表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

落ちこぼれだと追放されたなろう作家の俺、チートスキル<再完結>で2回目の完結ブーストを手に入れる〜2回目の完結設定なのに、何故か完結済み作品一覧に表示されている件〜

ごくごくごくごくごくごく(階段を駆け上がる音)


ごくごくごく(ノックの音)


ガチャ(紅茶ごくごくドアを開ける音)


「大変です!」


「何があったんだ!ごくごく星人くん!」


この私(=紅茶ごくごく星人)に、立派な茶葉の髭を生やした上司ごくごく星人は声をかけた。


「それが...見てください!小説家になろうが大変なことに...!」


「な、何だとおおーッ!?............って、これのどこが一体大変なんだ?」


バキバキに割れたひびだらけのスマンホホ。

その液晶に映し出された小説家になろうのサイトは、いつも通り混沌としていた。


「いつも通りじゃないか。


ランキングは女性向けっぽい作品ばかり。コピぺを繰り返されてガビガビになった画像みたいな、俺TUEEEEチートハーレム作品はどこへやら。

それがこの頃のなろうだと、ついこの前に君がそう言ったんじゃないか。


まさか君、記憶が...!?」


「いえ、記憶は確かです!

それに問題なのは、私が一度も上がったことのないランキングなんかのことじゃなくって...」


そう言って俺が見せたのは、完結作品一覧だった。


「こ、この作品は...!?」


「ええ。そうなんですよ。

私が4ヶ月前に完結設定したはずの作品...こいつ、堂々と完結作品一覧の前の方に載ってやがるんです!」


「な、何ィーーーーー!?!?!?!!?!?


ごくごくごくごくごく(泡を吹いて膝から頽れる音)


ごくッ!(立ち直り起き上がる音)


ど、どういうことだ!?おい!

状況を詳細に説明しろ!!!」


「はい、説明してやりますよ。


ごくごくと。


ごくごく、ごくとッ。


迅速に、ね...♡」

私はあなたに向かって、ニヤリとキメ顔をした。


あなたはこの世ならざる宇宙の冒涜的ごくごくエイリアンを観測してしまったがために、脳味噌が処理を拒み、ごくおぞましいごく恐怖によって冒涜的なごくごく狂気にごくごく意識をごく犯され、ごくごくごく穴という穴からごく茶葉と熱湯をごくごくとごく吹きごく出してごくごくごくごく倒れごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくた。


というわけで本題に入ります。


私は今年の4/1に件の拙作を完結設定しました。

文字数は9万文字強で、最終的な総合評価は34ポイント。


普段からランキングでバチバチ殴り合っている地球人間の皆様からすれば、何だそのポイント!?900文字の間違いかな?と思ってしまうようなボロボロ具合でした。


しかし私は気に入っていました。

そんな時、ネット小説大賞公式の文面がネットで物議を醸し出しているのを目撃した私。


その時はちょっとやめておこうかな...と慎重な判断を下しましたが、数日後には(せっかくだからここに出すべ!笑)と思ってしまい、ネット小説大賞に応募することにしました。


公式...と言っても一枚岩ではないですし、感想やイラストをプレゼントする企画などをやっているのが素敵だなと思い、応募に挑戦することにしたのです。


それに際し、ネット小説大賞は選考期間中のクオリティアップが許されていることを確認した私。

応募後7/30〜8/15にかけて、タイトルやあらすじ・タグも含めた全体の誤字脱字等修正+加筆を行いました。


投稿当時何度も確認したはずなのに、誤字脱字がおぞましいほどあって、びっくりしてしまいましたが...


既存話の加筆に加えて、後日談1話の追加執筆を行ったことで、結果合計10万文字強(ラノベ1冊分と言われている文字数)に届きました。


改めて自ら読んだことで、ここの展開いいなと自画自賛できる部分も見つかり、とても有意義な行為でした。


そして来る8/16(水曜)。昼12:14。

いざ追加エピソードを投稿し、再度完結設定に。


本来であれば2回目の完結では、ホームの"完結済みの連載小説"一覧には載らないはず。

ですから読んでくれる人も、以前の自作品の傾向から1日合計で大体30人くらいいれば嬉しいかな...と予想していました。


しかしPVは投稿した12時から順に、117→65→35→66→30→33→...

と、まるで以前完結ブーストした時のような数になっていました。


な、何でッ!?と思い、googleで【なろう 完結 2回目】というワードをggrksしました。

すると同じように、2回目の完結設定なのに完結ブーストが起こったという方のnote(※ブログみたいなサイトのことです)が見つかりました。


その上、そのnoteには。

再完結したはずの作品が、1回目の完結時にしか載らないはずの"例の一覧"に表示されているという衝撃事実も書いてあるではありませんか!!?


何ということでしょう!!!!?????


すぐに例の一覧を確認しにいきました。

すると私の投稿した


フラストノワール・花の国の王子は突如消滅した故郷を歩く-ロマンチックな王国滅亡によって自動的に発生するオートマチック婚約破棄-


という作品名がバッチリと載っていました。


何故なのか。

読んでくれる人がいるのは嬉しいが、本当に良いのだろうか。

バグではないのだろうか?と、不安になる---


---という人もこの世にはいるだろう。

しかし私は違った。はしゃいだ。


先のnoteの方は『もしかして、明言されていないだけで【前回の完結から特定の期間が空いていること】【特定文字数以上の加筆】という条件付きでのみ2回目の完結ブーストが適用されるのではないか?(意訳)』


という予想を書かれていた。


実際に、拙作は

1度目の完結→【4ヶ月後】→【合計約1万文字の加筆】→2回目の完結

というルートを辿っている。


当てはまっているではないか!すごい!noteの方、賢いです!

紅茶ごくごくインテリアワード受賞しました!!!!


というかそもそも2回目の完結が一覧に表示されない、という仕様自体、

『短期間に意味もなく完結設定をつけ外しして完結ブーストを悪用する』

という状況を防ぐ役割のはずです。


であれば、健全に完結した作品に、健全に後日談エピソードが追加され、健全に完結する。

そこに完結ブーストがかかるのは本来自然なことなのではないでしょうか。


やはり悪意...悪意のある作者がいなければ...こんなことにはならなかったんだ!!!!

俺は絶対にお前を許さない!!!!!!


というわけで。

小説家になろう大明神のそんな親切な仕様に感謝していきたいと思います。


小説家になろう〜

ありがとう〜〜

ああ〜〜ありがとう〜〜ありがとう〜〜〜


拙作が一度もランキングに乗れないのは〜〜〜

私の〜〜〜実力不足〜〜〜

お前のせいじゃない〜〜〜


ああ〜ありがとう〜〜

小説家になろう〜〜〜ありがとう〜〜〜〜〜〜


作詞:紅茶ごくごく星人

長文だったと思います。最後まで閲覧ありがとうございました。


せっかくなので件の拙作読んで欲しい...!!!

何かの間違いでここまで読めちゃった広い心のあなたにとてもおすすめ!!!(あちらはここまでふざけていないので温度差でおかしくなるかも。)


『フラストノワール・花の国の王子は突如消滅した故郷を歩く-ロマンチックな王国滅亡によって自動的に発生するオートマチック婚約破棄-』

https://ncode.syosetu.com/n5561ic/

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] おめでとうございます、 [一言] あなたを信じます。 僕は受験生なので投稿を半年ほどお休みします。半年後には必ず十万文字以上を追記するので、いま完結扱いすれば、半年後にも完結ブーストを使え…
[良い点] ごくごくでごくごくしている部分が好きで、最後歌っちゃってるところとかも好きです。 [気になる点] ごくごくごくごくごくごく(階段を駆け上がる音) ごくごくごく(ノックの音) ガチャ(紅茶…
[良い点] こちらのエッセイを拝読して、そういうことだったのか……と理解しました。 私も少し前に、完結作品のおまけ話を書いて投稿したら、PVが跳ね上がりまして。もしやと思ったら、やはり完結作品一覧に…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ