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【 P1.6】推理RPGでストリートではエンディングが見えた時・・・説


・・・ありがとう・・・

ただ・・・行くあてもなく・・・彷徨う・・・

俺は卒業式で偉そうに・・・悩め!考えろ!そして行動しろ!

何て言っておいて・・・どうだ?俺・・・悩んでるだけじゃん!

考えてる?のか俺⁈・・・違うよな・・・

迷っているんだよ・自分の気持ちに正直になっていいのか・・・

そして少し後悔もしてる・・・

今の自分の本当の気持ちを言えなかった事に・・・

『みき』に対しての本当の気持ちを・・・

【好き】って気持ちと一緒なんだけど・・・

それとは・・・少し違うの本当の俺の想いを・・・言えなかった事に

どれぐらい時間が経ったんだ・・・もう出発する頃かな・・・『みき』


「・・・お前はバカなのだ・・・」

「!!おっ!ビックリしたな!『ヒデ』」

「・・・・・・」

「どうして・・・ここが分かった?『ヒデ』」

「何年になる?俺達が一緒に遊ぶようになって・・・」

「4年は経つな・・・でも・・・ここは地獄坂の坂の上って・・・

 分かるのは気持ち悪いぞ!流石に・・・『ヒデ』」

「どうせ・・・彷徨って・・・ここから坂でも眺めて、ため息でも

 ついている事ぐらいは・・・想像出来るのだ『かず』・・・」

「そう言う感は流石だな『ヒデ』・・・で?バカってなんだよ」

「・・・バカにバカって言っただけなのだ・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・分かるんだ・・・お前には・・『ヒデ』」

「まぁな・・・お前は『みき』が・・・卒業式の中でみんなの前で

 好きですって言った意味くらい分かっているんだろう⁈・・・

 お前は・・・それに答えないのか?・・・だとすると失望するのだ!

 お前の参謀見習いなんて・・・やりたくないのだ『かず』」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「迷ってるんだ・・・俺・・・『ヒデ』」

「そんな事だろうって・・・簡単に予想できるのだ・・・

 俺も『あや』も・・・

 何にを迷う?悩んだんだろう?考えたんだろう?その頭で!

 だったら・・・何だ⁈・・・行動だけだろう!

 失敗したっていいのだ!って自分で言っておいて・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「『かず』・・・お前の為じゃない!『みき』の為だ!

 どんなに通じ合う二人でも・・・距離が離れれば・キツイのだ!

 だから・・・言葉って必要なんだぞ!時には!・・・

 お前はこの事に限っては・・・自分の事だけなのだ!・・・

 お前が一番とする仲間の事・相手の事を想う気持ちで・・・

 考えてみろ!・自ずと迷い何て無くなるのだ!そうだろう『かず』」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「でも・・・もう・『みき』は行ってしまって・・・」

「ワンチャンあるぞって言ったら?」

「そりゃ・・・言うよ『みき』に自分の想いを・・でも・・

 ん?あるのか?『ヒデ』・・ワンチャン?」

「この俺の自転車で行け!間に合う様にしてある!」

「!!!サンキュー『ヒデ』!!借りる!じゃ~行く!」


俺は全速力でペダルを回した地獄坂を!!!下る!!

今までの中で最高速だ!下りはヤバイ!でも回す・回す・回す!

アッと言う間に・地獄坂を下り・・左コーナーだフルブレーキングだ!!!

キィ====!流石ディスクブレーキだ!

すっと・・・リヤタイヤの接地感が無くなり・・・そして・・・

自転車を左に倒しこんだら・・・フロントタイヤが!!!ズリっと!

!!ガシャン=====!!!・・・転倒してしまった!!!

やべ===!転倒してる場合じゃないんだ!・早く行かなくっちゃ!

アドレナリンの分泌量が多いのか、転倒時の痛さは感じず、すぐさま

自転車のもとに、駆け寄ると・・・チェーンが外れている・・・クソッ!

と・・・思って直そうと思ってると・・・前から・・・!!!


☆☆☆☆☆☆☆☆★★★★★★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆


「ほんまに・・・寂しくなるな~『みき』・・・」

「もう~『真理』!そう言う事言わないの・・・私だって・・・」

「ありがとうね・・・『あや・真理』・・・」

「♡・・・・・♡」

「♡♡・・・・♡♡」

「・・・なぁ『みき』?一つ聞いてえん~か?

 そのキスマークは・・・やったんか?『かず』と」

「それは、私も気になっているわよ!・・・行く前に教えなさいよ『みき』」

「♡♡♡・・・・・・♡♡♡」

「この場に及んで白を切るとは・・・言いなさいよ」

「そうやな~言うてもえんやないか⁈しかも組長代行が言うてるし」

「♡♡♡内緒♡♡♡」

「・・・って事は・・・そうなのね・・・」

「まぁ少し早い気もするけど・・・あかんって事はないやろ・・・」

「・・・二人が想像してる事までは無い!・・・」

「♡♡・・・グフッ♡♡」

「♡・・・グフッ♡」

「・・・誘導されてしまった・・・グフッ♡♡♡」

『♡♡ハハハハハ♡ハハハハハ♡ハハハハハ♡』

「そこまではね・・・無いわよね~流石に・・・『みき』でもね♡」

「・・・ハハハハハ♡・・・えかったか?『みき』」

「うん♡」

「何がえんかったんや?『みき』?・・・グフッ♡」

「!!!もう~『真理』嫌い♡!!!」

「腕を上げたわね『真理』・・・侮れないわよ・・『みき』」

「・・・でも『あや』本当に間に合うんか?・・・『かず』は?

 余りにも計画がアバウト過ぎて・・・ホンマに会えるんかな」

「ね~心配だよ私も『あや』~・・・」

「ウチの見習いがきっといい仕事するわよ!見てなさい!

 アイツはここぞっと言う時は外さないなんだから!

 私の彼氏をなめないでね!・・・『ヒデ』任せたわよ・・・

 『かず』を引き出して、もう一度舞台にあげてね・・・・」

*************

「♡『みきちゃん』・・・そろそろ・ね・行くわよ・・♡」

「うん・『恵美ちゃん』分かった・・・じゃ~行くね♡

 今日までありがとう♡そして・これからも宜しくね♡

『あや』・・・『真理』・・・」

「♡♡♡・・・・・・♡♡♡」

「♡♡うん♡♡」

「♡うん♡」

*************

『みき』と『恵美ちゃん』が乗った家の車・・・ 

ブッッオーン❕≫ドゥッ・ドゥッ・・・・❕

フォード・エクスプローラー エディバウアーは静かに出発した・・・

今日は二人での移動で、お父さんは『ななちゃん』の親戚の家に

向かった後だった・・・

「♡♡♡・・・♡♡♡」

「♡・・・・・・♡」

「ごめんね・・『みきちゃん』・・」

「もう~いいよ『恵美ちゃん』・・・そんな事より運転頑張ってね

 ・・・でもビックリだよ・家を貸すなんて聞いていなかったから

 流石お父さん!不動産屋さんだもんね・・・でも少し寂しいな

 思い出がいっぱい詰まった家だったから・・・」

「♡♡♡・・・・・♡♡♡」

「♡・・・うん・・・♡」

「♡♡♡・・・・・♡♡♡」

「♡でも・・東京に戻って来る時は、また私達の家よ・・暮らすのは♡」

「・・・うん・・・分かっているよ・・・でもね・・・」


家から暫く走ると・・・地獄坂の上り口付近に来た・・・すると

「♡♡♡あっ!!!『かずくん』!!!『恵美ちゃん』止めて!!!♡♡♡」

!!ガシャン=====!!!

「♡!!!!!!『かずくん』♡」

「♡♡♡『かずくん』が転んじゃった!!私行く!早く止めて!!♡♡♡」


☆☆☆☆☆☆☆☆★★★★★★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆


「♡♡♡・・・あっ!♡♡♡」

「・・・あっ!・・・」

「・・・痛ッ・・・」

「♡♡♡・・・血が出てるよ!♡♡♡」

「大丈夫!擦り剝けた、だけだから・・・」

「♡♡♡ズボン・・・汚れちゃったね♡♡♡」

「エッ!こんなの全然、平気。洗濯すれば大丈夫だよ・・・」

「♡♡♡あっーーー!!!チェーン外れてるよ♡♡♡」」

「大丈夫だよ⤴⤴⤴おれ、チェーンはめられるから!」

「♡♡♡私・・・あれからチェーンはめられる様になったんだよ♡♡♡」

「ほんとーーー・・・・すごいね・・『みき』!」

「♡♡♡・・・グフッ♡あの時とまったく逆だね『かずくん』♡♡♡」

「・・・ん?あっ~~~!そうか!ここだ!

『みき』と最初に会話したのは!地獄坂のこの場所だ!・・・しかも

 初めて『かずくん』って呼ばれた所・・・何で俺はこの事を

 忘れていたんだろう・・・余りにもバス停の待合室の事が・・・

 インパクトが強くて・・・そうなんだ・・・ここなんだ・・・

 俺と『みき』が始まったのは・・・」

「♡♡♡ようやく思い出したの?私はここでの事は忘れた事ないよ!

 ひどいよね・・・『かずくん』って・・・でもいい!

 思い出してくれたから・・・許す!・・テヘ♡・・♡♡♡」

「♡♡♡・・・グフッ♡♡♡」

「クッ・クッ・クッ」

『♡♡♡ハハハハハ♡♡♡ハハハハハ!!!』


「♡♡♡・・・・・♡♡♡」

「・・・・・・・・・」

「俺・『みき』に言いたい事があるんだ・・・少しだけ大丈夫?」

「♡♡♡・・うん・・♡♡♡」

「俺・・・人には悩め!考えろ!そして行動しろ!なんて言って

 おきながら・・・俺・迷っていたんだ・・・だから言えなかった事

 があるんだ・・・『みき』に・・・」

「♡♡♡・・・迷っていた・・・何に迷うの『かずくん』が?♡♡♡」

「俺の気持ちを素直に『みき』に言うと・・・その引かれるとか・・・

 重いとか・・・冗談言ってとか・・・思われそうで・・・」

「♡♡♡言って!『かずくん』♡♡♡」

「・・・引かない?」

「♡♡♡引かない!♡♡♡」

「・・・重いとか言わない?」

「♡♡♡言わない!♡♡♡」

「・・・冗談って思わない?」

「♡♡♡思わない!いいから早く言って『かずくん』・・本当に自分の事に

 なるとポンコツになるんだから・・・まったく・・・グフッ♡

 そんな所も好きなんだけどね・グフッ♡・・・言って『かずくん』♡♡♡」

「♡♡♡・・・・・♡♡♡」

「・・・・・・・・・」

「俺は・・・

 これからも・・・

 ずっと・ずっと・・・

 これから先もずっと・・・

 もしかしたら・・・一生かもしれない・・・

 『みき』の事を・・・想い続けて・・・いつも想い続けて行きたい

 だから・・・これからも・・・俺とずっと一緒に歩んで行って欲しい」

「・・・・・・・・」

「♡♡♡・・・♡♡♡・・・♡♡♡」

「♡♡♡・・・ありがとう『かずくん』・・・私・私・私・・・

 嬉し過ぎて・・・ごめん・・・貸して胸・・・♡♡♡」


♡♡『みき』は俺に寄りかかる様に俺の胸にうずくまった・・・♡♡


「♡♡♡・・♡♡♡・・♡♡♡」

「・・・引いてない?」

「♡♡♡うん♡♡♡」

「・・・重くない?」

「♡♡♡うん♡♡♡」

「・・・冗談じゃないよ・本気なんだ」

「♡♡♡うん♡♡♡」

「・・・これが俺の言いたかった事と・・・お願いなんだ・・・」

「♡♡♡私は何て返事をすると思うの?『かずくん』は?♡♡♡」

「・・・多分言葉じゃなくて・・・」


♡♡『みき』は顔を上げて・俺にキスを・・・した♡♡

♡♡そして、また俺の胸にうずくまった・・抱きつくように♡♡


「・・・ありがとう・・・『みき』・・・」

「♡♡♡・・・『かずくん』は本当にずるいよ♡

 いっつも・私の予想を超えて来るんだもん♡

 もう~確信犯だよね♡そうやって・私の乙女心を揺さぶるの♡

 普通はね~このシチュエーションは

【今まで言えなかったけど・好きだよ『みき』】って言う所だよ♡

『かずくん』のあの言い方だと・・・そのプロポーズ見たいだよ♡♡♡」

「♡♡♡・・♡♡♡・・♡♡♡」

「・・・・・・・・・・」

「♡♡♡・・・そのスルーは・・・嬉しいです♡♡♡」

「♡♡♡・・・グフッ♡♡♡」

「クッ・クッ・クッ」

『♡♡♡ハハハハハ♡♡♡ハハハハハ!!!』

「それに・・・『みき』の事を好きなんて当たり前じゃん!

 そんなの・・・改まって言うのは・・・恥ずかしいよ俺」

「♡♡♡何時か言ってね・・・私・待っているから♡♡♡」

「♡♡♡・・♡♡♡・・♡♡♡」

「・・・・・・・・・・」


「♡好きだよ『みき』♡」


「♡♡♡!!!私・・何時か言ってねって・・言ったよね♡♡♡」

「だから・・その何時かが・・今!」

「♡♡♡・・・そう言う所だよ『かずくん』・・・本当に【別マ】の

 顎が三角に尖っている族な所は・・・でも・・・嬉しい・・・

 ・・・私も『かずくん』に見捨てられない様に、

 もっと・・・可愛くて・いい女にならなくっちゃ!・・・♡♡♡」

「えっ!それは困るよ・・・俺がついて行けないよ・・『みき』」

「♡♡♡卒業生の中で一番のモテモテ男の『かずくん』が

 それを言うの・グフッ♡♡♡」

「・・・そんな事は無いよ・・・だから程々にお願いします」

「♡♡♡・・・グフッ♡♡♡」

「クッ・クッ・クッ」


「♡♡好きだよ『みき』♡♡」


「♡♡♡・・・♡♡♡・・・♡♡♡」

「・・・・・・・・・・・・」

♡♡『みき』は顔を上げて・俺にキスを・・・した♡♡

♡♡勿論・・・俺は抱きしめて・・・キスを『みき』にした♡♡



☆☆☆☆☆☆☆☆★★★★★★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆


『みき』と『恵美ちゃん』が乗った

フォード・エクスプローラー エディバウアーは地獄坂を

ブッッオーン❕≫ ドゥッ・ドゥッ・ドゥッ・ドゥッ・・❕

音と共に駆け上がって・・・去って行った・・・・・・・


「♡・・・『みきちゃん』・・・あなたは・・・

 最高の告白と・・・多分・・・最高のプロポーズをされたわね♡」

「♡♡♡・・・うん・・・♡♡♡」


☆☆☆☆☆☆☆☆★★★★★★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆


『みき』が去った後・・・『ヒデ』と合流した『あや』と『真理』・・・

その一部始終を遠くから・・・3人で見ていた・・・

「♡♡・・・『ヒデ』・・・♡♡」

「・・・何だ『あや』・・・」

「♡♡良かったわね♡♡」

「良かったのだ・・・本当に」

「え~仕事するな!ホンマに!『ヒデ』・・見直した!」

「♡♡ね~言ったでしょう?うちの見習いはやる時はやるんだから♡♡」

「ホンマや!え~で『ヒデ』♡」

「でも・・・これで卒業アルバムの裏面はあれで正解となったのだ!」

「♡♡・・・今なら分かるけど・・・

 それをあの時点で分かっていた『ヒデ』は・・・流石よ!・・・

 後で・・キスしてあげるわ『ヒデ』♡♡」

「なんや?その卒業アルバムの裏面って~のは?『あや』」

「♡♡今度見せてあげるね『真理』・・・表紙のタイトルは

【Don't stop my memory】//【私の思い出は『・・・・・』】

 ってなっているの♡♡」

「流石やな~うちらの小学校のはただ卒業って書いてあるだけや・・・

 やっぱり・・・違うな・・・出雲組が絡むと・・・で・・・

 裏面は何て書いてあるんや『ヒデ』・・・」

「♡♡・・・・・・♡♡」

「♡・・・・・・・♡」

「・・・・・・・・」

「裏面には・・・・こう書いてあるのだ・・・」



【・・・・To Be Continued ・・・・】



・・・そして・・・

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