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紬ちゃんは驚かせたい  作者: ミズヤ
第一章
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第1話 いわく付きのアパート

 はい!どうもみなさん!ミズヤです


 今回からこの紬ちゃんは驚かせたいを書いていくんですが、その前に注意です(目次にも書いてあります)。


※これはなろう限定にしようかと思っています。

※これは毎週投稿は恐らく出来ませんので息抜き程度です。なので気が向いている間は毎日も有り得るってことです。

※他の作品の事もあるので一日に2話以上投稿したら、僕がぽっくり逝くかもしれないので、恐らく毎日が限界だと思われます。

※どんな作品でも、私(僕・俺)は楽しめるぞ!って自信のある方は楽しんでいって下さい。

 自信の無い方は覚悟して読む事を推奨します。もし、僕の文が下手すぎてショックでぽっくり逝っても僕は責任を負えません。


 それではどうぞ!

「ふわぁぁっ」

 歩きながら欠伸をする。


 今日は早く起きる必要があった為、、六時位に俺は目を覚ました。六時と言うのは学生や社会人ならば一般的な時間だろう。


 しかし俺はこれじゃ寝足りない。しかも今日は休日だ。休日ならまだ寝ていたい。まぁ、いつも休日は昼まで寝ていると言うのが、今日の俺は睡眠不足と言うのを証明しているだろう。


 まぁ、そんなことはどうでもいいんだ。大切なのは何故そんな俺がこんなに朝早くに起きて外に居るのかと言うと……。っとまぁ、着いたな。


 そして俺は見上げる。

 これが俺の睡眠不足の原因。露木荘だ。



 そして、これから俺が住む場所だ。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 俺の名前は才間優斗(さいまゆうと)。ごく普通の高校生だ。いや、違うな。今年から高校生になる。


 俺の家の近くに高校が無くて、一番近い高校にする事にしたんだが、その一番近い高校ってのが、隣町でも、その隣町でも無く、県を跨いだその先が一番近い高校だとは思わなかった。小中はあったからそのまま高校もあるもんだと思ったら高校は無いとは思わなかった。


 いや、正確に言うと一つだけあった。結ヶ先女子高等学校。そう、女子校だ。

 女子じゃなきゃ近い高校にも入れないと言う理不尽さ。これを聞いた時、マジで顎が外れるかと言うくらい驚いた。


 つまりだ。男子は皆、県外の高校に入る事になる。だが、ここの近くの高校を選んだのは俺だけだったようだ。と言うか、県外に出て来たのは俺だけだ。


 まぁ、そんな訳で、県外の高校に行くことにしたんだが、確実に自宅からは通えない。だからアパートで一人暮らしを始めることにした。


 それがここ、露木荘だ。


 このアパートは比較的安く、更に食事まで出ると言う充実っぷりだ。露木荘、最高。


 しかし、不思議な事が一つだけある。

 一部屋だけ異常に安い。それも家賃が無いに等しい位に。

 だから俺はその部屋にする事にしたんだが、電話した時に大家と思われる人が必死になって「その部屋だけはおすすめ出来ません」と止めていたが、訳が分からなかった俺は取り敢えずその部屋で良いといった。


 まぁ、そんな経緯でこの部屋に泊まることにしたんだが、つい先程こんな噂を耳にしてしまった。


 ──あのアパート。出るらしいよ。


 と言う噂だ。


 興味深かった為、スマホで調べてみると簡単にその話は出てきた。


 何でも、俺の泊まる部屋。204号室では昔死んだ人が居て、今も尚その部屋に居るって話だ。

 バカバカしい。そんな事があるはずがない。噂と言うものは所詮、噂でしかないのだ。


 そう。この俺、才間優斗は霊と言うものを一切信じない『現実主義者』なのだ。

 まぁそんな訳で、妹なら怖がるだろうなと考えながらも、そんな噂は一切気にしていない。霊なんて妄想だ、居る訳が無い。


 そして俺は管理人室のドアをノックする。

 すると、中から「開いてるから入ってきていいよー」と言う妙に間延びした声が聞こえてきた。

 なら、入って良いなら遠慮無く。


 そして部屋の扉を開けると、真っ先に俺の視界に飛び込んで来たのは、

「お? ようこそ。さ、入って入って」

「その前に服着てください」

 バンッ! と大きい音が鳴るくらいの勢いで扉を閉めた俺はため息をつく。


 そう、今中に居た管理人さんと思わしき人物はなんと、下着しか着ていなかったのだ。

「何やってんだよ。服を着てから人を入れろっての」

 しかし、そのせいで若干ドキドキしてしまった。


 そりゃ俺だって健全な男子高校生だ。あんな暴力的なボディを見せられちゃドキドキもしてしまう。

「ああ! 大丈夫だよ! これは下着じゃなくて水着だから」

 中からそんな声が聞こえて来た。


 そして再度俺は溜息をつきながらドアを開ける。

 すると、やはり飛び込んでくるのは服も着ないでベッドの上に寝転びながらポテチをかじっている管理人さんと思わしき人物だった。


 あれは水着。あれは水着と俺は俺は何度も頭の中で唱える。

 あれ? おかしくね?

「ごめんねー。これ水着だから安心して」

「いや、部屋で水着ってのもおかしいと思いますけどね」

「細かいことは気にしな〜い」

 全然細かくないと思う。


「で、君がもしかして優斗君?」

「あ、はい。才間優斗です。よろしくお願いします」

 個性的過ぎる。出来る事なら普通に過ごしたい俺としては関わりたくない。よろしくしたくない。


 だが、ここは社交辞令だ。取り敢えずよろしくしとく。

「よろしく〜。私はここの大家の結釣結花(ゆいづりゆいか)で〜す」

 妙におちゃらけた大家さんだな。威厳のいの字も無い。

 だが、ここに居るってことは大家に違いないんだろう。


「しかし〜君も勇気あるよね〜。あの部屋にするなんて。多分噂は知ってるんでしょ?」

 いや、噂を知ったのはついさっきだ。ここに来る途中に小耳に挟んだ程度だ。まぁ、それでも決意は変わらなかったってのはあるけどな。


「あそこはねぇ〜。呪われてるんだよぉ〜」

 面白かったら感想を頂ければ嬉しいです。

 感想を頂ければ僕のモチベはグングン上がります。

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