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愚者の心臓・蜂娘 〜蜂をナデナデする話〜  作者: ✨️ゲーミング百合✨️
4面:リグラシティ 〜序曲で染める新世界〜
64/108

爆破の勇者と灼熱の岩窟

うーん、やっぱり戦闘シーン難しいです。


◯◯◯◯◯◯◯◯



 ヒートは医者の息子でした。


 ヒートは医者なんて大嫌いでした。


 「人の役に立てない男に価値はない」という父親の愚痴を聞き流しながら、ヒートは不真面目に学校生活を送ります。


 ある時ヒートは学校で暴力沙汰を起こしました。いじめっこに制裁したのです。


 父親はヒートをぶち、ボロクソに罵りました。


 ヒートは父親を殴り返して家出をします。


 暴力団にスカウトされて、地方でトップになるも、すぐに勇者に討伐されました。


 そしてダグヌに拾われ徹底的に鍛えられて今に至ります。



▼▼▼▼▼▼▼▼



 [灼熱の岩窟 ヒート視点]


  サッ サッ サッ


 花畑から南に歩くと洞窟が見えてきた。


 岩でゴツゴツした入り口だ。


  カツ カツ カツ


 中は蒸し暑い。俺じゃなかったら熱中症まっしぐらだろう。


 中は暗くて迷路みたいだ。


  カツ カツ カツ


 えー、あれ? ここ前に通ったような?


 ここは、左だっけ?


 あ“ー頭痛くなってきた。


  ブゥゥゥゥゥゥン!


 チッ、また蜂かよ。アイツら妙にしぶとくて疲れるんだよ。


 はぁぁぁぁ。


 あー止めだ止め。オラァ!




  ボォォカァァァァァァァァン!!!!!


   シュゥゥゥゥ……




ヒート「よーし見晴らし良くなったぞ」


  カツ カツ カツ


 おー? 地下への階段か?


  カツ カツ カツ


 あー、また迷路か。


 しゃーない、全部爆破すっか。




  ボォォカァァァァァァァァン


  カツ カツ カツ


  ボォォカァァァァァァァァン


  カツ カツ カツ


  ボォォカァァァァァァァァン


  カツ カツ カツ




 ん? おうおう、ボス部屋っぽい扉だな。


 さぁて鬼が出るか蛇が出るか……まぁ蜂なんだろうけどさ。


  ぎぎぎぎぎ


 扉の先はボス部屋っぽい空間だった。


 通路の先には広い円形のバトルフィールドがあって……


 そこには少女がいた。



▼▼▼▼▼▼▼▼



フレア「ようこそ、私はフレア。灼熱の岩窟のボスをやってるわ」

ヒート「よう、俺はヒート。【爆破の勇者】ってのをやってる。よろしく」


 見た目はちんちくりんな赤い髪のガキだが、強いパワーを感じる。


 俺と同じ火のパワーだ。


フレア「ふーん? 勇者って正義バカだと思ってたんだけど、アンタとは話が合いそうね」

ヒート「正義バカはザッシュの野郎を筆頭に何人かはいるが、大抵は普通の人だぜ」


フレア「ふーん。で、アンタはどうするの?」

ヒート「無論戦うさ。戦いの熱だけさ、俺を満たしてくれるのは」


フレア「じゃ、遠慮なくいくよ!」


  ぞわっ


 なんだこの寒気は!?


  ゴォォォォォォォ!


 危っね、とっさに体を横にずらして転がって正解だった。


 ガキが手をかざした瞬間に火炎放射かよ。


フレア「わーすごい。今のを避けたんだ」キラン


ヒート「ぐっ……」


  ジュワッ……


 目からビームか!? 左肩が焦げちまったぜ。


ヒート「チィッ、あんまり多用したくないが火魔法【パワーウォール】発動!」


  ゴォォォォォォォ!!


フレア「あっ、いいわねそれ。私も【パワーウォール】発動!」


  ゴォォォォォォォ ^_^


ヒート「何だとこのガキ!」


 裏社会で生き抜くために必死で編み出した魔法を、へらへらと真似しやがって。


ヒート「調子に、乗るなァ!」


  カッ!


 光速近くまで加速したパンチだ。これなら……


フレア「えいっ」


  ドゴォ!


 拳と拳がぶつかり合う!


ヒート「うぉぉぉおおおお!!!」

フレア「せいやっ!」


  ドゴォォォォン


ヒート「……クソが」


 パワー負けかよ。あんな小さな手にパワーが凝縮していやがる。


 ならば更にパワーを上げるまでだ!


ヒート「火魔法究極奥義【ホワイトサン】」


 文字通りの白い太陽だ。この部屋全体を焼き尽くすぜ!


 アフンには麻痺で止められたけど……


フレア「ファイアタックルー」


  ドォォォン


ヒート「ぐはぁッ!?」


 クソッ、何て強引な。


 ……肋骨が何本か逝ったな。


 認めたくないけど、アイツは今まで出会った奴の中で一番パワーがある。


 認めたくないけどよ。


 クソッ、左右にブンブン動いて、挑発のつもりか?


 いいぜ、パワーで勝てないんなら、勝てるまでパワーアップすればいいんだよ!!!


ヒート「火魔法最終奥義【ライフトレード】」ゴォォ

フレア「おじさん本気出したんだね」


ヒート「俺の寿命の半分と引き換えに俺の炎はパワーが2倍になるぜ!」


  ゴォォォォォォォ!!!!!


フレア「うわ熱っ!?」

ヒート「隙アリィ」


  ドゴォ!


フレア「ぶへっ」


 なりふり構ってられねぇ。不意の腹パンだろうが何だろうがやってやんよ!


ヒート「【シールドファイア!】」


 盾を鈍器代わりにガンガン殴るぜ!


フレア「じゃあこんなのはどうかな?」


  ビュン!


 針だと!? しかも全方位から。


 【パワーウォール】で焼き尽くすぜ!


  ドンッ!


 やはりタックルか。それは見切ったぜ!


 盾でバッチリ防いで……あれぇ?


フレア「あっ、ごめん。眠りの毒針刺しちゃった」


ヒート「また……状態異常……かよ……」


  ぱたり


 そのまま目の前が真っ黒になった。



▼▼▼▼▼▼▼▼



ヒート?「うーん?」


 あれー? あたち、どうしたんだっけ?


フレア「おはようホットちゃん。お誕生おめでとう!」


 わーいありがとー。 はちさんいっぱいいる〜。


蜂「ぶーん(キャー可愛い)」

蜂「ぶーん(おめでとう)」


フレア「ホットちゃん、綺麗な赤髪だね。さらさら〜」

ホット「えへへ♪」


 フレアちゃんとってもいい匂いする〜。


フレア「ほら、ケーキ作ったの。食べて!」

ホット「わーい、いただきま〜す」


  もきゅもきゅ


 おいしい〜♪


フレア「流石勇者を生贄に捧げただけはあるわね」

ホット「???」もきゅもきゅ


 よく分からないけど褒められた? うれしいー


フレア「ホットちゃん、食べたら火遊びしましょ♪」

ホット「うん!」


 こうしてホットちゃんは満足するまで火遊びに熱中したのであった。

こんなのがあと2回続きます!


-------------

ヒート→ホット Lv 999(火)


HP   :766万

こうげき:212万

ぼうぎょ:244万

まりょく:389万

せいしん: 71万

すばやさ:224万


主な能力(ワザ)

・パワーウォール

・ホワイトサン

・ライフトレード

・ハチミツ生成

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― 新着の感想 ―
[良い点] > うーん、やっぱり戦闘シーン難しいです。 それなりに書けておると思うがのう? じゃがいつもこれだけは思うのじゃ。 ……なぜ最初から全力で戦わぬのか、と。 まぁ、その方が盛り上がりがあ…
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