ヤンデレ彼女が何か企んでるようです。7
修学旅行に行ってきました。すごかった(小並感)。
帰ってきたらブクマ200件突破してて、もうびっくり。ありがとうございます。
いつも通りの朝。
いや、今日はいつもとは違う朝だ。
昨日凛と、ある計画を立てた。それは「一日修二くんに冷たくして、私ーー愛華が居ない寂しさを覚えさせることによって、もっと修二くんが私を求めるようにする」というものだ。
正直言って、まだ計画実行の今日の朝だが、もう既に結構辛い。だって、昨日凛に
「朝一緒に登校したら速攻計画が頓挫するだろうから、辛いだろうけど明日は別々に登校しなさい。」
と、言われた。
あの時は、気を失いそうになった。
でも、確かに凛の言う通りなので、我慢して早く行くことにした。
支度を済ませ、玄関に行くと、
「あら愛華、もう行くの?」
「…うん、朝用事があって…」
「そうなの?修二くんには伝えた?」
「……うん。」
「ならいいわ。行ってらっしゃい。」
「いってきます。」
一人で歩く通学路は、気が狂いそうなくらい苦しかった。
小学校、中学校、高校と割と近所にあるから、幼稚園からの幼馴染である修二くんとは、だいたい10年くらい、毎日一緒にこの道を歩いていたことになる。
隣には、いつも修二くんがいた。隣に顔を向ければ、いつも修二くんも顔を向けて微笑んでくれた。隣には、手を握ると握り返してくれる修二くんがいた。
隣には、いつも私を守ってくれる修二くんがいた。なのに。
なのに今日は、隣に修二くんはいない。
そんな事を考えると、涙が溢れてきた。
「うっ…っ…う…」
いろんな事を思い出して、耐えられない。
だから、私は走っていつもと違う通学路を抜けた。
「…おはよう。」
「おはよう、って愛華?」
凛は、毎日朝早くきて授業の予習復習とかしている。すごい。
「愛華、そんなに辛かったの?」
なにを心配してるのだろうか?凛はとても慌てた顔をしている。
「え?なんでもないよ?」
「そんなわけないでしょ!そんなに目、赤くして。」
「え?」
さっき泣いちゃったからかな。そんな酷い顔してるんだ、私。
「話を持ち出したわたしが言うのもなんだけど、辛かったらやめていいのよ?無理しちゃダメよ?」
「大丈夫だよ。修二くんのためだもん。」
そう。これは修二くんのためなんだ。
だんだん教室に人が増えてきた。
「…おはよう。」
…修二くんだ。
佐原くんと何か話している。今すぐ修二くんに飛びつきたい。私も混ざりたい。まぁ佐原くんはどうでもいいけど、修二くんと笑い合いたい。でも、今は我慢しよう。
すると、修二くんがこっちに向かってきた。
「おはよう、愛華。朝何かあったのか?心配したぞ?」
修二くんが話しかけてきた。朝話せなかったから、もう爆発しそうだよ。修二くん、少しは寂しくなってくれたかな?
「……おはよう。別に、ただ委員会の仕事があっただけだよ。」
「そうなのか。」
そうじゃないの、修二くん。修二くんの気を引くためなの。もっと私に構って。もっと私を求めて。もっと、もっとーー
昼。修二くんはご飯をどうするのだろうか。
「愛華、修二くんなら学食に行ったわよ。」
「凛。教えてくれてありがとう。じゃあ私たちもどこかで食べようか。」
「…愛華、大丈夫そう?」
「大丈夫だよ、だって修二くんのためだもん。明日になったらとことん甘えるんだから。」
「あはは、じゃあそのためにもあと半日、頑張ってね。」
明日になったら甘えるんだ。そのために今は辛いけど我慢しよう。
だって修二くんは、私の『彼氏』なんだから。修二くんのためなら、なんでもできる。私の全てをあげられる。
修二くんに一生を捧げると心に決めたあの日から、私は修二くんのものになった。でもーー
ーーでも、もう少し、ほんの少しでいいから、私を愛して。修二くん。
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