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第88話〜見守り隊〜

紫雨視点です

「リーダー。本当に良かったんですか?」


まゆりちゃんの拠点である神社に集まり、

式神を使ってかなうの同行を探る俺ら。


結局、かなうの邪魔というか……

対立する形になってしまった俺ら。


2人には、私情に巻き込んで悪いとは思ってる。

まあ、独楽千はギルド対抗戦に出たい言うてたし

ノリノリやったけど。


「だって〜〜!!!素直になれへんもん〜〜!!!」

「魁斗にぃだっせぇ!!」

「きっも。」


ディスる独楽千とまゆりちゃん。


「まゆりちゃんいつにも増して辛辣やない……?」

「すみません。式神に集中してるので、

言葉までは意識できませんでした。」


ほな、それならええか……。

いや、良くは無いねん。

なんで俺、年上やのにこんな舐められとんねん……。


ガシッ__


俺は涙目で、独楽千の頭を掴んだ。


ダサいのは俺が1番よう分かっとる!!!!


「独楽千も口達者になったなぁ……。」


俺と居るせいやろか?

まぁ、どうでもええわ。


まゆりちゃんの式神が、アトリエから焦って出てくる

かなうを映像に抑えた。


そこにはかなうに懐いてるわっさんの姿も。

 

「偉い焦ってはるな。」

「どうしたんでしょうか……?」


かなうがこんな焦ってる姿を見るのは

久しぶりかもしれへん。


「集会所へ入りましたね。追いますか?」

「あたり前田のクラッカーやで。」


そんな俺のボケは華麗にスルーし、

まゆりちゃんは式神の操作に集中する。


皆、俺へのボケ耐性付けてしもうて…

誰もツッコんでくれへんわ。

 

蝶の形をした式神は、

ヒラヒラとかなうの後を追っていく。


「あ、ラミねぇちゃんだ!」


かなうは、ポンコツで有名な受付嬢のラミちゃんと

何か深刻そうな顔で話をする。


なんやろか…気になるなぁ。


「あれ…クエストに行くみたいですね。」


まゆりちゃんの言う通り、受付で案内されたゲートへと

向かっていくかなう。


ゲート上部には[共闘クエスト・人魚の宴]と

表示されている。


「共闘クエスト…?かなうが?」


明日は槍でも降るんか……?


普段クエストもソロでしか参加せぇへん奴が

急に対抗戦出たり、共闘クエストへ参加しはるなんて

どういう風の吹き回しなん?


それより、人魚の宴ってなんや?

初めて聞くクエストやった。


「まゆりちゃんそのまま追ってくれへん?」

「……分かりました。」


これ以上はプライバシーの侵害とでも言いたそうな顔して

俺の言葉を飲み込むまゆりちゃん。


式神はかなうの後を追い、一緒にゲートを(くぐ)った。


「あれ?可笑しない?」


ゲートの先は、セレナーデ海岸。


共闘クエストと表示されていたはずが、

そこにはかなう以外の姿はなかった。


「かなねぇ1人で戦うのー?」

 

海辺にいる大量の魔物を見た独楽千は、

僕助けに行くよ!!と意気揚々な様子。


先日、かなうとうつつちゃんには世話になったようで

今まで以上に懐いてはる。


「お待ちください、実様。誰かに連絡してますね。」


私かもなんて、まゆりちゃんはスマホを確認するが

そこにかなうからの連絡は無い。


当然、俺の所へも独楽千の所へも連絡はあらへん。


「まぁ、流石に今は来ませんよね……。

……リーダーのせいで。」


ボソッと言ったつもりが、聞こえてるで。


まゆりちゃんは、つまらなさそうに頬杖をついた。


「えー。じゃあ誰に連絡してるのー?」


流石に、ギルド対抗戦控えてるから

出場メンバーとしか組まへんやろ。


戦闘慣れしてそうな、甲冑のお兄さんとかなぁ。


てか、それ一択やろ。

うつつちゃんは未知数やし、かなうの妹は外へ出ぇへん。

エンジニアのお姉さんも場馴れしてそうにはあらへんな。


今思えば、そんな即席メンバーで優勝狙ってるの

アホなんちゃう??


「俺らと組めばよかったのになぁ……。」


今更そんなこと言っても遅いけどなぁ。



「全く……リーダーもですよ。

扱いにくそうな人達をよく勧誘できましたよね。」


まゆりちゃんが話すそれは、俺に対する嫌味やった。


「大体あの子、何様なんですか。私可愛いから、

かなう様の1番だって…幼馴染というステータスしか

持ってないクセに図々しいんですよ。」


いや、俺への嫌味ではないな。

完全に、引き抜いた花邑みらいに対する暴言やった。


「まぁ…(しゃく)に障る部分はあるんやけど……

あの子ああ見えて強いんよ。」


ファントム・ストーリー1のアイドルへ上れたのも

ただの可愛いだけじゃあらへん。


バーサーカーランキング1位までもを制する

実力あってこその知名度。


正直、味方に出来て良かったという

男として情けない感情はある。


「かなねぇの先生はなんで誘ったのー?」

「あぁ……。」


先生ステータス持ってる奴もいたんだと

まゆりちゃんは頭を抱える。


俺、まゆりちゃんもかなり厄介な子やと思うで???


「いや、それがなぁ。天科先生に関してはな。」


俺が誘ったわけじゃなくて、向こうから来たんよ。


「かなうが出るから、自分も出てみたい。

でも、自分はギルドには入っておらへんから

どうしたものかと。」


まるで、俺が入れてくれるのを分かってたような

物言いではあったなぁ。


「不思議な人ですね。」

「うーん。僕、あの人なんか怖いよ。」


何考えてるか分からないと独楽千は言った。


対して顔合わせもしてないというのに、

人懐っこい独楽千が嫌悪を示すのは珍しい。


「まぁ、裏はあるやろな。」


今回味方やからと言って気は抜かへん方がええ。


助っ人で2人加入してはるが、AYAKASHIは現状

俺ら3人のチームや。


「要警戒ですね。」


いつの間にか式神を解除していたまゆりちゃん。

かなうのことは好きでも、やはりプライバシーに

触れることはしたくないのだろう。


まゆりちゃんらしいわ。


「俺らも負けられへんな。」


今回のギルド対抗戦で俺らが勝ったら、

今度こそかなうをAYAKASHIに引き入れる。


生憎、俺はまだかなうに渡した借りを使っていない。

かなうは忘れてるかもしれへんが、俺の方が1枚上手(うわて)や。


「おやつでも食べに行こか。」

「やったー!!」


気分が良くなった俺は、

まゆりちゃんと独楽千を連れて甘味屋へ向かった。

新規読者を増やすべく、明日から1週間。投稿時間を固定にせずランダムでアップさせていただきます……!


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