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【G】推理RPGで犯人の動機に近づいていく中、幼少期の 淡い話の続きがあったって、いいじゃないか説

『かずくん』は、決意してますか?

『かずくん』は、決意しましたか?

『かずくん』は、掴みましたか?

『かずくん』は、掴めましたか?

一樹が小学6年生になってまだ、桜が咲いてる頃・・・・・


・・・・ガシャーン!!!!! ドン。。。ドン。。。


・・・・バチッ・バッシ!!! ドーーーン。。。。。


幾度となく繰り返される【ただの暴力】と酒臭いニオイが充満してる家


   「ゲホッッ ゲホッッ。。。やめて。。。あなた‼」


あの、父親の余りの狂気に満ちた迫力と暴力を

目の当たりにしての恐怖を

初めて体験してから、

こうやって年に2回は起きている。【ただの暴力】

一樹は、もうこの様な惨劇をすでに、7回体験してる。

その度に、誠一は包丁を持ち出し、母 朋子に向ける!!!

小学生にはあまりにも『キツイ』内容だ。


この様な惨劇が起きる前触れは、


【父親が帰宅して来る時の、

 玄関アプローチにある砂利を踏む足音が大きい】


【父親が帰宅して、家に入って来ると恐ろしく酒臭い】


【理由は分からないが、酔っぱらって、

 やたらと母 朋子に当たる】


である。


1~2週間、

この様な父親の事象が続くと必ずと言っていいほど起こる。

子供は繊細によく見ていて感じているのだ・・・・・・

特に今日は激しいし、時間も長い!!!

いつもは、茶の間から震えながら、

ただその光景を見ている事しか出来ないが

小学校6年生ともなると、流石に今日は


 「もう!!!いい加減にしろよ!!!」  一樹が敵意を込めて


 「・・・・・!!!」            一樹を睨み付け


 「なんだ!!お前のその口の訊き方は!!親に反抗するのか?!!!」


 「何で?!!!お母さんにそんな事するんだよ!!!」


 「・・・・・!!!」           さらに一樹を睨み付け


 「お前には分からないのか???!!!!」 薄気味悪く少しニヤ付いて


 「朋子を愛してるからだ!」自分の子供に母親の名前で言うのは気持ち悪い


 「???・・・は~~~!! 頭、、おかしいじゃないの!!」 


 「愛してる人を殴るのが、、愛してるから~~??!!」 見下した様に


 「意味がわかんない。本当に頭おかしいんだ!!!!」 馬鹿にした様に


 「・・・・・!!!」


 「お前ーーー!!ぶっ殺すぞ」  完全にブチ切れて!!!


 「お父さん!やめてーーーー!!!」 お母さんが叫ぶ!!


誠一は一樹に迫ってきて、手に持っている包丁を、一樹の喉元に突き付けて、


 「殺すぞ!!!」  目は狂気そのもの


 「やれば????」 本当は怖いが平静を保った様に、でも震えてる


 「やれるもんなら、やってみなよ!!!」 ギリっとした目で


 「・・・・・!!!」


一樹は分かっていたのです。

今までも、母 朋子に包丁で突き付けても

結局、過去7回一度も包丁で刺していないのです。

殴りはするが!!!

そう、これは演技で、パフォーマンスなのだと!!!!

実際には殺されない!!

そもそも、そんな勇気あるわけはない!!

脅しで、相手に恐怖させ、何とか自分の借金をごまかす為に。

しかも、何に使ったか分からないお金。

過去一度も明らかにされてない理由。

そして、必ず最後、、、、、、、、泣き崩れる。。


「ウオォ~~~~~ッッッーーー」 って、包丁を投げ出し大泣き⤵⤵ 


もう⤵⤵ うんざりするワンパターン!!!!!!

でも、一樹は


 「お母さん!どれくらい無視していれば、お父さん離れていくの??」


 「お母さん!くだらない父親は、何【○○】でやっつければいいの?」


 「お父さん!お母さんに暴力を振るヤツは、くだらないヤツですよね?」


 「そんなしょうもない事してるのは誰?お父さんですよね?」


 「くだらないヤツは?お父さんですよね」


 「お父さん!どれくらい無視すれば、離れて行ってくれますか?」


と、思わずにはいられなかったのです・・・・・・・




この様な惨劇の後は、毎回『五十里家』は80万円程の借金を負うのです。

貧乏な訳だ・・・・・・・・「キツイな~~」



【ミキちゃん】【カズっち】【コバっち】のトリオはラッキーな事に

小学生5年生のクラス替えの時も、離れないで同クラスになったのだ!!!

これで、6年間同じクラスと言う事になる。一樹は1学期分少ないが。

こう言う偶然はある物なのか?と疑いたくなる。

きっと、【正義】先生のおかげだろうと思う??

なんせ、5:6年生の担任も【正義】先生なのだから!!!

でも、くだらないオヤジギャグには付き合わないといけないのだが。。

《【正義】先生!少しはギャグ。アップデートしませんか??》


あの『見沼湖公園』サイクリング以来、3人の中はとてつもない絆で

結ばれたのだ!!!

【信頼】【同盟】【友情】

【楽しい思い出】【秘密の共有】【思いやり】

3人の関係性を表す言葉は、

どれか一つだけでは表現出来ないほどである。


『見沼湖公園』帰りの【ミキちゃん】の一樹に対する衝撃的な話を、

小林くんにも聞いてもらい、【ミキちゃん】主導で、3人互いを


【ミキちゃん】⇒【ミキちゃん】


【小林くん】⇒【コバっち】


【いかり】⇒【カズっち】   


と、学校でも呼び合う事を約束したのだ!!!!


《その、話をしてる時、一樹がワンワンと泣いていたのは内緒なのだが⤵》


ちなみに【コバっち】はその、出来事を


『雷事件! 「【カズっち】が泣いた夏」 』 完全にバレてる⤵


に命名したのだ。 命名も小学生高学年ともなると、

レベルが上がってる。

センスすら感じる・・・・

いじられているが、悪い気はしない!!

それより、【ミキちゃん】が【カズっち】と二人きりの時は


なぜか???


『か・ず・くん』♡♡♡って呼ぶので、毎回、一樹は照れるのである。


小学3年生の夏休み明けから、クラスで呼び合ってると、最初は

周りからは、不思議に思われいたが、続けていると、

【ミキちゃん】の言う通り、

先生以外からは、

【カズっち】と呼ばれる様になるまで時間は掛らなかった。


小学3年生の2学期から見事に『いかり』を消滅させ、

『いかりや○○』といじられる事は無くなったのだ。


そう!!『いかり』を消滅させたのだ。


これがまさに!!

いじってくる相手に対しての【対策方法】なのだ。

いじってくる相手に対して【無視】して【対処】したのではないのだ。

《小学3年生2学期から『○○っち』と呼ぶのが一代ムーブになったのだ》


しかし、


【対策方法】が劇薬投与なので!!

反動と言うか、副作用はあった。

小学生5年生以上ともなると、

男の子:女の子と言う関係から、

男子:女子と言う関係に徐々に変化してくる。

肉体的:精神的にも少し大人になってくるのだ。

《朝礼後、小学生5年生女子だけ体育館に残される。アレだ》

互いに男女を意識しだす年頃だ!!!!

その中、やはりクラス内カースト頂点の男子とその取り巻き軍団が

〔敢て名前は出さない〕


「ヒューヒュー♡♡♡アチチ!アチチ!♡♡♡」といじってくる。


それは、【ミキちゃん】&【コバっち】の二人の時

または、【ミキちゃん】&【カズっち】の二人の時に限ってだ。

3人でいる時は


  「男と女で遊んでんじゃね~~よ!!!」


まぁ、この程度は想定はしていたのだが、

いじめに発展するような

上履きを隠されるとか、クラスで無視されるとか、

イタズラされるとか、

は無かったので、想像は超えてこなかった。

これは、3人の友情同盟力だけではなく、圧倒的なパワーを誇る


『プリマドンナ』の存在と思われる。 

【ミキちゃん】に頭が上がりません。


ある時、

授業前に音楽教室で【ミキちゃん】&【カズっち】が話していると、

高学年になると、『家庭』『図工』『音楽』の授業は、

特別教室で、担当の先生がする。


クラス内カースト頂点の男子が・・・・


「ヒューヒュー♡♡♡アチチ!アチチ!♡♡♡」といじってくる。


すると、【ミキちゃん】が、

いつも、いじってくる男の子の近くに行く!!


音楽教室内は、異常な、空気!!

今でも男子女子のケンカが始まってしまいそうな!

 ざゎざゎ////ざゎざゎ////

しかも、クラス内カースト頂点の男子と女子!   

ざゎざゎ////ざゎざゎ////

〔敢て男子の名前は出さない〕


突然!!!!!


 「♡♡♡ね~~?もしかして、わたしの事、好き??♡♡♡」ドッカーン!


 「・・・・!!」 驚きの攻撃!!!    ざゎざゎ////ざゎざゎ////


 「そ・そ・そ・そんな訳ないだろう!!!お・お・お前なんか!」


 「♡♡♡ホントに?♡♡♡」


 「バ・バ・バカじゃねーの!!!!」


 「♡♡♡わたしの事、き・に・な・る・?♡♡♡」


 「テヘッ♡♡♡♡」


 「・・・・・!!!」


 「ふざけんじゃねーーーよ! お前なんか!!」  取り巻き軍団も驚嘆!


 「♡♡♡わたしが、他の男子と話してると、き・に・な・る・?♡♡♡」 


 「お前なんか!!大嫌いに決まってるじゃんーー!」 取り巻き軍団同意!


 「バカじゃねーの!!!!」         取り巻き軍団激しく同意!


 「♡♡♡そうなの??♡♡♡」


 「♡♡♡じゃ~~~~ね!もう、構わないでね!!♡♡♡」


 「テヘッ♡♡♡♡」


それはもう!快進の一撃でしかない!!!!

黙るしかない、、、相手⤵⤵


放課後、【カズっち】と【コバっち】が、たまに寄り道する児童館脇の公園で、

音楽教室での事を聞いてみる。


 「すげ~~な~!!!【ミキっち】の今日!!」


 「女子からみんなの前で好き?って聞かれたらな~~」 一樹が考え深く


 「相手の女子にみんなの前で『うん』とは言えないよな~」


 「・・・【コバっち】ならどう?」


 「恥ずかしいのだ!!!」【コバっち】のブームは終わってない見たい。


 「だよなぁ~~~!」


 「♡♡♡エ~~♡!【カズっち】は、わたしから言われたら?♡~~♡♡」


 「♡♡♡好きって!!!♡♡♡」 最近は特にこうやって、いじってくる???


 「ハイ!ハイ!」          一樹は軽くあしらう。


 「♡♡♡ホントなのに~~~!♡♡♡」  一樹は無視して


 「アイツに!あんな風に言うの考えていたの?」


しばらく、考えてから、、


 「いつも、○○〇くん達って、からかってくるでしょう?!!」


 「うん!!!」 一樹と【コバっち】激しく同意!!!


 「恵美ちゃんに相談したらね?・・・・・」 恵美ちゃんはお母さん♡


 「そしたら、○○〇くんは・・・・【ミキちゃん】の事好きなのよ♡♡♡」


 「えっ~~~~!やだ~~!!」


 「だって、いつも意地悪してくるし!!!この間なんか、、、、」 口が尖る!


 「・・・【ミキちゃん】は○○〇くんの事、きらい?」


 「♡ん~~~~!きらいじゃないけど、好きじゃない、かな♡!」


****【ミキちゃん】は以下のやり取りは頭の中で思い出して言わない!!!****


 「フフフ♡♡♡【ミキちゃん】は『かずくん』が好きだもんね♡」


 「♡♡♡恵美ちゃん~~♡♡それは言わない約束♡♡!!!」


 「フフフ♡♡♡可愛い!【ミキちゃん】って♡♡」


****見る見るうちに、【ミキちゃん】の顔が赤く染まって行く****


その様子を見ていた【コバっち】が


 「どうしたのだ~~?顔が赤いのだ!!!」  


 「・・・・・!!!。別にいいの♡♡」 少し怒りながら


 「♡♡でね!恵美ちゃんが、今度言われたらね。」


 「みんなの前で、ね!フフフ♡♡」


 「わたしの事、好き?って【ミキちゃん】聞いちゃいなさいって」


 「○○〇くん!多分、黙って言い返せないと思うわよ!フフフ♡♡」


 「もし、その時キライって言われたら、もう構わないでねって♡♡」


 「・・・・・可愛く言うの♡♡♡♡フフフ♡♡」


 「それに、多分、男子と女子が仲良くなって行くのは・・・・♡♡」


 「時間の問題かなぁフフフ♡♡」


【カズっち】と【コバっち】は話を聞いて思う。。。。

『恵美ちゃん』は

恋愛マスターなのか!!!

『恵美ちゃん』は

どんな修羅場を経験した恋愛マスターなのか!!!

『恵美ちゃん』は

恋愛世界の全知全能・ 恋愛神アプロディーテなのか!!!

『恵美ちゃん』は

大人の女性なのか!当たり前です。お母さんなのだから!!!

 「・・・【ミキちゃん】のお母さんスゲ~~~~!」激しく同意!!!


 「♡♡♡まぁ~~♡♡そんなところ♡♡♡」


恋愛神『恵美ちゃん』の予言通りに、

小学校6年の【正義】先生が担任する

我がクラスの雰囲気が少し変わって来たのだ。

先ずは、クラス内カースト頂点の男子とその取り巻き軍団からの


いじりが完全無くなったのだ!!!


【正義】先生が担任する事で、『いじり』の抑制はある程度出来ていたが、

いないところでは、多少やはりあったのは事実。

【いかり】名前のいじりと

【ミキちゃん】とのいじり

問題はすべて解決したのだ。6年間は長かった。でも、とにかく嬉しい。


すべての問題解決に【ミキちゃん】の【対策方法】が良かった事に

他ならない!!!!

声を大にして言いたい!!

『・・【ミキちゃん】!本当にありがとう!!!!』


それと、、、、何となくだが、男子女子の距離が縮んでるような♡♡

多分なんだが、クラス内カースト頂点の男子と女子の

頂上決戦が、ターニングポイントだったと思う。

男子女子双方一緒に遊んだ方が数倍楽しい事に、気づき初めたのだ。

6年生になってからも、クラス内の男子女子別々のグループなのだが

その男子女子グループがグループ同士統一して一緒になってきて、

男女混同のグループに進化してきてるのだ♡♡

日曜日に一緒に男子女子グループが出掛けた話は、珍しくない♡♡

だからなのか、クラス内はあたたかい雰囲気なのだ♡♡


「ヒューヒュー♡♡♡アチチ!アチチ!♡♡♡」はもう死語なのです。


だからと言っても、クラス内カーストが変わるわけではありませんが⤵⤵

後に、【コバっち】はその、出来事を


『・・・『恋愛革命』出雲による解放・・・』と命名したのです。


一樹は思う。この小学校6年間は本当に友達に助けられてる。

【コバっち】には、とにかく『あの!明るさ』!!!

『空気読んで気遣ってくれる』優しさ!!!

家で子供ではどうにもならない様なことがあっても、

学校には行かなくては行けなくて、多分、自身が暗い感じでいても、


『明るく』『優しく』接してくれた。


放課後も、家にいたくなかったので、その事情も察してくれて

よく自転車で一緒に遊んでくれたし、

流石に、家の事は全部は言えなかったけど、よく話を聞いてくれた。

しかも、その内容は男の約束で誰にも話さなかった。親にも!


【ミキちゃん】には、


  「・・・・・・♡♡♡」


  「もう!なんも言えね~~~~!!」


あえて、あえて、言うなら ・・・【万感の思いをこめて】


  『ありがとう!!【ミキちゃん】。寄り添ってくれて・・・』


さぁ===小学校最後の夏休みは、もう直ぐそこだ!楽しむぞ===


((オジサンは知っています。超~~~~おいしい料理が出てくる事を!!))


『かずくん』は、決意しかない。

『かずくん』は、決意をしてる。

『かずくん』は、掴み叶えた。

『かずくん』は、掴め開いた。

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