表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

面倒臭い彼氏にて

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

走り書きしたので、書き直したい気持ちも無きにしも非ず。

そんな小説です。

付き合っている恋人は、何処か夢を見るようなぼんやりとした目の持ち主で、そしてその目に違わず何処かぼんやりとした人間だった。ハロウィンやクリスマス、そしてバレンタインに至るまで、記念日を全く意識していない。此方から話を振るまでは、ただの日常だと言うように、横で普段通りに振舞っている。

そして前日、此方が何も言わなかった為に、何を贈られることも無く、一日が過ぎた。

「昨日、バレンタインだったんだけど」

「チョコなんて、何時でも送れるじゃない」

相も変わらず素知らぬ顔でそう言ってのける。何故怒っているのか分からないと言った様に、小首を傾げた。

……前からそうだった。付き合ったからと言って、何かするのは全て此方側。デートの時、手を繋ぐのも、抱き締めるのも、キスするのも。

きっとこれから先もそうなのだろう。付き合ってる意味などなく、相手にとっては友達の延長線。果たしてそれに、意味はあるのか……?

「もう良い……」


それから数日が経った。彼女とは何一つ会話をしていない。このまま自然消滅するのかも知れない。彼奴と俺の別れ方がこれか……俺達らしいな……。そう思っていた時の事、不意に手首を掴まれた。少し乾燥して、カサついた指先。驚いて後ろを振り向くと、息を切らした彼女が立っていた。

「捕まえた。此処じゃなんだから、私の部屋でお話しましょう」

その宣言の通り、女の部屋に連れ込まれた。一人暮らしのワンルームの玄関はこじんまりとしていて、二人が並んだだけで窮屈だった。そんな小さな世界で女の腕が首に纏わり着く。非力な、ただ絡み付いているだけの腕。けれども払うには惜しかった。

「ごめんなさいね。傷付けるつもりはなかったの」

細い指が髪に周り、するりと下る。そのまま背に降りて行き、くるりと胴体に絡み付いた。

「……傷付いてない。ちょっと不満なだけ」

「あのね、記念日に関わらず、私は貴方と一緒に居られるだけで十分なの。チョコが食べたければ、バレンタインに関わらず何時でも贈るよ。甘えたかったら甘えて良い」

そうじゃない。そう言うわけじゃない。

「お前から恋人らしい行いをされたのが一度もない。友達の延長線で、他の奴とも親しくする。付き合ってから、何一つ変わらない」

「初めての彼氏だから、許して頂戴」

その後は、とりあえず時間が経つのも忘れて抱き締めあった。


「次から鬼電しようと思う」

「ふふふ。困っちゃうなぁ」

私は何方かと言えば甘えるよりも、甘えられる側。甘やかす側。だからついつい、相手の行動を待ってしまう。いけないの、だけどね。

全方位にごめんなさい。

という文言から始めたいと思います。


ちょっと面倒臭いキャラが書きたくて。

ええ、女の子は浴びる程書いたので、たまには彼氏で。

でももっとなんかあるじゃん。

という気持ち。


男の人ってあんまり記念日とか意識しないイメージがあるので、コレは多分、私の妄想な気がします。

社会人になると、日付言われただけじゃ気が付かないんですよ。なんの日かって。

それだけ淡々と日々を過ごしているって事ですね。


もっとイチャイチャしたいと思っていても、彼女さんが淡白なので、自分からベタベタしないんですよ。

記念日忘れる様な子なので、まぁ、想像に難くないかと。

だからこんな日くらい、恋人らしいことしたいのに、何もしてくれないから不満炸裂です。

干物なので、恋人同士で何するか分からないんですよ。

触られるのも苦手ですしね。


ただ話したいだけの事の発端。

推しキャラにチョコ渡してきましたよ〜!!

あ、ゲームの話です。はい。


飄々としていて、揶揄ってる様なのは、本音を悟られたくないからだと思います。

本気な所を見せて、あしらわれたら、きっと立ち直れない。

だから寝てる時に本音が出るんだと思います。

改めて、内側は物凄く脆い人だと実感させられました。

膝枕ぐらい、頭撫で撫で付きで付き合いまっせ。

それはプレイヤーの分身も同じ事を言うと思うよ。

という気分です。


明日はそんな話でも良いかも知れません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ