少年と猫のお話
何もない田舎の町に少年がいました。
ある日、少年の元へ右手の折れた猫が両親に連れられやって来ました。
両親は共働きで帰りも遅いので少年に猫の面倒を見るように言いました。
しかし手を骨折している猫は少年になつきません。
ご飯もあまり食べないし動き回らない。ひたすら寝ているだけ。
そんな猫が少年はすごく心配で一生懸命になりました。
ご飯を手に乗せてあげてみたり、猫の為の寝る場所を作ったりもしました。
猫の手が治った頃、猫は少年になつき、少年も猫を大事で仕方ないと感じるようになりました。
それから少年と猫はたくさん遊びました。
起きて遊んで寝るときも一緒。まるで兄弟の様に過ごしました。
そして、少年はその年の猫誕生日にとお小遣いを使うのを我慢してプレゼントを買うことにしました。
すこし遠い場所だったのでバスに乗り一人で出掛けました。
買い物を終え帰ろうとしたとき。
「・・・けて」
少年に声がきこえた様な気がしました。
しかし帰りのバス停の近くには誰もいません。
気のせいだろうと少年は思いました。
少年が帰りのバスから降りると母親が待っていました。
母親は申し訳なさそうに言いました。
その言葉に少年は大泣きしました。
猫が車にひかれて死んでしまったのです。
少年は思いました。
「たすけて」
さっき聞いたのは猫の声だったのだと。
少年は泣きました。
買ったプレゼントを抱いて大声で泣きました。
少年は疲れて寝てしまいました。
すると猫の夢を見ました。
少年は夢中で猫の名前を呼んで捕まえようとしますが捕まえられません。
すると猫は振り返り
「今までありがとう。僕は君とはもう一緒には居られないけど悲しまないで」
そう言うと煙のように消えました。
少年寝ながら泣いていました。
朝起きると猫は当然いません。
けれど猫の鈴が鳴ったように感じました。
少年は猫がずっと側に居てくれてると感じ泣くのを止めました。
Fin
小説というには残念な感じですが楽しんで読んで頂けたらなと思います。
半分は本当にあった話だったり。するかもね




