【 N1.8#】推理RPGでストリートが進んで・終わりが近づいて・寂しいと思って・・・説
頭・ポンポンって・・・
宿泊先のホテルに戻って・温泉に入って・・・
夕飯だ・・・バイキングスタイルだった・・・色々な宿泊施設で
試すらしい・・・旅館タイプとか・・・今回はホテルだ!
4人でテーブルを囲んで夕飯を食べている・・・
他の学校の子と少しは話す機会が出てきた。
やっぱり『みき』と『あや』の存在感が、
他の小学校女子と比べると・・・
華が違う⁈大人びている⁈他の女子が幼く見えてしまう!
それでも、中には同等レベルの女の子もいる・・・
名前も分からない女の子数人に
『二人は付き合っているんですか?』とか・・・
なんて聞かれたもした・・・
中には『五十里君って彼女いるんですか?』ってのも・・・
そして高い確率で・・・
『色々噂を聞いてますよ♡体育館事件とかグフッ♡」
と言われる・・・どこの小学校かは分からないけど・・・
何処まで噂って広がっているのだろう?って不安になった!
しかも・・・とか・って何に?他にもあるの?・・・
そしてもう一つ・・・今回の参加者の男子が・・・やはり
『みき』と『あや』の存在が気になるらしい・・・
それは・・・分かるよ!
なんせ若葉台小学校のプリマドンナだもん・・・でも
話しかけるまでには・・・至らない!
オーラって奴だろう!しかも大人びてるから・・・そう言う事だ!
でも、俺と『ヒデ』はハードルが低いらしい・・・
他の小学校の女子からは声を掛けられる?カーストの下に
見られているんだろう・・・きっと!
だって聞かれるのは『みき』の事がほとんどだもん!
「♡♡ね~二人とも本当は初めてじゃないでしょう?
普通はね・あんなに早くパラレルなんて出来ないのよ
しかも・今日スキー板を履いたのが初めての人が・・・
出来ないって・・・それかセンスが恐ろしくいい♡♡」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「♡♡♡あっ!ダブルスルーだ!これは本格的に怪しい?しかも
私より二人とも・・・上手いなんて・・・凄いんだけど・・
ちょっとムカつくよ・・・特に『かずくん』は!♡♡♡」
「・・・・・・」
「何で俺は特になんだよ!『みき』!・・・『ヒデ』と同じ感じだぞ
スキーのレベルなんて・・・むしろ『ヒデ』の方が上手いなって
思うぞ・・・俺は」
「♡♡そうね~『ヒデ』の方が体重移動が上手いかも!・・・でも
急斜面は『かず』の方が後傾になっていないわよ・・・でも
・・・『みき』がムカついているのは・・・
・・・スキーの事じゃないでしょう?♡♡」
「♡♡♡・・・♡♡♡」
「どういう事?『あや』」
「・・・『かず』それなら俺でも分かるぞ!・・・」
「どういう事?『ヒデ』」
「♡♡♡そう言う所だよ・『かずくん』・先が思いやられるよ♡♡♡」
「どういう事?『みき』」
「・・・『かず』お前、モテモテなのだ・・・俺は他の小学校の女子
から話し掛けられないのだ・・・話して来るのは男子だけなのだ
お前は・・・女子からが圧倒的に多いのだ・・・」
「・・・でも聞かれる事は・・・『みき』の事ばかりだぞ⁈」
「♡♡♡は~~~!やっぱりね・分かっていない私の彼!♡♡♡」
「♡♡本当に分らないの?自覚が無いって無敵ね!
流石に『みき』に同情するわ!・・・抜けている所は
すっぽりと抜けているのね『かず』は・・・♡♡」
「・・・そう言う所なのだ・・・『かず』」
「・・・・・・?」
「みんなちょっと何に言っているか分かんないよ!
『みき』『ヒデ』『あや』・・・激しく説明を求める!」
「『かず』お前は今回のスキー教室の中で一番の有名人で・・・」
「♡♡しかも、一人の女の子を救ったヒーローで、うちの学校内で
知らない人がいない・・・♡♡」
「♡♡♡助けた女の子の彼氏かもってみんなの注目を浴びているの・・
それで・その女の子と今回一緒にスキー教室に参加しているって
野次馬的に・・・興味があって・・・私を餌にみんな・・・♡♡♡」
「・・・『かず』とお知り合いになりたいって・・・」
「♡♡要はワンチャンあるかも・・・って女の子に思われていて♡♡」
「♡♡♡・・・しかも優しいし・・・女の子に!今日だって転んだ
女の子に手を貸してあげて助けてあげていたでしょう?・・・
しかも何回も!・・・私には雪を掛けていたずらするのに♡♡♡」
「♡♡しかもその女の子を起こしてあげてた後・・・
『大丈夫?けがしていない?
俺も今日が初めてのスキーなんだ!頑張ろうね』
なんて、初見の女の子に言って・・・初めてのスキーなのに・・・
颯爽と滑っていったら・・・♡♡」
「勘違いもするのだ・・・『かず』」
「♡♡・・・その助けた女の子数人はみんな・・・恋する乙女の目に
なっていたわよ・・・そんなの・女の子に対してのテロ攻撃よ♡♡」
「♡♡♡しかも・しかもその中の何人かは・・・連絡先教えて下さいって
『ごめんね!気になる女の子がいるから』って断っていたでしょう?
あれって、私の事を気に掛けてくれて・・・その噂から遠ざけようって
事なのは、勿論・・・分かっているんだけど・・・
私の事を守ってくれている言葉って分かっているんだけど・・・♡♡♡」
「♡♡結果、その女の子に期待をもたせているのよ・・『かず』って♡♡」
「・・・しかも許せないのが・・・」
「♡♡その言って来る女の子が♡♡」
「♡♡♡みんな・・・可愛い女の子ばかりって♡♡♡」
「・・・・・・・♡」
強烈なボディーブローが一樹に入る!!~~グホッ・グホッ・グホッ!
「♡♡♡何に!嬉しい顔しているんじゃ!『かず』♡♡♡」
「・・・でも・・・」
「♡♡♡でも!何に!『かずくん』♡♡♡」
「・・・俺は・・・『みき』の事しか興味ないぞ?・・・」
『みき』頭の上に・・手を・・ポンポンって
「♡♡♡・・♡♡♡♡・・♡♡♡」
「♡♡♡・・うん♡・・♡♡♡」
「♡♡あの~~~そう言うの・二人の時だけにして・・・
貰えると嬉しいんですけど・・・変な気持ちになっちゃうわよ♡♡」
「・・・そう言う所なのだ・・・『かず』」
「♡♡♡・・・ね・・・♡♡♡」
「♡♡ね!じゃないわよ!『みき』解けているわよ・・・顔♡♡」
「心配するな・・・『みき』に事だけだよ」
『みき』頭の上に・・手を・・ポンポンって
「♡♡♡・・♡♡♡♡・・♡♡♡」
「♡♡♡・・うん♡・・♡♡♡」
「♡♡だ・か・ら・そう言うのは・・・・♡♡」
「『あや』・・・しかたないのだ・・・
二人は、まだちゃんと付き合いだして3日目なのだ」
「♡♡・・・そうね・・・でも、その二人だけ時間を
止めるのは・・・勘弁して・・・♡♡」
「ん?俺達が付き合い出したって言ったかな?『ヒデ』・『あや』」
「♡♡♡そうだよね?『かずくん』・・・まだ言ってないよね♡♡♡」
「♡♡・・・は~・・・♡♡」
「・・・は~・・・」
「なんだよ・・・そのため息は・・・」
「♡♡♡ダブルため息ってね~『かずくん』♡♡♡」
「♡♡普通は付き合っていない人に、あんな高額のプレゼンとを
クリスマスだからって、渡さないのよ『みき』分かっている?♡♡♡」
「ましてや・・・バイト代の・・・ほとんどをそれに費やすって・・・
ありえないのだ!もし、付き合っていない人に渡していたら・・・
相当のバカか、ヤバイ奴なのだ・・・分かっているのか?『かず』」
「♡♡だから、普通に考えれば、パーティーの前に何かあったって
思うのが普通なの・・・しかも、『かず』の唇は私の!なんて
言われたら・それは、告白されたって言っているのと・・・♡♡」
「同義語なのだ・・・お前達はアホなのか?」
「♡♡・・・アホよ・・・二人は『ヒデ』♡♡」
「二人には・・・ちゃんと言おうと思って・・・ね『みき』」
「♡♡♡・・・私も言おうと・・・ね『かずくん』♡♡♡」
「・・・・♡・・・・」
「♡♡♡・・♡・・♡♡♡」
「♡♡また止めたわよ・時間・・・どうする?『ヒデ』」
「ほっとくしかないのだ・レクリエーション始まる行こう『あや』」
「♡♡そうね行こう『ヒデ』♡♡」
レクリエーションはホテルの大広間で開催だ!
将来は同じ学校のクラスで班分けをして班対抗の
レクリエーションになると思うが一応今回は・・・
(仮)のスキー教室なので、小学校対抗になった・・・
クイズやトランプなどのポイント争いでの室内対抗戦だ!
そのアイデアを出したのは・・・言うまでもなく・・・
うちの校長先生だ・・・心の中でインチキはダメですよって
呟くしかなかった・・・
運動会の件もそうだし、色々と古狸なので・・・
また都合のいい事に、各学校男女2名の計4人だ。まさかと
思うけど・・・ね?
最初はクイズだ・・・回答を小さいホワイトボードに同時に出して
正解すると10ポイント貰える。不正解は0ポイントで加算方式だ
勿論、4人で相談しての回答はOKだ!
第一問
日本の歴史から問題です。徳川家康は徳川幕府初代将軍ですが
第5代将軍は誰でしょうか?
・・・校長先生・・・いきなりですか?しかも難問ですよ⁈
小学生で習ったかな?・・・一応社会の教科書に載っていますが・・
「♡♡分かんないよ♡♡」
「♡♡♡・・隣のカンニングする?『かずくん』♡♡♡」
「いきなり難問なのだ8代将軍と3代将軍は分るのだが・・」
「・・・【徳川家宣】・・・」
「♡♡!凄い『かず』♡♡」「マジで?やるなお主!」
「♡♡♡ダメだよ!『かずくん』カンニングは!♡♡♡」
「・・・ほとんど、みんな書けていないのに?」
「♡♡♡そんな訳ないじゃん!・・・ホンマや!嘘!
『かずくん』今日スキーで転んで頭ぶつけた?♡♡♡」
【正解は・・・『徳川家宣』です。正解の小学校は・・・
緑が丘小学校と・・・若葉台小学校です】
「♡♡凄い正解よ『かず』♡♡」
「・・・やったのだポイントゲットなのだ」
「♡♡♡まぐれって凄いね!ラッキー♡♡♡」
「・・・まぐれで正解ってあるの?これに」
「♡♡♡たまにね♡♡♡」
第二問
図工からの問題です。色の三原則は赤 青 黄ですが、
色の三属性・または三要素の「色相」「明度」と後は何ですか?
「♡♡♡・・・雰囲気だよ!絶対に♡♡♡」
「・・・ん?『あや』は分かっているいるのだな!」
「流石・デザイナーの娘じゃん!『あや』」
「♡♡分かるわよ・勿論・・・でもこれ図工の時間で習ったかしら?
図工の教科書には一応載っているけど・・・「彩度」よ・・♡♡」
「♡♡♡えっ!雰囲気じゃないの?『あや』♡♡♡」
「♡♡いいから書いて『みき』・・漢字は私の彩乃の彩で度よ♡♡」
「♡♡♡・・・【彩度】・・・♡♡♡」
【正解は・・・『彩度』です。正解の小学校は・・・
緑が丘小学校と・・赤星小学校と・・またまた若葉台小学校です】
「♡♡♡凄いね『あや』まぐれって!ラッキー♡♡♡」
「『あや』流石なのだ!・ポイントゲットなのだ」
「・・・これってまぐれで正解できないよ!『みき』⁈」
第三問
またまた日本の歴史から問題です。戦国時代の武将で
「勝って兜の緒を締めよ」の遺言でも知られる武将は
誰でしょう?
「・・・【北条 氏綱】なのだ・・・」
「・・・これは、『ヒデ』にはサービス問題だよな」
「♡♡苦労したもんね・・・夏休みの宿題グフッ♡・・♡♡」
「♡♡♡これは・・・まぐれじゃないね!『ヒデ』♡♡♡」
「♡♡当たり前じゃない!逆に間違えたら・・引くわよ♡♡」
「♡♡♡そうだね!グフッ♡♡♡」
「だな!」
【正解は・・・『北条 氏綱』です。
正解の小学校は・・・なんと若葉台小学校だけです。】
「!やったのだポイントゲットなのだ!しかも俺達だけなのだ!」
「♡♡♡これで差をつけたね『かずくん』!勝てるかな?♡♡♡」
「まだまだ・・これからだよ『みき』!」
第四問
国語からの問題です。お店でお買い物して、お会計をした後、
もらう、『りょうしゅうしょ』を漢字を書いて下さい。
「・・・【領収書】・・・」
「早いな『みき』!」
「俺も分かったのだ!」
「♡♡流石って言っていいの?『みき』・・・♡♡」
「♡♡♡・・・うん♡任せてみんな!♡♡♡」
【正解は・・・『領収書』となります。正解の小学校は・・・
なんと・なんとまたしても、若葉台小学校だけです。】
「♡♡やったね!『みき』これで他の小学校と20ポイント差を
つけたわよ!流石ね・領収書って漢字は良く見るけど、
スラスラ書けるのは、流石よ!♡♡」
「♡♡♡テヘ♡♡♡」
第五問
クイズは最後の問題です。今度は算数からの問題です。
1個210円のりんごと1個160円の桃を合計12個買ったら
2320円だった。買ったりんごの個数は何個ですか?
210x+160(12−x)=2320
210x+1920−160x=2320
210x-160x=2320-1920
50x=400
x=8
「・・・【りんごの個数が8個】・・・」
「♡♡♡ん?適当はダメだよ『かずくん』⁈
・・・・しかもその計算何に?まぁ勝っているからいいか♡♡♡」
「♡♡!つるかめ算よ!『みき』しかも方程式で解いている!
『かず』・・・出来るの方程式?凄いんですけど!♡♡」
「・・・俺にはチンプンカンプンなのだ・・・」
「♡♡♡『あや』⁈適当だって!『かずくん』の感だよ・・・♡♡♡」
「♡♡じゃ~実際に買ったつもりで計算して見なさいよ『みき』?♡♡」
「♡♡♡りんごが210円が8個で・・・1680円でしょう・・・
全部で12個買ったから・・・桃が160円を4個で640円・・・
・・・桃の方がグフッ♡普通高いよねグフッ♡『あや』?♡♡♡」
「♡♡そうかも知れないけど、今は問題でしょう?
合わせていくらよ?♡♡」
「♡♡♡あっ!そうだね・・・1680円と640円で・・・2320円だよ・・・
げ!げ!合っている!・・・ラッキーだね『かずくん』!
また、まぐれが的中だね!♡♡♡」
「・・・『みき』の事・・・俺、尊敬するよ・・・」
「♡♡♡そうなの?嬉しい♡尊敬だなんて・・・♡♡♡」
「♡♡『みき』あなた、やっぱりアホ?・バカにされているのよ?
・・・今、『かず』に・・・♡♡」
「♡♡♡えっ!そうなの?『かずくん』♡♡♡」
「・・・『みき』今日スキーで転んで頭ぶつけた?」
「♡♡♡・・・ん・ん大丈夫・・・あっ!もう時間・早くない?♡♡♡」
「♡♡スピードが問題なのよ・これは・♡♡」
【正解は・・・8個です。正解の小学校は・・・
なんと・なんとまたしても、若葉台小学校だけです。しかも
唯一全問正解なのは・・・若葉台小学校だけです!!】
「♡♡やったね!『かず』これで他の小学校と30ポイント差を
つけたわよ!勝てるね⁈これは!・・・でも『かず』・・・
この問題って・・・何か?・・・怪しいわよね?・・♡♡」
「♡♡♡・・・何で?『あや』♡♡♡」
「・・・気づいた?『あや』も・・・」
「♡♡・・・流石にここまで露骨だとね・・・これって♡♡」
「校長先生って事なのだな?『かず』」
「・・・多分ね・俺達に勝たせて、何か企んでいるよ・あの人」
「♡♡♡みんなちょっと何に言っているか分かんないよ!
『かずくん』『ヒデ』『あや』・説明してよ!
私を一人置いて行かないで・・・みんな・・・♡♡♡」
「レクリエーションが終わったら説明するよ『みき』」
『みき』頭の上に・・手を・・ポンポンって
「♡♡♡・・♡♡♡♡・・♡♡♡」
「♡♡♡・・うん♡・・♡♡♡」
「♡♡あの~~~そう言うの・二人の時だけにして・・・しかも
こんなみんなの前で、良くそう言う事出来るわよね・・・
しかも・・・『かず』に声をかけて来た女の子達とそれに男子も
みんな、見ているわよ⁈・・・大丈夫かしら・・・
問題が起きなければいいけど・・・♡♡」
凄い力だよね!




