ここまでのあらすじ
第一部完結記念であらすじを書きまとめました。このあらすじから過去エピソードにご興味を持っていただければ嬉しいです。
1. 惨劇からの新生
正暦3026年 ティアズ国の政変により、故郷と家族を失った少年は、絶望の中で未知の魔力を暴走させますが、駆けつけたオルダとエルフのエルキアによって救われます。記憶を失った少年は、アルトという名を与えられ彼らの保護の下、新たな生活を始めます。しかし、その平穏は教団の目からアルトを隠すために作り上げられた「金色の檻」でもありました。
2. ヤプール北集落での修行と葛藤
城塞都市ヤプールの北集落へ移住します。アルトはワーウルフの少年、ラッシュという友を得ます。数年に渡る武芸と学問に励む日々の中で身体は成長をしますが、魔力のコントロールができず、異常性に恐怖します。エルキアは彼の暴走を危惧し、魔法の使用を一切禁じますが、それがアルトの心に深い疎外感を生むことになります。
3. 外の世界へ アムヴィ湖底調査
正暦3033年 アルブール王国第三王子のサーガイルと騎士アンジュの来訪を機に、アルトたちは遺跡の調査に同行します。過保護すぎるエルキアの監視下で、アルトは魔法に頼らずともアンジュを剣術で圧倒する成長を見せます。アンジュはアルトを認め、新たな絆が生まれました。調査の過程で、エルキアが「不死の王」を撃破し、太古の昔に作られたクリスタルレコードを入手します。その身を破滅させる危ういものであることから、エルキアは災厄を引き起こす『月の蝕』が預言された石板を調査結果とし、人類へ警告することをサーガイルに託します。
4. 暴走する母性と「ユキシロハナ」の悲劇
旅の中で、アルトは魔法の行使に成功し、エルキアを守れる男になると誓ったアルト。そんな彼は、無自覚にもエルキアへ「ユキシロハナ」を贈ります。その花言葉は**『貴方の背負う運命は、今日から私も共に引き受けます』**という求婚に等しい意味でした。エルキアは理性を失うほどの陶酔に陥ります。しかし、穢れた自分をアルトに見せることはできません。葛藤の中で、『独占欲』の赴くままに彼を縛ろうとします。
5. 歪な平穏の再開と新たな火種
考古学調査から帰還し、「不死の王」は「りっちゃん(ぬいぐるみ)」として従者となります。その生い立ちを知ることで、オルダは彼女をひそかに同志と位置づけました。アルトが自立を願ってラッシュとの旅立ちを口にした際、彼女の愛は「呪縛」へと変貌。泣き崩れながら添い寝を強要し、息子を精神的に監禁するという暴走を見せ、オルダたちは戦慄します。エルキア自身も翌朝には己の醜態に悶絶し、理性と狂気の狭間で苦しみます。
6.女の闘いと祝賀会
りっちゃん(ぬいぐるみ)の生前の姿は14歳の美少女天才魔法使いでした。そんな彼女とアルトは初めて異性と一つのベッドで寝るという一線を越えてしまいます。中身は14歳の生娘でありながら「1900歳の骨」という超法規的存在であることを盾に、無謀にも主に楯突くも、「メス」というパワーワードで粉砕されます。
一方、アンジュも「無自覚台風男」アルトにその純粋な乙女心を翻弄され、内に秘める「エルキアのようなどす黒い感情」に戦慄しつつも、再会の際に、アルトがエルキアに渡した同じ花が欲しいと要求します。その気持ちに無自覚ながら応えようとするアルトの気持ちは、エルキアによって「全てを捨てて所有物になれ」というものに捻じ曲げられます。アンジュは愛ではエルキアに勝てないが、所有物になることで二人の間に入れるという気持ちへと変化していきます。
7.軍靴の音と国王暗殺阻止
エルキアとアンジュはその行き過ぎたアルトへの想いから、自らに「想像妊娠」という魔法をかけてしまうほどでした。一方、石板の発見こそ発表されたものの、「三年半後に災厄が発生する」という確定事項は公表できないことから、各国の対応は表向きは他国との関係悪化という形で、軍備増強を図ることになりました。しかし、領土拡大を目論む諸国や影響力を強めようと画策する教団勢力はアルブール国王暗殺を計画します。オルダは正体を明かし、かつて「軍神ガナーブ」と呼ばれた英雄で、自らを犠牲にすることで教団の手から国を守った過去を明かします。国王及び、サーガイルも国を蝕む教団の魔の手からの解放を望んでおり、国王は命を賭ける覚悟でしたが、オルダとエルキアの活躍によって誰も殺さずに国の危機を解決しました。無限地獄かと思われたこの世界に、絆と人の覚悟によって地獄の業火に立ち向かうオルダ。エルフ枢密院とその戦闘集団、そして月の蝕という大きな壁に彼らは今後どう立ち向かっていくのか…新たな道を模索していきます。
これから第二部製作に向けて気合を入れてがんばります。休み明けからの投稿になるかもしれません。
第一部ラストでちょっとだけ出てきた魔王の話…恐らく次にその話が出てくるまでに忘れさられるのだろうな…と思っているので、第二部でも少しは話題にでるように工夫するつもりでいます。(それすらも忘れてしまうかもしれませんが)




