第6話:雪の街での大混乱
次の目的地は、雪が積もる郊外の街。
ルビーの赤い鼻が、雪景色に反射して夜空の中でひときわ輝く。
「雪だ…きれいだね」
ユウタは雪を手で受け止めながら、少しだけ笑顔を見せた。
だが、静かな街はすぐに大騒ぎの舞台となった。
雪の上を滑るルビーが、勢い余って大通りに飛び出してしまったのだ。
「わっ、待って!」
ユウタが必死に追いかけるが、ルビーは雪で滑って転びそうになる。
その瞬間、ルビーの鼻が強く光り、雪に反射して街灯のように明るく輝いた。
街の人々は驚きながらも笑顔になる。子どもたちは雪の中で走り回り、ルビーを追いかける。
ユウタは人混みをかき分け、ルビーに駆け寄る。
「危ないよ、ルビー!」
ルビーは鼻を光らせて笑った。
「大丈夫!…多分」
しかし次の瞬間、雪の中に隠れていた小さな犬がルビーの尻尾をくわえて走り出した。
「わあああ!」
ユウタは犬の後を必死で追い、ルビーは鼻を光らせて必死に抵抗する。
何とか犬から解放された二人は、息を切らせながら街の広場にたどり着いた。
雪はやさしく降り続け、イルミネーションが反射してキラキラと輝く。
「ふぅ…雪の街って、こうやって見ると楽しいかもね」
ユウタは笑顔でルビーを見た。ルビーも小さく鼻を鳴らし、雪の中でくるくる回った。
迷子や混乱、ハプニングの連続――
だが、この雪の夜、ユウタとルビーの絆はさらに深まった。
二人は肩を寄せ合い、雪の街の光の中で、次の冒険への決意を胸に刻んだ。




