成功!
なんでかわかんないけど、見ないでー!恥ずかしい!話!話を替えよう!
「そ、それよりどうしますか!家に帰りますか?」
そう言うと、奴隷さん達が暗くなった。
「・・・帰れない」
「え?なんで?」
すると、グリズベアルさんが左手の甲を見せた。そこには模様があり、他の奴隷さん達にも同じ模様があった。
「なんですか、これ?タトゥー?」
「これは奴隷魔法の魔方陣だ。これがある限り俺達は自由になれない」
「じゃあすぐ解かないと!」
「それは難しい、解くには光魔法の使い手が必要だ。だが光魔法を使える者は少ない」
困った、ぼく使えない。リュウタのお父さんやお姉さんも光魔法を使えない。どうしようと思っていると。
ドカドカドカ!
「おい!朝飯、出来てんなら起こせよ!って誰だこいつら」
あ、ジック。いないと思ったら、寝てたのか。
「あら、居たの?てっきり本のままどこかで燃やされているのかと思ってた」
「あぁ!なんだと!ケンカ売ってんのか、ババァ!」
あ~あ。またケンカが始まった。まあいつもの光景だけど、元気だな。
おっと!も~、危ないな!奴隷さん達に魔法が当たったらどうするんだ!
ん?待てよ、そういえばジック光魔法が使えたはず、もしかすると奴隷魔法を解けるかも!
「グリズベアルさん!もしかしたら奴隷魔法を解けるかもしれない!」
「?!」
奴隷魔法を解けるかもしれない事に、グリズベアルさんや他の奴隷さん達もびっくりしている。
「ジック!お姉さん!ケンカストップ!」
ケンカ中のジックとお姉さんの間に入り止める。
「危ねーな!なんだよ!止めんな!って、え?」
ガシッ!
「ジック!光魔法使えたよね!そうだよね!ね!」
ジックの両肩をつかんで、問い詰める。
「お、おぉ。急にどうした」
「よし!早速始めよう!」
「ちょっと待て、どういう事だ!聞いてんだろ!ちゃんと説明しろー!」
* * *
「・・・成る程、こいつら奴隷で魔法を解く為に光魔法が必要だと」
「うん!お願いジック、助けたいんだ!ぼくまだ光魔法覚えてないからジックにしか出来ないんだ!」
「わかったが、五人だとオレの魔力じゃ足りねーぞ。おい!ガキ」
「ジック、ぼくの名前はレンだよ。いい加減覚えてほしいんだけど」
「あぁ?別に分かればいいだろ。それよりこいつらを、助けるのか助けないのかどっちなんだ」
「助ける!絶対に助ける!だから、手伝って!どうすればいい?」
「まず俺が本に戻る、てめぇは魔力を俺(本)に流せ。オレはその魔力を光魔法にする。てめぇは魔力の量、俺は魔法のコントロールだ。始めるぞ」
するとジックが本に戻りそれをぼくが受けとめる。奴隷さん達は目の前で人が本になってびっくりしていた。
「じゃあ始めよう!」
魔導書に魔力を流す。それをジックが光魔法を奴隷さん達にかける。すると、奴隷さん達の左手の模様が光りだし。
パッリーン!!!
何かが割れたような音がすると、奴隷さん達の左手の模様が消えていた。それと同時になんかだるくなっていく。
「あれ?なんだろう、この感覚?だるい、眠い」
『当たり前だろ、光魔法は扱いが難しい。一人ならまだしも、同時に五人もやったんだ、一気に魔力を使って疲れるに決まってんだろーが』
へー、そうなんだ。光魔法って難しいんだ。そうなんだ、そういえばジックは全然疲れた様子がない。
「ねぇ、ジックまさかと思うんだけど、普段からぼくの魔力で魔法を使ってるの?」
『当たり前だろ。てめぇは、オレの契約者だ。俺の魔力じゃ一人が限界だ。魔力はすぐには回復出来なねーし、魔力を使いすぎると人の姿に成れなくなるし体がだるくなる』
「じゃあたまに体がだるかったりするのは、ジックがぼくの魔力を無断で盗ってるの?」
『・・・』
おい!盗ってるな!
「ジックぼくの魔力で何をしてるんだ」
少し怒ると。
『はははぁ、疲れたから寝る。じゃあな』
シュ!
手の中にあった本が消えた。ジックが瞬間移動の魔法で逃げた。
「逃げるなー!出てこーい!またぼくの魔力を使ったなー!疲れるのはぼくの方だー!!」
こうして奴隷魔法を無事に解く事に成功した。
ありがとうございます(о´∀`о)ノ




