだけ鍵のかかったドアをノックする。すると悪者さんの声がした。


「誰だ!」


小屋に窓が無いので姿は見えないけど元気そうだ。


「ぼくだよ、何?呼び出して」


「ホゼから大体の事を聞いた。本当にオルト王国まで道案内したら、俺達を解放して代わりに金を払うんだろうな!」


「うん、約束する」


「いつここから出られる?」


「明日位にはオルト王国に向かうつもり。逃げようとしてもダメだからね。リュウタのお父さんやお姉さんが捕まえに行くから」


「逃げねーよ!お前、ここで一番偉いのか?」


「ぼくはそうは思わないけど、皆言うことは聞いてくれる」


「飯は誰が作ってる」


「・・・ぼくだけど」


「頼みたい事がある」


「な、何?」


「絶対に逃げない!だから!ご飯をもっと多くして、風呂も使わせてくれ!」


「・・・え」



* * *



「皆ー!朝ご飯出来たよー!」


皆で一緒にご飯を食べる為に起こす、しかし皆が来る前にもう食べているやつらがいた。


「おい!ジェイコブそれは俺のだ!勝手に盗るな!」


「ふん、盗られる方が悪いのさ」


「うまい!うまい!うまい!」


悪者さん達がご飯を貪っている。


「レンちゃん、なんでこいつらがここにいるの!?」


「逃げないから飯を腹いっぱい食わせろ、風呂を使わせろって、お願いされたんだ。まあ、それくらいだったらいいかなって思って、オッケーした」


皆すごい睨んでる。それはそうか、自分達を奴隷にしようとした人間と一緒にご飯を食べるとか嫌だよね。けど三人は全然気にせず、ずっと食べている。


「ごめん、皆を嫌な気分にさせちゃって」


「いやいや、レンの旦那が決めたんなら文句は言いわないが・・・本当に逃げないか心配だから見張りはするがいいかレンの旦那」


「うん、分かった。ぼくも一緒に見張りをするよ」


皆で朝ご飯を食べ終わると。


「オルト王国に行く人とここに残る人を決める前に、三人の名前を聞きたいと思います!」


「俺達か!」


「他に誰がいる?」


「キュー?」


悪者さん達は嫌な顔をしたが渋々答えた。


「チィ、ジェイコブだ」


「ホゼ」


「俺はオスカー」


「この三人とぼくはオルト王国に行く!リュウタのお父さんは人間の姿に成れないので、残るんだけどいいかな?」


「マア、仕方ナイ」


「リュウタのお父さんの他に残る人手を上げて」


ネザーさん、ロイドさん、ルクリルルさんが手を上げた。


「すみません、私はまだ怖くて行けれないです」


「オイラは戦うのは苦手で、家事とかなら得意なので残るっす!」


「わ、私は、・・・・無理です」


リュウタのお父さん、ネザーさん、ロイドさん、ルクリルルさんは残る事になった。


「レンちゃん、私も一緒に行きたい!」


「お姉さんはここに残ってほしい」


「ええー?!な、なんで!」


「リュウタのお父さんから聞いたんだけど、お姉さん前に国に行った時、竜族ってばれて街を燃やし逃げたって聞いたけど。本当?」


「うっ!そ、それは・・・本当だけど。けど人間が悪いんだよ!せっかく助けたのに『ドラゴンだー!喰われるー!殺せー!』ってギャーギャーわめいて、武器を持って私を殺そうとしてきたんだもん!だから燃やして・・・」


「よかったぜ。こんなおっかない竜と一緒にいたらオルト王国に行く前に燃やされていたところだった」


ジェイコブがお姉さんにふっかけてきた。


「今からでも燃やしもいいのよ」


「だからそれがダメだって!」


お姉さんとジェイコブが揉るのを止める。


「えーと、次は・・・オルト王国に行く人は・・・」


「戦闘が出来る奴がいい何かあった時戦えない奴は邪魔だ。それと常識をちゃんと持った奴、すぐ燃やすからな」


ジェイコブが言った。すると。


「誰のことかしら~」


また、ジェイコブとお姉さんが言い合っている。止めてくれーー!!なんとか二人を宥めて話を進める。


「仕切り直して、戦闘が出来て、街の事に詳しいのは、グリズベアルさん!一緒にオルト王国に行ってくれますか?」


「ああ!任せとけ!それに、ベイも少しだけだが戦える。ベイ行けるか!」


「任せてにゃ!」


話し合った結果こうなった。


《オルト王国に行くメンバー》

レン

ジック

グリズベアル

ベイ

悪者さん達(三人)ジェイコブ

ホゼ

オスカー


《残るメンバー》

リュウタ

リュウタのお父さん(ウィルド)

お姉さん(エリュテイア)

ネザー

ルクリルル

ロイド


ジックは契約者と離れられないので付いて行く。


「キュキュキュキュ!!!」


ダン!ダン!ダン!ダン!


リュウタが地面を叩いて何やら意義ありのようだ。


「リュウタも行きたいの?」


「キュ!!!」


どうやら一緒に行きたいみたいだ。


「リュウタはまだ小さいから、ダメ!お父さんやお姉さんと一緒に居なさい!」


リュウタを持ち上げて、叱った。


ガブゥ


「ギャアァーーーーー!!!」


頭を噛まれた!!!


「痛い!痛い!痛い!痛い!痛ーーーい!リュウタ離れろーーーー!!」


それでも離さない。離そうとすると、さらに噛む力が強くなっていく。


「わ、分かった!分かったから!付いていっていいからやめてーーー!!誰か、助けてー!!!」


リュウタのお父さんとお姉さんがなんとか離してくれた。


「うっ・・・うぅ・・。ぼくの頭ちゃんとある?脳ミソ出てない?」


頭を抱えて痛みに耐えながら、頭があるかどうか確認をする。


「レン、大丈夫ダ。チャントアル」


「脳ミソも出てないわよ。大丈夫レンちゃん?」


リュウタのお父さんとお姉さんが答えてくれた。


「だ、大丈夫。よかった、ちゃんとある」


そして、オルト王国に行くメンバーが一人?増えた。


「それじゃあ明日オルト王国に向かうぞー!」


「キュー!」


いよいよ森から出る!


ありがとうございます(о´∀`о)ノ

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