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【A1.2】推理RPGでストリートは第2章! 必ず大切な鍵となる人と出会う説

中学生って・・・リアル・・・増よね

☆☆☆☆☆☆☆☆★★★★★★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆

『みき』が転校して来た日の放課後の放送室・・・

・・・・俺以外は全員正座・・・・


「そこ!!!反省しているのか!!

『ヒデ』!『あや』!『真理』・・・そして『みき』!!」


「・・・・・・・」

「・・・・・・・♡」

「・・・・・・・♡♡」

「・・・・・・・♡♡♡」

「・・・ごめんなのだ・・」

「・・・ほんま出来心で・・♡」

「・・・サプライズと思って・・♡♡」

「・・・私は、知らなかったもん♡♡♡」

「・・・・・・」

「だいたい!何で彼氏の俺が『みき』が今日!軽井沢から転校して

 来る事を知らないんだ!そんなの可笑しいだろう?」

「・・・・・・」

「・・・『みき』が言うなって・・」

「・・・そうなんや!『みき』が内緒ねって言うから♡」

「!あっ!裏切ったね『ヒデ』・『真理』♡♡♡」

「!・・・そうなのよ『かず』・・・私は言った方が良いって♡♡」

「!えっ!そんなアホな!『あや』がこの案件の首謀者やないか!♡」

「!そうなのだ!どの口が言っているのだ『あや』!」

「!だって『みき』が『かず』との再会は・・・その・・・

 ドラマチックな演出がいいって言うから・・・

 しかも・・・先週にウチの3-Bに入る事が分かった時に・・・

 それも大変だったんだから!情報を集めるのに苦労したわよ!

 そうしたら・・・

 『みき』が転校初日にクラスでの再会って言う

 ドラマにしたんじゃない!

 しかも!ノリノリだったのは『みき』じゃない!・・・そりゃ~

 私も・・少し悪ノリはしたけど・・・悪いのは『みき』よ絶対に♡♡」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・♡」

「・・・・・・・♡♡」

「・・・・・・・♡♡♡」

「・・・・・・・・ん?」

「・・・『みき』質問をしていいか?」

「・・・はい♡♡♡」

「転校が決まったのは、何時だ?」

「・・・3月の始めです♡♡♡」

「俺に何か言う事は?『みき』?」

「ごめんなさい『かずくん』・・・黙っていて・・・

 でも!『かずくん』も悪いよ!♡♡♡」

「そうなのだ!陸上部女子先輩の『上川 (みお)』先輩の話しを

 して・・・『みき』を心配にさせたのが悪いのだ・・・」

「そうやな~先月卒業するまでは、学校で一番のマドンナだったし

 そら!心配にもなるで~な『みき』♡」

「そう~ね♡陸上やってて・・胸はね♡それなりだけど・・・

 スタイルは抜群でなんせ足が長い!そして勉強も学年ではいつも

 ベスト5には入っている・・・ある意味パーフェクトヒロインよ♡

 ・・・その先輩と『かず』は陸上の種目も長距離で一緒でね・・・

 いつも・・・一緒にトレーニングしていたし・・・ね・・・♡♡」

「・・・・・・・」

「・・・それと・これは関係ないだろう?『あや』・・・

 しかも、『みき』が心配しないようにって・・・

 話してるだけだぞ『ヒデ』!

 そして『真理』!『澪先輩』のマドンナって情報はいらないぞ!」

「・・・・・・・」

「要らぬ事を言って『みき』を煽るのは、止めた方がいいのだ『かず』」

「ほんまそうやで⁈『かず』・・・『澪先輩』はもしかして・・・

『かず』の事・・・グフッ♡」

「・・・・・・・・」

「煽っているのは『真理』な!しかも含み笑いはしない!」

「そないな事言っても・・・噂になっとたのはホンマやないか!」

「・・・グッ!・・・」

「・・・・♡♡♡」

「・・・ふ~~ん!『澪先輩』って学校で一番のマドンナだったんだ⁈

 聞いてないよ!それ!『かずくん』・・・しかも・その『澪先輩』と

 噂になっていたって・・どういう事?『真理』?

 みんな、私に内緒にしていたの?・・・ね~みんな?♡♡♡」

「・・・それは無いのだ!」

「そないな事する訳・・・ないやろ『みき』に♡」

「本当に?『あや』・・・♡♡♡」

「・・・それは無いわよ・・・いつも部活終わりに一緒に帰って、

 冬の時期は暗くなるのが早いからって、『澪先輩』を家まで

 送って行ってるなんて、内緒にしてる訳ないじゃない!・・・♡♡」

「・・・げ!」

「・・・げ!♡」

「・・・げ!♡♡」

「そう言う誤解を生む言い方はやめろ!『あや』!しかも

『ヒデ』も『真理』も同調しない!・・・それにそれは・・・」

「・・・それは何に?『かずくん』・・・事によっては♡♡♡」

「あ・れ・は!『澪先輩』にしつこく付き纏う先輩を

 近づけさせない為に、お願いされたの!一緒に帰ってって!

 その先輩は、男子バスケ部で、『真理』もよく知っているよ!」

「・・・そうなの?『真理』♡♡♡」

「宮川先輩やろ・・あの人は少しヤバイ感じで・・あかん奴や!

 告白3回も断られても、次頑張るって・・・訳の分からん奴や!

 確かに・・・不気味やったぞ・・・『みき』・・・♡」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・♡」

「・・・・・・・♡♡」

「・・・ふ~~ん♡♡♡」

「誤解が解けた所で・・・本題・・・」

「・・・あの~そろそろ正座がキツイんですけど♡♡」

「・・・そうなのだ・・・しかも放送委員長が正座させられてる姿を

 後輩のみんなに見られたら・・・キツイのだ」

「・・・それに部活に行きたいんやけど・・・」

「・・・それにまだ誤解は解けてないよ!『かずくん』!」

「・・・・・・!」

「えっ!そうなの?今言った事以外は何も無いし・・・どうすれば」

「取り敢えず・・・私、正座で足がしびれてるから起こして

 くれれば・・・考えてあげるよ・・・その『澪先輩』の噂の事♡♡♡」

「・・・分かったよ『みき』」


正座している『みき』を抱きかかえる様に・・・起こした・・が

『みき』はそのまま・・・俺に抱きついた♡♡しかも全体重を乗せて

・・・そして・・・そのまま『みき』と俺は・・・

抱き合ったまま・・・放送室の床に倒れた・・・

『みき』の顔が俺の直ぐ横にある・・・『みき』が耳元で・・・

「浮気は許さないからね♡『かずくん』・・チュッ♡・・テヘ♡♡♡」

「・・・恥ずかしいよ『みき』♡」

「・・・いいの♡♡♡」

「・・・あの~私達も正座・・・止めていい?

 しかも・アホらしいんですけど・・・帰って来てそうそう♡♡」

「止めて貰いたいのだ!イチャイチャもいい加減しろなのだ!

 ・・・このままだと・お前達はバカップルになるのだ!」

「そうやな~その事を全部知っている『みき』を見てると

 ・・・アホらしいわ!いつまでこの茶番には・・・

 付き合いきれへんで『みき』!」

「・・・げ!それは『真理』♡♡♡」

俺は『みき』と体制を入替て『みき』の体の上になり・・・

『みき』のほっぺをびよ~~~ん!って引っ張りながら・・・

「・・・『みき』何か言う事は?」

「・・・こめんなしゃい・・・『かちゅくん』♡♡♡」

「クッ・クッ・クッ・・・久々に出たのだ」

「・・・グフッ♡♡・・・久々ね♡♡」

「・・・そうやな・・グフッ♡♡久しぶりやな♡」

「・・・クックックッ・クッ」

「・・・クフッ~~クフッ~~♡♡♡」

『!!ハハハハハ♡♡ハハハハハ!!ハハハハ♡♡♡ハハハハ!!』

「もう・・かんぺんしゅてくしゃい『かちゅくん』♡♡♡」

『!!ハハハハハハ♡♡ハハハハハ!!ハハハハハ♡♡♡ハハハハハ!!』

「・・・・・・・・」

「・・・・・・♡♡♡」

「ふ~~!もう『カズくん』やり過ぎだよ!私の顔戻らなかった

 どうするの?責任は取って貰うからね!まったく・もう♡♡♡」

「責任は取り続ける!」

「それと『かずくん』・・・この体制はエッチだよ・・・

 私・・・何かされるの?これから・・・キャハ♡♡♡」

「!ごめん!ごめん!『みき』♡」

俺は『みき』から離れて起こしてあげた・・・

「別にいいけど・・・

 流石にみんなの前じゃ・私・恥ずかしいよ♡テヘ♡♡♡」

「クッ・クッ・クッ・・・久々のくだりなのだ」

「・・・グフッ♡♡・・・久々よね~♡♡」

「・・・そうやな・・グフッ♡♡ほんま!久しぶりやな・このくだりは♡」

「・・・グフッ♡♡♡」

「・・・・・・・・」

『!!ハハハハハハ♡♡ハハハハハ!!ハハハハハ♡♡♡ハハハハハ!!』


「所で『みき』は部活入るんか?中学3年やけど・・・」

「一応軽井沢の中学で2年間はバスケやってきたけど・・・

 男子と合わせても・・・8人しかいなかったから試合には

 出れなかったんだよ~だからこっちで通用するか・・・

 一度見学に行ってもいい?『真理』♡♡♡」

「勿論や!で・・・ポジションはどこや?背も胸もお尻も立派に

 なって帰って来たんや!楽しみや!ホンマに!♡」

「げ!身長と胸はいいけど・・・お尻も立派になってる?私

 みんなもそう思う?・・・ね~♡♡♡」

「・・・・・・・♡」

「・・・・・・♡♡」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・みんなスルーだ・・やっぱり立派?♡♡♡」

「そんな事・・・無かったぞ『みき』」

強烈なボディーブローが一俺に入る!!~~グホッ・グホッ・グホッ!

「相変わらずの『エロかず』!・・・

 しかも・・・さっき!どさくさ紛れに触ったでしょう?私のお尻!

 しかも・・・過去形で言わないの!バカ♡・・・♡♡♡」

「痛ッ!!だって・・・みんなどう?って聞いたのは『みき』だよ」

「そう言う所・・・もういい加減直してね・・・

 普通は男子は答えない所だよ・・・

 まったく、そう言う所だけ鈍いんだもん・・『かずくん』は♡♡♡」  

「クッ・クッ・クッ・・・相変わらずのくだりなのだ」

「・・・グフッ♡♡・・・相変わらずよね~♡♡」

「・・・そうやな・・グフッ♡♡ほんま!変わらへんな・このくだりは♡」

「・・・グフッ♡♡そうだね・・♡♡♡」

「・・・精進します『みき』」

『!!ハハハハハハ♡♡ハハハハハ!!ハハハハハ♡♡♡ハハハハハ!!』

「それで・・・ポジションはポイントガードだよ・『真理』♡♡♡」

「マジか!『みき』・しかも『菜々子先輩』の妹でその指導を

 受けているとなると・・・助かるんやけどな~」

「でも・・・3ポイントはからしきダメだよ・基本3オン3でやって

 たから・・・そう言うシュートは無しでやってたんだ・だからね」

「かまへん!かまへん!今日は家のかたずけもあるんやろ?

 明日一度部活見に来てくれへん・・・♡」

「・・・分かった・・・見学に行くね『真理』♡♡♡」


そう言えば・・・2週間前に会ったよな『恵美ちゃん』・・・

もしかして・・・知らなかったのは本当に俺だけだったのか!


「な~『みき』?いつ引っ越し終わったんだ?」

「来たのは、昨日だよ!まだ家は段ボールだらけだけど・・・

 かたずけ終わったら・・・来てね『かずくん』・・・

 ちゃんと『はっちゃん』も一緒だよ♡♡♡

 あっ!『ななちゃん』はインターハイが終わったら、帰ってくるよ

 インターハイ行けなかったら、夏休み前には戻ってくる予定だよ♡♡♡」

「・・・・・♡♡♡」

「・・・・・・・」

「・・・分かったありがとう!

 ・・・ひどいよ『恵美ちゃん』まで・・・

『恵美ちゃん』も・・ほっぺをびよ~~~ん!の刑だな!」

「・・・げ!」

「・・・げ!♡」

「・・・げ!♡♡」

「・・・げ!♡♡♡」

「でも・・・一番ノリノリだったのは・・・♡♡」

「そうやな・・・間違いなく・・・♡」

「そうなのだ!『恵美ちゃん』なのだ!」

「・・・ノーコメント♡♡♡」

「・・・まぁいいや・・・みんな部活だろう?じゃ~今日は解散で

 いいか?組長代行の『あや』?」

「もう組長が復帰したんだから、私の役目は終わりよね『みき』♡♡」

「今日までありがとうね『あや』・・・

 それとみんな・・クスン・クスン・・・やっとみんなと一緒に

 中学校生活が送れる・ワァ===ン!エ~~ン!!ヒッ・ヒッ♡♡♡」


『みき』が大泣きしてしまい・・・そこで今日は解散になった

今週末の日曜日に久しぶりに【HASEGAWA】で

『みき』のお帰りなさい会をする事を約束して・・・

そして・・・全員揃った出雲組の新たな出発記念の食事会だ・・・

楽しみだ・・・やっと・・・やっと・・・揃ったんだ・・・

俺も泣きそうだった・・・本当は・・・


俺と『みき』は久しぶりに一緒に下校している・・・

いや、中学生になってはしていない一緒に下校は・・・

そう思うと新鮮だ!いつもは『澪先輩』と一緒の時が・・・

言わなくても、良い事もある!・・・心配させるだけだ・・・

付き纏われていて、困っていたのは事実なんだ!嘘じゃない・・・

でも『澪先輩』の事は・・・言えない・・今はまだ、『みき』に・・・


『みき』の家に帰る途中に新しい公園が出来ていて・・・

そこで・・・ベンチに座って・・・



「なぁ『みき』・・初めてだね♡中学生になって一緒に帰るの

 ・・・新鮮だよ・・・それに、嬉しいよ・・俺・・・」

「さっき泣きそうだったでしょう?『かずくん』グフッ♡♡♡」

「・・・・・・・」

「やっぱりね・・・だから・・・私が泣いてあげたよ♡♡♡」

「・・・・・♡♡♡」

「鋭さが増し増しだよ!『みき』・・・軽井沢じゃそんな感じ

 じゃなかったよね?どうしたのそのキレキレな感じは?」

「・・・・・・・」

「・・・・・♡♡♡」

「・・・バカ♡そんなの・一緒にいられる時間が戻ったに・・・

 決まっているじゃん!そんなの・・・

 いつも『かずくん』との事だけを考えて・・・

 2年間・過ごしていたんだから・・・

 分かるよ『かずくん』の事なら全部・・・

 それに嬉しくって興奮状態かも・・私・・♡テヘ♡♡♡」

「・・・・・♡♡♡」

「・・・・・・・」

「俺もだよ・・・『みき』・・・やっとなんだ・・・本当に

 やっと一緒に歩んでいけるんだ・・・今までの2年間は・・・

 足踏みで、2人は歩いていないんだよ・多分・・だから・・

 俺・・・嬉しくって・・・

 でも『みき』が帰って来る事を知らなかった事に腹が立って・・・

 だから今日はあんなに怒ったんだよ!」

「それは・・・本当にごめんね♡『かずくん』♡♡♡」

「・・・いいんだ・・・もう・・・ここに『みき』がいるから」


ベンチに座っている俺達は抱き合った・・・顔は近い♡

直ぐ横に『みき』の息遣いが聞こえる・・・

こんなに幸せを感じるんだ・・・

「・・・『かずくん』・・・♡♡♡」

「・・・『みき』・・・」

「・・・何時かでいいから・・・『澪先輩』の事は教えてね♡♡♡」

「・・・うん・・・ん?」

「・・・今・言ったよね♡うんって♡・・・やっぱりね♡♡♡」

「・・・そうやって・・・『みき』が言う時は・・・何かあるって

 分かっている時だもんな・・・嘘はついてないよ・・・

 勿論・・・その・・・女性としてその・・・」

「分かっているよ♡言ったでしょう?

『かずくん』の事は全部分かるって・・・

『澪先輩』と女の人として何かあったんじゃない事くらい・・・

 多分・・・今は言えない事情があるんでしょう?どう~せ!

 しかも・・・それは『かずくん』の事にも関係していて・・・

 整理?回答?気持ちが・・・言えないだけでしょう?・・・

 分かっているから・・・さっきは悔しいからあんな言い方

 したんだもん!・・・だから・・・いつか教えてね♡♡♡」


俺は・・・堪らなく『みき』にキスをした・・・

『みき』は俺の首に手を回して・・・さらに・・・

深いキスをして来た・・・あっ♡・・・うっ♡・・・


「・・・もう『かずくん』って変わらないよね♡♡♡」

「・・・それはどう言う意味?『みき』♡」

「・・・勿論・・・キスの事だよ♡♡♡」

「・・・本当は?」

「色々と・・・全部・・そう言う所・・グフ♡♡♡」


今度は俺が『みき』の背中に腕を回して、強く抱きしめて

深いキスをした・・・あっ♡・・・うっ♡・・・

 

「・・・ね~『かずくん』・・どうしたらいいかな?♡♡♡」

「何が?」

「部活の事・・・『真理』はウエルカム見たいだけど・・・

 後輩もいるし・・・何か部活の空気を乱す感じにならないかな?

 それに、私チームでちゃんとやって来てないから・・心配♡♡♡」

「・・・・・♡♡♡」

「・・・クッ・クッ・クッ・クッハハハハ」

「!何が可笑しいの?『かずくん』?♡♡♡」

「だって!『みき』からそんな言葉聞くとは思わなかったから!

 クッ・クッハハハハ!空気を乱す?そりゃ乱すだろうよ!」

「・・・やっぱり・・・そうだよね♡♡♡」

「ん?何にを勘違いしてるんだよ!その空気を操る事に関して

 この若葉台中学校で『みき』以上の人は俺は知らないよ!」

「・・・・・・・」

「・・・・・♡♡♡」

「だって今・・今空気を乱すって言ったじゃん・・・♡♡♡」

「そりゃ・・・こんな可愛い先輩が急に来て・・・しかも

 バスケ部創設以来のスポーツ推薦で神奈川の強豪校に

 行った『ななちゃん』の妹だもん!期待されるし・・・

 多分・・・他の部活・体育館でやる部活全部の空気感は

 乱れるよ・・・でも雰囲気は良くなると思うよ・・多分・・

 それに今・・女子バスケ部・ピンチらしいよ!・・・夏の大会は

 1回戦も勝てないかもって・・・『真理』言ってたよ・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・♡♡♡」

「今・悩む事じゃないよ・・・明日考えればいいよ」

「・・・そうだね・・明日、見てから考えよう♡♡♡」

「行こうか!『恵美ちゃん』に・・ほっぺをびよ~~~ん!の刑

 をしに・・・・クッ・クッ」

「悪い顔になっているよ『かずくん』・・・グフッ♡♡♡」

『♡♡♡ハハハハハ♡♡♡ハハハハハ!!!』


☆☆☆☆☆☆☆☆★★★★★★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆


「な~『みき』・・本当にやるのか?」

「!『かずくん』が言ったんだよ・・・それは♡♡♡」

「でも・・流石にこれは・・・」

「♡はひゃく・・おねかいしゅます・『かちゅくん』♡」

「じゃ~何で・・俺に内緒にしたんですか?『恵美ちゃん』?♡」

「こめんなしゃい・・・『かちゅくん』♡」

「・・・・・・・」

「・・・・・グフッ♡♡♡」

放送室での『みき』と同じ少しエッチな体制・・・

俺が『恵美ちゃん』の上の馬乗り状態で・それを言い終えると・・・

『恵美ちゃん』は下かの体制で俺を引き寄せ抱きしめて・・・

「・・・ただいま『かずくん』・・・チュッ♡♡」

「!!何にどさくさに紛れてチューしてるの!『恵美ちゃん』♡♡♡」

「・・・テヘ♡」

「!テヘ♡じゃないよ!ダメ~!私の彼氏だよ!『恵美ちゃん』♡♡♡」

「・・・・・・♡」

強烈なボディーブローが一俺に入る!!~~グホッ・グホッ・グホッ!

「何に!喜こんどるんじゃ~~!『エロかず』!♡♡♡」

「♡フフフ・・こうやって落とすのよ・・男の子は『みきちゃん』♡」

「・・・・♡♡♡」

「・・・ね~『恵美ちゃん』・・・その体制の足のホールドは・・・

 もう・・・その行為そのものだよ・・・恥ずかしいよ!

 この姿が、自分の母親だと思う・・・悲しい気持ちにもなるよ♡♡♡」

「・・・・・フフフ♡」

「・・・・・・♡」

多分今まで一番の強烈なボディーブローが一俺に入る!!~~

グホッ・グホッ・グホッ!!!

「痛ッ!!!」

「何に喜こんでるんじゃ~!『エロかず』・・・もう~バカ♡

 今度!私がしてあげるから!少しは我慢せんかい!♡♡♡」

「・・・・フフフ♡」

「!『恵美ちゃん』も満足しない!♡♡♡」


『恵美ちゃん』がいれるコーヒーはいつも美味しい♡

『みき』は・・・勿論・・紅茶だ♡

「・・・それで何で俺だけ内緒だったんですか?『恵美ちゃん』」

「そんなの決まっているじゃない♡だって・・・

『みきちゃん』がフィアンセとの再会を演出するのは、

 母親として当然じゃない♡・・・違う『かずくん』?♡」

「・・・・・・・・」

「・・・母親はあんな事しないよ『恵美ちゃん』・・・

 しかも・・・完璧なホールドは・・・しないよ普通は♡♡♡」

「・・・・・・・♡」」

軽めの強烈なボディーブローが一俺に入る!!~~

グホッ・グホッ・グホッ!!!

「・・・もう忘れて『かずくん』お願い・・・♡♡♡」

「でも・・『恵美ちゃん』フィアンセって・・その・・」

「・・・それは・・・私が言ったの『かずくん』♡♡♡」

「えっ!・・・そうなの『みき』が・・・」

「ね~そりゃ・・・あんな風に言われたらね~『みきちゃん』♡」

「♡♡♡・・♡♡♡・・♡♡♡」

「重かった?『みき』・・」

「♡♡♡重くない!♡♡♡」

「引いてない?『みき』・・」

「♡♡♡引いてない!♡♡♡」

「・・・好き?『みき』」

「♡♡♡ん?どさくさ紛れに聞かないの!バカ♡・♡♡♡」

「で?『みき』」

「♡♡♡うん♡好き♡♡♡」

「!そう言う所!何にレベルアップしてんのよ♡・・・

 もう【別マ】のモデルじゃない?・・・まったく・・・♡♡♡」

「ね~もういいかしら・・・二人のラブラブ♡

 私・・・お腹すいたから、3人で夕飯食べに行こうよ♡

『みきちゃん』『かずくん』・・・うなぎ♡・・・♡♡♡」

『はい』『うん♡♡♡』


鰻屋【鮒忠】で夕飯をご馳走になった。

ここのウナギは、とにかく美味しい!流石高いだけの事はある。

遠慮して梅を頼んだが・・・『恵美ちゃん』が松の上・・

特上に変更した!鰻/ご飯・鰻/ご飯の2段のうな重だ!

これは・・・ヤバイ美味しい上にボリュームが半端ない!!

正にうなぎ天国って感じだった・・・

そして・・・多分『恵美ちゃん』の俺に対してのお詫びも

あったのだろう・・・素直にご馳走さまでしたをした!

そこで聞いたのだが・・・当面は『恵美ちゃん』と『みき』で

2人であそこの家に住む見たいだ。

『ななちゃん』は夏の大会次第なのは『みき』から聞いている。

お父さんは・・・暫くの間は軽井沢の家と行ったり来たり

の生活になる見たいだ。来年の春にはこっちでの生活になる様で・・・


「男の人がいないから、何かあったらお願いね♡『かずくん』

 私は・・・久しぶりに男の人と一緒に暮さないから少し心配で・・♡」

「・・・何を言ってるの?『恵美ちゃん』♡♡♡」

「だって~心配何だもん!夜とか夜とか・・ね♡」

「は~~こっちに帰って来る前は・・・ルンルンだったじゃない!

 独身!独身!独身!って浮かれていたのは・・誰?♡♡♡」

「・・・そん時はね~そう思ったんだけど・・・昨日の夜は

 怖かったんだもん!・・・『みきちゃん』は大丈夫だったの?♡」

「・・・・・♡」

「・・・・・♡♡♡」

「・・・・・クッ・クッ」

「あっ!笑ったね!『かずくん』!大人でも怖い物は怖いんだから~♡」

「・・・じゃ~今日『かずくん』に泊まって貰えば・・うちに♡♡♡」

「げ!何でそうなる?『みき』・・・」

「お願い『かずくん』♡今週末まででいいから・・・お願い♡」

「げ!まだ月曜日ですよ『恵美ちゃん』・・・それに配達があるから

 朝は3時30起きですよ・・・そんな時間にガタガタしていたら

 二人とも起きて寝不足になりますよ~・・・それに・・・

 うちの親が・・・何て言うか?・・・母さんは事情を話せば分かって

 貰えて了解してくれると思うけど・・・父は・・・」

「大丈夫よ♡もう了解は貰っているから♡お母さんにもお父さんにも

 ・・・『一樹』がいいなら・・・どうぞって・・・♡」

「・・・『恵美ちゃん』♡♡♡」

「・・・・・・・・・・・・」

「・・・『恵美ちゃん』ちょっといいですか?顔に着いてますよ何か?」

俺は・・・『恵美ちゃん』の頬を・・ほっぺをびよ~~~ん!

「そう言う事は・・・先に言うものですよね?『恵美ちゃん』?」

「こめんなしゃい・・ひひそぴれて・・・てもひひでしゅか?♡」

「グフッ♡グフッ♡ハハハハハ♡♡♡」

「クッ・クッ・ハハハハ!!」

「いいですよ・・『恵美ちゃん』」

「ふ~~!『かずくん』って容赦無くなったわよね『みきちゃん』?

 顔・・戻らなかったら責任取って貰おうかしら♡フフフ♡」

「そこまでは・・・伸ばしていないと思うんですけど・・・」

「・・・そうかしら♡」

「・・・今のは『恵美ちゃん』が悪いよ・・・

 私が先に『かずくん』のお父さんとお母さんに聞いておいた方が

 いいよって言ったからって・・・

 言う順番がだめだよね『恵美ちゃん』・・・げ!♡♡♡」

「ん?その話は何時の話しかな?『みき』!!」

「・・・今朝早くです♡♡♡」

「・・・本当は?」

「・・・引越しする3週間前です♡♡♡」

俺は隣に座っている・『みき』の頬を・・ほっぺをびよ~~~ん!

「何か言い残す事は?『みき』

「てきれぱ・ひしょに・ねれたらひひな♡『かちゅくん』と♡♡♡」

「無理!」

「それは・・まだだめよ『みきちゃん』フフフ♡」

「こめんなしゃい・ひひそぴれて・・・てもひひでしゅか?♡♡♡」

「グフッ♡グフッ♡ハハハハハ♡」

「クッ・クッ・ハハハハ!!」

「は~~なんだかなぁ~いいよ・・・!『みき』」

「ふ~~~今日二回目だよ!『恵美ちゃん』の言う通り・・・

 容赦何さ過ぎだよ!『かずくん』!

 本当に私の顔戻らなかったどうするの?しかも歪んでない?顔・・・

 責任は取って貰うからね!まったく・もう♡♡♡」

「責任は取り続ける事に意味がある!」

「・・・グフッ♡何にそれ?♡」

「・・・グフッ♡本当に何にそれ?♡♡♡」

「・・・よく分からん・・・クッ・クッ」

『♡♡♡アハハハハハハ♡アハハハハ!!ハハハハ!!』


お店を出た後、取り敢えず明日の学校の用意と配達の恰好の用意

そして・・・着替えやなんやらを俺は家に取りに帰った。

ほぼ1週間、泊まるわけだから・・・それなりの荷物にはなる。

それと・・・一応自分で確認したいからもある。

両親が本当に了解したのかどうかを・・・特に父親誠一が?

疑問が残る・・・そんな簡単にOKを出すとは考えにくい・・・

でも・・・鬱の状態なら・・・あるか?

中学を入学して間もなく、検査入院から帰って来た父は

もう・・・魂が抜けた人見たいだった・・・

やる気も生きる気も勿論元気も無かった。久しぶりの再会も

「・・・元気にしてたか?一樹」

の一言だけだった。それでも翌日から会社には出社して

仕事に行った。あの状態で仕事なんか出来るのか⁈と思っていたが

今までの通常の日常の生活リズムを取り戻す中で、徐々では

あったが、検査入院前くらいには戻ったと思う。

そして、薬の影響か?前みたいに激情に怒る事は少なくなった!

その薬も・・・大量だ・・・

それでも・・・テンションが高い躁の状態だと俺が小学生の時の様に

意味不明に怒る事はある・・・流石に手は出さないが・・・

川越のおじさんとの約束もあるし、多分手をだしたら・・・

今度こそ・・・一緒には暮せなくなる事を理解しているのだと思う。

だから・・・『恵美ちゃん』が今週中・俺が『みき』の家に泊まる

事を聞いたのはおそらく・・・鬱の時だ・・・

躁の状態では・・・ありえないと思う・・・その確認は必要だ。

下手をすると・・・『恵美ちゃん』と『みき』に迷惑がかかる!


それと・・・検査入院から帰ってきた父親誠一にある変化があった。

日曜日になると・・・

カトリック教会に母さんと行く様になったんだ。

日曜日のミサに参列する為だ。

これは・・・以外だった・・・本当に・・・

そこで『澪先輩』と、何て考えながら・・・

「・・・聞いていると思うけど・・・父さん?・・・

『みき』に家に土曜日まで・・・泊りに行くけどいいの?」

「・・・・・・・」

「あ~聞いているぞ・・・女所帯だけで不安なんだろう?

 一樹でその不安が和らぐなら・・・いいんじゃないか・・・

 お世話になっているんだろう?出雲さんに・・・

 だったら・・・逆にしてあげなさい!」

「・・・・・・・」

「母さんは・・・いいの?」

「ただ一緒に夜泊まるだけで、感謝されるなんて・・・一樹・・・

 あなたも・・・偉く出世したもんね。ある意味母さん嬉しいわよ♡

 それに・・・お父さんの検査入院の病院を紹介してくれたの・・・

 『みきちゃん』お母さんだから・・・

 大学時代の友達が精神科の先生になっているからって・・・

 相談に乗って貰ってね・・・こんな形でお礼が出来るなら・・・

 母さんは嬉しいわよ!『みきちゃん』の家でわがまま言わないでね

 ちゃんと女の人を安心させるのよ・・・一樹・・・」

「・・・・・・・・」

「分かった・・・そう言うことなら・・・行ってくる・・・

 学校終わったら一度は帰ってくるよ・・・」

「えっ!そうなの?・・・全部任せてって・・言ってから多分

 大丈夫よ!洗濯とか全部!息子が出来た見たいって・・・

 喜んでいたわよ・・・出雲さん」

「・・・そうなんだ・・・じゃ~行って来るよ・父さん・母さん」


そう言い残して、家を出た・・・

自分が想像していた感じとは、両親の対応は随分違ったけど・・・

色々とツッコミ所満載だな!

病院・・・『恵美ちゃん』の紹介って・・・もしかして

あの甲府に行ったのも本当は知っていたんじゃないか?

そう言えば・・・あの時の『みき』の恰好?

じゃ~『みき』も知っていた事になるよな・・・

俺は『みき』が川越のおじさんとあの小旅行以来、

深く繋がっていて・・・

俺の家の事情をよく知っているのかと思っていたけど・・・実は

『恵美ちゃん』・・・本当は色々な事に絡んでいるのでは⁈

怪しいよな・・・今回の事もそうだし!

・・・でも教えてはくれないよな・・・

多分・・・デリケートな話しだし・・・絶対に・・・


『みき』の家に着いたら・・・

「・・『かずくん』先にお風呂入ってね♡♡♡」

「・・・分かった・・・俺はどこで寝ればいいの?荷物もあるし」

「特別に『ななちゃん』の部屋だよ・・・グフッ♡♡♡」

「何に含み笑いしてるんだよ『みき』?・・・俺は物色しないよ!

 それ!『ヒデ』な!・・・一緒にしないでよ・・・まったく」

「私・・そんな事言ってないよ?私は・・・『かずくん』が・・

 夜這いに来ると嬉しいなって思っただけだよ・・・

『ななちゃん』部屋は私の部屋の隣だし・・・グフッ♡

『恵美ちゃん』は下だし・・・グフッ♡♡♡」

「・・・・・・・」

「そのスルーは・・・期待しちゃうよ・・私・・グフッ♡♡♡」

「お風呂・・・入って来るよ『みき』・・・」


☆☆☆☆☆☆☆☆★★★★★★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆


*******コック・・シャーーー********シャワーの前の鏡を見ながら・・・

「あんな事言う?普通は夜這いしないでね!が正しいよな・・・

 まったくあの親子は・・・しかも『恵美ちゃん』も・・・

【私の分からない様にね♡夜這いはフフフ♡】って・・・

 もう・・・いかれた親子だよ・・・そんなの・・・

 逆に意識しちゃうじゃん!・・・・は~~~まったく・・・」


体を洗っている・・・

ゴシ・ゴシ・・・このボディーソープ・・・いい匂いだな♡

あれ?でも・・・これって明日、配達から帰ってきて・・・

シャワーをここで浴びて・・・このボディーソープを使うと・・・

『みき』と同じ匂いに・・・まぁ大丈夫か!そこまで気にしなくても!

良く流せば大丈夫だろ~


*******シャーーーーーシャーーーーー*******


次は頭だ・・・このシャンプー・・・いい香りのシャンプー♡

ゴシ・ゴシ・ゴシ・・・この匂い・・・大丈夫かな?

ゴシ・ゴシ・ゴシ・・・男は大丈夫だけど・・女子は・・・な!

ゴシ・ゴシ・・・悪い事してる訳じゃにから・・・いいや

ゴシ・ゴシ・・・♡♡♡・・・OK・・流そう


*******シャーーーーーシャーーーーー*******


俺は・・システムバスの浴槽に入る時、滑って

!!!ザップ~~ン!!ザバッ~~~!!【浴槽ダイブ】

「これか!これなんだな!」


お風呂のドア越しに・・・

「!!大丈夫?『かずくん』!!お風呂の床滑るって・・・

 言いそびれていたね・私・・・ごめん・・・♡♡♡」

「・・・大丈夫・・・

 言うべき事は先に言うように・・・お互いに気を付けようね『みき』」

「・・・うん♡・・・本当に大丈夫?私は何度もやらかしてるから・・

 慣れてるから大丈夫なんだけど、初めてだとビックリするよね♡♡♡」

「・・・何度も?・・・逆にそっちの方が心配だよ」

「気を付けてね『かずくん』・・・それと、ゆっくり温まってね♡♡♡」


☆☆☆☆☆☆☆☆★★★★★★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆


「グフッ♡♡♡」

「こんなチャンスは♡滅多に無い・・・グフッ♡♡♡」

「逆夜這い・・・グフッ♡♡♡」

静かに自分の部屋を出て・・・『ななちゃん』の部屋に・・・

「・・・そう~っと・・布団に入のよ・・私♡♡♡」

『かずくん』の向こう側の布団の中から・・・

「・・・ダメよ『みきちゃん』・・・今寝た所なんだから♡」

「・・・げ!何で『恵美ちゃん』がいるの!♡♡♡」

「・・・だって心配で・・・♡」

「・・・何の心配してるの!♡♡♡」

「・・・色々とよ♡」

「・・・もう~こんな親子やだ~♡♡♡」

「・・・そうね~グフッ♡」

「・・・そうだよグフッ♡♡♡」

「・・・今日は寝かせてあげてね♡『みきちゃん』♡グフッ♡」

「・・・『恵美ちゃん』もでしょう!グフッ♡♡♡」

「・・・おやすみ『かずくん』・・・チュッ♡」

「・・・それは、私だけだよ『恵美ちゃん』・・・・

 ・・・おやすみ♡大好きな『かずくん』・・チュッ♡♡♡」


☆☆☆☆☆☆☆☆★★★★★★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆


翌朝の3時30分・・・

いつもより静かに起きた・・・『みき』と『恵美ちゃん』を

起こさない様に・・・川越のおじさんに貰った?腕時計の

アラームで起きた・・・音は小さい・・・

もう二年間もしてきたルーティンだ・・・

そう~っと・・・着替えて・・・

1階の洗面所に行って顔を洗って、歯を磨いて・・・

玄関に行くと・・・

「おはよう♡行ってらしゃい♡『かずくん』♡」

「・・・おはようございます『恵美ちゃん』・・・」

「気を付けてね・・・♡」

「・・・だめですよ・・・起きちゃ!・・・」

「・・・いいの♡・・・今日ぐらいはね♡」

「・・・・・・・」

「行ってきます・・・戻って来たらシャワー借ります」

「勿論♡・・・頑張ってね『かずくん』♡・・・」

玄関を出ると・・・まだ4月だ・夜は明けていない・・・まだ暗い!

いつもの様に自転車に乗って・・・新聞屋に・・・

まだ少し肌寒い!でも・・・ペダルを回す・・・不思議だ

地獄坂を登って、配達はランニングでこの坂を降りて来る・・・

何か無駄な感じがする・・・でも・・・引き受けた以上は

1週間だ!頑張ろう!・・・

配達の準備をしていたら、新聞屋の奥さんが・・・

「今日から・・・ここ出雲さんの家も追加ね『五十里君』」

「・・・は~」

まったく・・・容赦無い・・・投函数を減らして貰うはずが・・・

増えてどうする!・・・しかも・・・これは、仕組まれている!

『恵美ちゃん』なのか『みき』なのか・・分からないが・露骨だ!

今はいいけど・・・俺・・・このバイト1学期終わりまでって・・・

分かっているのかな?言ったよね・・俺・・・オヤジさん!

流石に夏休みからは受験勉強に入りたいんだ!

「行ってきます~!!」

「よろしく!!」

暫く言って45件投函して・地獄坂の上の方のエリアを終えると

大体・・・5時半くらいだ!残り地獄坂坂下エリアで55件・・・

すると・・・必ず地獄坂手前の交差点で・・・

「おはようさん♡『かず』・・・今日も良いペースやな♡」

「!おはよう『真理』・・・今・帰りか?いつも通りだな!」

「そうや!頑張れや!『かず』♡」

「お~~!『真理』」

俺は土日の新聞配達のバイトは休みにしている。後、祭日もだ・・・

・・・2年間ほぼ土日を除く毎日・・・『真理』と朝会う・・・

アイツも家の手伝いでパン屋に行っている。

『真理』と同じ会話を早朝にしてきている・・・でも・・・いい♡

知らず知らずのうちに・・・会うのを期待している自分もいる。

変な意味じゃなくて、朝のルーティン的にだ!


予定通り6時30分過ぎに最後の投函・・・

「・・・おはよう『かずくん』♡♡♡」

「・・・もう起きたのか?まだ早いぞ!『みき』」

『みき』は家の前で・・・俺が配達に来るのを待っていた・・・

「はい・・新聞」

「うん・・・早く帰って来てね♡一緒に朝ごはん食べよう♡♡♡」

「お~~『みき』!」

直ぐに走り出した・・・『澪先輩』に習ったフォームを意識しながら

・・・でもこの地獄坂の上りは・・・キツイ・・・

正に最後の心臓破りの坂だ!・いいトレーニングにはなるがキツイ!

でも・・・今日はいい感じだ・・・

『真理』の朝のルーティンの応援・頑張れや!と・・・

『みき』の応援と・・・

・・・・早く帰って来てね・・・か

エネルギーを満たすには、これ以上ないな!だから足も軽いんだ!

今日はいいタイムが出そうだ・・・『みき』・・『真理』・・・


☆☆☆☆☆☆☆☆★★★★★★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆


新聞屋から帰って来て・・・7時20分に『みき』の家に到着!

新聞屋からの『みき』の家には、地獄坂の下りで自転車だ・・・

少しのご褒美だ。

着いて速攻でシャワーを浴びた・・・お風呂場を出た所で

『みき』が新しいタオルを持って来てくれた・・・俺はパンツ一丁!

「ね~『かずくん』・・・その体・・・凄いね♡♡♡」

「・・・そうか?・・・

 他の部活やっている奴の方がもっと凄い奴いるぞ・・・」

「・・・そうなのかもしれないけど・・・上半身は無駄が無いよね

 それと・・・下半身がヤバイよ・・・筋肉しかないじゃん!

 しかも・・・細い・・・もしかして・・・私の方が太いかも♡♡♡」

「・・・・・・・・」

「ね~もうそう言うスルーは止めない?・・・

 私・・ツッコミを入れるのも怖いよ!シャレになってないよ♡♡♡」

そこに・・・

「・・・グフッ♡そうかもね『みきちゃん』♡」

「げ!『恵美ちゃん』・・・私の方が脚・・・太い?♡♡♡」

「さ~・・・計ってみるグフッ♡」

「辞めときます。『恵美ちゃん』」

「・・・ね~『かずくん』・・・

 それ?どっちにしても失礼じゃない?私に・・・♡♡♡」

「クッ・クッ・クッ」

「・・・グフッ♡」

『ハハハハハ♡ハハハハ!!』

軽めの強烈なボディーブローが一俺に入る!!~~

グホッ・グホッ・グホッ!!!

「・・・これは『恵美ちゃん』の・はめだよ~」

「・・・いいの!オチは『かずくん』で・・・♡テヘ♡♡♡」

「・・・・・・・・」

「さ~学校に遅れるわよ♡二人とも♡朝ご飯にしましょうフフフ♡」

色々とな・・・

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