楽しい旅行!
「結月。これOK出た人一覧」と親切に表まで作ってくれた。
「ありがとう」とその紙を受け取り、確認した。
「あれ……これって……」
表を見ると、作山慎二、澄川光、山形淳司、辻道明、川淵遥、江利山由依と書いてあった。
出かけた七人グループであった。
「あの時の七人グループ」
「確か十人までって書いてあった気がするから大丈夫か!」
「じゃあ決定だな」
当日──
「結構新しいな」
「そうだね」そう、私は緊張を和らげようと笑顔を作る。
推し慎二くんと旅行なんて緊張するに決まっている。
流石に慎二くんと一緒の部屋にはならないでしょ、と思って中に入った。
中に入ると結構広い。
「いらっしゃいませ。七名様でよろしいでしょうか」
「はい」
「じゃあ、男グループと女グループに分けるか」と慎二くんが提案した。
よし、このまま行けば慎二くんと一緒にならない。と思ったが、旅館の人が、「あの。一部屋に二つ部屋があるのですが」と言ってきた。
こうなってしまうとほぼほぼ同じ部屋。
慎二くんは断るかと思ったが、「そうなんですね。じゃあそこでお願いします」と言った。
「こちらです」
「ありがとうございます」
部屋は意外と良い感じだ。
「お風呂行っちゃう?」
「行こう!」
この旅館には貸切風呂、大浴場、混合風呂、部屋の風呂があるらしい。
「混合風呂行っちゃう?」と光くんがにやにやしながら言う。
「やめろ」と淳司くんは真面目に言った。
「じゃあ大浴場行こう」と遥ちゃんが提案してくれた。
中に入ると誰もいなかった。
「意外と広いね」
「確かに。しかも私たち三人だけだね」と由依ちゃんが言う。
三人だけなので、とても静かだ。
「気持ちいいー!」
私は待ちきれなくて湯船に浸かった。
「え? 早!」
「めっちゃ気持ちいいよ。」
数分後みんな揃って湯船に浸かった。
「確かに気持ちいいね」
「待って! サウナがある!」私はサウナを見つけた。
「行こう!」
それからサウナに入って色々喋った。
一番早く上がったのは遥ちゃんで、二番目が由依ちゃん、三番目が私だった。
部屋に戻り、夕食を食べ、フリータイムになった。
すると、光くんが「夕食食べたからアレをする?」と言った。
「アレって何?」みんなは首を傾げる。
「旅行恒例の」
恒例……
頭の中で呟く。
あ、そうだ! あれか! と思い、「枕投げ⁈」と私は答えた。
「そう!」
みんなは枕一個持って構えた。
「準備できたー?」
「OK!」
「んじゃ、よーいスタート!」
「もうちょっと静かにやろうよ」私は枕を投げながら言った。
「だね」
みんな疲れてはぁはぁと息をしていた。
時計を見ると十を指していた。
「もう十時だ」
「寝るか?」
「続けると下の階の人に迷惑だからな。ってかいるのか?」
「知らんけど寝るか!」
「おやすみー」
と言って私達は眠った。




