お願いします!
「それじゃあ、お兄さん達オルト王国まで道案内してよ」
「「はぁ?! 」」
「え!」
「エ!」
皆、何言ってんだって顔をしている。
「レンちゃん、何言ってるの!こんなろくでもない奴らに道案内させるの!こいつらきっと裏切る!」
「ソウダゾ、レン。止メテオケ」
リュウタのお父さんとお姉さんに猛反対された。
「だって、ぼくは森から出たことないし、リュウタのお父さんはほとんど洞窟に閉じ籠もってるし、お姉さんは大体の国の場所はわかるけど、オルト王国っていう特定の国の場所が分からないでしょう!」
「グゥフ!」
「うぅ!」
リュウタのお父さんとお姉さんはダメージを受ける。
「だ、大丈夫!オルト王国だったら、確かあっちにある!」
「おい、そっちは目的地と逆方向だぞ」
悪者さん達の一人が答えた。
「そんなはずない!国があったはずよ!」
「確かに昔そっちに小さな国があったが、もうとっくに滅んだぞ」
「・・・」
知らなかったみたいだ。
「お姉さん。最近、どこか国に行ったのはいつ?」
「えーと・・・百年位前かな」
それは流石に行ってなさすぎだよ。
「リュウタのお父さん、お姉さん。お兄さん達に道案内をさせよう。もうそろそろ、調味料が無くなってきてるから、このままだと美味しくないご飯になるよ」
「ッ!ソ、ソ、ソレハダメダ!!シ、仕方ガナイナ、分カッタ」
「ええ、私もよ!それは絶対にダメ!」
やっと賛成してくれた。ご飯の事になると必死になるんだから。
すると・・・
「何勝手に話を進めてるんだ!俺達はやるとは言ってないぞ!」
「そ、そうだ!そうだ!勝手に決めるな!」
悪者さん達が騒ぎ出した。
「それじゃあお兄さん達、お金を払えばオルト王国まで道案内してくれる?お金を払えば、どんな仕事でもやるって言ったでしょ?」
悪者さん達が反応した。
「た、確かにそう言ったが・・・」
「それにお兄さん達、お仕事失敗しているでしょ。また貴族に賠償金を払えって言われると思うよ」
「くっ!」
「ぼくがその賠償金を払うよ」
「なぁ!」
「それなら、オルト王国まで道案内してくれる?」
「・・・わかった、やるよ。ちゃんと約束しろよな!」
「わかった、約束する!」
こうして悪者さん達と約束をした。その後、グリズベアルさんが馬車に悪者さん達を連れて行った。
「けどレンちゃんお金どうするの?」
「オルト王国で果物とかワインとか売ろうと思って。そしたら沢山お金が貰えるでしょう」
「レンちゃん多分、それじゃあ足りないと思う」
「え!」
「賠償金がいくらになるか分からないけど、奴隷にも色々あって、珍しい種族は凄く高いのよ。特にエルフの若い女性は、容姿がキレイで若いまま長く生きるから、本当に人間って自分勝手で傲慢な種族よ。あ、けどレンちゃんは別だからね!」
「ど、ど、どのくらいかな?」
「多分金貨五十枚位か、それ以上かもしれない」
どうしよう!悪者さん達と約束しちゃった!ぼくが持っているのは金貨?三枚だけ。どうしよう、どうしよう、沢山お金持ってる人なんてそうそう近くに・・・。
ぼくはリュウタのお父さんの前で正座をする。
「ド、ド、ドウシタ、レン。イキナリ座リ込ンデ」
「リュウタのお父さん、ちゃんと返すのでお金を貸して下さい!お願いします!!」
土下座!!!
ありがとうございます(о´∀`о)ノ




