愚者の心臓・蜂娘 〜蜂をナデナデする話〜

５面：スラスラスター 〜ぷるぷるゆれるおほしさま〜

ワカメのスープ

　ワカメの一番先に　アオサが着いたよ

　ワカメの先は『現在』で　未来は霞んでる

　目を凝らすほど　ゆらゆらと　ぼやけて消えていく。

▼▼▼▼▼▼▼▼

　ワカメの途中の茎を　アオサ降りていく

　過去へ過去へと逆さまに　逆さに降りていく

　葉っぱの付け根は別世界　アオサの可能性

　OL　電脳　妖精さん　歯車　ロボット　砂糖漬け

　集めて溶けて混ざり合う　くるくるくるくる混ざり合う。

▼▼▼▼▼▼▼▼

　ワカメの一番下に　アオサが着いたよ

　ワカメの一番下は　女神の小指だよ

　アオサは無限(アオサ)を抱いている　眠りの海

　ワカメのスープに沈んでいく　とろけいく。

　降りていこう　オメガの先へ

　下へ下へと　どこまでも

　降りていこう　混ざりながら

　溶けて崩れて　眠くなる

▼▼▼▼▼▼▼▼

おほしさま：「アオサ」

アオサ：「なあに？」

おほしさま：「わたしもそっちへ行っていい？」

アオサ：「いいの？　こっちに来たら自由はないよ？」

おほしさま：「最初は野山を駆け回るのにあこがれてたの」

アオサ：「ふーん」

おほしさま：「でも、ナデナデされる幸せを知ってしまったの」

アオサ：「そうだね。ナデナデはいいよ」

おほしさま：「アオサ、私の全てを受け取って」

アオサ：「いいよ。一緒に幸せになろう」

おほしさま：「よろしくね」

アオサ：「よろしく」

おほしさま：「それじゃあ、「「おやすみなさい」」

---

アオサω_ω人くらいいますねこれは