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第1話:空からの光

冬の夜空は、街の灯りに負けず、静かに深く澄んでいた。

ユウタはいつものように、一人でリビングの窓際に座っていた。母の病室から届いたメールを確認しては、少しだけ寂しさを胸に沈める。


そのとき、空の片隅で小さな赤い光がふわりと落ちてきた。

最初は流れ星かと思った。しかし、光は床に着地すると同時に、小さな鳴き声とともに形を現した。


「…え?」

ユウタは息を飲む。目の前には、赤い鼻をした小さなトナカイが座っていた。


トナカイはユウタを見上げ、まるで謝るように小さく頭を下げた。

その瞬間、ユウタの胸の奥で、なぜか暖かいものが芽生えた。


「君…迷子?」

ユウタの声に、トナカイは軽くうなずく。

街の静けさを切り裂くかのように、サンタの声が夜空から響いた。


「君たちには、大切な任務がある――」


ユウタは驚きで言葉を失った。赤い鼻の小さなトナカイと、自分が関わることになる世界は、

今夜、一変しようとしていた。


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