友達の彼の友達
美沙はガッカリしました
女友達の花織と伊豆の修善寺に2泊3日で温泉旅行の予定だったのですが待ち合わせ場所の東京駅で会った花織から「彼氏のゆうすけがスケジュールの変更で時間が取れることになった。そして私たちの旅行に同行したいと言ってる」と言われたのだ
「えー」と口を尖らせた美沙だが花織は美沙が拒否ってもOKするだろう
「でもそんな急に言っても部屋とかどうするのよ」美沙が抵抗を見せたが「なんか旅館に連絡したら部屋空いてたみたい。男同士で1部屋取るからって」
あっさりと外堀を埋められ花織とゆうすけは付き合ってもう1年になり将来も考えているような口ぶりだ
証券会社勤務のそれなりにエリートコースのゆうすけを手放したらいついい相手と出会えるかわからないのだ
「でゆうすけだけじゃ美沙が溢れちゃうじゃん、それじゃ可哀想だからってゆうすけが大西さんも誘おうかって言ってるんだよね」
大西さんとはゆうすけが担当する個人投資家(?)で過去に二度ほど飲みの席で会ったことがあった
30歳くらいで外見的にリムレス眼鏡をかけてるくらいで特に特徴のない男性で思い返してもはっきりとした顔を思い出せないくらいだ
「それに大西さん来てくれるんなら旅行代出してくれるかもよ」大西は若くしていろんな取引でかなり稼いでいるらしく麻布のタワマンに住み、会社も複数持っていると自慢げに話していたのをちらりと思い出した
「そんな勝手なこと言って」
昼間は花織と二人で修善寺名物の黒豆ご飯とお蕎麦を食べたり修禅寺にお参りしたりして離れが点在する温泉旅館へ
夕飯前にゆうすけさんと大西さんが到着しました
あらためて大西さんが私に「お久しぶりです」と挨拶し目を細めました
「わざわざ呼び出されたんじゃないですか?」
と私が言うと「こいつがまた美沙さんに会いたいって言ってたんですよ」とゆうすけさん
「そんなこと本人に言うなよー」とゆうすけさんを肘でつつく大西さん
「ずっと株式の取引画面しか見てなかったからたまには温泉もいいかなってのもありますよ」と相好を崩す笑顔をこの時初めて見た気かしました
4人で私たち女性陣の部屋で部屋食の懐石料理をいただき、久しぶりに飲んだ日本酒にほろ酔いになりながら旅館から数分のところにある竹林のライトアップを見に行きました
幻想的で厳かな空気に思わず息を飲みました
自然とゆうすけさんと花織、美沙と大西さんのカップルル状態に
ゆうすけさんと花織は恋人繋ぎで手を繋いでいますが美沙と大西は付かず離れずのビミョーな距離感
花織とゆうすけに当てられてさらに意識してしまう
旅館の部屋に戻ると花織が「ちょっとゆうすけのとこ行ってきていい?」
最初からそのつもりでしょ、と言うと女の顔になって部屋を出ていった
にしても向こうには大西もいるはずだが・・・
手持ち無沙汰になった美沙は旅館に併設されてるスタンドバーに向かった
日本酒の酔いが心地よくもう少し飲みたいなと思ったのだった
するとそこには大西も来ていた
美沙を認めると微笑みかける
「追い出されちゃったよ」
「そうなんですね」
そうか大西を追い出して今頃ゆうすけと花織は二人きりで・・・
時間は午後10時を回っている
大西が美沙のために甘いカクテルを頼んでくれた
大西はウィスキーのロックだ
「女子旅の予定だったのに急に男二人が来ちゃってごめんね」一応招かれざる客だというのはわかっているようだ
「いいえ人数多い方が楽しいですから。それに花織はゆうすけさん来て嬉しそうだし」
「美沙さん、大人だなぁ〜。前に会った時から落ち着いてるというかちゃんとした人だなと思ってたんだよね」
そんな風に見られていたとは思ってなかった
「美沙さん、今彼氏いないって聞いたけどホント?」
「花織が行ったの?」
「ゆうすけ経由だけどね」
嘘言っても仕方ないので「いないですよ」
「気になる人とかも?」
とある出会い系サイトでやり取りしてる人がいるがまだそこまでの相手でもないしそもそも相手は既婚者だ
「いないですね」
「仕事柄男性も少ないって前に言ってましたよね」美沙が化粧品メーカーに勤めてるのは前に話していた
「そっか〜、可愛いのにもったいないよね」
「見た目と彼氏いるかどうかはあんまり関係ないんじゃなくて?」
私が突き放すように言うと「そりゃそうだ。とんでもないイケメンに不細工な女が付いてたり逆も然りですよね」
「大西さんこそ彼女は?」大西は顔の前で手をヒラヒラと振って「僕もいません」「大西さんお金持ちなのに」「それこそそれとこれとは関係ないですよ。そもそもお金目当ての女性とか気持ち悪いだけだし」
大西は美沙を真っ直ぐに見据えて「美沙さんみたいな人が彼女になってくれたらなぁ〜」「それこそ私なんかじゃ大西さんとは釣り合わないですよ」
美沙はあまり大きな声では言えない過去があった
貧乏学生だった大学時代にとある企業経営者と愛人関係を結んでいたことがあった
大学のため、生活のため仕方がなかったことだが27になった今でも黒いシミのように心の奥にへばりついている。
お金目当てと言った大西の言葉がその過去を呼び覚まして胃の中にアルコールだけではない重たいものを飲み下したような感覚になった
美沙が甘いカクテルを一気飲みすると「案外イケるんですね」と大西は次に自分も好きだというマティーニを頼んだ
その後大西のやってるデイトレードの仕事のこと、美沙のやってるプロジェクトのことを話していると花織からメッセージが来た
部屋に戻ったという
美沙と大西はその連絡が来てバーを出た
酔って足元の覚束無い美沙を大西は支えてくれた
その力は思った以上に力強かった
翌日はレンタカーを借りて大西の運転で各観光地を回った
大西の希望で美沙が助手席、ゆうすけと花織がリアシート
チラリとリアシートを見るとこっそりと指を絡めてるのが見えて美沙の心は小さく跳ねた
美沙は運転している大西の手指を見た
肉体労働してるわけでもないのに何故か無骨な印象だ
つくづく大西も男なんだなと実感させられる
外で食事して昨日とは違うホテルへ
ここでもツインルームを二つ取っていてとりあえずは男二人、女二人に分かれて部屋に入った
そこで花織が「申し訳ないんだけど今夜ここで一人で寝てもらえる?」花織によるとゆうすけと二人で別の部屋を取ってそこで過ごしたいという。ゆうすけも今頃大西に話して了承を得てるはずだと
昨夜部屋に戻った時に花織のフェロモンには内心掻き乱された美沙は今夜もそんな花織を見るのは忍びなかったのですぐに了承した。一人で寝れば済む話だった。
花織は「明日の朝食には合流するから」と言い置くとそそくさと部屋を出ていった
美沙はテレビをつけたが特に見たいものもなくわざわざ修善寺まで来て一人テレビというのもあまりに虚しい
ふとそこでホテルの有料放送があることに気がついた。1000円払えば見放題的なやつだ
それをつけると古臭い画面のAVだった
太ったおじさんが若い女性をいたぶっている
美沙は部屋の冷蔵庫から缶ビールを取り出し口をつけ画面を見つめた
花織はゆうすけとどんな夜を楽しむのだろう
私なんかいつ以来男性に抱かれてないか・・・
ビールが半分以上減った頃には気づけば服の上から胸を触っていた
張りのあるDカップの胸
その先にある乳首を指先が捉えるとゾクゾクとした快感が背中を駆け上がった
画面の中でも女優の胸を荒々しく舐めている
ベッドに横になるとニットの裾をスカートからたくしあげてブラジャーをはずし直に乳房に触れる
身体の芯が熱くなるのを抑えきれない
腰がクネクネと動きだす
吐息が漏れた
その自分の声に美沙は急に現実に呼び戻された
ひとつため息をつくと自らの身体をまさぐっていた手を止め「一人で何やってんだか」と起き上がると男優の上で腰を振っている女優の恍惚の表情を最後にテレビのスイッチを切った
シャワーを浴びようと服を脱いだらTバックのアソコのところが汚れている
サニタリーバッグに仕舞いシャワーを浴びる
シャワールームから出たところでドアをノックする音
「大西です」裸の上にバスローブ姿の美沙はドア越しに「どうしました?」と尋ねました
「いやぁ〜一人になるとつまんなくって。もしよかったら少し一緒に飲みませんか?」「どこで?このホテルにBARとかってありましたっけ?」「いや、ないみたいです」
「でもこれからどこかに出かけて飲むのはちょっと・・・もうシャワーも浴びちゃいましたし」「お嫌じゃなければ部屋飲みとかは?」美沙は一瞬逡巡しましたがこの後一人で軽く飲むつもりではあったしホテル代等を出してくれることになった大西の誘いを無下にすることも可哀想に思えたので「いいですよ」と答えた
「ありがとうございます。それじゃいろいろ買い込んできますね」と大西はドアの前を離れた
さすがにすっぴんじゃダメだから軽くメイクをし、白いブラウスに同じく白のスカートを身につけ支度した
大西は両手にコンビニ袋いっぱいのお酒やおつまみになりそうなものを下げて帰ってきた
部屋に入るとマジマジと美沙の姿を見て「お風呂上がりのせいかいつも以上に透明感マシマシですね」
「メイクも薄っすらだからあんまり見ないでください」
「そうなんですね。いやーやっぱり可愛い」と笑みを浮かべました
大西はハイボール、美沙はレモンサワーの口を開けた
「コンビニおつまみでごめんね」と焼き鳥やらフライドチキンなどのホットスナックやミックスナッツやいかくんなんかの乾き物を小さなテーブルにいくつも広げる
「私コンビニのこういうの大好き」と美沙はフライドチキンに手を伸ばした
「そのわりにスタイル抜群なんですね」大西は眩しそうな目で美沙を見た
美沙は服の中を見透かされた気がして少し恥らんだ
大西は美沙の恥じらいを気にする様子もなく
「いやーホントにあの二人にはまいっちゃいますよね。私たちのことは放ったらかしで自分たちは二人の世界だもんな」
「まぁ彼氏彼女だから仕方ないですよね。そもそも花織はゆうすけさんと二人で旅行行きたかったけどゆうすけさんのスケジュールが合わなくて私になったんだから」大西は小さく何度も頷いて「それが今度は急にスケジュール空けられたからって合流してきてさらに俺のおまけ付き」
「それなのに旅行代を出してもらってホント申し訳ないです」美沙がペコリと頭を下げると「いいんですよ。こんな可愛い女性と旅行できてるんだからそのくらいなんてことないです」と太っ腹だ
大西はハイボールをグッと流し込むと美沙に正対し「実は俺は美沙さんと前に会った時から気になっててそれをゆうすけに話してたら今回こういう機会があるけど一緒に行かないかって連絡もらって俺としては二つ返事で来ちゃったんだよね」と真面目な顔になって言った
美沙は思ってもみない言葉に思考が追いついてなかった
大西は続けて「急にこんな事言うのは悪いけど俺美沙さんのこと好きなんだ。付き合ってる人いないんだったら考えてくれたら嬉しいんだけど」
美沙は返答に窮した。なんと返したらいいかわからなかった
大西は悪い人ではないとは思う
プライベートなこととか全然知らないし仕事も会社員みたいに安定はしてない、逆に山師みたいなイメージを美沙は持っていた
でも前に会った時も昨日から見てきたことも特に嫌な感じはなかった
でもそれは彼氏としてではなくイチ友人としてでのことだった
「急に言われてなんて答えていいかわかんない」やっと声になった
「俺のこと無理?」大西が尋ねるのに「ううん、そんなことはないよ」愛人なんかしてた私なんかじゃ、と言いたかったがそこまで大西に嫌われたくもまだなかった
「それなら考えてくれる余地はあるってことだよね」美沙はコクリと頷いた
「ありがとう。よかった」大西は柔らかな微笑みを見せた
「緊張したらトイレに行きたくなった」と大西は席を立った
このホテルのトイレはユニットバスでトイレもバスルームにあった
バスルームに入った矢先に美沙は洗面台のところにサニタリーバッグに入れたままのショーツを置きっぱなしにしていたことに気がついた
大西は気づくだろうか、もし見られたら恥ずかしい
急に気が気でなくなった
缶のレモンサワーをグビリと飲み込む
しばらくしてトイレから出てきた大西は少し顔を赤らめているように見えた
「大丈夫?」美沙が聞くと「あぁ、うん。どうして?」「なんか顔が赤くなってるみたいだから酔ったのかなって」
「いやそんなことはないよ」「それならいいけど」
美沙はサニタリーバッグを片付けようとトイレに立った
するとサニタリーバッグの口を閉めたはずなのに開いているのがわかった
中の黒のTバックが自分が入れた形とは違っているのは明らかだ
大西に見られた、と思ったら恥ずかしくて真っ赤になった
その時だった
女性の嬌声が響いた
慌ててトイレから出るとテレビにAVが映っていた
「あっ」大西がリモコンを手にこちらを見た
「あ、いや、ちょっとテレビでも見ようかと思ったら・・・」
美沙は大西の手からリモコンを奪い取りテレビを消した
急な静寂
気まずい空気が部屋を支配していた
美沙が有料放送でAVを見ていたことは明らかだった
「美沙さん見てたんだ」
耳の先まで真っ赤になり頭の中が混乱して言葉を返せない
大西の視線が熱く痛い
なんとか「ごめん、帰って」と絞り出した
大西はすぐに動かない
美沙は大西の腕を取り引っ張った
大西の脚がテーブルにあたりガチャンと音を立てた。「ごめんなさい」謝った美沙の眼前に立つ大西
美沙は157cm、大西は170少しのはずだかその時の美沙には大きく見えた
見下ろされる美沙
大西の腕を掴んだその腕を掴み返された
「痛い」美沙は大西の腕を離した
その刹那大西は美沙を抱き締めた
抵抗する間もなかった
黒のシャツの下の大西の胸は見た目以上にしっかりとしていた
身動ぎすると腕の力が強まる
耳元で「好きだよ」大西が囁いた
美沙が顔を上げるとそこに大西の顔があった
近づく唇
逃げられなかった
いや逃げなかったのか
唇が重ねられた
美沙の中で何かがはじけた気がした
大西の唇の柔らかな感触と温もり
大西の鼻息が荒くなっているのがわかる
より密着する唇
そこで唇を割ってねじ込んでくる大西の舌
理性とは反対に口を開きその舌を受け入れてしまう
絡み合う舌混じり合う唾液
タイトになるハグにふと恐怖の感覚がやってきて顔を振ってキスを避ける
「ちょっと待って・・・やめて」
やっと絞り出した口を大西が再びキスで塞ぐ
より激しいキス
大西の舌が美沙の歯を歯茎を口の中を舐め回す
やめてと言いながらも絡み合う舌
美沙の頭の芯が痺れたようになる
大西の手が背中から胸へと回る
ブラウスの上から胸を揉みしだく
再び顔をずらし「やめて」胸を揉む手を美沙の手が押さえるが構わず揉む揉むそしてつまむ
ブラウスの上、インナーのカップの上から乳首にヒットすると快感が背筋を走った
「ゔっ」喉の奥からなんとも言えない声が出て足元がおぼつかなくなる
傍らのベッドに倒れ込む二人
「ほんとにちょっと待って」「やめて」美沙の言葉を大西は聞かない
いつの間にかスカートからブラウスもインナーも引きずり出され直に大西の手が中に入ってくる
美沙が大西の手を押さえて抵抗するが構わない
乳房を揉み乳首をつまみ指先で弾く
唇から首筋、うなじへとキスが移動していく
耳朶をハムハムされ耳に息がかかる
そうした波状攻撃の気持ちよさに美沙の抵抗する力が徐々に削がれていく
「ちょっと落ち着いて」そういう言葉にも力が入っていない
「美沙さん、好きだ。本当に」大西が耳元で囁く
スカートがめくられ白く細いももが露になる
膝頭から内腿、さらに上へと手が這い回る
抵抗するように膝を閉じるが大西の力の前に開かされてしまう
最奥の秘部に達するとそこにはTバックしかなかった
大西は理不尽にもTバックの防御を易々と突破し秘部に触れた
「あゔ」吐息が美沙の口から溢れた
秘部はこれまでの刺激で既に濡れそぼっていた
それを感じた大西が「美沙さん感じてるんだね」美沙はいやいやをするように首を振ったが身体は正直だった
Tバックをズラし割れ目を指先がなぞりクリトリスを捉えるとビクンと身体が跳ねる
その腕を美沙が押さえるがもう止まらない
「お願い、やめて」そう言う口を乱暴なキスで塞ぐ
嫌なんだから受け入れなければいいのにキスされると舌は絡めてしまう
舌を吸われると大西の口の中に美沙の舌が入ってしまう
大西の口の中を美沙の舌が這い回る
唾液が絡みつきねちゃねちゃとイヤラシイ音を立てる
大西の指がクリを責めると美沙の腰がビクンビクンと波打つ
やめさせようと大西の腕を押さえていた手がいつの間にか大西の背中を掻き抱いていた
「あぁ〜ん」唇の端から吐息が漏れる
そこで大西が唇を離し真っ直ぐに美沙を見つめた
「愛してる」
こんなに無理やりされてそう言われても
「ちょっと落ち着いて」
「俺のこと無理?嫌い?」
「嫌いじゃないけど・・・急にこんなこと・・・」
「美沙さんがあんなの見てたとか」
そんなこと言われたら返す言葉もない
羞恥心で大西をまっすぐに見つめることができず目を伏せた
「気持ちよくしてあげるよ」
と言うと再び唇を重ねた
そして両手を上に上げ頭の上で抑えるともう片方の手でブラウスと下のキャミソールを引き上げた
カップ付きインナーに収まっていたDカップの張りのある乳房が露になる
全身が火照ったのは恥ずかしさだけだったろうか
大西が乳房に顔を埋め薄ピンク色の乳首を舐め吸う
美沙は快感に身悶えし熱い吐息が漏れた
美沙の肌は上気しピンク色に染まっている
美沙の乳首は感じやすかった
いや、美沙の身体全体が感じやすい身体だった
恥ずかしさからなんとか声を我慢しようとするがあまりの気持ちよさに噛み締めた奥歯が緩み声にならない呻き声になる
声を出したら負けというか感じてしまったら受け入れたような気がしていた
大西が胸を舐め揉み、さらに手がTバックを剥ぎ取りアソコを弄る
腰をくねらせ身を捩り避けようとするがお構いなしだ
「お願い、勘弁して」「ダメだからやめて」そう言ってもやめてくれない
言葉とはうらはらにアソコからいやらしい汁が溢れているのが自分でもわかる
「こんなになってるのに」
大西は押さえた手を離し下にズレると今度は美沙の脚をM字に開いて股間に顔を埋めた
大西の舌がアソコを舐める感覚に頭の中が痺れたようになる
「やめて。シャワー浴びてないから汚いから」
と言っても
「美沙のいい匂いだ」とむしゃぶりつくように舐め回す
させまいと大西の頭を押さえるがその力は弱く割れ目の中まで舌が入るとなおさら抵抗力が削がれてしまう
さんざんあそこを舐め回し満足したのか大西がクンニをやめ、上がってくるとクンニしたままの口で荒々しくキスをしてくる
そこで大西が自分の服を脱ぎ全裸になる
そして美沙の身にかろうじて残っていたたくし上げられたスカートも剥ぎ取られる
大西の怒張したペニスが下腹部に当たるのが美沙にはわかった
そのまま美沙の脚の間にあてがう
かろうじて唇を離し「入れるのはやめて」
それは懇願だった
身を捩り挿入しようとするすんでのところで膣口からペニスの先端を外す
「さすがに生ではしないよ」
大西は体を離し脱いだばかりの自分のズボンのポケットからコンドームを取りだした
「いやそういうことじゃなくて」
離れた隙にベッドボードの方に寄り枕を抱えて身体を隠した
大西の裸を見るのが恥ずかしくて視線を上げられないがコンドームを付けているのはわかる
「私のこと大事ならこんな感じでしないでお互いに納得してから」
美沙の言葉が耳に入っていないのか装着した大西が躙り寄ってくる
身体を隠していた枕をあっさりと引き剥がされるとベッドボードに押し付けられ荒々しく唇を奪われる
再びの激しい愛撫
手を掴まれ大西のペニスを握らされる
そこは熱く大きく固くなっていた
「ちゃんとつけたから」それを確認させるためだった
「いや、ダメ」乱れる息の合間にやっと絞り出したが頭上はベッドボードがあり腰をガッチリホールドされ膣口にあてがわれると抵抗する間もなく挿入されてしまった
「んぐっ」呻いた
愛液でヌルヌルのところにペニスが入ってヌプヌプと音を立てた
久しぶりの挿入感だった
「入ってる。ダメだから抜いて」
「美沙の中すごく気持ちいい」
大西は構わず腰を動かした
膣壁をカリ首の太い亀頭が擦る
快感に美沙の理性が崩壊寸前だった
足りない部分を満たすようななんとも言えない満足感が綯い交ぜになって噛み締めた奥歯が緩み「あぁん」と悦楽の声が出た
気づけばシーツを掴んでいた手が大西の背中をかき抱いていた
腰を前後するリズミカルな動きにさらに快感が増していく
そしてペニスが美沙の膣内でGスポットに当たると腰がビクンと勝手に浮き「ああ゛」と情けない声が出る
「美沙そんなHな声出すんだね。気持ちいい?」
そう言われて恥ずかしくてさらに興奮度が増した
唇をぎゅっと閉じ声を我慢すると身体の内側に快感が膨らんでいってしまう
大西が腰を持ち上げより奥にペニスが届くように動く
気持ちよさを我慢する美沙の唇に大西の指が割って入るとペニスを舐めるように舌を這わせる
「美沙はいやらしいんだね」
パンパンパンパン
動く度に大西の恥骨が美沙のクリトリスに当たった
角度的に美沙のGスポットに直撃すると我慢の限界を超えた
(ア゛ア゛ア゛ア゛ン)
動物的な喘ぎ声が溢れ出した
「気持ちいいの?」
「気持ぢいい」
ついに口に出してしまった
美沙が落ちた瞬間だった
そこからは大西のペニスを迎えるように腰を動かし声のトーンも上がった
今はとにかく欲しかった
久しぶりに男性に抱かれたのもあったかもしれない、大西のが欲しかったわけではないのかもしれない、無理やり押し倒されたことによる非日常感に興奮したのかもしれない
そうしたことが相まって美沙の欲情が溢れたのだった
美沙から唇を合わせ舌を絡め腰を振る
美沙の興奮に釣られて大西の動きもより激しくなる
「愛してるよ」その台詞を美沙は信じた
「ゔっ、我慢できない」
そう叫んだ矢先に大西は果てた
大西のペニスが急速に萎んでいき腟内での存在感がなくなっていくのを荒れた息をしながら感じているとさっきまでの興奮が覚めていった
押し倒されて無理やりされたのに感じて最終的に自分から求めるようにしてしまったことに恥ずかしさと自己嫌悪に陥った
身体を離し横になった大西がポツリと
「怒ってる?」と呟いた
美沙はゆっくりの頭を振って
「大丈夫だよ。怒ってなんかない」
「こんな形になっちゃったけど俺の気持ちに嘘はないから」
「わかってる。ありがとう」
でも・・・と美沙は続ける
「まだ私の気持ちが追いついてないっていうか。大西さんのこと好きか嫌いかとかまだなんとも言えない」
美沙の心の奥底に過去の愛人関係をしていたことの引け目が鎌首をもたげているのだ
この人が私の過去を知ったらどう思うだろう
大西は美沙の方を真っ直ぐに見て
「俺は待ってるから。美沙ちゃんがこっちを向いてくれるのを」
そして続けて「俺本気だから」
身支度を整えて出がけに大西は「今のことは忘れてあらためてきちんと俺のこと考えてくれたら嬉しい」と言い、また「東京に戻ってまた会って欲しい」と告げ部屋を出ていった
美沙は返事をできなかった
一人になった美沙の頬を何かわからない涙が一筋伝い落ちたがそれさえも拭えなかった
翌朝朝食会場で会った大西は昨夜のことなどなかったように変わりなく快活だった
ゆうすけと花織の方が明け方までの交わりの余韻を引きずってアンニュイな空気を漂わせている
花織が「一人じゃつまんなかった?」と大西と美沙に尋ねたのに大西がチラリと視線を送ってきたのを目ざとく認めて「えっ?二人何かあったの?」「二人でBARで軽く飲んだだけだよ」と大西。美沙も曖昧に微笑み返した
美沙の下半身の奥や身体のあちこちにはまだ大西の感触が残っていたのに・・・
この後大西とどうなるのか美沙にもまったくもってわからないまま色んな感情が入り交じった旅行は過ぎていった
その数日後美沙は会社帰りに虎ノ門ヒルズにいた
そこに駆け寄ってくる男性
美沙ははにかんだ笑顔を見せた




