表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/538

放課後は探偵事務所へ

「あ、お兄ちゃん。偶然(ぐうぜん)だね!」

 妹の花音(かのん)自転車(じてんしゃ)をこいで近寄(ちかよ)ってきた。

「花音、いま帰り?」

「うん。お兄ちゃんも学校終わったの?」

「終わったよ」

 俺の前まで来た花音は自転車を止めて、ヘルメットを取った。

「じゃあいっしょに帰ろうよ。いっしょに帰ると、きっと楽しいよ」

 妹といっしょに帰るだけでなにが楽しんだか。

「ごめん、いまから探偵事務所(たんていじむしょ)に行くんだ。花音は先に帰ってて」

 そう言うと、花音は(ほお)(ふく)らませて不満顔(ふまんがお)になる。

「えー! やだ。今日は月曜日でせっかく部活ないし、帰ってゲームしようよー」

「俺も仕事なんだよ」

 探偵という仕事があるから、俺の放課後は毎日(いそが)しいのだ。これも探偵王子と()ばれる少年探偵の宿命(しゅくめい)というやつだ。

「仕事って、探偵の?」

「そ」

 あからさまに(おどろ)いた顔で花音が俺に()()ってきた。

「クラブ活動なのにお金がもらえるの?」

「だからクラブ活動じゃねーよ! ちゃんと(はたら)いてるんだ」

 なんでうちの家族は俺がしっかり探偵をしていることを信じないんだ。まあ正直(しょうじき)、探偵事務所の(ばん)をするのがほとんどでお(きゃく)さんなんて滅多(めった)に来ないけど。

 花音は(あきら)めたらしく、はぁと小さくため息をついた。

「わかったよ。じゃあ、早く帰ってきてよね! ゲームの準備(じゅんび)はしておいてあげるから」

「うん。できるだけ早く帰るよ」

「よし。約束(やくそく)だよ。ばいばい」

「ばいばい」

 また自転車をこいで走り出す花音の背中(せなか)を見送る。


 さて。

 これで落ち着いて探偵事務所へ行ける。

 俺は探偵事務所へ向かって再度(さいど)歩き出した。



 探偵事務所は、だらだら坂を(のぼ)ったところにある。

 周囲(しゅうい)住宅街(じゅうたくがい)になっていて、道幅(みちはば)も広くはない。

 ようやっと探偵事務所の前に到着(とうちゃく)する。

 この周辺(しゅうへん)では(ほか)にはない、三階建ての建物がそうだ。

 三階建ての一階部分(ぶぶん)車庫兼物置(しやこけんものおき)、二階が事務所、三階がこの探偵事務所の所長(しよちよう)住居(じゆうきよ)になっている。

 しかし所長は世界中を(いそが)しく飛び回る名探偵(めいたんてい)で、普段(ふだん)は事務所にいない。この風変(ふうが)わりな所長についてはあとでタイミングがあったときに話そうと思う。



 十三段の階段を上り、俺は二階に来た。

 探偵事務所のドアを開ける。

「あ、(かい)くん。おかえり~」

 俺を(むか)えてくれたのは、ゆるくウェーブがかった長い栗色(くりいろ)(かみ)を持つお(ねえ)さんだ。



挿絵(By みてみん)

密逸美 イラスト(2019-02-24追加)



 彼女の名前は、密逸美(みついつみ)

 (いそが)しい所長に()わって、この事務所の管理(かんり)をしている。所長とは親戚(しんせき)でもある。また、豊富(ほうふ)知識(ちしき)で探偵の俺をサポートしてくれる(たよ)れる探偵助手(じよしゆ)だ。俺は彼女のことを逸美(いつみ)ちゃんと()んでいる。

「逸美ちゃん、ただいま」

 ソファーに(すわ)ろうとすると、逸美ちゃんが立ち上がった。

「いまお茶()れてきてあげるからね。うふふ」

「うん」

 立ち上がるとわかるが、逸美ちゃんは女としては()が高い。俺とも目線(めせん)が変わらないほどだ。おまけに(むね)も大きくスタイルもいい。(やわ)らかい(ひとみ)、すっと通った鼻筋(はなすじ)(つね)微笑(ほほえ)みが()かぶ口元(くちもと)、これらの要素(ようそ)統合(とうごう)すると、わかりやすく言えばマンガによく出てくる近所(きんじよ)綺麗(きれい)なお姉さんって感じだろうか。



 バッグを下ろしてソファーに腰掛(こしか)けた。

 マジメな俺はとりあえずバッグの中から英単語帳(えいたんごちよう)を取り出してテーブルの上に()き、手を()んでぐっと(うで)前方(ぜんぽう)()ばした。

 学校では優等生(ゆうとうせい)(えん)じている俺は、ここに来てやっとくつろげる気分(きぶん)になる。

「は~い。どうぞ」

 逸美ちゃんがお茶を出してくれた。

「ありがとう」

 しかし、置かれたマグカップの位置(いち)が俺と逸美ちゃんで(ぎやく)だ。相手が逸美ちゃんなら俺は気にしないけど、一応交換(こうかん)しておいてあげる。

 その様子を見て、なにを勘違(かんちが)いしたのか逸美ちゃんはうふふと笑った。

交換(こうかん)しても、わたしのもいま()れてきたばかりだから熱いわよ~。開くんったらこっそり可愛(かわい)いことして」

「いや、自分のマグカップに取り()えただけだよ」

「やだ~。間違えてた?」

「うん」

「うそ~」

 (うそ)じゃないから見ればわかる。



 それから。

 俺は逸美ちゃんとお茶を飲みながら、今朝(けさ)うちに(なぎ)が来たというこれまたどうでもいいことを話した。

「あら。そうだったの。きっと凪くん、相棒(あいぼう)の開くんの顔が見たかったのね。うふ」

「やめてよ」

「わたしに言われても~。凪くんが開くんの顔を見たいって思ってるんだし……」

 思ってない思ってない。

「そっちのやめてじゃないって。凪が俺の顔を見たいとかいう怪談(かいだん)みたいにゾッとする冗談(じょうだん)をだよ」

「なーんだ。そうなのね」

 微妙(びみょう)にわかってなさげな相槌(あいづち)()つ逸美ちゃん。

 俺は続けて、

「凪ってばさ、うちの妹やお父さんお母さんに、本当の家族みたいに受け入れられてるから(こま)るよ。あいつがいてもみんな当然(とうぜん)の顔してるんだもん」

 誰に対してもフレンドリーなうちの父なんか凪にテストの点数を聞いたり()()れしく()()てにするくらいだし。

 今朝のことを思い出してため息をつく俺に、逸美ちゃんがキラキラした(ひとみ)で言った。

「いいな~、凪くん。わたしだって開くんのお姉ちゃんだし、できることなら朝から開くんのお世話(せわ)とかしたいわぁ」

「やめ……」

 ……なくてもいい。それは(いや)じゃない。

 朝から逸美ちゃんに()こしてもらえるとか、なんだか新婚(しんこん)さんみたいで(わる)くないかもしれない。全然(ぜんぜん)悪くない。

 だけど(いや)なのは、弟(あつか)いされることだ。

 逸美ちゃんと俺は幼馴染(おさななじみ)で、逸美ちゃんは俺のことを本当の弟みたいに溺愛(できあい)するお姉ちゃんなのだ。ただし、いつまでもただの弟ではいたくない俺としては、ちょっと複雑(ふくざつ)な少年心がある。

 そんなことも気にしない世話好(せわず)きのお姉ちゃんは楽しそうに言う。

「なんだか大家族(だいかぞく)みたいでいいわね。おばあちゃん、お父さん、お母さん、わたし、開くん、凪くん、花音ちゃん。(にぎ)やかになりそう~」

 それは(にぎ)やかレベルじゃないな。ていうか、さらりとそこに凪を入れるのはやめてほしい。どうも逸美ちゃんは、凪を俺の相棒(あいぼう)大親友(だいしんゆう)という凪の戯言(ざれごと)()に受け、(あやま)った認識(にんしき)をしているようなのだ。

 なにを(かく)そう、(かく)さなくても丸出(まるだ)しなのでわかった人も多数(たすう)いたろうが、逸美ちゃんも相当(そうとう)天然(てんねん)さんなのである。

「あら? 開くん、今日はちょっと(つか)れてる?」

 俺のちょっとした変化にも気づいてくれる逸美ちゃん。

「あんまり疲れてるとか見せないようにしようとしてたんだけど、よくわかったね」

「お姉ちゃんは、開くんのことならなんでもお見通(みとお)しなんだから」

 さすがに付き合いが長いだけはあるな。

「わたしにはなんでも言って? 疲れてるときは(あま)えてもいいんだもん」

 いくらお客さんが滅多(めった)に来ないとはいえ、ここで(あま)えるのはちょっとできない。なんか()ずかしいし。でも、言うだけ言わせてもらおう。

「実はさ、今朝学校へ行くとき、いつも通る道が工事中だったんだよ。だから遠回りしちゃってさ。おかげでちょっと遅刻(ちこく)しちゃって」

「あら~」

 と、逸美ちゃんが残念(ざんねん)そうにつぶやく。

(さいわ)い、担任(たんにん)の先生がまだ来てなかったから遅刻(あつか)いはされなかったんだけど、大変だったんだ」

 俺が疲れた原因(げんいん)吐露(とろ)すると、逸美ちゃんが俺の頭をなでた。

「大変だったわね。遅刻扱いされなかったのも、きっと開くんの普段(ふだん)(おこな)いがいいからよ」

「そ、そうかな?」

 と、チラッと逸美ちゃんを見上げる。

「うん。お姉ちゃんはそう思うな」

 なんだか逸美ちゃんに話してスッキリしたかも。

 逸美ちゃんの言う通り、きっといつも変な家族や友達や知り合いたちを相手にしてやっているという、普段(ふだん)(おこな)いの成果(せいか)だ。



「そういえば、凪のやつ、来るって言ってたのにまだ来てないな」

 あのお気楽(きらく)マイペースな自由人はいつも来る時間なんてバラバラだから気にしてもしょうがないけど、放課後とは言っていた。

 逸美ちゃんはにこにこしながら立ち上がる。

「開くん、それならこっそりお饅頭(まんじゅう)食べちゃおう? それでね、お願いがあるんだけど、お饅頭(まんじゅう)は三つだけあるからわたしが二つ食べてもいい?? 少年探偵団のみんなにはナイショで」

 と、逸美ちゃんがウインクする。

「逸美ちゃんってば()いしん(ぼう)なんだから。うん、逸美ちゃんが二つでいいよ」

「やったー。開くん(やさ)しい。さすが、わたしの可愛(かわい)王子様(おうじさま)だわ。うふふ。持ってくるわね」

 お饅頭(まんじゆう)(ゆず)る王子様なんて聞いたこともないが、まあ逸美ちゃんが(よろこ)んでるしいっか。


 少年探偵団のメンバーについてはあとで説明するけど、現在メンバーは六人。

 うちの三人は俺と逸美ちゃんと凪である。残りは男子高校生が一人、女子中学生が一人、女子小学生が一人という構成(こうせい)だ。



 まるで、泥棒(どろぼう)みたいにこそこそとお饅頭(まんじゅう)を手に、ホクホクとした笑顔の逸美ちゃんが(もど)ってくると――

 (きゅう)に、探偵事務所のドアが開いた。

「やっほ~」

「凪か」

「凪くん!?」

 逸美ちゃんは(おどろ)いて、(ころ)んでしまった。転んだ先に俺がいたから逸美ちゃんを()きとめられたけど、正直に言えば抱きとめたというより逸美ちゃんの(むね)顔面(がんめん)をつぶされたように受け止めた(かたち)になる。

「いや~ん、開くんごめんね。(いた)くなかった?」

 そのまま(むね)()()せて俺の頭をなでる逸美ちゃん。

 これは、どうしていいか(こま)る。

「たんこぶもできてないし、大丈夫(だいじょうぶ)みたいね。開くん、ケガはない?」

「うん。大丈夫だから」

 ちょっと頭がクラクラするくらいだ。

 凪はそんな俺と逸美ちゃんを見て、(あき)れたようにつぶやく。

昼間(ひるま)からラブコメのアニメみたいなことしないでおくれよ。ぼくもいるんだぜ?」

「おまえが来たからだろ!」

 と、俺はつっこむ。

 凪はどこからかメモ(ちょう)を取り出して、スラスラとメモを取る。

「ええと、なになに? 開はぼくが来たらイチャイチャしようとするようだ。どうやら、人に見られるのが好きらしい。これは、露出狂(ろしゅつきょう)適正(てきせい)があるかもしれない、っと」

「そういう意味で言ったんじゃねーやい!」

 前にも言ったけど、こいつはこれでも情報屋(じょうほうや)なのだ。しかしこんな間違(まちが)った情報までメモするし、信頼(しんらい)はできないように思う。

 なんだか凪と逸美ちゃんの相手を同時(どうじ)にしてたら、ちょっと疲れたな。



 凪は、探偵事務所の(かべ)――はた目にはただの(かべ)にしか見えない(かべ)に、手をかけた。

 そして、その(かべ)を横にスライドさせた。

 実は、(かべ)(ふすま)になっているのだ。

 (ふすま)の先には和室(わしつ)がある。

 広さは応接間(おうせつま)より狭いけど、十畳(じゅうじょう)はあると思う。

 少年探偵団のメンバーやたまに遊びに来る俺の妹の花音(かのん)、その(ほか)お客さんではない知り合いがそこでくつろぐ(いこ)いの()になっていた。

 凪はさっそく和室に上がってこたつに入り、ごろんと横になる。

「いや~。日本人にはやっぱり(たたみ)ですな~」

「凪くんは和室が好きよね~」

「おう。まあね」

「お茶持ってきてあげるわね」

「お(かま)いなく~。お饅頭(まんじゆう)とか、そういったお菓子(かし)はなければいいからね。無理(むり)に出さなくてもさ。ぼくには気を(つか)わないでよ」

「も、もちろんあるわよ~? いっしょに出してあげるからね。(べつ)に、こっそり開くんと食べようとか思ってなかったからね」

 パタパタと逸美ちゃんは給湯室(きゆうとうしつ)()げていった。

 途中(とちゅう)、「やだ~。バレてる~」とかつぶやいていたが、凪は本当にいつのまにここにお饅頭(まんじゆう)があるなんて情報を仕入(しい)れたのやら。

 凪はそんな(あわ)てた様子の逸美ちゃんには興味(きようみ)なさげにぼそりと言った。

「お饅頭(まんじゆう)があるのか~。ちょうど食べたいと思ってたときに出してもらえるなんて、ぼくって運がいいなぁ~」

 まるで全部(ぜんぶ)知っていたかのようなタイミングと言葉だったくせに、よく言うよ。

「ぼくの背後(はいご)には、神様がついているのかもしれない」

 俺には悪魔(あくま)()(うつ)っているように見える。



 さて。

 どうせお客さんは来ないだろうし、俺も和室に上がった。ついでに俺と逸美ちゃんのマグカップも持ってだ。マグカップはこたつの上に()いた。

「そういえば凪、今朝(けさ)のことなんだけど」

 凪は手をひらひらさせた。

「いいよ」

「は?」

「だから、お(れい)はいいって。ぼくたち相棒(あいぼう)であり大親友(だいしんゆう)だろ?」

 俺は怒鳴(どな)りたい気持ちを押さえて、

「おまえ、お礼を言われることなんてひとつでもしたか? 迷惑(めいわく)ばっかりかけて。第一(だいいち)、俺とおまえは相棒(あいぼう)でも大親友(だいしんゆう)でもない」

 凪はまたメモ(ちょう)を取り出して、声に出しながらさらさらと文字を書いてゆく。

「開は今日もツンデレだ。素直(すなお)になれない男心に、ぼくはついていけなかった。まる」

 だー! もうこいつに(かま)ってたら日が()れる。

 ついていけないのはこっちだ。

 逸美ちゃんが凪の緑茶を持ってきた。

「はい。お饅頭(まんじゅう)もあるからね」

「これはどうも、逸美さん。なんだか催促(さいそく)したみたいで(わる)いね」

「みたい、じゃなくて催促(さいそく)してただろ」

 俺は凪のほうは見ずにつっこんだ。

「ところで、凪くんは今朝どうして開くんのおうちに行ったの?」

 気になってたことを、俺の代わりに逸美ちゃんが聞いてくれた。

 凪はさらりと答える。

「あー。なんだっけ」

「どうせ、意味もなくうちの朝ごはんを食べに来ただけだろ?」

 俺がそう聞くと、凪はかぶりを()った。

「いや、(ちが)うんだ。目的(もくてき)はあったはず。キミになにか言いたかったことが……」

 目的? なにか大事なことだろうか。

 凪の目的なんて知らない逸美ちゃんが必死(ひっし)に思い出そうとしているのはさておき。

 ポン、と凪は右の(こぶし)と左の手のひらで音を()らして言った。

「思い出した。わざわざ遠回りまでして開のうちまで行ったのに、ぼくとしたことがガッカリだったよ」

「それ言うならうっかりだ。で? 結局(けっきょく)、俺に言いたかったことって?」

 ちょっと(はな)につく仕草(しぐさ)で凪は(あご)に手をやった。

「情報屋のぼくだからこそいち早く仕入(しい)れた情報さ。今朝から、キミが学校へ行くいつものルートで工事があるから、別のルートで行ったほうがいいよ。家を出るのも普段(ふだん)より五分は早いほうがいい」

 ズコーと俺はこける。


「そういうことはちゃんと朝のうちに言えー!」






挿絵(By みてみん)

密逸美 イラスト(長編『探偵王子カイ 容疑者ナギとワールドフールの螺旋』の挿絵にもなってます)


挿絵(By みてみん)

この話とは関係ありませんが、同時連載している長編『ルミナリーファンタジーの迷宮』で使用しているおまけマンガです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ