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さあ、ワルツを  作者: 鰤金団
呼び覚ませ、お姉様!! 
55/182

55 お泊り 姉妹が手を取り釘を刺す

 他の三人に妨害されそうになったりもしましたが、そこは強引に愛の力で押し通りました。

 手続きを終えた後で思いましたが、これを応用すればシスターも夢じゃないかもしれません。

 ですが、その文面を考えるよりも前にお泊りの準備を優先させたので、まだ詰められてはいません。今夜中に考えて、強硬手段に出るもの良いかもしれません。


「あ、彼方お姉様からメール来たわ」

「そうですか。何故それを私に?」

「陽子に釘を刺す文面だったから」

「私に釘を?」

 和美さんがスマホの画面を向けてきたので、どのような内容かと読みました。

「ええっと、『強硬手段には強硬手段が待ってるからね』……って、怖いですよ。これ、何されるんですか!?」

「あたしに聞かれても分からないって。まあ、見せたからね。あたしも見せたって連絡するから、言い逃れは出来ないからね」

 完全にやられました。私は既に画面を見てしまいました。声に出して読んでしまい、反応してしまいました。そして、それを和美さんはちゃんと見ていました。

 これはもう、言い逃れは出来ません。彼方先輩はかなりの策士です。


「先読みされるとは……」

「かなり読める手だったって事だね」

「私、そんなに分かりやすいでしょうか?」

「それ、本気で言ってるの?」

 正気を疑っているような顔で見られたので「はい」とは言えず、気まずい時間が生まれてしまいました。


「あ、そろそろ行かないと。では和美さん、行ってきます」

「ああ、うん。変な事はしないようにね。新聞沙汰とか、嫌だからね」

「そんな学園新聞に載るような事はしませんよ。あっても臭わせですって」

「いや、全国紙の方で心配してたんだけど……」

 和美さんの発言は聞こえていないという体を装い、私は急いで荷物を抱えて部屋を出ました

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