【A1.3#】推理RPGでストリートは第2章! 必ず大切な鍵となる人と出会う説
進む・・進んで・・・
腕時計のアラームが鳴る前に・・・起きた・・・3時20分・・・
簡単に寝てしまった・・・『みき』が同じ布団に入っているのに、
流石に寝る頃には、『みき』は自分のベットに戻ると思っていたけど、
・・・寝てる・・・『みき』・・・しかも・・・
俺に覆いかぶさっている!・・・動けば起こしてしまう!
どうしよう?・・・しかも・・・『みき』の顔、俺の胸じゃん!
・・・それに・・・男子特有の朝の生理現象が!!!
・・・テント・・・完璧になっている・・・
・・・それに・・・『みき』の足!!
絡み過ぎだよ・・・俺・・・どうすれば・・・
「・・・ふぁ~~おはよう・・・『かずくん』・・・♡♡♡」
「・・・起こしちゃった・・・『みき』・・・」
「・・・ふぁ~大丈夫だよ・・・私の目覚ましも3時30分だから♡♡♡」
「・・・何も一緒に起きなくても・・・」
「・・・奥さんは送り出すんだよ『かずくん』・・・♡♡♡」
「・・・でも・・・まだ奥さんじゃないよ・・・『みき』は」
「・・・嫌なの?・・・私が奥さんじゃ~♡♡♡」
「・・・そうじゃないけど・・・何か悪いじゃん」
「・・・いいの・・・それより・・・『かずくん』?私の太股に当たるのは
・・・そう言う事?・・・グフッ♡グフッ♡♡♡」
「・・・男の生理って事で・・・勘弁してください・・・『みき』」
「・・・目覚ましなるまで・・・ね・・・おはようのチュッ♡して♡♡♡」
「・・・歯磨いていないよ~・・いいの?」
「・・・パフッ・ング♡フグッ♡♡チュッ♡♡♡」
「・・・ハフッ♡・・・『みき』・・・好きだよ」
「・・・パフッ♡フグッ♡♡チュッ♡『かずくん』大好き♡チュッ♡♡♡」
「・・・ハフッ♡チュッ♡」
「・・・ね~私の太股に当たるの・・・
・・・凄く固くなっているんですけど・・・
・・・フグッ♡♡チュッ♡『かずくん』♡♡♡」
「・・・ダメだって・・・それ以上は・・・あっ♡『みき』」
「・・・いいんだよ♡『かずくん』正常な反応だよフグッ♡♡チュッ♡♡♡」
「・・・だって~『みき』の胸が・・・当たって・・・」
「・・・グフッ・大きくなった?私のおっぱい?パフッ・ング♡チュッ♡♡♡」
「・・・『みき』・・・ハフッ♡チュッ♡」
「・・・あっ♡もっとして・・・キス・・・気持ちいい『かずくん』♡♡♡」
その時!大音量で『みき』の目覚まし時計が
ジリリリ~~~ン!!!!!
「・・・・・・・」
「・・・・・♡♡♡」
「行かなくっちゃ!!配達!・・・『みき』チュッ♡」
「・・・もう少し・・・したいの・・・キス♡♡♡」
「・・・また今度ね『みき』・・・」
「♡♡♡・・うん・・♡♡♡」
「・・・・・・・」
「やっぱり・・・おかしいよ私達・・・普通は女の子が男の子を
今みたいに、なだめるんだよ♡何で?私がなだめられてるの?
・・・まるで、私がしたくて・したくてしょうがない見たいじゃん
・・・恥ずかしいよ・・・私・・・『かずくん』・・・♡♡♡」
「・・・大丈夫!俺も本当はそうだから・・・『みき』」
『パフッ・ング♡フグッ♡♡チュッ♡・・あっ♡・・うっ♡』
「あっっ♡チュッ♡『かずくん』♡♡♡」
「・・・・・♡」
「・・・・♡♡♡」
「・・・起きよう『みき』」
「・・・うん『かずくん』♡♡♡」
洗面で顔を洗って、歯を磨いて・・・
「・・・行ってらしゃい♡『かずくん』・・チュッ♡♡♡♡」
「・・・オォ~~~・・・チュッ♡行ってくる」
自転車で新聞屋まで・・・テンション高め!いつもより早く着いて
新聞の折り込みを終えて、配達に出発だ。
地獄坂の上の方の45件投函エリアを終えると
いつもの様に必ず地獄坂手前の交差点で・・・
「!!おはようさん♡『かず』今日は・・・遅いなペースやな♡
昨日『みき』とエッチでもしたんか?♡」」
「!おはよう『真理』・・・そんな訳ないだろう!・・バカ!」
「冗談や!・・・グフッ♡」
「・・・・・・・」
「・・・・・・♡」
「男にも色々とあるんだぞ!いちいちツッコミしなくていい!!」
・・・そう言う所だぞ『真理』」
「そうやな~!あかんな!ウチの悪い癖や『かず』♡」
「・・・部長ガンバレ!!『真理』!!」
残り地獄坂坂下エリアで55件・・・
予定通り6時30分過ぎに最後の投函・・・あれ?6時15分だ
昨日より・・・15分近く速い!!
『みき』は家の前で・・・俺が配達に来るのを待っていた・・・
「お疲れ様♡『かずくん』・・・チュッ♡♡♡」
「・・・チュッ♡」
「今日の朝ごはんは、パンとサラダね♡♡♡」
「オォ~~コーヒー宜しくね!『みき』」
「うん♡♡♡」
新聞屋から帰って来て・・・7時05分に『みき』の家に到着!
やはり昨日より5分速い・・・凄い効果だ・・応援って!
それに・・・『みき』と一緒に寝てたって事もあるのか?
・・・寝不足に近い物があるけど・・・エネルギーが充電されてる感じ!
着いて速攻でシャワーを浴びた・・・お風呂場を出た所で
『みき』が新しいタオルを持って来てくれた・・・俺はパンツ一丁!
「・・・グフッ♡・・・テントが無い♡♡♡」
「・・・そりゃ~ね!ってか見てるのはそこか⁈『みき』」
「・・・そりゃ~ね!・・・グフッ♡♡♡」
「・・・『みき』のスケベ!」
「♡♡♡・・♡♡♡・・♡♡♡」
「そこは・・・そうじゃないって完全否定する所だぞ!『みき』」
「・・・チュッ♡・・・朝ごはん食べよう『かずくん』♡♡♡」
「・・・なんじゃそりゃ・・・」
『みき』が作ってくれた朝ごはんは・・・
シーザーサラダとスクランブルエッグとトーストだ・・・
「やっぱり・・・『みき』の作るご飯は・・・美味しいよ」
「・・・こんなの誰でも作れるよ『かずくん』♡♡♡」
「・・・そうかな?・・・俺は美味いと思うけど・・・」
「♡♡♡・・・そう言う所・・・変わってないよね『かずくん』♡♡♡」
「・・・感じたままの感想なんだけどね・・・」
「・・・だから・・・好きチュッ♡・・・♡♡♡」
「・・・チュッ♡・・・俺も・・・『みき』」
「・・・もっと・・・♡♡♡」
『パフッ・ング♡フグッ♡♡チュッ♡・・あっ♡・・うっ♡』
「・・・・・♡」
「・・・・♡♡♡」
「早く食べよう・・・『みき』」
「・・・もう一回・・・お願い・・・♡♡♡」
『パフッ・ング♡フグッ♡♡チュッ♡・・ウッ♡・・あっ♡』
「あっっ♡チュッ♡『かずくん』♡♡♡」
「・・・・・♡」
「・・・・♡♡♡」
「・・・コーヒー飲む『かずくん』♡♡♡」
「うん」
俺に一杯だけコーヒーを入れてくれた・・・
『みき』はオレンジジュース・・・
「明日は・・・『かずくん』誕生日だよ・・・15歳だよ♡♡♡」
「うん・・・実感はないな~」
「・・・『恵美ちゃん』次第だけど・・・誕生日はするよ♡♡♡」
「・・・無理しなくていいよ『みき』」
「・・・夕飯はどうするかは、考えるとして・・・期待はしてね♡♡♡」
「・・・・・・・」
「・・・そこは・・・うん・・・でしょう?♡♡♡」
「うん・・・ありがとう・・・『みき』
それと、今日は一応家に電話はいれるよ・・・
少しは家の様子も気になるから・・・」
「・・・うん・・・でも二人きりなのは・・・ね♡♡♡」
「・・・うん・・・言わないよ」
「・・・・・・」
「・・・・♡♡♡」
「ね~『かずくん』今日から宜しくね『川口 美佐江』ちゃんの事♡♡♡」
「分かった!で時間はどのくらい、頂けるんだ?『みき』」
「1か月♡♡♡」
「げ!それは・・・流石に、難しいと思うけど」
「大丈夫だよ!もしかしたら、他の子よりも体力あるかも・・・
それすら・・・遠慮している可能性もあるかな~って・・・
昨日は言わなかったけど・・・『真理』には・・・♡♡♡」
学校に着くと、『ヒデ』が『真理』にビデオを渡していた。
それと、『あや』が昨日の偵察ビデオを『みき』に渡していた。
「は~~~ホンマにやるんか?『みき』♡」
「そうなのだ!『真理』監督の命令は絶対なのだ!・・・
しかも・・・空のビデオが無くて・・・俺のコレクションの一つを
つぶしてダビングしたのだ!!・・・やって貰わないと
俺が浮かばれないのだ!!・・・トホホ・・・」
「ね~『ヒデ』このマジックで消してあるビデオのタイトルは、
何だったの⁇・・・怪しいわよ⁈・・・『ヒデ』・・・♡♡」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・♡♡♡」
「・・・・・・・♡」
「・・・ちゃんと全部消したの?見習いの『ヒデ』?♡♡」
「それはもう!!『真理』に見られては、行けないと思って・・・げ!」
強烈なボディーブローが一『ヒデ』に入る!!~~
グホッ・グホッ・グホッ!!!
「ウチに空のビデオテープはまだあったと思うんや⁈
明日持って来るやさかい・・・その・・・
『ヒデ』のコレクション大事にせんとな・・・『ヒデ』・・・
なんなら・・・そのコレクション・・・今度見せて~な『ヒデ』♡」
「・・・ありがとうなのだ『真理』・・・今度厳選した俺の
コレクションビデオを持って来るのだ・・・」
「・・・『ヒデ』も色々と大変だな」
「・・・そうだね『かずくん』♡♡♡」
「・・・何にみんな『ヒデ』を肯定しているの?彼氏がエッチビデオを
コレクションしてるなんて・・・恥ずかしいわよ・・・彼女として♡♡」
「・・・・・・クッ・クッ」
「・・・・・・グフッ♡♡♡」
「・・・・・・・グフッ・グフッ♡」
『ハハハハハ♡♡♡ハハハハハ!!ハハハハ♡』
今日は木曜日で、5時限までしか授業が無く、どの部活動は盛んな木曜日だ!
『みき』は授業が終わると女子バスケ部の監督として、
『真理』と体育館に行った。
『ヒデ』と『あや』は昨日の続きで、『みき』からの指示がある学校に
偵察に行った。いったい・・・どれくらいの数の中学校のデータを取るのか?
聞いて見たら・・・「12校だよ♡♡♡」って簡単に言われた・・・
『ヒデ』『あや』・・・ガンバレ!・・・でも何か久しぶりな感覚だな⁈
【出雲組】って感じがするよ・・・小学生以来だな・・・
【出雲組】で目的が一緒に動くのは・・・何か嬉しいよ・俺・・・
『みき』が戻って来るって事は、こう言う事なんだよな~~
俺も、人肌脱ぐか!・・・で『川口 美佐江』ちゃんって・・・
「五十里先輩宜しくお願いします!」
「宜しくね『美佐江ちゃん』」
「・・・『美佐江』って呼び捨てでいいです!」
「・・・そうなの?」
「・・・その方がね♡キャハ♡五十里先輩と仲良くなれそうでグフッ♡」
「・・・あのな~『美佐江』・・・」
「やったー!呼び捨てで呼んでくれた♡・・・グフッ♡」
「・・・・・・・・」
「だって~監督の彼氏でしょう?五十里先輩♡」
「・・・・・・・・」
「否定しない所・・・いいですよ五十里先輩♡・・・私・・・
五十里先輩の2号さんでもいいですから♡キャハ♡」
「あのな~『美佐江』・・・」
「・・・テヘ♡・・・2号は嘘で~す♡でも・・・諦めていませんよ・・・
今年のバレンタインデーは・・・無視されましたけど・・・♡」
「ん?ん?あの送り主不明のチョコって・・・もしかして?」
「ん?ん?何ですか?送り主不明って五十里先輩?
どんなチョコだったんですか?♡」
「・・・・・・・」
「一つだけ送り主が分からないバレンタインデーのチョコがあって・・・
確か、紫色のパッケージで・・・リボンは黄色だった様な・・・
マカデミアナッツ見たいなチョコだったと思うけど・・・」
「げ!・・・それ・・・私です・・・♡」
「・・・・・・♡」
「・・・・・・・」
「ありがとう・・『美佐江』・・やっと言えた・・・
気持ち悪かったんだよ・・・お礼を言えないのが・・・良かったよ
送り主が分かって・・・でも・・・
宛名だけでの下駄箱に置いて行かれるのは・・・
気持ち悪いって・・・『美佐江』・・・」
「すみませんでした!五十里先輩!・・・でも無視されていた訳じゃ
ないんですね・・・てっきり『上川 澪みお』先輩と二人デキていて
無視されていると思っていました・・・先輩卒業したし・・・
これで、私にチャンスが来たと思っていたら・・・『みき』監督だもん!
・・・どんだけ、モテるんですか?五十里先輩!!♡」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・♡」
「そのスルーは無しですよ・・・五十里先輩・・・そこは
全力で否定する所ですよ・・・まったくもう♡」
何か?変な感じだ・・・まるで『みき』と話している見たいだ・・・
「まぁ余談はこれぐらいで・・・早速やってみようか80段階段」
「分かりました!登りは心肺機能強化で下りは足の筋肉をしなやかに
するトレーニングですね・・・五十里先輩♡」
「げ!そこまで分かっているんだ・・・『美佐江』は・・・」
「勿論ですよ・・・それに・・・今コートに行って練習するより・・・
こっちの方がいいです!五十里先輩♡」
「何で?『美佐江』・・・」
「・・・・・・・♡」
「・・・そう言う事か・・・『美佐江』・・・」
「・・・下手くそと練習しても・・・ね・・・五十里先輩・・・
時間が勿体ないですよね~キャハ♡でも、少し言い過ぎました♡テヘ♡」
「・・・まあそう言うなよ・・・『美佐江』」
「『みき』監督とプレー出来たら練習になるんだけどな~⁈
五十里先輩♡言ってくれません?彼女さんに・・・キャハ♡」
「・・・実力を見せつければ、出来るかもよ?・・・
特に今回の『美佐江』の為のこのトレーニングの結果次第ではな」
「・・・やっちゃっていいんですか?・・・3年の先輩達・・・
引きませんかね~・・・グフッ♡・・・私はいいんですけど・・・
嫉妬されても面倒くさいじゃないですか?・・・部活の空気的にね♡」
「・・・まずは、リザルトだろ?・・・それから一緒に悩んであげるよ」
「グフッ♡良いんですか?そんな約束私として・・・グフッ♡」
「いいよ!それぐらい・・・それに今日の結果はどうせ言う事になって
いるんだから!・・・じゃ~早速やろう『美佐江』!!」
「はい♡五十里先輩♡」
実際に80段階段を一緒に始めた・・・するとどうだろう⁈
登りは流石に、まだ離れるが、下りの階段の時の体のバランスが良い!
まぁ俺はこのトレーニングに慣れているからだが・・・『美佐江』は
初めてだ・・・なのに3本目からは俺に着いて来る!!マジか!!
陸上部2年生男子より凄いぞ!!もしかして・・・
陸上のセンスあるんじゃないか?『美佐江』ならウチの部がスカウトしたい
くらいだよ・・・これも見抜いていたのか?『みき』・・・マジか!!
流石と言うか・・・怖いぞ『みき』!!!
5本目になると・・・余裕で着いてくる・・・コツを掴んだのか?
普通は力んで、余計な体力使ってペースが落ちるんだが・・・
コイツは運動センスがずば抜けているな!!しかも頭が良い!!
5本目が終わって、休憩タイムだ・・・
「な~『美佐江』・・・」
「なんでしょう?五十里先輩♡」
「このメニューじゃない方がいいな・・・80段階段はどちらかと言うと
長距離ランナーに考えられたメニューなんだ・・・『澪先輩』が」
「・・・でしょうね~でも~これはこれで大幅に体力アップは期待出来そう
ですよ~・・・この他にどんなメニューが有るんですか?五十里先輩♡」
「短距離特化型ある!」
「・・・それはどんな感じなんですか?♡」
「10mダッシュして、5m進んでまた10mダッシュの6本連続って
のがあって・・・緩んだ所からの緊張と緩和を繰り返して・・・
足の筋肉を一瞬で最大限までに能力を上げる練習だよ!」
「・・・まるでバスケですね・・・」
「陸上だと一方通行でいいけど、これを10mダッシュして5m進んだら
反対側に10mダッシュして切り返す様にすれば・・・実践向きかと
思うんだけど・・・どうかな?『美佐江』」
「それは・・・男子高校生のバスケ練習でコートで見た事あります。
その時は5mダッシュ5mダウンでしたけど・・・五十里先輩♡」
「あるんだ・・・実際に・・・」
「え~五十里先輩♡」
「じゃ~一応後3本80段階段やったら、グランドで10mダッシュの方を
やってみようか?『美佐江』」
「はい♡五十里先輩♡」
やはりそうか!『美佐江』に必要なのは、反射だ!ダッシュに変わる時に
緩むんだ筋肉が!!これは、踏み台連続アップダウン連続もメニューに
入れれば・・・凄い事になる!一瞬の爆発力を手にすれば・・・
でも長距離選手向き何だよな~~『美佐江』の脚質は・・・
「後5本やったら上がろうか?『美佐江』」
「・・・五十里先輩・・・これキツイです・・・」
「お!初めて弱音を吐いたな『美佐江』」
「・・・流石に・・・これを10本ワンセットって・・・ヤバイですよ~♡」
「でも・・・それは弱点克服になりそうだね・・・クックッ」
「あっ!笑ってるし・・・もう~どんだけSなんですか?♡」
「・・・一応監督から預かってトレーニングしてる訳だしな~クッ・クッ」
「あっ!また笑ってるし・・・もうそう言う所ですよ五十里先輩♡」
「明日も預かっているから・・・そのつもりでな『美佐江』」
すると・・・横から・・・
「あら~~随分と仲が良くなったじゃない?『かずくん』・・・
しかも・・・下の名前で呼び捨て何て・・・嫉妬しちゃうわよ・私♡♡♡」
「げ!『みき』監督!!♡」
「まぁそう言うなよ『みき』・・・コーチと選手の間柄なんだから今は」
「・・・・そう言う事にしてあげるよ『かずくん』・・・
でどう?『美佐江』は・・・コーチの『かずくん』的には♡♡♡」
「・・・・♡」
「どうもこうもないよ!『美佐江』はヤバイよ!運動能力がずば抜けてるし
運動センスがいい!!・・・後は反射能力が向上したら、
中学女子バスケでは無双状態になるかも!!」
「♡・・・♡・・・五十里先輩・・・♡」
「・・・やっぱりね・・・『美佐江』・・・
私が監督の間は、手抜きは無しだよ・・・勿論夏の大会以降もね♡♡♡」
「・・・・・♡」
「まぁ『みき』そこは相談して行こうよ・・・実力を出さなかったじゃなくて
出せなかったかもしれないじゃん!・・・」
「♡・・・♡♡・・・五十里先輩・・・♡」
「!目をハートにしないの『美佐江』!
ダメだよ・・・私の彼氏に手を出したら!!退部だからね♡♡♡」
「は~~い!『みき』監督・・・分かりました・・・♡」
「・・・クッ・クッ」
「・・・グフッ♡」
『ハハハハハ♡♡♡ハハハハハ!!!』
「冗談だよ『美佐江』多分・・・監督」
「えっ!そうなんですか?『みき』監督?♡」
「退部はね・・・グフッ♡でも手は出しちゃダ~~~メ♡
それに・・・将来の旦那様になるかもしれないんだから・ね
その意味・・・分かるよね・・・『美佐江』・・・♡♡♡」
「・・・・はい♡【ヤバイ・・監督マジだ!!】♡」
「じゃ~今日はもう上がろうか⁈明日もあるしね『美佐江』♡♡♡」
「はい♡『みき』監督・・・五十里先輩今日はありがとうございました」
「お!明日もよろしくな『美佐江』」
「・・・帰ろう・・・『かずくん』♡♡♡」
「うん!・・・『みき』」
『みき』と家に着くと・・・『恵美ちゃん』はまだ帰っていない・・・
すると電話が・・・『恵美ちゃん』から
「・・・うん・・・分かった・・・お父さんにお大事にって
言っておいてね・・・じゃ~明日ね・・・バイバイ♡♡♡」
ガチャ!!
「・・・明日の午前中に帰ってくるって・・・『恵美ちゃん』♡♡♡」
「・・・そうか・・・お父さん大丈夫なの?『みき』」
「・・・明日退院するから、その後帰って来るって♡♡♡」
「・・・そうか・・・じゃ~今日も二人きりだね・・・」
「♡♡♡うん♡♡♡」
「・・・大丈夫?俺がいて・・・帰ってもいいんだよ」
優しいボディーブローが一に入る!!~~
グホッ・グホッ・グホッ!
「・・・・・♡♡♡」
「・・・・・・・」
「・・・嘘つき♡♡♡」
「・・・うん・・・」
「私買い物に行って来るよ・・・冷蔵庫の中・・・何もないから♡♡♡」
「俺は・・・やっぱり家に1回帰って来るよ・・・着替えも足りないし
それに・・・オヤジの事も気になるし・・」
「・・・うん・・・でも・・・帰って来てね『かずくん』♡♡♡」
「・・・うん・・・大丈夫だよ『みき』・・・♡♡チュッ♡」
「ハフッ♡チュッ♡♡♡」
『みき』は駅の方に買い物に行った・・・俺は久々の家だ・・・
家に帰ると・・・母さんが・・・そしてオヤジ誠一もいた。
会社からは早い・・・早すぎる・・・
「・・・一樹・・・あれ?帰って来るの土曜日か日曜日じゃなかった?」
「・・・着替えを取りに来たんだ」
「・・・そうなの・・・」
「・・・・・・」
「・・・お父さん・・・また・・・やったの・・・」
「・・・・・・」
「・・・いくら?・・・」
「・・・70万円・・・」
「・・・オヤジ・・・またやったのか?」
「・・・お前には関係ない!」
「・・・関係ないならいいけど・・・そうじゃないだろう?」
「・・・お前には関係ない!」
「・・・で、母さんどうするんだよ?お金・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・一樹」
「もう・・・借りる所・・・ないよね?母さん」
「・・・俺貸してもいいけど・・・」
「・・・一樹・・・それはダメよ・・・あなたが一生懸命新聞配達して
貯めたお金よ・・・それはダメよ・・・」
「・・・でも・・・仕方ないよね・・・でも条件はあるよ・・・」
「・・・条件?」
「・・・お前は親が困っているのに、金を貸すのに条件だと!!」
「・・・今までにそうやって、高利貸しサラ金から借りたお金の
使い道を全部話す事だよ・・・出来ればそれを証明できる物も見たい」
「・・・・一樹」
「・・・お前は親を脅すのか!!!」
「・・・そこはもう、いいよ!話して揉めるつもりはないよ・・・オヤジ
よく考えて見て・・・今何が一番必要で大事か・・・俺・・行くよ」
「・・・・一樹」
「・・・何処へ行く!出雲の所か!そんなの許さんぞ!お前!!!」
「女所帯だけで不安なんだろう?一樹でその不安が和らぐなら
いいんじゃないか・・・お世話になっているんだろう?出雲さんに・・・
って言ったのオヤジだろう?母さんも聞いてるよね?」
「俺はそんな事言ってない!!!」
「・・・お父さん・・・一樹・・・今日だけでも行かないって訳には・・」
「・・・話にならないよ・・・オヤジ・母さん・・・
二人とも・・・俺は
勉強も部活も新聞配達もどれも一生懸命やって来た・・・
それなりに結果も残してる・・・
テストは学年280人中で10位前後だし・・・
新聞配達は休んだ事は無いし・・・
部活もそれなりに大会で一応・・・区の大会だけど表彰台に上がった事
もあるし・・・そんな俺に、親の都合だけ押し付けても・・・ね
それに、出雲さんの家に失礼だよ・・・」
「!!!そんなの関係ない!!!行ってはダメだ!!それに金だって!」
「・・・あなたって人は・・・
母さんもし俺の貯金通帳を俺の部屋から見つけても無駄だよ・・・
カードは無いし、印鑑もこの家にはないからね・・・
それに、子供のお金を勝手に使ったら・・・ただの窃盗だからね」
「!!!貴様!!!親に使う言葉か!!それが!!!」
「・・・オヤジ・・・その言葉・・・そのまま返すよ・・・
あなたのその言葉・・・実の子供に使う言葉じゃないよ・・・」
「・・・一樹・・・もういいから行きなさい・・・出雲さんの家に」
「・・・そうするよ・・・母さん」
着替えを取って、家を出た・・・
もう中学になって6回目だ・・・こんな事・・・
借金をして帰って来たオヤジとのやり取りは・・・
母さんはオヤジの借りてまで使うお金の、使い道が分からない・・・
別に女の匂いが有る訳でもない・・・
何で半年もの間で80万円近くの借金が出来るのか?
何に使っているお金なのか・・・兎に角分からない・・・
そして・・・頑なにオヤジはそのお金の使い道を言わない!
・・・だからそれを話したら・・・貸してあげるって事は・・・
オヤジにお金を貸さないって事と同義語だ・・・
もう・・・うんざりだ・・・この五十里の家は・・・
早く自立して・・・この家と・・・切りたい・・・縁を・・・
これは・・・高校も奨学金を貰って行く事も視野に入れる必要が
ありそうだな・・・奨学金って結局は自分の借金だもな・・・
せめて、高校くらいの学費は当てにしていたけど・・・だめか?
一応『ヒデ』に電話しておくか・・・公衆電話で・・・
「・・・もしもし・・・」
「お!『かず』か・・・どうした?今はラブラブタイム中じゃないのか?」
「・・・あのな~・・・まぁいいや・・・所で・・・」
「大丈夫なのだ・・・印鑑はちゃんと管理してるのだ!何かあったんだな?」
「相変わらずこう言う時の感は鋭いな!・・・お前は」
「まぁそう言うなよ・・・『かず』・・・大丈夫なのか?」
「あ~いつも通りだよ・・・印鑑渡さないでくれ・・・『ヒデ』」
「分かった!心配するな『かず』」
「ありがとう」
「・・・エッチは程々にな・・・『かず』」
「バカ・・・しないよ・・・じゃ~な『ヒデ』」
「・・・がんばれ『かず』・・・じゃ~な」
何を頑張らるんだ?俺は・・・まったく『ヒデ』の奴は・・・
意識しない様にしてるんだから・・・頼むよ・・・
そんな事を考えていたら・・・『みき』の家に着いた・・・
先に買い物から『みき』は帰って来ていた・・・
家の中に入ると・・・しょうがの匂いがする・・・
嫌な事の後だ・・・テンション上げて行こう!!
「!!ただいま~『みき』♡」
「お帰り『かずくん』♡♡♡」
「・・・ってテンション高いよ・・・何かあったんだ家で♡♡♡」
「・・・相変わらずこう言う時の感は鋭いな!・・・お前達は」
「ん?達・・・って『ヒデ』には話したんだ?♡♡♡」
「そう言う所だよ・・・『みき』も『ヒデ』も・・・」
「長いからね~一番付き合いが・・・♡♡♡」
「まぁ後で話すから・・・先にシャワー入るよ・・・いい?」
「勿論・・・一緒に入る?『かずくん』私と・・・グフッ♡グフッ♡♡♡」
「・・・そう言う所もだよ・・・まったく・・・シャワー入って来る」
「????どういう意味『かずくん』♡♡♡」
「色々とな・・・『みき』」
「ふ~~ん・・・まだ出来ないから、先に入って来て『かずくん』・・・
私も生姜焼き作ったらお風呂に行くから・・・ね♡♡♡」
「来なくていい!『みき』」
「・・・ケチ・・・♡♡♡」
まったく・・・出雲組は・・・
どうして窮地になると・・・こう察しがいいんだ?
・・・まぁそこが良いんだけどな・・・
今日はシャワーだけでいいや!!・・・何か浴槽ダイブになりそうだし
「・・・『かずくん』・・・浴槽ダイブはだめだよ♡♡♡」
「・・・大丈夫だよ・・・シャワーだけにしてるから」
「・・・うん・・・新しいタオル置いておくね♡♡♡」
言ってる側で直ぐに風呂から出た・・・
「・・・・・・♡♡♡」
「・・・・・・・・」
「・・・キャ~~~♡♡♡」
「・・・って・・・しっかり見てるじゃん『みき』」
「・・・一応は言わないと・・・ね・・・グフッ♡隠さない『かずくん』
カッコイイよ!・・・グフッ♡・グフッ♡♡♡」
「・・・どうせ何度も今まで見られてるし・・・でも
見過ぎだよ・・・『みき』」
「♡♡♡・・♡♡♡・・♡♡♡」
「・・・・・・・・・・」
「ご飯出来たから・・・ね♡♡♡」
「・・・うん・・・」
『みき』が作ってくれた、生姜焼きは最高に美味しかった!!!
「なぁ『みき』・・・」
「ん?どうしたの?『かずくん』♡♡♡」
「この生姜焼き・・・すげ~美味いんだけど・・・」
「ん?そう?♡♡♡」
「・・・うん・・・これ凄いよ」
「それは良かったよ♡♡♡」
「いい奥さんになるよ!『みき』は」
「・・・それは・・・奥さんにしてくれるの?『かずくん』が♡♡♡」
「・・・・・・・・」
「そのスルーは、地獄坂の告白が嘘になるよ・・・『かずくん』♡♡♡」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・♡♡♡」
「・・・いいの?」
「・・・勿論♡♡♡」
「・・・まだ中学生だよ・・・『みき』」
「・・・嫌なの?『カズくん』は・・・♡♡♡」
「・・・いいに決まっているよ・・・今は」
「ん?今は♡♡♡」
「・・・『みき』は可愛くて綺麗で・・・色々な可能性があるんだよ
こんな俺でって・・・思うのは普通だよ・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・♡♡♡」
「・・・キスして・・・♡♡♡」
「・・・ハフッ♡チュッ♡」
「・・・『みき』・・・ハフッ♡チュッ♡」
当然・・・だよ・・・




