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【 N1.3】推理RPGでストリートが進んで・終わりが近づいて・寂しいと思って・・・説


小学生だぞ!・・・難しいって・・・

【峠の釜めし・おぎのや】から国道18号線を

碓氷峠方面に自分達を乗せた観光バスは走って行き・・・

碓氷峠・バイパスの途中から、霧が出て来た・・・

【おぎのや】では・・・晴れていたのに・・・

俺と『みき』は先程のFZ400Rにタンデムでツーリングに

来ていたカップルから受けた・カルチャーショックで・・・

無言で・・・ボーっとしている・・・

 「・・・?何かあったのか?『かず』・・・『みき』まで・・」

 「♡♡さっき【おぎのや】の駐車場で・バイクに乗ってる人と

  何か話していた見たいよ・・・『ヒデ』・・・♡♡」

 「!なんと!FZ400Rの人と話したのか?『かず』・『あや』?」

 「・・・うん・・・」

 「♡♡♡・・・うん♡・・・♡♡♡」

 「!どうして!俺を呼ばなかったのだ!冷たいぞ!『かず』!」

 「・・・だってお前と『あや』おみあげ・・・沢山買っていて」

 「♡♡♡しかも・・まだ・・買いそうだったから・・♡♡♡」

 「・・・ごめん・・・『ヒデ』」

 「♡♡♡ごめんね・『ヒデ』♡♡♡」

 「・・・!全くお前達は・・まぁいい!・・・

  しかし・カッコ良かったな!

  駐車場から出て行くあのFZ400R!良い音してたし!

  雰囲気がいい!あのカップルのライダースジャケットも

  同じ・ブランドのお揃いで!

  そうして・後ろの彼女の白いメットから出たロングの髪!

  あれは・・・憧れるのだ!・・・」

 「・・・確かにカッコいいFZ400Rだよ・・でも・・・」

 「?でも・何なのだ?『かず』?」

 「♡♡♡・・・バイクも恰好もカッコ良かったけど・・・♡♡♡」

 「!何なのだ?『みき』?」

 「・・・乗っている人そのものが・・・」

 「♡♡♡・・・素敵なの・・・カッコいいの♡どっちも・・・♡♡♡」

 「彼氏も・彼女も・・・」

 「・・・責任・・・」

 「♡♡♡・・・預けるの・全部・・・♡♡♡」

 「・・・心まで・・・」

 「♡♡♡・・・やばいの・本当に・・・♡♡♡」

 「ヤバイんだ・本当に・・・『ヒデ』・・・」

 『!!♡♡♡ヤバ~~~イ!やばい・やばい・やば~~い!!♡♡♡』

 「本当にやばかったよね!『みき』!!」

 「♡♡♡私・タンデムシートじゃなくて・前がいい!!♡♡♡」

 「!!だめだよ!前でバイク転がすのは俺!!」

 「♡♡♡そんなの!ずるいよ!じゃ~いいよ!私も免許取って乗るから!

  そして・・・預けて・私に・全部・・グフッ・グフッ♡キャハ♡♡♡」

 「!じゃあさ・じゃあさ・一緒に教習所行く?あっダメだ!

  『みき』誕生日1月じゃん・俺・4月だから先ね!免許取るの!」

 「♡♡♡!!そんなのずるいよ!私が16歳になるまで、行っちゃダメ!

  教習所・行っちゃダメ!・・・・先に・・行くの?・教習所?♡♡♡」

 「・・・・・・・」

 「♡♡♡!!そこ!スルーはダメだよ!行かせないから・絶対に

  私と一緒に・い・く・の教習所!!♡♡♡」

 「・・・・・・・」

 「・・・何に・・急にテンション上がっているのだ!二人とも」

 「♡♡・・・引くわよ・・・『みき』・『かず』♡♡」

 「♡♡♡・・・♡♡♡」

 「・・・・・・・」

先程の【おぎのや】の駐車場であった事を話した・・・

 「・・・・・いいよな・そう言うの・『みき』・・・」

 「♡♡♡・・・本当にそうだよね『かずくん』・・・♡♡♡」

 「♡♡!そこ!メンヘラにも限界があるの!・・・

  でも・・・素敵な話しよね・・・預けるって・・心も♡♡」

 「・・・『あや』お前まで入っているのだ!メンヘラモードに・・・

  でも・・羨ましいのだ・・・その二人の世界観が・・・」

と、まぁこんな調子・・・になってしまったが・・・

碓氷峠も峠も超え・・・

霧も薄らいで・・・

眼下に見えて来た・・・軽井沢の街が・・・少し色図いてる感じだ

この間来た時は、まだ夏の匂いがしていたが・・・

バスの外の空気感は、明らかに違う・・・秋の匂いだ。

バスはそのまま・・・今回の軽井沢移動教室で泊まるベルで軽井沢に。

着いて・そのまま・宿舎の中庭で、開校式を行い・一旦各部屋に

各自別れた。

・・・俺と『ヒデ』は3人部屋を二人で

・・・『みき』と『あや』も3人部屋を二人で

残るクラスのみんなは・・・4人部屋を4人の部屋割だった。

これも、多分・・・しおり効果だと思う。後は・・・

埋め合わせなの?これも・・・校長先生に言いたかった。

もう・あのどうしようもない『小川』も『小笠原』もいない・・・

どうやら・・・『小笠原』は音も無く転校して行った見たいだ・・・

興味が無い事は、考えない様にすると決め始めている。

それと・・・

小川兄弟は同じ病院で同じ様な手術を同じ個所を同じ時間帯

でするようだ・・・

何にせよ!今までのいやらしいカーストトップ軍団が

いないので・・・本当は何処の誰と一緒の部屋でも良かったのだが

むしろ、今まであんまり話さなかった様なクラスメートと話せる

チャンスだったと思うのだが・・・そうにはならなかった。

部屋で荷物を置いて、この後は近くの森で自然トレッキングだ。

イノシシ、鹿、などの動物たちの活動の痕跡を、

先生の解説を聞きながら観察をする。

やはり・外の空気は寒い・・・この間とは凄い違いだ・・・

午後2時過ぎだと言うのに・・・寒い!

季節がこの間より3歩くらい進んだ感じだ・・・冬に近い秋だ。

 「・・・『あや』・寒くないのか?その格好で・・・」

 「♡♡大丈夫だよ『ヒデ』♡・・・逆に暑くないの?そのダウンは?♡♡」

 「暑いのだ・・・母ちゃんがこれで行けって・・青森は寒いからって・・」

 「♡♡えっ!行く場所言ってないの?『ヒデ』?♡♡」

 「・・・・言ったよ・・・何度も・・・笑えないのだ・母ちゃんのは」

 「♡♡・!グフッ♡♡『ヒデ』のお母さんなら言いそうハハハ♡♡」

 「・・・・・な!」

そんな声が聞こえて来るのは・・・素直に嬉しい。

まだ?もう?あの二人が付き合いだして3か月だ。なんか・・・

少し羨ましと思ってしまう・・・今の自分はまだあんな感じには

なっていないと思う・・・昨日のみんなへの俺自身の告白はしたが・・・

・・・『みき』との事は・・・みんなの事とは分けて考えている

あの海の浜辺の事は・・・照れ隠しだ。ヘッドホンを後ろから・・・

なんて・ベタな事は・・・やっている時は、そうでもないが

冷静になると・・・ただ恥ずかしい!

『みき』の事は・好きだ!

多分『みき』も同じに・・・俺の事・・

好きって思っていると感じている・・・けど

俺の・・・俺自身その好きって言葉が・・・少し嘘臭い?

何か無理やり当てはめている感じで・・・正直・邪魔くさく感じるんだ!

・・・好きって言葉が・・・

【ただ・・・『みき』の事を想っている】じゃダメなのか?


自然トレッキングから戻って来てから、みんなで風呂に入り

夕食は山小屋を感じさせるベルデ軽井沢の食堂で食べた。

夕食後はキャンプファイヤー

そして・・・最後は、天体観測だ・・・

 「♡♡♡ね~『かずくん』・・・秋の天体ってなんか・・寂しいね♡♡♡」

 「・・・そうだね・・・少し明るいのもあるかなぁ・・・」

 「♡♡♡・・・ペガスス座があれで・・・♡♡♡」

 「♡♡!あれは・・・カシオペア座よね‥多分♡♡」

 「・・・俺・・見つけられないのだ・・でも天の川ってまだ見えるのだ」

ベルデ軽井沢の支配人さんが・・・

 「君たち4人は天体観測した事がある見たいだね~~」

 「♡♡夏休みに初めて天体観測をしただけなんで・・・♡♡」

 「それでも・秋の星座を2個も見つけたじゃないか・大したもんだよ」

 「天の川の中心が確か・デネブ・夏は見えたのに・怪しいのだ・あれか?」

 「♡♡♡でも・天の川はまだ見えるんですね?♡♡♡」

 「辛うじて・・・でも肉眼じゃ~・・・このくらいまでかな」

 「♡♡【織り姫とひこ星という若者】はまだ・・・見つめ合っている?♡♡」

 「おっ!流石だね~良く勉強しているね・君たちは」

 「♡♡♡確か1年に1回の七夕にしか会えないお話しなのにね~『あや』♡♡♡」

 「・・・遊び惚けた罰になっていないのだ!」

 「良く・知っているね。本当に・ビックリだよ・おじさんは!」

 「親戚に天体観測を趣味にしているおじさんが・教えてくれたんで・・」

 「♡♡もう・3か月以上たっているのにね・・・『かず』どう思う?♡♡」

 「・・・そうだな・・まだ・織姫と彦星はまだ恋している!って事かな」

 「♡♡♡・・♡♡・・♡♡♡」

 「・・・・でた~ロマンティスト『かず』なのだ!」

 「♡♡・・・ね~『かず』・本当にあなたって、どっからその言葉が

  降りてくるの・・・ムカつく・・けど・・・素敵ね・それ・♡♡」

 「♡♡♡ね~そうでしょう?『あや』・・『かずくん』って・・・

  本当にそう言う所・・あるでしょう?・・・少しムカつくの♡♡♡」

 「・・・聞かれたから・答えて・・ムカつかれるって・・俺・・」

 「・・・しょうがないのだ・そう言う流れに時もあるのだ」


☆☆☆☆☆☆☆☆★★★★★★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆


『みき』と『あや』の部屋・・・消灯だ・・・


 「♡♡・・・それで?裸を見られた理由は?♡♡」

 「♡♡♡昨日『かずくん』が言ってたでしょう?『小川くん』の・・♡♡♡」

 「♡♡兄貴病院送り事件ね!しかも・鼻で・・グフッ♡♡」

 「♡♡♡・・・その時『かずくん』言ってなかったけど・・・グフッ♡♡♡」

 「♡♡助けてくれた人の事よね・・・グフッ♡♡」

 「♡♡♡助けてくれたの・・『ななちゃん』の彼氏なの・グフッ♡♡♡」

 「♡♡ね~『みき』・・笑わすの無・・・・グフッ♡♡」

 「♡♡♡私・見てないから知らないよ・鼻血ブ~って・・グフッ♡♡♡」

 「♡♡♡・・・・・!グフッ♡♡♡」

 「♡♡・・・・・!グフッ♡♡」

 『!!ハハハハハ~~~・ハハハハハ♡♡♡』 

 「♡♡!だから・・笑わすの無だって『みき』♡♡」

 「♡♡♡それでね~その後・私の家に来たの・治療もかねて2人が♡♡♡」

 「♡♡そうだったの?⁈そこまで・怪我をしてるとは言ってなかったから

  実は・・・かなり痛みつけられたとか?・・・♡♡」

 「♡♡♡うん・まぁまぁね!お腹はやばかったかも・・・♡♡♡」

 「♡♡あっ!それで『みき』がお風呂入っていて・・・それは

  しょうがないよね・・・♡♡」

 「♡♡♡よれよれで・・洗面所に入ってきて・・・それで・・口からも

  血流していて・・私の裸なんかどうでもよくて・・あっ!

  私は・2回とも一応パンツは履いていたから・全裸じゃないよ・・

  それでね・一緒にお風呂場に

  運んで・・流石に『かずくん』の裸を見るのは・・

  恥ずかしいだろうなって思って・その後は・一人で洗っていたの♡♡♡」

 「♡♡・・・・・・なんか・ごめん『みき』知らなかったから♡♡」

 「♡♡♡いいの!・そんな事は・知らなかったんだから・・それに

  言わなかった、私の方が・・・♡♡♡」

 「♡♡そんな状態で・次の日行ったんでしょう?海に!♡♡」

 「♡♡♡・・・・うん♡♡♡」

 「♡♡そんな状態でね・・・あっ!それで寝過ごしたのね?

  乗り換える駅を・・・それじゃ~しょうがないわよ『みき』♡♡」

 「♡♡♡・・・本当は、私・起きていたの・・・でも・・『かずくん』

  無理してるし・・・それに、気持ち良さそうに寝てて・・

  別に海なんか・いつでもいいから・・・

  また、行けばいいんだし・・終点着いたら起こして帰っても

  いいやって・・・思って・そのまま寝かしたままにしてたの♡♡♡」

 「♡♡・・・『みき』・・・♡♡」

 「♡♡♡・・・で・おでこの・・その・・キスは・・・♡♡♡」

 「♡♡!もういい!・・言わなくていい!

  お願い!もういいよ・・・言わないで・・・

  『みき』の大切な・・・ 思い出になる・・

  ん・ん・二人の大切な思い出になるかもしれない事・・・

  気持ち・こころは・・大切にして・・・

  本当に、ごめんなさい・・・『みき』

  興味本位で聞いてごめんなさい・・・♡♡」

 「♡♡♡・・・・『あや』・・・・♡♡♡」

 「♡♡・・・・ごめんね・『みき』♡♡」


・・・・『あや』は泣き出してしまった・・・・2日連続だ


☆☆☆☆☆☆☆☆★★★★★★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆


俺と『ヒデ』の部屋・・・消灯だ・・・


 「・・・・お前・・・・『ヒデ』・・どうするんだ?・・」

 「俺・・・キスの雰囲気ってどうも・・苦手なのだ!・・」

 「でも?『あや』から・その・・・したい感じで来るんだろう?

 「・・・・そうなのだ!・・・そう言うの・普通・・・

  絶対・・・絶対!男からするもんだろう!その~キスって!

  俺は・・そうしたいのだ!せめて・・・少なくても俺は!」

 「・・・・俺はよく分かんないな。そう言う事は・・・」

 「しかも・俺達・・まだ小学生だぞ!・・・そう言う事・・

  もう少し大切にして・・・欲しいのだ・・・『あや』に大切に

  して欲しいのだ・・・」

 「・・・・『ヒデ』・・・・」

 「・・・流されるの・・・嫌いなのだ・・・」

 「お前ならどうする?帰り道にあの可愛い『みき』が・・・

  周りに誰も居なくて・・・

  無言に・・・

  目を閉じて・・・【キスして!『かずくん】なんて来たら・・・

  我慢できるか?・・・」

 「そもそも!俺と『みき』は付き合ってないぞ?」

 「そうかもしれんが・・・(仮)の彼女でもだ!」

 「・・・それに!いつまで・・

  その面倒くさい(仮)っていつまでやっているのだ!

  完璧に『みき』はお前の事『かず』の事好きなのだ!

  そっか?何て言わせないのだ!とっとと・付き合えお前!」

 「・・・俺の話しになっているぞ⁈『ヒデ』・・」

 「・・・でも・・もし『みき』から【キスして】って言われたら

  俺・・・多分・・キスって単語が出て来た時点で、

  言い終える前にしちゃうかもな・・・キス・・・」

 「・・・お前って・・やっぱり好きなんだな『みき』の事・・・」

 「あいつの事・嫌いな男っているのか?『ヒデ』」

 「・・・そう言う意味じゃない事じゃないのは・・・分かってるよな」

 「・・・うん・・・」

 「もういいよ・・キスの話しは・・・まだ・付き合っていないし・・・」

 「ん?まだ?・・・そうなのだな!」

 「まぁ~~いいよ・本当に・・まだ・・なんだ・・」

 「まだ?何がまだ・・なのだ・・」

 「俺の心に気持ちがついてこないんだ・・・まだ・・・」

 「ん・普通はそこ・・・気持ちに心・・じゃないのか?」

 「・・・・俺はやっぱり『みき』が恩人の女の子って・・

  抜けないんだよ・・・あの・『見沼湖公園』帰り以来・・・

  だから・・・心は決まっているんだ・・・だけど・・気持ちが

  オーバーラップしないんだよ・・・」

 「・・・『かず』って・・そう言う所・・面倒くさいな」

 「自分でもそう思うよ!『ヒデ』・・でもお前の・・・その

 『あや』のキス問題と一緒だよ・・・多分・本質は・・・」

 「気持ちが心をオーバーラップって・・・バイク乗り見たいなのだ」

 「・・・・な!」

 「・・・・な!でも・・心が気持ちをオーバーラップの方がいいのだ」

 「・・・もう・どっちでもいいよ・・・」

 「・・・・・・」



・・・・な!

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