第2話
妄想モードが入っていますが、取りあえずこれでルートが明らかになります。
~とある町の郊外~
「あ・・流れ星」
「本当だ、こんな昼から流れ星って、何か気味が悪いな」
と2人の少女が喋っていると、横にいた少年が
「あの噂、本当だったかも・・」
と呟くと、その少年の弟らしき者が
「噂って?」
と聞くと、その少年が
「皆、知っているとは思うけど、最近町で流れている噂で「黒天を切り裂いて、天より飛来する三筋の流星、それは天の御遣いを乗せ、乱世を鎮静す」と言う話を」
そう言うとその少年の姉らしき人物が
「あ~、あの話か、お前あんな与太話を信じているのかよ」
「しかし姉貴、実際に今、3つの流れ星が落ちたのだから、実際に確認する必要があるだろう」
お姉様~取り敢えず皆で見に行った方がいいんじゃあない~」
「そうそう、ここでゴチャゴチャしているよりは、見に行こうぜ姉貴、兄貴」
姉と呼ぶ少女と姉貴と呼ぶ少年2名がそれぞれ言うと、この中の1番実力者である姉が
「仕方ないな~、何かあったら、この槍でぶっ飛ばしてやるから大丈夫か」
など言いながら、その姉も同意したので、4人はその流星が落ちた方向に馬を進めた・・。
「ご主人様、起きてください」
紫苑が一刀を起こすと、一刀は大きな欠伸をしながら目を覚ますと、昔、どこかで見たことあるような懐かしい風景が目の前にあり思わず
「紫苑、ここどこ?」
「私も起きたら、ここにいたのでどこかさっぱり…」
と言うと、一刀が周りを確認すると、どこかの林の中で一刀の横に璃々がまだ寝ていた。
そんな状況で一刀と紫苑があることに気付いた。
「紫苑、その格好に…、そして若返っていない?」
一刀が言うと紫苑も
「そういうご主人様も、その格好に・・、昨日より若くなっていますよ」
お互いに言いあっていたが、そう2人の格好がかなり変わっていた。
一刀は、見た目の年齢が18~20歳くらいになり、そして聖フランチェスカ学園の制服を着用し、そして一刀の愛刀「紫電」の太刀・小太刀が一緒にあった。
紫苑は見た目の年齢が25歳くらいになり、そして一刀と出会った頃の服(ゲームの姿を想像して下さい)に、これもまた愛弓「颶鵬」が置かれていた。
そんな中、璃々が起きて、周りと2人の姿を見て、そして自分の姿を見ると
「え、え?、お父さんとお母さん、随分若くなってる・・、そしてここはどこ?それに私のこの恰好・・」
と混乱状態になっていた。
現在の璃々の格好は紫苑と同じ明るい紫色のチャイナドレスを着て、そして胸と胸の間が開けられている形になり、璃々の横にも愛刀「桜花」と愛弓「鵬翼」(鉄弓)が置かれていた、そしてなぜか璃々だけは年齢が変わっていなかった。
そんな璃々を見て、一刀が
「璃々、まずは深呼吸して落ち着け」
そう言って、璃々を落ち着かせると紫苑と璃々に
「まず現状を把握しよう」
言いながら、昨日の3人の寝る前の行動や寝ている時の異変の有無を確認したが原因が判明しなかったが、璃々が昨晩2人がまたいちゃいちゃしていたので少々拗ねていた。
そこで一刀が
「推測で話をするが、俺達は昔、紫苑や璃々がいた世界に帰ってきてかもしれないが、しかしこの世界がどういう世界で状況がまったく分からないし、だから以前とは全く違う状況になっているかもしれない」
そういう言うと紫苑が
「ではご主人様は、以前私たちと一緒にいた愛紗ちゃんたちが姿は同じでも記憶が別という可能があるというですか」
「そうだな、だから姿を見てもいきなり真名など呼ばずに様子を見た方がいいかもしれんな」
一刀が説明していると璃々が
「それだったら、別の私やお母さんもいるという可能性があるということだね」
「その可能性もあるが、今のところは何とも言えんがな・・」
そう言い終えると一刀が
「まずここで皆の確認事項をしておこう」
「「確認事項?」」
2人が首を傾げていると、一刀は念押しをすると
「まず紫苑と璃々の関係だが、今の2人の姿ではどうしても親子というのは無理がある、だから2人には姉妹と言うことにしてもらう」
一刀が説明すると璃々が反対したが、一刀が
「文句言うなよ璃々、仕方ないだろうこの姿を見て親子ですと言ったら、紫苑が璃々を産んだのが、小学生の時に産んだ計算になるぞ、いくら昔が早婚だからってこれは無理だろう」
一刀の説明を聞くと、確かにそういう話になってしまうので納得した。
更に一刀は璃々に
「そこでだ、璃々、お前が紫苑の妹ということになるから、今まで通り、お父さん、お母さんと呼ぶわけにはいかないから、俺たちの呼ぶ時の言い方を変えてもらうぞ」
そう告げると璃々が頷いて少し考えると
「じゃあ、お母さんことのことをお姉さんで、お父さんのことをご主人様って呼ぶ!」
璃々の突然の発言に一刀が噴出し、紫苑が「まあまあ」という顔しながら、この場を楽しんでいた。
「何でご主人様だよ!、普通にお兄さんと呼んだらいいじゃないか!」
「え~お兄さんと言いにくし、それに昔、ご主人様と呼んでいたから、そっちの方がいい易いもん」
と言われると、一刀も返す言葉もなく、渋々了解した。
そこで3人が話をしていると、こちらに近づいてくる人影が感じた3人は傍に置いていた自分の武器を持ち様子を見ていると・・
昔、どこかで聞いたような声を中心に複数が寄って、3人が先頭に出てきた人物をその姿を見ると・・3人は心の中で
「翠(お姉ちゃん)」と呼んでいた・・
設定
北郷一刀
紫苑と結婚、聖フランチェスカ学園の先生(担当科目は理科だが、全科目教えることは可能)で、剣道部顧問、北郷流格闘術免許皆伝(現在は愛紗以上の実力あるらしいが披露されておらず)、愛刀「紫電」の太刀・小太刀所持。
璃々に言い寄られる毎日を過ごしているため、周りの生徒から近親相姦をしているのでないかと言われている。
紫苑(黄忠)
一刀と結婚、聖フランチェスカ学園の先生(担当科目は国語、特に漢文に授業が分かりやすく評判)、弓道部顧問、更に生徒から恋愛相談に相談を受け「愛の伝道師」として尊敬されている。
現在は弓だけでなく刀も使えるようなり、強さもパワーアップしている。
愛弓「颶鵬」を所持。
璃々(黄敍)
一刀、紫苑の娘、聖フランチェスカ学園の生徒、剣道部と弓道部に所属し、両方の強さが全国レベルというスーパー女子高生。
愛刀「桜花」と愛弓「鵬翼」(鉄弓)を所持。
一刀大好きっ子で、昔、紫苑が一刀に色んなことを教えて貰うことを言っていたことを覚えているため、それを実行すべく現在実力行使手前まできている。
という設定ですが、何か話の途中で範囲内で設定変更できることがあれば、遠慮なくコメントして下さい。