小さな羽の物語
みーちゃんは可愛い女の子です。
みーちゃんの背中には羽が生えています。
とても小さな白い翼です。
不思議なことに、ほかのみんなの背中には翼がありません。
みーちゃんだけが自由にお空を飛ぶことができます。
みーちゃんはお空を飛んでいろいろな国をたずねました。
さいしょにおとずれたのはおかしの国でした。
チョコレートにクッキー、アイスクリーム。
とてもおいしそうです。
みーちゃんは大好きなケーキをいっぱい、いっぱい食べました。
次に向かったのはおもちゃの国です。
ぬいぐるみやロボットが楽しそうに歌って踊っています。
みーちゃんは赤いドレスのお人形といつまでも、いつまでも遊びました。
どうぶつの国では猫やうさぎ、ひよこたちが仲よく暮らしていました。
みーちゃんは小犬といっしょにどこまでも、どこまでもおいかけっこをしました。
そして、さいごにたどりついたのは光の国でした。
そこにはみーちゃんのパパとママがいました。
パパとママはみーちゃんにやさしく笑って、手をふっています。
みーちゃんはパパとママの笑顔を見て、すべてを思い出しました。
おかしの国で食べたケーキはママの手作りケーキだったことを。
おもちゃの国で遊んだお人形はパパからの誕生日プレゼントだったことを。
どうぶつの国でおいかけっこをした小犬はみーちゃんが可愛がっていたペットだったことを。
光の国のパパとママ、そして、みーちゃんが交通事故で死んでしまったことを。
でも、みーちゃんは悲しくありません。
だって、光の国でパパとママがみーちゃんを待っているのですから。
みーちゃんは小さな翼を広げて、天国へと飛びたっていきました。
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ムーンライトノベルズやノクターンノベルズにも小説を書いております。
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