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ep25 再び柳沢宅へ

 封印されている情報は主に大規模な掃討作戦のもので、六本木の一件のような小規模ないざこざなどの処理は警察が行なっている。

 

 私は頭痛を我慢しながら楓先生を見た。

 

 「楓先生なら、わざわざ魔力を飛ばして盗み見なんかしなくても通してくれるでしょう?なんで犯罪まがいなことしたんですか?」

 

 「その方が効率がいいからさ。大河の結界から離れる時、ちょうど暇だったのでね。まぁいいじゃないか。君も食べたまえ。温かいものではないが、相手は生ものだ。早く食べるに越したことはない」

 

 まだ納得したわけではないが、私はとりあえず鰹の寿司を一貫食べた。確かに美味しい。私はあっという間に12貫を平らげた。

 

 「明日久美子さんの家に行って何をするんですか?」

 

 「とりあえず現状報告だな。わかったことは話そうと思うよ。こんなに美味しい寿司を食べられたのも彼女の依頼料のおかげだからね。あとは確認したいことを少々、そんなところかな。まぁ明日になればわかることさ。さぁ今日はこのくらいで仕事は終わりだ。明日に備えて宿題や休息でもとりたまえ。私はもう少し日本酒を楽しむとするからさ」

 



 翌日、私は9時ごろ起きて、身支度するために事務所兼リビングへ出た。すると楓先生はすでに準備を済ませて椅子にもたれてパイプをふかしていた。私は「おはようございます」と挨拶をして、楓先生が「おはよう。遅いよ」と返してきた。

 

 「さぁ早く準備したまえ。出来次第行くよ」

 

 私は慌てて洗面所へ向かい、歯磨きと髪のセットをした。そして自室へ戻り、いつものジーンズと、ブラウスの上に白のTシャツを着込んだ。

 

 「お待たせしました」

 

 私が言うと楓先生は手をひらひらさせて応えた。

 

 「あの、朝食は…」

 

 「なしだ。愛屋で食べるんだろう?少しくらいお腹を空かせて行った方がいい。さぁ行くよ」

 

 楓先生はパイプの灰を灰皿に落とし、スタスタと玄関を出た。私も急いで追いかけ、家を出た。今日も日差しが強い。私は茜に「おはよう。今から仕事行ってくるね」とメッセージを送って、前を歩く楓先生に追いつくべく、小走りをした。

 

 私達は都営新宿線の大島駅から新宿へ行き、そこから山手線に乗り換えて恵比寿へと向かった。恵比寿はビジネスパーソンの多い街なので、日曜の今日は比較的空いていた。雨雲のようなものもなく、ピカピカと太陽が照っている。恵比寿ガーデンプレイスの横を通り過ぎたが、そこは結構人が集まっているようで、賑わっていた。

 私達は久美子のマンションへ到着し、1階にあるインターホンで3511番を押し、久美子を呼び出した。

読んでくださりありがとうございます。

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