表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
False Princess  作者: 結愛
already seen
2/8

男と声

 ここはある狭間のセカイ。

 常人には行き着くこと、否存在すらも知る事がないだろう空間に人が一人。

 その人は蝋燭の下、熱心に何かを書き続けていたが、何かを悟り手を止める。

「選ばれしお姫様がやっと来てくれたみたいだ」

 声から男と推測される人物は、なにもないはずの暗闇に話しかけた。

 しかし声色からは、彼が喜んでいるのか、哀しんでいるのかまったくわからない。

「そうだね……あのこはちゃんとおかたづけできるの?」

 誰もいないはずの暗闇から声が聞こえた。

 それは少年よりは低く、少女以上高いそれは声というより音と言う方が近い。

 理解しがたくまったくもって矛盾しているが、それ以外に当てはまる言葉など見つかるはずもない。

「わからないけど彼女に頼るしかないよ。それしか方法はないからね」

 彼は大きくと伸びをすると、本棚から一冊の古びた本をとりだし、丁寧にページを捲った

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ