ワカメメメッメ
（警告）
ここからカオスが加速します。ご注意ください。
私アオサ。どこにでもいる16歳の高校二年゛生゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛！
食パンくわえて家を飛び出します。遅刻遅刻ぅ〜
タタタタタタタタ
ワカメ型のアホ毛を揺らしてアスファルトを全力ダッシュ！
タタタタタタタタ
タタタタタタタタ
タタタタタタタタ
タタタタタタタタ
タタタタタタタタ
あっ、危なぁい！
ドカァァァァァン！！！！！
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ザザッ
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アオサ「回りまーす」
アオサ「入りまーす」
ここは物流倉庫。私の職場。
今日は新入社員が来るんだって。
なんと職場にイケメンが現れた！
ドッキーン♪
なんだと、この私がイケメンに惚れただと！？
ジヒナ「僕は女性だよ。ほら」
よし、ナデナデしよう。
(。>д<)＼(・ω・`)ナデナデ
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ザザッ
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アオサ「えいえい、今大丈夫？」
シェード「大丈夫なの」
アオサ「シェードちゃんにしか頼めないんだけど、えいえい、今大丈夫？」
シェード「大丈夫なの」
アオサ「シェードちゃんにゃ……」
シェード「………」
アオサ「………」
シェード「………」
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ザザッ
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ユイキリ「アオサちゃ〜ん」
ぶじゅる！
アオサは絶句した。
顔が、ないのだ。
その代わり、皮が剥がれ、赤い肉が剥き出しになり、それが反時計回りに渦を巻く。
アオサ「よーし私も！」
アオサは全身をねじってねじってねじりまくった。
ねじねじ、ギギギギギ……パァン！ べちょっ
とろり
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ザザッ
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幼女アオサ「あむふぅ〜」
異常な光景がそこにはあった。
浮遊した大地に広大な湖が生まれたかと思えば、その中身は全てサラサラのハチミツが入っている。
下から生えてきた芝生は、触感そのままなのに全てワカメ味だ。
木々の葉っぱは極薄の乾燥スライム。
そしてチョコとマラサダでできた自宅が一軒。その細部に至るまで全て菓子パンでできている。
幼女アオサ「うまうま〜♪」
バクバク バクバク バクバク
ノリと勢いでで食べ切った！
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ザザッ
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わ か め ど ら い ぶ 発 動 ！
キュゥゥイィィィィィン！！！
多重積層高密度ワカメ展開！！！！！
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藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻
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藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻
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藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻
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藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻
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藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻
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藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻
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藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻
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藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻藻
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…きゅいん…
ワカメはワカメの中に収納された。
アマコウ「あまあま〜」
スライム「にゅるっとな」
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ザザッ
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アオサ「………」
ブチッ ブチッ ブチッ
シェード「アオサー、何やってるの？」
アオサ「ワカメの仕分けなのじゃ」げっそり
ブチッ ブチッ ブチッ
そんなアオサがしていたワカメの仕分け──それは大きく分けて、３種類の作業に分かれていた。一つ目は生きているワカメを別の箱に隔離する事。二つ目は死んだワカメからチップを取り外す事、そして三つ目は死んでいるワカメを廃棄用の袋へ入れる事、である。
アオサ「ぁぁあああめんどくさぁい！！！！！」
ドゴォォォォン！
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ザザッ
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私の再生能力はワカメ魔王に劣る。しかし、心臓である本体は、消化への耐性が高い。
私も最初から、お前を喰うつもりだった。こういう風にな！
ドロリ！
ワカメの消化攻撃で溶け出したように思わせつつ、心臓から毛細血管を伸ばす。
徐々に、相手の表皮から神経を伝い・・・。
相手が気づいた時は、既に手遅れ。
ワカメ魔王「オオ、オオォォォウボァー！」
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ザザッ
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太陽が、さんさんと輝いていた。
甲板の白いテーブルセットの小さな影で猫が寝返りをうった。
ざざーん
波が船に打ち寄せる音がする。
アオサ「百合のハチミツ漬けうめぇ！」
ユイキリ「あらあら〜」
パクパク パクパク
パクパク パクパク
パクパク パクパク
パクパク パクパク
アオサ「ママー、百合のハチミツ漬けがなくなったよ」
ユイキリ「まあ大変」
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ザザッ
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シェード「アオサのバカァァァ！！」ぺちん
アオサ「シェードちゃぁぁぁん！？」
昨日はシェードちゃんとケンカしました。八つ当たりしたい気分です。
アオサ・ワカメプラント、喧嘩の翌日の日記より
――――。
『討伐対象はチキンドリア遺跡に潜むテロリスト集団だ』
アオサ「I have control――！アオサ・ワカメプラント、行きますッ！！」
赤いロボットの合間を駆ける緑のシルエットがひとつ。
出撃した10000機がライフルを使う弾幕の中、低い姿勢から剣を構え、飛び込むようにして夜空にアオサ機は舞った。
アオサ「ワカメスラッシュエーッジ！！」
ゾ
バ
バ
バ
バ
バ
バ
バ
バ
バ
バ
バ
！
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ザザッ
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ザザッ
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ザザッ
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ザザッ
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ザザッ
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ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ザザッ……
