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愚者の心臓・蜂娘 〜蜂をナデナデする話〜  作者: ✨️ゲーミング百合✨️
3面:ラリルリ列島 〜大地の環は神の袖〜
49/108

BOSS:毒海月ネルリリーリゼ 〜虹色の一閃〜

状況

・アオサ:防御面だけバグってる。観戦中

・シェード:防御面だけバグってる。観戦中

・シオサ:全部バグみたいな強さ。ルルリエ唆し中

・ルルリエ:ヤンデレ化


・アマノウス配下の神獣107匹:観戦中

・クラゲ団のみんな:ナデナデされて精神崩壊

 こんな混沌とした環境じゃ、ターン制バトルになっても仕方ないよね。


▼▼▼▼▼▼▼▼



ネルリリーリゼ「クラゲ団員のみなさん。お疲れ様でした。あとは、私の糧となりなさい!」


  ひゅぅうううう!!


  きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ


 クラゲ団員たちはネルリリーリゼに吸い込まれてしまった。


 (アオさまぁ)

 (シェードさまぁ)

 (ナデナデぇぇぇ)


ネルリリーリゼ「(何ですこのノイズは?)」




 [1ターン目] アマノウスは低く唸り、ネルリリーリゼは不敵に笑った


アマノウス「(奴は魔法タイプ。魔法や特殊スキルへの耐性は高いが、物理攻撃なら普通に通るはず。だが……)」


--アマノウスは噛み付いた!


  がぶっ

    ぶちっ


 相手の存在ごと引きちぎるシンプルながら強烈な噛み付き攻撃!


--ネルリリーリゼに ω_120 のダメージ。


したっぱ「ぎゃぁぁぁぁ!?」


--クラゲ団したっぱを犠牲にした。


アマノウス「やはりそう簡単には通さないか。」

ネルリリーリゼ「」


--ネルリリーリゼは毒の波を起こした!


--アマノウスに ω_127 のダメージ。

--アマノウスは死んでしまった。

--オート時間逆行!!

--アマノウスは生き返った!!



 [2ターン目] アマノウスは静かに目を閉じて思考する


(ふぅむ、肉の盾とは厄介な。これではワタシが一方的に痛い目を見るだけか。)


--アマノウスは『全てのクラゲ団員』を対象にしてかみつく!


  ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ


--全てのクラゲ団員は死んでしまった


ネルリリーリゼ「うふふ、代わりはいくらでもあるのですよ?」


 ごぽっ ごぽっ


 新たなクラゲ星人がネルリリーリゼの体内に生成される様子が見える。


--ネルリリーリゼはまとわりつく毒を使った!!


  シュババッ!!


 紫色のぶよぶよが絡みつく!


--アマノウスは毒状態になった。


  ドゴォォォォン!!


--毒でアマノウスは死んでしまった。

--生死反転!

--アマノウスは生き返った。


アマノウス「ちぃっ、面妖な、」

ネルリリーリゼ「まだ攻撃は終わっていませんのよ!」


--まとわりつく毒のスリップダメージ!

--アマノウスは死んでしまった!

--死者蘇生発動!

--アマノウスは生き返った!!



 [3ターン目] アマノウスは低く唸った


アマノウス「(こやつ、想像以上に強敵かもしれぬ)」

ネルリリーリゼ「あらあら山犬さん、腕が鈍っているようですわね♪」


アマノウス「ふぅむ……」

ネルリリーリゼ「おやおやおや? 本気を出すのですか?」


 アマノウスは戦いの記憶を思い出し、闘志を奮い立たてる。


  わぉおおおーん!!


--分身が二匹現れた!


  ガルルルルルルル!!


--アマノウスは爪を振り全ての敵を切り裂いた!!


  ズシャァ!!


--クラゲの肉盾は無くなった。


アマノウス「盾がなければ耐えられまい!!」


--分身の攻撃!!


  ブシャァァァァァ!!


ネルリリーリゼ「うふふ、残念でしたわね。」


 ネルリリーリゼの毒波に飲まれ、分身は消滅してしまったのだ。


--アマノウスは毒のダメージを受けた

--アマノウスは死んでしまった

--生命の波動が発動!!

--アマノウスは全回復した。


ネルリリーリゼ「追加の触手ですわ!」


 パシン

   パシン

    パシン!!



 [4ターン目] アマノウスの肌に灰色の触手が食い込む


アマノウス「(この触手は……能力(ワザ)が使えなくなるのか……)」


アマノウス「この程度、ふんっ!!」


--アマノウスはもがいている。

--しかし抜け出せない。


アマノウス「(まずい、復活能力が封じられた状態で……)」


ネルリリーリゼ「これで詰みですわ!」


--ネルリリーリゼはポイズンスパークを使ったした!!


  バリバリバリバリィィィ!!!


アマノウス「ぐわぁぁぁぁぁ!!!!!」


 体内の毒が暴れ回り、皮膚を内側から引きちぎるような痛みを引き起こす。


ネルリリーリゼ「大人しく意識を刈り取られて楽になると良いですわ!」


アマノウス「くそっ、貴様なんぞに喰われてたまるか!!」


--アマノウスは根性で堪えている。



 [5ターン目] アマノウスは痛みを誤魔化すために声を出す


アマノウス「(できれば息子達に負担はかけたくないが、止むをえまい。)」


  わぉおおおーん!!


  わぁあぉぉぉおおおーん!!!


ネルリリーリゼ「あらあら、負け犬の遠吠え……ではなさそうですわね。」



▼▼▼▼▼▼▼▼



 一方その頃……


 アオサとシェードと神獣107匹は、マラサダを食べながらアマノウスの戦いを観戦していた。


 アオサとシェードは興味無さげに、神獣たちは食い入るように。


 2匹の竜が騒いでいる。


ヴィジョン「ああー、ママがやられてる〜! どうしようどうしよう??」

ディクタ「落ち着けヴィジョン、慌てても何も起こらない。」


ヴィジョン「けどよぉ……」


 わーわー


      ガヤガヤ


 ワーワー

       ピカッピカッ


 虎や火の鳥、風神雷神豊穣神やカラフルなゴーレム。多種多様な神獣が主の戦況に一喜一憂する。


 神獣たちのステータスはせいぜい ω_50。


 攻撃は通じず、肉盾になろうにもティッシュのように振り払われるのがオチだ。


  わぁあぉぉおおおーん!!


 そこに助けを求める声がする。


神獣たち「「「うぉぉおおおおお!!!」」」


   ざわざわ

        ギャーギャー



ヴィジョン「キター! 何か出番みたいだよ!」

ディクタ「おうよ、主の期待に応えてみせよう!」


  ビューン!

     ビューン!

        ビューン!!





   しーん……


アオサ「行っちゃったね。」

シェード「行っちゃったのね。」


 即席の赤血球ベンチでハチミツマラサダとパパイヤジュースを啜る2人であった。



▼▼▼▼▼▼▼▼



  ドワァァァァァ!!


 107匹の神獣たちが、アマノウスの元へ駆けつける。


アマノウス「オマエたち、合体するぞ! 3ターンの間耐えてくれ!」


 本来、合体とは記憶がごちゃ混ぜになって人格が崩壊するリスクの高い危険な行為なのだ。


 それを理解してなお、神獣たちは危険を顧ず、主のためにリスクを背負う。


  しゅるるるるるるる!!!


--アマノウスに107体の神獣が吸い込まれていく。







  ピカーン!







       光

   光   光   光

    光  光  光

     光 光 光


光光光光光  犬  光光光光光





ネルリリーリゼ「くっ、なんてパワーなのです!?」


アマノウス「待たせたな、ワタシたちの本気を見せてやろう!!」



  ザンッ!!



 虹色の爪が原初の海を切り裂いていく。


 あらゆる能力(ワザ)や耐性を無視して結果だけを叩きつける斬撃。


 ネルリリーリゼは斬られるしかなかったのだった。

 ほんとシオサさえいなければ超強そうに見えるのですが。なんかすみません。

-------------

アマノウス Lv ω_1200(火氷雷水風土光闇)


HP   :ω_1200

こうげき:ω_1200

ぼうぎょ:ω_1200

まりょく:ω_1200

せいしん:ω_1200

すばやさ:ω_1200

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― 新着の感想 ―
[良い点] > 光光光光光  犬  光光光光光 笑ったかもだし。 [気になる点] > ・アマノウス配下の神獣107匹:観戦中 あれ?犬がおらぬ気が……。 > (ナデナデぇぇぇ) この時点で、戦…
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