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愚者の心臓・蜂娘 〜蜂をナデナデする話〜  作者: ✨️ゲーミング百合✨️
1面:クラムシティ ~潮風かおる港町~
7/108

クラムシティまで駆け抜けろ!

アオサちゃんの価値観がぶっ飛んでいます。注意してください。

「おはようママ」

「おはようアオサちゃん。昨日はよく眠れたかしら?」


「うん、蜂の巣作ってマリリンちゃんを抱いて寝たよ。」

「マリリンちゃん!?」



▼▼▼▼▼▼▼▼



「おはようマリリンちゃん。」ナデナデ


 ひんやりとした朝の空気が肌に刺さる。まだ眠気が少し残っている。


 六角柱の蜂の巣にフカフカ寝床を作ってゴロゴロしながら、しばらくマリリンちゃんをナデナデする。


  ナデナデ、ナデナデ

 ナデナデ、ナデナデ

ナデナデ、ナデナデ


 最初は可愛い抵抗を続けていたマリリンちゃんだが、今はすっかり大人しくなった。


 あっ、マリリンちゃんはあの猟師の事だよ。元の名前は知らないけど。


……よし、そろそろ出発だ。服を着て即席蜂の巣を片付けて……その前に朝ごはんだ。


 メニューは……ワイドバーンの生肉~


   ガツガツ ムシャムシャ ガツガツ


 ぷはー♪


 マリリンちゃんには私の『血漿(けっしょう)』を飲ませよう。はい あーん。


   ちびちび、ちゅくちゅく


 可愛い。



▼▼▼▼▼▼▼▼



 今日はマメポタウンを通ってクラムシティまで行くぞ~!


 ガリア山は良いところだけど、そろそろ飽きたからダッシュで行くよ!


   ヒュン!


アオサ「ついたー、マメポタウン!」



▼▼▼▼▼▼▼▼



 [マメポタウン ~牛とミルクが美味しい村~]


 酪農と畜産が盛んなのどかな村。ご当地グルメは豆とチーズのポタージュ!


 ここでの用事は特にない! スルーしてもいいけど……ポタージュだけ飲んでいこうか。


 幸いあの猟師の所持金およそ10000円があるので問題ない。


 うん? マリリンちゃんがパタパタしてる。何あの赤い建物は……冒険センター? 行く必要ないでしょ。



▼▼▼▼▼▼▼▼



 村の端のほう、あまり人目に付かないカフェに入る。


   チリンチリン。


「いらっしゃーい」にっこり


 茶髪でそばかすのお姉さんが迎えてくれる。


「メニューは……これだ!」


 ハチミツヨーグルトのパンケーキと、豆とチーズのスープ、そしていちごミルク(ホット)(計1300円)


  (ジュゥゥ……)


 調理の音を背景に耳を澄ましてみる。


  (モォォォォ……)

         (チュンチュン……)


 静かな所だ。蜂の羽音はひとつもない。


 まだ料理はできない。マリリンちゃんをくすぐってみる。


   つんつん こしょこしょ


 身体をよじって刺激を逃そうとしている。何かを訴えるような視線を向けてくる。可愛い。


   ナデナデ


 頭を撫でると大人しくなった。可愛い。


 料理が来た! まずは写真を撮ってママに送る。


   パシャッ!


 まずはパンケーキ。サクサク生地と垂れてくるハチミツ、バニラアイスの甘味とヨーグルトの酸味。絶妙なハーモニー……モグモグおいしい。


 次はポタージュ。黄緑色は豆のエキスかな? 塩気が効いててパンケーキに合う。チーズだけじゃなくて牛肉も入ってるのね。


 いちごミルク……ホットミルクに浮いたどろっとしたイチゴっぽい奴。ストローでかき混ぜてから飲む。いちご風味が広がる……おいしい。


 この食事の為にどれだけの生命が犠牲になったのかな? なんて考えながら贅沢なひとときを過ごす。


……そろそろ出発だ。名残惜しいが席を立つ。代金を払い店を出る。


 マリリンちゃんは眠ってしまったようだ。可愛くなりやがって。


 マメポタウンを後にする。



▼▼▼▼▼▼▼▼



 [クリス間道 ~雫が跳ねる曲がり道~]


 ここはグラムシティとマメポタウン間の通り道。


 まっすぐな一本道ではい。


 アスファルトで舗装されてはいるが、上下左右に曲がりくねった山道である。


 ヤマネコ型魔獣が飛び出して自動車と衝突する事故が多発している……とスマホに書いてある。


 クリス間道最大の見どころは、水のカーテンだ。


 山頂付近の川から流水が投げ出され、虹がかかるのだ。



   ブゥン……

   パシャッ!


   ブゥン……

   パシャッ!


   ブゥン……

   パシャッ!



アオサ「おおぉぉぉ!!」


 写真を撮ってママに送信する。


 おや、あそこにツヤマネコの死体がある。車に轢かれたようだ。パシャッ!


 自動車も落下してるじゃないか! パシャッ!


 わーお、これは手遅れ。男女二人が血塗れになって死んでいた。血の匂いがする。


 血液を流し込めば蘇生は可能だが、蜂ではないので助ける気は起きない。見なかった事にしよう。


 水のカーテンの先には大きな橋がある。長さ1200mの鉄橋だ。クラム大橋と言うらしい。


 人ががぼちぼち見えるね。


 せっかくだから、歩いてみよう。


   トン トン トン


 意外と広いんだね


   トン トン トン

             (ヒュォォォォ)

 風が吹いている。


   トン トン トン

             (ヒュォォォォ)

(ゆらゆら)


 風で橋が揺れている。


   トン トン。


 10分ほど歩くと橋は終わりだ。


 橋を超えるといよいよクラムシティだ。


アオサ「ほら、着いたよ。」


 マリリンちゃんが目を覚ます。複眼が半開きだ。可愛い。


 寝起きナデナデ……あっこら二度寝しちゃダメっ。ぺちっ


 さて、これからの目的は……


①マリリンちゃんを家族の元に届ける。

②船のチケットを買う。

③???のために時間を潰す。


 の3つだ。


 日が落ちかけている。オレンジ色の光が眩しい。


 新しい町だ。どんな出会いが待っているだろうか。今は不安はない。期待を胸に抱いて足を踏み出す。



▼▼▼▼▼▼▼▼



「もしもし~ママ、今からクラムシティに入るよ。」


「あらあらアオサ、頑張るのよ!」


ピッ……

ノリと勢いで書いてしまった。後悔はしてない。



↓ ステータス追記しました。

-------------

アオサLvω(水)


HP   :ω

こうげき:ω

ぼうぎょ:ω

まりょく:ω

せいしん:ω

すばやさ:ω


主な能力(ワザ)

・赤血球

・ナデナデ

-------------


注)この小説では無限を ω(オメガ) で表現します。つまり全ステータス無限。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 飯テロの表現は良いと思うのじゃ。 ちょっとパンケーキとイチゴミルクでも買ってこようかのう……。 [気になる点] > 最初は可愛い抵抗を続けていたマリリンちゃんだが、今はすっかり大人しくなっ…
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