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〜の事シリーズ

無くしてしまうこと

作者: 破矢音

   時計を無くしました


 私のお気に入りの時計で、小学生の時に祖父に買ってもらったものでした。

 もらった時はとても大切にしました。

 

 けれども私は無くしてしまいました。

 

 罰当たりな事に、段々とソレが大切では無くなっていったのです。




   友達を無くしました


 私は、彼女とはとても仲がいいと思っていました。

 けど、彼女はそうは思っていなかった様で。


 私は彼女に少しキツメの言葉を言ってしまったのです。


 友達だから大丈夫、と思っていました。

 そう思っていたのは私だけでした。

 



 幼なじみを亡くしました


 とても仲のよい幼なじみでした。

 気が合い、兄妹の様な幼なじみでした。


 けど、彼は逝ってしまいました。


 部活の先輩から、いじめられていた様です。

 私は全く気づいてあげられませんでした。





 失って気づきました。


  時計も

   友達も

    幼なじみも


 皆、無くしてから、それらの重要性に気づきました。


 あぁ、時計は何処へ**

    彼女は如何して**

    彼 は何で**

 

 あぁ、私は、何で、気づいてあげられなかったのだろう……。

んあー……

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― 新着の感想 ―
[一言] 無くした分だけ、出会いは必ずくる 悲しみの数だけ、笑顔になれる
[一言] 深い内容のようですね。 これからも頑張ってください。
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