キクラが走った獣道 ~アジト襲撃編~
あ"あ"あ"あ"あ"!?!?!? 書くのめっちゃきつかったァァァァァ!!!
ベトラ団アジト
(キクラ視点)
キクラ「あれがベトラ団アジトか。」
ローズ「そうよん♪ そこに"ウラソゾ"ってヒゲオヤジがいるはずだわ。」
何やかんやあって、謎のオカマを引き連れてアジトを攻略する事になった。
ベトラ団とは何か因縁があるらしい。
ドラム缶のような太い円柱上の建物だ。高さ150m 幅100m といった所か。
付近には魔石油コンビナートが広がっている。魔石油精製工場や
アジトの中では、各国の研究者を集めて何やら怪しげな研究をしているらしい。
ローズ「最終目的は"ウラソゾ"を止める事。まずは手分けしてマッピングをしましょう。」
キクラ「了解。」
○○○○○○○○
(ベトラ団したっぱ視点)
ヘイヘイ、俺たちゃ泣く子も黙るベトラ団……のしたっぱだ。
今はぁ、みんなでゲームをしてるぜぇ!夜更かし上等ォ!!
ちなみに午前4時だぁ。超眠い。
いつもは自警団の連中に無双してボコる毎日だがぁ、昨日は"赤髪の幼女"とやらが現れて全滅しただとよお?
ふっふっふ、…… ちょっと怖ぇじゃねぇか。
まぁ、さすがに今日明日じゃどうにも……
ピカッ!
おや、窓から光が……
ガシャァァァァーン!!!!!
キクラ「ヒャッハー!!」
したっぱ「「「「ぎゃあぁぁぁぁああああ!?!?」」」」
○○○○○○○○
(キクラ視点)
という訳で潜入成功。
午前4時に突撃。みんなパニックだろうね。
さぁて、雑魚を蹴散らしながら走り回るぜ。
暗くて散らかっている環状の廊下を駆け抜ける。
あのオカマが"オートマッピング機"というハイテクなマシンを持ってて助かった。
したっぱ「待てぇ」よろよろ
したっぱ「俺たちゃ……」ふらふら
左右の自動ドアがふぃ~んと開いて寝不足のしたっぱ達が表れた!
キクラ「オラァ、ショックウェーブ!!」
バリバリィ
したっぱ「「「「ぐわぁぁぁ!!」」」」
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(アオサ視点)
ローズ「キクラちゃんすごかったわよぉ♪ 風神雷神のごとく戦場を駆け抜けるのよん♪」
アオサ「ほえー」
シェード「……」もぐもぐ
シェードちゃんはドーナツを頬張っている。
私も……ほのかな甘みとタマゴの香りがする。これは良いドーナツだ。おや?ハチミツドーナツもある!
ローズ「キクラちゃんが強すぎて攻略は順調に進んで行くわけなの……」
○○○○○○○○
(キクラ視点)
何やかんやあって、幹部らしき人物がやって来た。
白髪のボサボサ頭で、ピアスをいっぱい付けてる。
ガリオ「俺っちガリオ、ウラソゾ様腹心の幹部、人呼んで"機敏のガリオ"さ。」
キクラ「ふぅん?」
ガリオ「赤髪の幼女かなんだか知らないがぁ、俺っちが来たからにはアンタの快進撃もここまでさ!」
キクラ「うるさい、ショックウェーブ」バリバリ
パリィ!
ガリオ「おおっと、俺っちのスーツと盾は特別製なのさ。量産品とは違うのさ!」
キクラ「へぇ、じゃあ、もっと出力上げるよ?」
○○○○○○○○
一方その頃
オカマはパンツマスクと殴り合っていた。
ローザ「やるじゃなぁい♪」ドガァ
マスクウェル「お主こそ、今のは良い一撃だったぞォ!!」バギッ
ドゴォ
バキィ
ドゴォ
バキィ
「「HAHAHAHAHAHAHAHA」」ボコボコ
○○○○○○○○
ガリオ「ぎゃあぁぁぁぁああああ」ぷしゅー
ビクンビクン……
キクラがガリオの顔を掴んで直接電流を流し込む。ガリオは顔中ひどい火傷を負ってしまった。
キクラ「じゃあこれは貰っていくね。」さっ
カードキーを拾った。ドアを破壊する手間が省けたぞ!
○○○○○○○○
マスクウェル「見事……だ……」ぐふっ
ローズ「アナタこそ……真の紳士……だわ……」ぜいぜい
マスクウェル「ボス……は48Fの中央……だ。」ごふっ
ロース「分かったわ、もう喋っちゃダメよ。」
--ローズは"ハイパーキズぐすり"を使ってあげた。
シュゥゥゥーッ(スプレータイプだ。)
○○○○○○○○
その後、キクラとローズは合流して、48階を目指す。
上の階は清潔感が溢れ、無機質な白色の空間だった。
パズルをゴリ押しながら、なんやかんやあってボス部屋っぽい空間にたどり着いた。
キクラ「あなたがボスね。」
ローズ「観念なさいウラソゾちゃん!」
ウラソゾ「ローズ、やはりお前の仕業だったのか。」
黒ヒゲのおじさんは、深くため息を吐き出す。青いコートと立派な帽子は飾りではなく、確かな魔力を放っている。
ローズ「アナタの気持ちは分かるけど、いや、だからこそワタシが責任持って止めるわ!」
ウラソゾ「ハッ、ここまで来て止まれるわけないだろッ!」
太い氷のトゲが2人キクラに飛んで行く!
キクラ「……」ひらり
ローズ「あらよっと」ひらり
ウラソゾ「かかったな」スッ
ボカァァァァン!!
キクラ「ぐえっ!?」
ローズ「ぐっ、まさか今の氷は魔石油!?」
ウラソゾ「そうだ、俺の氷は爆発するぞッ!!!」
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(アオサ視点)
アオサ「んで、普通に勝っちゃったの?」ちゅー
シェード「……」ずずー
オレンジジュースがなくたったので、次はアイスコーヒーを注文する。
ローザ「そう、キクラちゃんが魔石油の氷を処理してアタシがボコボコに殴ったの。この先は少しシリアスになるわよぉ♪」
甘いものの後に、ほどよい苦味が口の中を満たす。
○○○○○○○○
ローズ「せいっ」ドゴォ
ウラソゾ「ぐはぁ!?」
ひゅーん……ドゴォォォン!!
オカマの一撃が決まり、ヒゲオヤジは宙を舞う。
ガレキから這い出たウラソゾは、血を流しながら急に語り出す。
ウラソゾ「キクラと言ったか。貴様はこの町の一面しか知らないのだろう?その様子じゃローズの奴に何も聞かされてないようだな。」
キクラ「?」
ウラソゾ「俺はこの町で産まれ育った。漁師の息子として。この時は、将来は漁師になるものだと疑いもしなかった。」
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(アオサ視点)
ローズ「長くなるから端折るけどぉ、ウラソゾちゃんは体力がなかったの。ヘタレな漁師見習いだけど、みんなと仲良く暮らしていたわん。」
ローズ「そして、アタシとウラソゾは幼馴染だったの。」
アオサ「ふーん。」ちゅー
シェード「……」ちゅー
ローズ「バレルタウンには時々行商人が来るんだけどぉ、ある日……」
アオサ「……」ずずー
シェード「……」ずずー
ローズ「あっ、おかわりね」すっ
カフェオレだ。苦いけどまろやかだぁ……今は話に集中しよう。
ローズ「ワタシのパパが本を買ってきたの。少年が世界を旅する冒険譚よ。」
ローズ「それをウラソゾちゃんに見せたのがいけなかったのかしら……」
○○○○○○○○
ウラソゾ「ある日、本を読んだよ。少年が世界を旅する冒険譚さ。」
ウラソゾ「俺はその"魔法使い"ってのに憧れたんだ。どうやら魔法の才能があるらしくてな、」
ウラソゾ「だが、この時からだ。村の奴らが豹変したのは。」
ウラソゾ「口を揃えて"魔法使いはダメだ"、"男は筋肉があればいい"と言い俺の話はまるで聞いてくれなかった。」
ウラソゾ「俺は諦めずに簡単な入門書をこっそり読んでたんだが、オヤジにバレて、そして俺の目の前で本を焼きやがったのだ。」
ウラソゾ「分かるか!? この村の"平和"は"自由"を犠牲にして成り立っているんだ!!」
キクラ「!?」
ウラソゾ「これは、俺の、自由を、奪った、この村への、復習だ!」
ウラソゾ「うおおおおおおお!!」ブスッ
--ウラソゾは青い液体が入った注射を自らの腕に刺した。
ずずずずず……
ボコッ! ボコッ!
バキバキッ
ウラソゾ「ギャャーーーーオォォ!」
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ウラソゾLv60(氷+水)
HP :24940
こうげき:7750
ぼうぎょ:8159
まりょく:17384
せいしん:13367
すばやさ:8159
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青いウロコの竜人が咆哮する。耳を劈く叫びは脳を揺さぶる。
すぅぅぅぅぅぅぅ…………
ドゴォォォン!!
○○○○○○○○
9歳のキクラには何が正義か分からなかった。
村の平和のために命をかける人々、自由を求めて走り続けた男。
どうして争う事になったのか。
キクラ(でも、このままだとたくさんの人が死んじゃう。)
ローズ「キクラちゃん? 良かった、大丈夫みたいね……」
キクラ「ローズさん? アタシを庇ったの?」
ローズ「ウラソゾはヘリコプターで戦艦へ向かったわ。魔石油のエネルギー砲で村を跡形もなく消し去るつもりよ。」
キクラ「……分かった、やっぱり止めないとね。」キリッ
○○○○○○○○
スーパーベトラタンク(大型石油船)
ヒュゥゥゥゥ…………
ウラソゾ「来たか。」
キクラ「アタシにはまだ正義とかよく分からないけど、人がたくさん死ぬのは見過ごせないな。」
ウラソゾ「やはり子供だな。まぁいい、ここまで来たら言葉は不要、全力でかかって来いッ!!」
風が唸り、海が荒れる。
暴走する自由を止めるために、最後の戦いが幕を開ける……
やっぱ小説難しい。工夫すれば読みやすくなりそうですが、今の自分にはこれが限界か。
実は『すごいポーション』か『ハイパーキズぐすり』かでめっちゃ悩みました。
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キクラLv50(火+雷)
HP :18150
こうげき:8866
ぼうぎょ:4706
まりょく:11154
せいしん:7306
すばやさ:8346
主な能力
・ヘルファイア
・ショックウェーブ
・アクセラレート
・重力操作
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ローズLv50(土)
HP :18305
こうげき:10221
ぼうぎょ:6006
まりょく:4807
せいしん:5486
すばやさ:8008
主な能力
・パンチ
・アイアンクロー
・チョップ
・じだんだ
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ウラソゾ(変身)Lv60(氷+水)
HP :24940
こうげき:7750
ぼうぎょ:8159
まりょく:17384
せいしん:13367
すばやさ:8159
主な能力
・魔石油の氷柱
・劈く咆哮
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