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False Princess  作者: 結愛
A coincidence inevitable
7/8

混乱

「ひっ人違いです! 私は……」

「何を仰るのですか。貴女様はどこから見ても、スフィーリア=ネロー様ではありませんか。私は騙されませんよ」

 よほど、私は似ているのかシャダイさんは私が、スフィーリア=ネローさんでは無いことを認めようとはしない。

 そもそも、私の話を聞かずに勝手に話を進めてしまっている。随分と我が強いようだ。

「そんな茶番はこれまでにしましょう。改めてまして、私の名前はシャダイ=アレスターといいます。スフィー様に仕えさせて頂くものです」

 シャダイさんは、私に大きくお辞儀をした。

 真面目なのかなんなのか、挨拶は何回目かわからない程。

「では参りましょう」

 彼は私の腕を掴みどこかへ連れ去ろうとする。

 反射的に振りほどいた私を不思議そうに見つめる。

 普通に考えておかしいでしょ。

「あの、どこにいくのですか! えと……シャダイさん」

「どこにって、ソラルド伯爵の屋敷に決まってるではありませんか」

 そんなことなぜ聞くのかわからないかのように、彼は私を見つめる。

 だが、私はスフィーリア=ネロー様ではなく城田泉。わかるわけもなく。

「ソラルド伯爵って誰ですか! ちゃんとしっかり説明してください!」

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