【F】推理RPGで犯人の動機に近づいていく中、幼少期の 気になる女子エピソードは救いであった説
『かずくん』は、努力してますか?
『かずくん』は、努力していると思われていますか?
『かずくん』は、我慢してますか?
『かずくん』は、我慢していると思われていますか?
『見沼湖公園』を後にした3人は、
帰り道の途中にある『駄菓子屋・かどや』を
帰り道の休憩ポイントにしていた。
丁度、家から半分の距離にある所だ。
『駄菓子屋・かどや』には、
炭酸清涼飲料水『チェリカ』が置いてあって、
180ml小瓶ではあるが、60円で買えるのだ。
『チェリカ』は、オレンジ、メロン、グレープと子供に人気だ。
一樹&小林くんコンビは、【ミキちゃん】に『チェリカ』をおごる
プチサプライズも考えていたのだ。しかし
そこは小学校3年生のお財布事情が中々それを許さない。
一樹&小林くんコンビ二人は、『お母さん』にその事情を話して
〔おこずかい〕をおねだりするのは、イヤだったのだ。
ましてや、クラスの女の子のと遊びに行くことを話すのは、
特に恥ずかしいのだ。
『見沼湖公園』サイクリングの計画から日もあまりなく、
『カップラーメン代、ボート代』と〔おこずかい〕を貯めるには、
時間がなかった。
でもね!
小林くんが素晴らしいアイデアを!!!!!
『チェリカ』の瓶をお店に2本返却すると、
何と10円のキャッシュバックの
システムがあったのだ。
それからと言うもの、
小学校3年生の7月の放課後は、『チェリカ』の瓶集め
に没頭した一樹&小林くんコンビなのだ。
綺麗な瓶はいいのだが、中には、泥が付いていたり、
たばこの吸い殻が入っている
汚い瓶もあり、公園の水道で洗ってからお店に持って行った。
お店のおばちゃんも最後のほうは、「今日は何本だい?」と
聞かれる位になっていた。
≪1日、目標8本≫で頑張った二人なのです。
《女の子の喜ぶ顔を見るために、
陰で汗をかいてるのが、カッコイイのです》
(( オジサンは思うのです。小林くんは決してモブのはずがないですよ!))
「どれにする?【ミキっち】~!」 『チェリカ』を指して
「♡♡♡ん~~~と、オレンジがいい♡!」 瓶を手に取り
「おれたちは、これね!!!」 店の奥に持って行きお金を払う
【ミキちゃん】はポーチから可愛い小さな小銭入れを出して、
お金を払おうと、
「いいの!!いいの!!・・・今日は、おれ達のおごり‼おごり‼」 と一樹が
「おごりで、いいのだ!!!」また、天才!バ〇ボ〇のパパ風に小林くんが
「♡♡♡え~~でも⤵⤵・・・ ん~~・・・♡♡♡!」 少し考えて
「♡♡♡ありがとう♡♡♡!『かずくん』♡♡♡!『コバっち』♡♡♡!」
一樹&小林くんコンビ同時に
「これで!いいのだ!!!!!」 照れ隠し満載です。。。。
「♡♡♡クスッ・・・♡なに?それ~~~♡♡♡」
「♡♡♡じゃ~いただきま~~す♡♡♡」
これで、プチサプライズは成功した。しかし今日は、
一樹&小林くんコンビは、
自分たちにもサプライズと言うか?挑戦と言うか?
先程、躊躇なく取ったジュース2本は、何と!!!
『====ドクターホッパー====』!!!!!
前から二人は気になっていて、
黒い怪しい炭酸ジュース。しかも50円!!!
『チェリカ』より10円安い!!
コーラは100円で高い高嶺の花!!
かなり小学校3年生のお財布事情には優しい!!
前から一樹&小林くんコンビは約束していたのだ。
瓶集めの時に今日飲むと!!
2人、目を見合わせながら・・一気に!!!!ゴクッ!ゴクッ!ゴクッ!
「ゲッホッ!!!ゲッホッ!!!オエッ~~~~#$%&#$%&」
なんじゃこりゃ~~~~!!!
毒々しく、薬臭く、幼児用のカゼ薬のシロップみたいな変な味、マズイ!!
二人とも吐出してしまった。子供にはまだ早かったのだろう???
「♡♡♡キャッハハハッーーーー♡♡♡キャッハ♡♡♡」」
お腹を抱えながら大爆笑の【ミキちゃん】!!!なんか涙も出てる⤴⤴
「♡♡♡二人とも、大丈夫??ハハハ♡♡♡!」
「・・・・・・・・マズイ!」 一樹&小林くんコンビのハモリ
「ハハハ♡♡♡『コバっち』も『かずくん』・絶対アホ??でしょう!♡♡」
《笑わすのはいいのです!でも、笑われるのはアカンのです。》
【ミキちゃん】に『チェリカ』をおごる。プチサプライズ♡♡と
『====ドクターホッパー====』の
くだりを終えて⤵⤵そろそろ帰ろうと
【ミキちゃん】が自転車に乗ろうとしたら、、、
「♡♡・・・・・・・ん!!!パンクしてる!!!」
【ミキちゃん】の自転車の後輪タイヤがパンクしているのだ!!!!!!!
「ーーーーーヤバイな!!!!これは!!」
「近くに、公衆電話もないしな!!!」
一樹&小林くんはパンクの恐ろしさをよ~く知っている。なんせ、
自転車に乗って走っていれば、自転車の重さは感じない!!
しかし、いざ自転車を降りて押して歩くと、とにかく重いのだ!!!!
タイヤがパンクしてるので、
車輪がうまく回らないから、中々、進まない。
歩くより時間が掛かるのだ!!!!
そして、まだ家までは5キロはある。。。
「どうしよう!!?????」 【ミキちゃん】が凄く不安定な顔になる。
「・・・・・・・・・・・・・」 3人とも沈黙。。。。。。
「じゃ~さ~!!!小林くん自転車速いから、先に家に帰ってもらって」
「パンクした事 、、」 一樹が言いかけると小林くんが
「おれが、【ミキっち】の家に電話する!」 阿吽の呼吸の二人
「そして、、」 また、一樹が言いかけると小林くんが
「、、いかりくんが、【ミキっち】の自転車を押して送って行く!!」
「え~ッ!!!悪いよ!!!」 一樹&小林くんコンビ同時に
「これで!いいのだ!!!!!」 今日何回目??
提案通りに、一樹が【ミキちゃん】のパンクした自転車を押して、
【ミキちゃん】は一樹の自転車を押している。
夕方4時頃と思うが
なんせ真夏なのだ。照り焼けるアスファルトからの熱はアツイ!!!
《たまには、女の子の喜ぶ顔を見るために、女の子前で汗をかいてるのも
カッコイイのです》
「♡♡♡本当に『かずくん』ごめんね!!」
途中、一度は【ミキちゃん】は一樹に代わって、パンクした自転車を
押したのだが、やはり、小学3年生の女の子の力では、うまく押せなくて、、、
「大丈夫!!!平気‼平気‼」
「パンクはしょうがないよ!!【ミキちゃん】のせいじゃないよ」
「♡♡♡でも~~~!」 本当に申し訳なさそうに⤵⤵
「これで、夕立がきたら最悪だよね⤵⤵」
《やめて~~!!!それ絶対に言ったらダメ~なやつ!!フラグが、、、、》
なんとか、【ミキちゃん】の家まで歩いて多分15分くらいの所の
バス停まで来れた。自転車なら20分と掛からない距離だが、
途中、休み休みなので多分40分は掛かってる。でも、あと少し!!?
バス停の待合所ベンチで二人休んでると、、、、、、、
『ゴロゴロ!!!ゴロゴロ!!!ピッシッ====!!!!」なんと雷だ!!
不幸な事は、連鎖して続くものだ。『マジ無理!』
二人で暫く空を見上げて、、、しばらくするとると、、、、
『ドシャ=========!!!!』
『ドシャ=========!!!!』
滝のような、ものすごい豪雨!!! まさに『ゲリラ』!!!
《だから、絶対に言ったらダメって言ったよね⤵⤵⤵⤵》 グスッン( ;∀;)
不幸中の幸い!!!バス停の待合室で雨はしのげる。
ベンチに座りながら、
「・・・・・・・・」
「♡♡凄い夕立だね!!!♡♡!!」
「うん。でも直ぐに止むよ。多分。。。。」
何となく気まずい二人。。。しばらくの沈黙。。。
二人が座っている距離間が。。。
気まずい二人の空気をさらに重くさせる。。
沈黙を破る。。一樹がうつむいたまま
「あのさ・・・・気になっていた事があるんだけど・・・?」
「♡♡何・・??♡♡」
「・・・・〖チェーン外れて、直してあげた時』にさ・・・・」
「・・・・・・♡♡」
「・・・・「いかり』って言いかけたでしょう?・・・・」
「♡♡・・・・・・うん・・・・♡♡」
「その後、『かずきくん』って、言い直したよね?・・・」
「♡♡・・・・・・うん・・・・♡♡」
「・・・・何で?・・・・」
「・・・・・・♡♡」
「ん~~~~~!あれは、ね♡♡・・・・『かずくん』苗字で・・・」
「転校して来た時から、からかわれていたでしょう!!!」
「・・・!!」
「多分?その~~苗字で『いかり』って呼ばれるのイヤだろうな?って」
「・・・・・・思って♡♡!」
「・・・!!」
「恵美ちゃんにね!クラスに転校生来たんだよって、話していて~♡♡」
「『いかりくん』の事、話しててね・・・」
「・・・・その『いかりや○○』って、からかわれてる事も・・・・」
「そしたら、恵美ちゃんが・・・・」
「【ミキちゃん】が『かずきくん』って呼んじゃえばいいのよって♡♡」
「何で?って、聞いたらね♡♡」
「フフフ♡♡♡♡って、教えてくれないの??♡♡」
「・・・【ミキちゃん】少し考えようね♡♡♡フフフ♡♡♡♡って」
「・・・・そん時は、わからなかったけど?・・・」
「♡♡♡今はね。分かるんだ♡♡♡」
「・・・・クラスのみんなが『かずきくん』って呼べば、、、』
と言いかけた、その時
『ピッカー!!!ピッシッ========!!!!』
雷が光り、近くに落ちた!!!!
「・・・クラスから『いかりくん』が、いなくなるの!!!」
「・・・・・それって・??どう言う意味???」
「♡♡♡だ・か・ら!『いかりくん』が『かずきくん』になるの♡♡♡」
「・・・・・・!!!!」
「♡♡♡同じ人なんだけど、違う人なの。違う人が学校に来るの♡♡♡」
「・・・・・・!!!!」
「・・・『いかりくん』は、いないから、もう、『いかりや○○』って」
「♡♡♡『からかわれない』の!!!♡♡♡」
「でも、『かずきくん』じゃなくて・・♡♡♡」
「♡♡♡『か・ず・くん』♡♡♡!だ・け・ど・ね!♡♡♡」
「クスッ・・・♡」
暫くすると、夕立は上がった・・・・・・・
ひぐらしの声がせわしなく鳴く。
空の灰色の雨雲は速く動いてる。
遠くに見える積乱雲は白く立ってる。
速く動く雲の隙間からは、夏だからだろう、
夕方なのに眩しく鋭い光が、
雨上がりのアスファルトを焦がす。
遥か雲の上、あるはずない空間一面の湖。
その水面に輝いた光が波動をともない降り注ぐ。
水面を突き抜けたその光りは、
白に近い水色のグラデーションをまとっている。
空を見上げる地上の【出雲 美貴子】が、
両手を広げて、
まるで、その光りに『こっちだよ♡♡♡』と導いて、
大地を祝福している見たいに。
イタリアフィレンツェの中心部の教会の大きな天井画。
教会の聖壇の上にある、
高く空間がドーム型の天井に描かれてる
ジョルジョ・ヴァザーリの『最後の審判』の様な
フレスコ画を取り囲むように天使達が配置され、
多分、その光と雲の中心に【神】が存在しているかの様に感じる
壮大なスケールの一瞬の風景を、一樹は一生忘れないだろう!!!!
ひぐらしの声と夏草の香りとともに・・・・・
『・・・・・・・・・』
『・・・・・・・ポㇿ』
『・・・・・ポㇿポㇿ』
『・・・ポㇿポㇿポㇿ』
『・ポㇿポㇿポㇿポㇿ』
心臓が強く脈打ち始める。思い出し涙なのか。
トラウマから解放の涙なのか。
涙腺が少しずつ崩壊する。
一樹は泣いている事すら分かってない。。。。
今まで学校であったイヤな出来事の様々が、
突然フラッシュバックする。
もう止まらない。涙腺の完全崩壊。勝手に涙が大量に落ちる。
「あれ!何で?おれ?泣いてるの?・・・どうして?・・・」
泣き声は出ない!涙だけが頬を流れる。しかし、それは突然やってくる。
「・・『ポㇿポㇿポㇿポㇿ』・・・ウッーーー!!!」
「ヴッ!ウェ―ーーン。ヒクッ!ヒクッ!ウッー!・・・ヒクッ!」
「ワッーーーー!!!ウェ―ーーン!ヒクッ!ヒクッ!#$%&#」
感情が後から追いかけて来たのだろう。もう止まらない。
感情の完全崩壊。
その一樹の様子を【ミキちゃん】は、
雨宿りしてるバス停の待合室ベンチに
座ったまま見ている。まさか、自分の言った事で、『かずくん』が
こんな風に泣きじゃくるとは、想像もしてもいなかったのです。
【ミキちゃん】は、少しビックリしている。そこまで、なの??
知らない間に、【ミキちゃん】も・・・・・・
小学3年生なのだ。
待合室の外は夕立。辺りはどんより暗い。
待合室の屋根に打ち付ける雨の音は大きく。
時より雷の音がする。
友達の号泣。貰い泣きをしてもしょうがない状況。
一樹の嗚咽が少し落ち着いてきた頃、
待合室の曇りガラスと小さく見える『かずくん』を少し涙目で・・・
「・・・・『かずくん』・・・・⤵⤵♡♡!」
なんて声を掛けていいのか?わからない?
涙の連鎖で【ミキちゃん】も、、、
「おれ!!ヒクッ!ヒクッ!本当は凄く・ヒクッ!イヤだったんだ!」
「先生がいれば、ヒクッ!言われないけど、ヒクッ!」
「休み時間とか、ヒクッ!ヒクッ!いない時はヒクッ!」
「みんで!ヒクッ!みんなで!言ってくるヒクッ!じゃん」
待合室の曇りガラスに映る、泣いてる自分の顔を見ながら、さらに、
「お母さんやヒクッ!お父さんは、【無視】してればって!」
「でも、ぜんぜん・・・・ヒクッ!」なくらなくってヒクッ!」
「もう・・・・どうしたら?・・・分かんなくて・・ヒクッ!」
一樹は、担任の【正義】先生には、『いじられてる事』は言ってないのだ。
1年生の時、女性の担任先生に、
『からかわれてる事』を言ったのだが、
それを、ホームルームで誰とは言わず注意してくれたのだが、その後
『先生に言いつけた!!!・先生に言いつけた!!!」と、
よりいじられる様になり
その、経験から余計酷い状況になるのを恐れていて、
八方塞がりだったのだ。
「♡・・・・『かずくん』・・・・♡!」 寄り添う様に♡
「本当に本当に‼イヤだったんだね⤵⤵・」 寄り添う様に♡
「ヒクッ!」「うん。ヒクッ!」 すでに背中を擦られてる♡
「♡♡♡『かずくん』♡♡♡大丈夫!!!!!!」 背中に手を置かれながら♡
意を決して
「・・『恵美ちゃん』の・・・『恵美ちゃん』の作戦やろう!・・」
「・・・・・・!!!」
しばらく、【ミキちゃん】は考えてから、少し涙目で
「名付けて!!!『いかりくん』を転校させちゃう作戦」ビシッーーと指さす!!!
「♡ん??」
「・・・・?????」
「それじゃ、おれ、いなくなっちゃうよ??ヒクッ!」 泣き笑いながら
「♡ん??」
「それなら、『いかり』の呼び方変えちゃう作戦の方が」半泣き笑いながら
「♡♡♡そう!それ!♡♡♡」ビシッーーと指さす!!!
「でも、大丈夫かなぁ?・・・・急に呼び方変えて?」 少し笑いながら
「なんか、、また、言われ・・・?」 一樹が言いかけようと
「♡♡♡大丈夫なのだ!!♡♡♡」 ビシッーーと指さす!!!
「ついでに『コバっち』もなのだ!!」 二人クスクスっと
【ミキちゃん】は、少し真剣な目で、
「♡♡♡今、夏休みでしょう!! 先ずは、呼び方は??♡♡♡」 少し考えて
「♡♡♡『コバっち』と相談で♡♡♡」
「♡夏休みの学校のプールの時とか、私
「うん‼」
「♡その時に、新しい呼び方で、二人の事を話するの♡♡」
「えっ!」
「♡・・・『恵美ちゃん』が言ってたの、呼び方は、慣れなんだって♡」
「・・・・・・!!」 そんなものなのか?
「♡だから、少しづつ、みんな、新しい呼び方になると思う♡」
「♡新しい呼び方の方が多いと、みんな、そっちの呼び方になるって♡」
「♡♡『恵美ちゃん』が言っていたの♡♡」
「♡♡♡だから‼大丈夫なのだ!!♡♡♡」 ビシッーーと指さす!!!
暫くの間、空気が凍る・・・・・すると。
一樹と【ミキちゃん】は目が合い・・・・・・大爆笑!!!!!
二人とも涙目なのは、愛嬌♡♡♡♡! すると、
「いかりくん~~!!!」と遠くから声が聞こえる。
自転車の漕ぐ音も聞こえる。
小林くんが家に帰って電話はしてくれたのだろう。
それでも心配で来てくれたのだ。なんて、いいヤツだ!!!!
何かの雰囲気を感じたのか?
「ん~~!どうしたのだ?『いかりくん』??」 探偵風~に!
「♡♡♡何でもないよね~!!!♡♡♡」 「♡♡♡『かずくん』♡♡♡」
「♡♡♡そうだ!今度は、『コバっち』が自転車押してくれる?♡♡♡」
「まかせるのだ!!【ミキっち】!」 探偵風~に!
「・・『いかりくん』安心したまえ!」 探偵風~に!
「これでいいのだ!!!」 探偵風~じゃないんだ?
(( オジサンは思うのです。小林くんは決してモブではないですよ!
小林くんは決してモブのはずがないですよ!
小林くんはいいヤツだ。、、、応援しよう!))
『かずくん』は、我慢してます。
『かずくん』は、我慢していると思われています。
『かずくん』は、努力してます。
『かずくん』は、努力していると思われています