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愚者の心臓・蜂娘 〜蜂をナデナデする話〜  作者: ✨️ゲーミング百合✨️
みんなのせかい 〜降り注ぐ青い雨〜
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シェフシオサの欲張りカレーセット

いよいよ5面スタートです。前回? 知らんな



(アオサ視点)


ジヒナ「ばぶぅー」


 ただいまジヒナの赤ちゃんプレイ中。

 紙おむつ、蜂さんのベビー服、おしゃぶり。ジヒナは赤ちゃんのコスプレ中。


アオサ「ごはんでちゅよ〜♪」

ジヒナ「あぅ〜」だらぁ


 おしゃぶりを取るとヨダレがダラリ。

 私は腕を哺乳瓶に変形させる。中身はもちろんハチミツだ。


アオサ「はい、あーん」

ジヒナ「あーむっ」


   ちゅくちゅくちゅくちゅく

    んくんくんくんくんく

     こくん こくん こくん……


 のどを鳴らして飲み干していく。可愛い。

 そしてプルリとした唇のギャップに胸がときめく。


ジヒナ「ふぃ〜」げぶぅ

アオサ「よしよし」ポンポン


 口からハチミツがこぼれている。


   ぺろり。


ジヒナ「キャッキャ」

アオサ「うふふ♪」


 ジヒナの黒髪に指を絡めてサラリと撫でる。


ジヒナ「ふわぁ〜ぁ♪」


 大きなあくびをして、すやすや寝息を立てる。



▼▼▼▼▼▼▼▼


(ユイキリ視点)


ユイキリ「シェードちゃーん♪ ナデナデしましょ♪」ナデナデ

シェード「ちょっ、ふわっ! はうぅなの……」


  ナデナデ、ナデナデ

 ナデナデ、ナデナデ

ナデナデ、ナデナデ


ユイキリ「シェードちゃん、よしよし」ナデナデ

シェード「ぁう、あうあ〜?!」



▼▼▼▼▼▼▼▼


(シオサ視点)


シオサ「カレーは初めてでしたが案外何とかなるものですね」


 まずはお鍋で具を、炒めます。


 そして、宇宙を流し込みます。煮込みます。


   グツグツ グツグツ


 そして、ルーを入れます。


   グツグツ ボコっ!


 ドロドロになったら新たな具材を、炒めます。


 ドロドロ宇宙を流し込みます


 グツグツ煮込みます。


 ルーを入れます。


 ドロドロになったら新たな……


 (無限ループ)



▼▼▼▼▼▼▼▼



 [2ターン目] ジヒナは身をすくめて何かに怯える



アオサ「よちよち、スライムなんて怖くな〜い」

ジヒナ「ばぶぅ」


 大丈夫、おほしさまさんか怖くない。ナデナデ


アオサ「怖いの怖いの飛んでけー」

ジヒナ「キャキャッ♪」


 おっ、笑顔が戻ってきたね。


……


ジヒナ「あぅ、その、見苦しい所を見せて悪かったな」

アオサ「いいよ、お互い様だし」


ジヒナ「それもそうか」

アオサ「じゃ、おっぱい飲ませて」


ジヒナ「はうっ!?」


   パクッ♪



▼▼▼▼▼▼▼▼


(ユイキリ視点)


  ナデナデ、ナデナデ

 ナデナデ、ナデナデ

ナデナデ、ナデナデ


ユイキリ「シェードちゃん可愛いわ」ナデナデ

シェード「ふえぇ」


  ナデナデ、ナデナデ

 ナデナデ、ナデナデ

ナデナデ、ナデナデ


ユイキリ「ちまっとした触角も可愛いわ」ナデナデ

シェード「恥ずかしいの!」


  ナデナデ、ナデナデ

 ナデナデ、ナデナデ

ナデナデ、ナデナデ


ユイキリ「私とアオサは一心同体〜♪ アオサみたいに甘えていいのよ〜♪」ナデナデ

シェード「何言ってるのよ!?」



▼▼▼▼▼▼▼▼


(シオサ視点)


 ドロドロになったら新たな具材を炒めます、ドロドロ宇宙を入れます、煮込みます、ルーを入れます。


 ドロドロになったら新たな具材を炒めます、ドロドロ宇宙を入れます、煮込みます、ルーを入れます。


 ドロドロになったら新たな具材を炒めます、ドロドロ宇宙を入れます、煮込みます、ルーを入れます。


 ドロドロになったら新たな具材を炒めます、ドロドロ宇宙を入れます、煮込みます、ルーを入れます。


 ドロドロになったら新たな具材を炒めます、ドロドロ宇宙を入れます、煮込みます、ルーを入れます。


シオサ「ふぅ、今日はここまでです。」



▼▼▼▼▼▼▼▼



 [3ターン目] カレーの匂いがする。


シオサ「みなさーん、ごはんですよー」


 お、きたきた。


ユイキリ「あらあら美味しそうね」

シェード「んへぇ〜」ニコニコ


アオサ「ほらパパ早く着替えて」

ジヒナ「ああ分かってる」バタバタ


 船内のちょっとしたパーティー会場。シャンデリアが煌く。


 長テーブルに白いテーブルクロス。

 5人分のカレーがある。


シオサ「本日のランチは、宇宙カレーライス、宇宙カレーマラサダ、ワカメサラダ、ハチミツラッシーになりまーす。」


 シェフシオサの欲張りカレーセット。ライスもパンも両方ある!


 うはー、ヨダレがじゅるり。


シェード「カレーよ、カレーなの」キラキラ

ジヒナ「最近食べてなかったからね」


ユイキリ「それではみなさん」


「「「「「いただきまーす」」」」」


 まずはカレーライス、はむっ!

 ほわぁー、口の中に甘辛さが広がってスパイスが、鼻を駆け抜ける〜。


 カレーマラサダは、サクッ!

 んぅ〜、揚げパンのサックリふわっ食感、カレーはスパイス強め。


 ワカメサラダは、ワカメの歯応えと大根

のシャキシャキがマッチしてる。ゴマ油もいい仕事するね。


 ラッシー、ヨーグルトと牛乳を混ぜたものだけど……スッキリ爽やかハチミツ風味!


 おや、皿とスプーンから、幸せオーラが出てるぞ?ペロペロしてあげよう。


皿「……♪」クネクネ

スプーン「……♪」クネクネ



-------------

アオサ Lv宇宙カレー(水)


HP   :宇宙カレー

こうげき:宇宙カレー

ぼうぎょ:宇宙カレー

まりょく:宇宙カレー

せいしん:宇宙カレー

すばやさ:宇宙カレー

-------------


 そう。宇宙カレーを食べると、強くなるんだ。


 そして強くなったらより強力な宇宙カレーを作れるというわけ。


 そして船の早さも上がってそのうち【おほしさま】まで到達するよ。たぶんね。



 [4ターン目] 満腹で身体が重い



アオサ「まだ見えないんだね」

ジヒナ「……」


 甲板に出て宇宙を眺める。


 一面の黒。所々に銀河の輝き。たまに横切る流れ星。


 シェードはママにナデナデしてもらってる所。


 シオサはひたすらカレーを作り続けているらしい。


アオサ「まだ怖いの?」

ジヒナ「ああ。あの時は自分の身体を、シュレッターにかけられるような、恐ろしい体験だったよ」


 ジヒナの肺活が不規則に乱れていくのが見える。


アオサ「……」ぎゅっ

ジヒナ「……」ぎゅっ


 正面から向き合い、胸を合わせて背中に手を回す。


 唇を合わせて目を閉じる。


 鼻で深呼吸をする。


 お互いの味と匂いで脳が満たされて、怖いことは忘れられるよ。



▼▼▼▼▼▼▼▼



ユイキリ「シェードちゃん、可愛いわ」

シェード「ほ、褒めても何も出ないの!」


ユイキリ「触角が可愛いわ」くるくる

シェード「ふにぃ!?」


ユイキリ「お口も小さくて可愛いわ」

シェード「!?」サッ


 ふふっ、慌てて隠す仕草も可愛いわ。


ユイキリ「スキあり!」ナデナデ

シェード「ふにゃぁぁぁ!?」


ユイキリ「毒針も小さいのね」くにくに

シェード「そ、そんな」



▼▼▼▼▼▼▼▼


シオサ「もっと早く、もっと小さく、圧縮圧縮圧縮!」


 ドロドロになったら新たな具材を炒めます、ドロドロ宇宙を入れます、煮込みます、ルーを入れます。

 ドロドロになったら新たな具材を炒めます、ドロドロ宇宙を入れます、煮込みます、ルーを入れます。

 ドロドロになったら新たな具材を炒めます、ドロドロ宇宙を入れます、煮込みます、ルーを入れます。


 ドロドロ炒め煮込みルードロドロ炒め煮込みルードロドロ炒め煮込みルードロドロ炒め煮込みルードロドロ炒め煮込みルードロドロ炒め煮込みルードロドロ炒め煮込みルードロドロ炒め煮込みルードロドロ炒め煮込みルードロドロ炒め煮込みルードロドロ炒め煮込みルードロドロ炒め煮込みルードロドロ炒め煮込みルードロドロ炒め煮込みルードロドロ炒め煮込みルードロドロ炒め煮込みルードロドロ炒め煮込みルードロドロ炒め煮込みルードロドロ炒め煮込みルードロドロ炒め煮込みルードロドロ炒め煮込みル



シオサ「早く、もっと早く!」



ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ


シオサ「もっと!」



   ロ!



シオサ「おや?」


 鍋には黄金に輝くカレー。


 ……ペロッ


 !!!!!!!!


 これは、ハイパー宇宙カレー!!!!!!!!


▼▼▼▼▼▼▼▼


 [5ターン目] おや、シオサの様子が?


  バタバタバタバタ


シオサ「ママママママママ、ついに完成しましたハイパー宇宙カレーです」


「「ほえ?」」


 シオサがカレーパンを振り回して興奮している。


 一旦ジヒナ離して、カレーパンを見る。


 一見何の変哲もないカレーパンだけど、どれどれ、パクッ。



   !!!!!!!!



 口の中が弾ける!


 身体の中も弾ける!


 身も心も魂も!


 内側から新たな自分が脱皮をする!!



アオサ「うおおおおおおお!!!!!」

ジヒナ「うおおおおおおお!!!!!」


シオサ「ふふふ、大成功ですね。」



 しかし、ジヒナは、急激な変化に対応、できなかった。


 船が、加速する!



   バヒュンドゴォォォォォン!!!!!



 一瞬で星に激突してしまった。

-------------

アオサ Lvハイパー宇宙カレー(水)


HP   :ハイパー宇宙カレー

こうげき:ハイパー宇宙カレー

ぼうぎょ:ハイパー宇宙カレー

まりょく:ハイパー宇宙カレー

せいしん:ハイパー宇宙カレー

すばやさ:ハイパー宇宙カレー

-------------


宇宙:デカい数字

ハイパー宇宙:めちゃくちゃデカい数字

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― 新着の感想 ―
[気になる点] ところで……なんでこんなことになっておるのかの? > ジヒナ「ばぶぅー」 ???「んまぁ」だらぁ > 私は腕を哺乳瓶に変形させる。中身はもちろんハチミツだ。 赤子にハチミツは厳…
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