表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/10

まじで言ってます?

ネトコン14の感想、抽選当たって嬉しみです!!!

欲を言えばもう少し話数増えてから感想欲しかった......

皆さんも感想どんどんじゃんじゃんばんばん書いてくれたらありがたいです!

「あなたの新しい配属先は.......一課よ」


最悪だ。まじ最悪。死にたくないよぉ。


特捜部の一課から四課。それは魔王国アウリスへの潜入任務を遂行する課だ。そして最も危険で最も殉職率の高いところでもある。


「あなたの任務は追って通達するわ。特務捜査部一課セリーナ・シャルトル」


「まじで言ってます?」


「うんまじ」


こうして、その戦線のさらに奥深く、魔王国内で、魔族に囲まれて、人間であることを隠しての潜入任務が始まったのだった。人間だとバレたら即end &die、そんな生活が.............


「まだ始まらんよ」


おっと、潜入開始の前にまだ少々時間があったようだ。うっかりうっかり。


「詳しい話は明日、アルノに聞け。あいつは副部長兼一課長だからな」


「まじですか......」


あの人、苦手なんだよなぁ。もっとも会ったのは昨日の夜、下宿でが初めてだけど。


「安心しろ。お前の新しい直属の上司だ☆」


あーーー。あのほのぼのした七課長のままがよかったよぉ。


「とりあえず一課への新配属組が飲み会してるから。行ってきな」


「えー」


もうなんか全てがめんどくさい。


「自殺するなよー」


「帰って寝て良いですか?」


「間違えて昨日までと同じ下宿に帰るなよ。憲兵の連中に捕まるから」


「まぁそしたら権力で何とかしてください」


「無理だ。憲兵は捜査局とは別の組織だからな、ていうかその前に飲み会行きなさい」


「えーーーーーです」


「親睦は大事だぞ。横の繋がりは命綱だ。行って損はない」


……いや、わかるよ?親睦が大事なのも、横の連携が命綱なのも。特に一課なんて胃が痛くなる部署ならなおさらね。


と言うことでどうやら私は渋々行くしかないようだった。


「ま、私はいざとなったら仲間なんて使い捨てますけどね」


居酒屋の地図を貰うと吐き捨てるようにそう言って部屋を出た。




その後、指定された居酒屋に向かっている道中でのことだった。


突然呼び止められた。相手は知らない男......ではなく即応課長のガスパールだ。


「突然呼び止めてすまない。初めましてだなセリーナ・シャルトル嬢、私はガスパール・ド・ラ・テンブライというものだ」


初めましてっていうか昨日あってるんだけどな。気絶した振りをしていたからノーカンってことか。


「初めまして、ド・ラ・テンブライ即応課長。どうかされましたか?」


ガスパールは喪服を着ていた。昨日殺したアメリアの葬儀があったからだろう。


私が殺したとバレたのだろうか?


「憲兵隊の知り合いに聞いたのだが....昨晩、とある下宿の主人が惨殺されたらしくてな」


背中を冷や汗が伝う。ここは街中、なるべく揉め事は避けたい。


「死因は何らかの魔法による内部からの崩壊、だそうだ」


ここで私にこの話をするという事は気づいているのか?


しかしそれについては問題ないはず。後処理やなどの支援任務を行う特捜部八課が隠蔽工作をしたのだ。すでに下宿の顧客リストから私の名前は消えているし、寝泊まりしていた部屋はただの空き部屋になっている。何もバレる要素など......あるな。いやーあったな。忘れてたわ。バリバリあるわ。


「その下宿は....昨日カミルがお前を送って行った場所だ」


そう、私を下宿に送り届ける際にカミルはこいつに行き先を告げていたのである。最後まで余計な事をするなあの課長は。まったくしょうがない人だ。


さてどうする?3秒以内に決めろ。


言い訳をするか?


嘘をつく?.....それとも逃げるか?


地獄の業火(ヘルファイア)無限の焔刻(イグナイト)


唐突にガスパールは魔法を発動した。この野郎、3秒も立たず攻撃してきた。


当然まったく魔法への警戒をしていなかった私が防御など間に合うはずもない。身体が業火に包まれた。燃え続ける炎に身体中が焼け爛れていく。


試しに初級の水系統魔法で水を生成し頭から被ってみたが効果はない。


無限の焔刻(イグナイト)は対象を燃え上がらせ、その炎が燃える限り永遠にダメージを与え続ける中級魔法だ。嫌味ったらしい魔法だが炎自体はそれほどでもない。本来なら水で消えるはずだ。


しかしこいつ.....それに地獄の業火(ヘルファイア)を組み合わせてきた。森羅万象のありとあらゆるものを焼き尽くす地獄の業火。上級魔法だ。当然水なんかでは消えないし、威力も段違いだ。


これら二つを組み合わせるとは....相当手強い相手である。


「私は義妹や弟とは違って特級魔法が使えない。だから特級以外の魔法を極めた。おかげで技術だけなら特急にも引けを取らない。もっとも義妹はもういないがな」


咄嗟にこれに対処できる魔法は一つしか浮かばない。しかし遺族の前で使って良いものか.....なんて配慮している場合ではなかった。


焼け落ちぬもの(アシュヴァルディア)


私に纏っていた炎が消え、傷が治っていった。周りでは人々が蜘蛛の子を散らすように逃げまわっている。


血塗られし写本(ブラッドグリモワール)か。聞いたことがある」


心臓が跳ねる音がした。


「特級の中でも特に危険とされ、禁忌となった邪級魔法。その中の一つ、血塗られし写本(ブラッドグリモワール)。殺した相手の特級魔法を奪い、扱えるようになる魔法。例の事件の数刻後、私の義妹も殺されたのだが.......なるほどそれも貴様の仕業だったか」


これを見破ってくる人物は初めてだった。そう、私が幾つもの特級魔法を扱えるのは血塗られし写本(ブラッドグリモワール)のお陰。使える魔法は全て今までに私が殺してきた人達のもの。


背中に隠した左手で血を操る魔法(ヘモグラヴィティ)を発動する準備をした。


気がつけば周りに人は誰もいない。そりゃそうだ突然魔法戦が始まれば誰でも逃げるに決まってる。


血を操る魔法(それ)も殺して奪ったものか?」


「いいえ。これだけは...元々使える魔法よ」


そうこれだけは....最初から使えた特級魔法。血塗られし写本(ブラッドグリモワール)を取得し、色々な魔法を使えるようになったのはあの夜からだ。


「次男以下ならともかく私は長男でね。次期当主としてずっと捜査局にいるわけにはいかないんだ。そろそろ実家に戻って家を継ごうと思っていたのだがちょうど良い。ここらで派手に暴れて懲戒免職になるとしよう」

マティルダ特捜部長の言う通り魔王国潜入の本編までもう少々かかりますがお付き合い下さい。


しばらく更新停止します。気長にお待ちくださいm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ