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【 M1.10】推理RPGでストリートは進んだ!何で?・・・いつも楽しいイベント後・キツメの事故がある?の説


気付いても・・・

【HASEGAWA】から夜『みき』の事を送って行ったので、帰りは、

かなり遅くなった・・・夜10時は過ぎてしまった・・・本当は

店を8時には出たので、『みき』の事を送っても9時過ぎには、自宅に

帰れるはず・・・だったのだが・・・

『恵美ちゃん』が【新しい豆のコーヒーがあるから】って、

どうしても上がって行きなさいと、断れずに・・・しかも、家に電話

しておくからと、言われてしまったので・・・では・少しだけと・・・


 「♡♡『かずくん』今日は、本当にウチの『ミキちゃん』を

  助けてくれて、ありがとうね!本当に・本当に・ありがとう♡♡

  お父さんは軽井沢に仕事で出張で今日いないけど、ウチのお父さんに

  変わって言わせて貰うわ・本当に助けてくれてありがとう」

 「いえ・それは、たまたまで・・・『ミキちゃん』のお母さん」

 「♡♡・・・ん?『かずくん』私の事・『恵美ちゃん』でいいわよ♡♡」

 「!・・そんなの・よそ様の子のお母さんを・・下の名前で呼ぶのは・・・」

 「♡♡あら?『ななちゃん』の付き合っている彼氏は、私の事、

 『恵美ちゃん』って呼んでいるわよ・・・可愛い『恵美ちゃん』って♡♡」

 「は~~三浦先輩がそう呼んでいるんですか・・・」

 「♡♡!あら?『だいちゃん』を知っているの?『かずくん』」

 「前に、その・・『ミキちゃん』のお姉さんと一緒に公園で1度だけ・・・」

 「♡♡『ななちゃん』でいいわよ♡みんなそうしてるの♡・・・

  ウチではそうしているの・友達見たいに♡フフ♡♡」

 「は~~努力してみます。・・・・・・可愛い『恵美ちゃん』」

 「♡♡・・・フフフ・・・可愛い・・だって・・『ミキちゃん』♡フフ♡♡」

 「♡♡♡!『かずくん』嘘に決まっているでしょう?本当にもう~~

  中学生の男子が、人のお母さんに【可愛い】って付けて呼ぶわけ

  ないでしょう?・・・そう言う所は頭が回らないのね・まったく♡♡♡」

 「・・・・・・精進します。【可愛い】『ミキちゃん』」

 「♡♡♡ん?そう言う所だけは・頭・回るんだから~~ん~~~もう♡♡♡」

 「クッ!!クッ!!」「♡♡♡・・グフッ!グフッ!ハハハハ♡♡♡」 

 『!!ハハハハハ~~~・ハハハハハ♡♡♡』

 「♡♡あら?二人とも何かあった?随分・仲が良い感じで・・♡フフ♡♡」

 「♡♡♡・・・・♡♡♡」

 「・・・・・・・・」

 「♡♡フフフ・わかり易いわね~~二人♡・・・でも・あったか今日♡♡」


新しいコーヒーの豆は・・・なんだっけ?・・・そうそう・コロンビア!

確か?生産国は勿論「コロンビア」・・・

ナチュラルな甘さと重量感があTった!しかも、あるコクあった。

フルーティーさもあり、バランスの良い味かな・・・

本当は・・・コーヒーはどうでもいいってわけじゃ・・・

直接・会って言いたかった⁈・・・だと思う「ありがとう」って・・・俺に

それでも・・・自分した事で感謝されるのは、悪い気分じゃない・・・

でも・・・ただ想定していただけで・・・本当はもっと今回の様な・・・

もっと別なシナリオが有ったんじゃないか?

誰かが悲惨な事にならない方法があったかも?しれない・・・と

思うと・・・素直には喜べなかった・・・

でも、それでも・・・大人を捕まえて何なんだけど・・・

帰る時までには『恵美ちゃん』の笑顔が明るくなった感じは良かった。

そんな事を考えながら、久々に『みき』の事を送って帰るいつもの道を・・・

満喫しながら、帰っている。何にも景色が変わってない・しかも夜で・・・

それでも、気分は・・・1㎝は靴底が上がった感じで・・・いい・・・

もう一つこれは誰にも・・・『みき』にも言って無い事・・・

このシナリオには・・・

続きがあると思っている。このシナリオは

『みき』のストーリーでも俺のストーリーでも・・・多分、

通らなければならない・・・通過点がある!

このシナリオを考えた時・・・何通りもシナリオを考えて気付いた通過点・・・

どうしても最後まで避けられなかった・・・通過点それは

『小川 修一』アイツの兄貴の存在!

なんで?アイツの兄貴の名前を知っているかって?・・・それは・・

まぁいい。ここだけは・避けられない!あのどうしようない『小川』だ!

必ず仕返し?報復?いずれにせよ・・・何かしらの攻撃をして来ると思う

しかも・・・学校以外でだ!

もう・・・今・思い出しても笑ってしまうが・・・

あれだけ、6年生全員の前で屈辱を味わったんだ・・・

精神的には『みき』

肉体的には俺

何もしてこない?はずがない!絶対にしてくるシナリオだ・・・

学校の中では無理だ・・・もう何の手段もアイツには残っていない・・・

もしかしたら・・・もう卒業式まで学校に来ない?来れないかもしれない

先ずは肉体的にだ・・・どれくら?の手術をするか、今は分からない・・・

けど・・・手術をするくらいだ・・・そこは分からないでも

精神的な事だけは、分かる!

6年生全員の前で『みき』に木端微塵に散ったアイツだ・・・

アイツのちんけなプライドが、それを許せない・許せるはずがない・・・

『みき』に6年生全員の前で振られた事を・・・

そう!今まで小学校生活で一度も味わった事がない屈辱を許せるはずないんだ

ずっ~~と!

小学校入学してからずっ~~と!

今ままでずっ~~と!

カースト上位いやトップに君臨し続けてきた『小川』だ・・・

それこそ・【マジ無理】だ・・・

でも・・・まだ何かされたわけじゃない!

だからこのシナリオは・・・

一時停止ボタンで止めよう!また再生し出したら考えよう・・・と

考える間に自宅に着いた・・・家の中に入ると・・・

母親朋子が・・・一応温かく?迎えてくれた・・・校長先生の直々の電話が

あったのだろう・・・母親朋子も保護者会に参加していて、今日の事件の事は

知っている。一応は一人の女の子児童を助けたんだ・・・でも

父親誠一の場合は違う!アイツだけは違うんだ普通の人とは・・・

プールに行くなって言いながら水着を買ってくる・・・小学生相手にする

嫌がらせ・・・・いや⁈これはもう・・・いじめだ!

そんないじめを平気で自分の子供にする親だ・・・何もない分けがないと

思っていたら・・・帰ったら・父親誠一の姿が無い・・・

家に帰って来ていないのだ・・・母親朋子に聞いたら・・・

「お父さんは早くて4か月・長いと半年位病院で検査入院するのよ」と・・・

どれだけ?長い検査入院なんだ?それってもう検査じゃなくてただの入院!

しかもかなり生命に関わる病気?と思って・・・

一応は父親だ多少の子供なりのリアクションは必要だと思っていたが・・・

眠くてもう限界だっだ!・・・ので

直ぐ寝た・音速で寝た・光速で寝た・それを超える速度で・寝た・兎に角・寝た!

深く深く・・・海より深く・・・更に深く・・・どこよりも深く・・・・

何にも考えない様にして・・・寝た・・・


翌朝・最近では珍しく新聞配達のスーパーカブのギア・シフトダウン音で

目が覚めた・・・昨夜の事、父親誠一の事を聞いたら・・・

「お父さん・・・精神的な病気かもしれなくて・・・・」

【それ!病気】ってツッコミを入れたかったが・・・止めた。

正直・嫌いだ!父親誠一の事!もう・・・母子家庭でいいよって思っていた!

アイツはいかれてる!絶対にいかれてる!だから・・・もう、いいよって

言いたい・・・もう、退院しなくていいよ!・・・朝からテンションが、

上るのか・下がるのか・よく分からない話しだ・・・でも・そんな事より・・・

今日から普通に・・・

みんなといつもの4人・出雲組のメンバーで・・・

残り少ない小学校生活が送れる事の方が嬉しくて・・・しかも笑顔で

家の事情の事なんか、どうでもよくて・・・

早く学校に行きたい気持ちの方が勝ってしまっている・・・なんで?

会いたい・・・?誰に?・・・勿論・みんなに会いたい・・・?

そりゃ暫くの間・・・あんな状態だったから・・・

それだけ?・・・なのか?・・・

もう・・・いい加減・・・本当は気づいているんだろう?って・・・

もう一人の自分が問いかける・・・俺に・・・

更に・・・こう問いかける・・・


会いたいのは・・・『みき』なんだろう?


「・・・・・そうだよ。勿論・『みき』に会いたいよ・悪いかよ!」


でも、昨日から思っている?考えてる『小川』の兄貴の案件が終わってからだ!

もう一人の自分が出て来るのは・・・それまでは一時停止!

再生するのは、その後だ!


朝・学校に着くと、予想はしていたが・・・

「出雲さん・フィアンセがいるって!」

「まじかよ~婚約者って・どんだけ進んでいるんだ!」

「あの顔とスタイルだもん・将来を見越しているのね・相手」

「ね・ね・聞いた⁈フィアンセの名前!【さんちゃん】って言うらしいわよ」


と・まぁ~こんな感じで予想した通りだった。あの校内放送を聞くまでは・・・

昨日のあった事の説明を朝礼で全校児童に説明する為だ。

嫌がらせ・いじめに関わる問題だ。当然の学校側の対応だ。しかし・・・

昨日の体育館の大惨事・大事件の時に、自ら【時を止めた人】の

校長先生が車いすの為・朝の全体朝礼は各児童・教室で校内放送で

校長先生の話しを聞くスタイルに変更するしかなかったのだ・・・

ここまでは、昨日の様子で想像出来るのだが・・・

その校内放送で喋った内容が・・・自分の予想を超えていた。

なんなら、わざと超えてきた感じがする。少しの悪意すら感じる・・・

そう『さんちゃん』の正体を言ってしまったのである・・・全校放送で

昨日の事件の一応被害者の『小笠原』の名前だけは、公表しなかったのだが、

まぁ~当然だなと、教室で聞いているクラスのみんなもそう思っていた・・・

しかし、『小川』の名前は、公表した。

これには、ビックリした・・・予想は超えたが、想像はギリ超えてなかった。

PTA会長の息子だからこそ、なのか?いずれ知られてしまうなら、今、ここで?

なのかは、分からないが、とにかく、ビックリした。

ギリ想定内・・・ここまでは・・・何と!校長先生は・・・

実は・・・『みき』の【フィアンセがいる】って言う事は嘘で、

致し方無いない嘘で・・・

ここまではいい・100歩譲ってもいい・1,000歩いや10,000歩譲ってもいい!

何と・何と・何てことか!

『さんちゃん』は俺・『五十里 一樹』だと話してしまったのだ・・・・

話しの流れ上・仕方ないのかも知れないが、何も俺って特定しなくても、

良かったのでは?とその時・校内放送を聞きながら思った。でも

その朝の朝礼の校内放送を聞いていた教室のクラスメートの驚き!

それは・・・・・ヤバかった!・・・壮絶だった!・・・

本来・フィアンセがいる事自体が嘘なのだから・・・

『さんちゃん』が俺だとしても・・・

俺が『みき』のフィアンセと言う事も嘘のはずなんだが・・・

「なんだ?お前達・別れていなかったんだ!」

「えっ!まだ続いていたんだ!」

「え~~私・五十里くんの事・狙っていたのに~ショック♡」

中には、こんなのもあった・・・

「で・いつ結婚するの?」

「結婚式・私達も呼んでね♡」

「結婚式の2次会はいくからさぁ~~日程決まったら連絡してな!」

・・・・?2次会って何だ?しかも、日程って・・・と・まぁ~

悪意の無い・いじりが多数あった・・・祝福ムードとポカポカした内容だ。

本当に数えきれないほど・・・沢山・・・

「俺達・まだ小学生だぞ!!!」とツッコミを入れたくなる所だが・・・

致し方無い!これも・・・自分の贖罪として受け入れる事にした・・・

『みき』には・・・

「お幸せに♡」とか「いい夫婦になってね♡」とか「子供は?何人?」とか

「私達・まだ小学生だぞ!!!」とツッコむどころか・・・

「ありがとう♡」とか「子供の人数はまだ検討中」とか

「新婚旅行は取り合えずハワイに行く♡」とか・・・

ん?取り合えずって何だ?・と・まぁ~本人的には軽くあしらっている

つもりなんだろうが・・・『みき』・・・噂って、知っているだろう?

俺達は特に!!!とんでもビックリの尾ひれが付く・・・噂の怖さを!

その日・下校するまでには・・・


【将来・結婚の約束した彼氏・彼女のカップル】にまで昇華した・・・


そんな【将来・結婚の約束した彼氏・彼女のカップル】の二人だ

『ヒデ』と『あや』は先に下校した・・・多分そうなんだろう・・・

なので・・・

一緒に帰らない・一緒に下校しない・と言う選択肢は存在しない!

また、変な噂が流れても困る。困るんだぞ・・・『みき』!なのに・・・

 「♡♡♡ね~『かずくん』?ハワイの後はどこに行くの?・・・

  【私達・二人の新婚旅行】は?ね~『かずくん』・・♡キャハ♡♡♡」

この調子だ⁈・事の重大さを分かっていない!絶対に・分かってないな多分・・

 「そうだな~近いところで・・ロサンゼルスでユニバーサル・・・

  って・・・何で?新婚旅行は取り合えずハワイなんて言ったんだよ・・・」

 「♡♡♡だって・行きたかったんだもん【ハワイ】新婚旅行で♡キャハ♡♡♡」

 「・・・・・・・」

 「♡♡♡ん?行きたくないの【ハワイ】私と二人きりで♡キャハ♡♡♡」

 「・・・・・・・」

と・まぁ・・・想像してた通りだ・・・

 「何で?ハワイがいいの?『みき』?イタリアとかスペインとかもあるし・・」

 「♡♡♡いいの♡だから取り合えずなの♡毎年行くの新婚旅行♡キャハ♡♡♡」

 「毎年・・・・って・・・『みき』・・・」

 「♡♡♡ん?連れて行ってくれないの?

  未来の旦那様の『かずくん』♡キャハ♡

  出来ればビジネスクラスで♡キャハ♡

  そして・そして・・・CAさんから、【シャンパorオレンジジュース?】

  何て聞かれて・・・それから~~♡♡♡」

 「まだ・あるの?・・・『みき』?」

 「♡♡♡・・・・!♡♡♡」

 「♡♡♡・私・海が好きなの♡・だから・新婚旅行は海がある所がいいの♡

  だ・か・ら【ハワイ】なの♡キャハ♡『かずくん』は何処に行きたい?

  『みき』との・・・新婚旅行は?・・・♡キャハ♡♡♡」

 「・・・・・・・」

 「♡♡♡・・・でも今度、東京モーターサイクルショーでの事・

  私達に誤解させた・・・

  埋め合わせで、連れて行ってくれるんだよね・・・海・・・・♡♡♡」

 「・・・・うん。運動会が終わった・次の日に行こう休みだし・海!」

 「♡♡♡・・・運動会・・・残念だね・・・『かずくん』・・・♡♡♡」

 「・・・・いいんだよ・・・『みき』のせいじゃないんだ・・これは」


心の中で・・・呟く・・・想い・・・

 ******『みき』これは俺の贖罪なんだ!*******

 ******だからいいんだよ気にしなくて『みき』*********


 「♡♡♡・・・・でも・・・・♡♡♡」

 「でも・楽しみだよ・運動会は見学になちゃうけど・・・しかも

  校長先生の車いすを押す係だけど・・・それでも・次の日には

 【将来・結婚の約束した彼女】と海でデートなんて出来るんだから

  これ以上・望んだら・きっと神様が・・・・怒る?かもねハハハ」

 「♡♡♡・・・・・『かずくん』・・・・♡♡♡」

 「それと・将来・多分・俺の彼女に絶対なる・彼女も紹介したいし・・・

  【将来・結婚の約束した彼女】をね・・・・『みき』に・・・」

 「♡♡♡???どういう事?【将来・結婚の約束した彼女】と・・・

 【将来の『かずくん』の彼女】・・・よく分からないよ・・・♡♡♡」

 「見れば分るよ・・・『みき』【将来・結婚の約束した彼女】なら」

 「♡♡♡???分かんない。益々分かんないよ『かずくん』?・・

  教えてよ・見れば分るって・・・教えて『かずくん』・・♡♡♡」

 「・・・・・・・」

 「♡♡♡あっ!出た・出た・出た!必殺!かずスルーーーだ・・・

  でもいいや♡

  見れば分かるんだよね・じゃ~いいや当日の楽しみにしておく♡♡♡」


運動会当日・・・・

流石に・・・気が進まない!学校側・大人達が出した・・・俺への贖罪

運動会を見学する事だ・・・最初から色々な事は想像していた・・・

どんな罰が下されるか⁈・・・

正直な所・・・ホッとしている。運動会くらい見学なんて・どうって事無い

むしろ軽井沢移動教室に行けないなんて、なったらと落ち込みはしていた・・・

その軽井沢移動教室のしおりの一部分ではあるが監修したんだ・・・

なのに、それに参加出来ないなんて・・・本末転倒だ!良かったそうじゃなくて!

要は、運動会を見学する事もある意味学校側の都合だ。運動会は体育の授業だ。

なので、見学その物は授業に参加した事になる・・・

そうでも、しないとあのPTA会長の振り挙げた拳が収まらない。

自分の息子は参加出来ないのだ・・・しかも軽井沢移動教室も参加出来ない

見たいだ・・・手術の日程とかで!

なので、校長先生のジャッチで・・・自分の運動会の見学になった見たいだ。

校長室でそれを4人・『ヒデ』・『あや』・そして『みき』もだ?

それには理由があった・・・そう校長先生のもう一つのお願いがあったのだ。

どんな内容か聞いて見ると・・・

そのお願いは、この地域の学区内で来年から、冬休みにスキー教室を行うらしい

のだが、多分・モニター的?試し的?に、各小学校から4~5人選抜して、

2泊3日で(仮)スキー教室をする見たいで・・・

要は、4人でスキー教室に行ってきなさい。学校の経費で!って事見たいだ。

勿論・レンタルウェア・レンタルスキーも全て、学校の経費だ・・・

断る理由が無い・・・4人共快諾だ・・・無料学校行事だ・・・

その時?これがもしかして・・・校長先生の贖罪?かなと思ったが・・・

多分・この校長先生は戦国時代の武将クラスなんだ!

飴と鞭の使い方が上手い!なので・・・運動会の見学と言うダメージは少ない!

これが、詰めの甘くない校長先生って事なんだ、と思った・・・が

やはり・・・当日は流石に凹む・・・でも、明日があるから・・

そう!『みき』と一緒に海に行く・そして・・・将来の俺の彼女も紹介する・・・

その・・・行先の海は・・・

【鎌倉・由比ヶ浜】だ。

ちなみに・自分達の住んでいる街の最寄り駅からは・・・約90分かかる

電車賃は、小田急線の江の島周遊券で・往復合わせて

一人1,200円だ。しかも、乗り降り何度でも自由だ。

片道600円そんなに高くない。小学生でギリ行ける距離だ。

勿論・『みき』の分も出す予定だ。

子供料金とは有り難いものだ・来年からは、中学生になるから

大人の半額でこういった事はできないと・・・

もっとも、軽井沢の往復を自分で、しかも『みき』の分までだそうとした

人には大した金額では無い・・・むしろ・・・安い!

それに・・・おじさん・おばさんからのお小遣いがまだたっぷりと・・・

今回は『ヒデ』の『あや』には言ってない!いや・『ヒデ』にはバレてる?

かもしれないが・・・とにかく

由比ヶ浜の海辺の駐車場で、ヤマハのバイク展示会が行われる。

その情報は東京モーターサイクルショーで知った。

そこで将来乗るだろう・・・バイクを『みき』に見せるためだ・・・

自己満足でしかないが・・・見て欲しい・・・多分・・・後ろに・・・

と言う訳で・・・明日の事だけを考えて今日を過ごす事に・・・


運動会が始まった・・・

若葉台小学校は紅白戦だ!勿論、自分には関係ない!

なんせ参加していない!でも・・・この場所は・・・そう

来賓の方々がいる本部テントは・・・居ずらい

それに・・・夏休みに大変お世話になった・・・警察の人も・・・

しかも・・・校長先生がやたらと自分をその人達に紹介する・・・罰ゲーム

これは、多分・・・校長先生が考えたオリジナルの・・・罰ゲーム

そうに違いないと思う・・・特に今回、教育委員会の人には、

今度の(仮)スキー教室の事で、20分は話を聞かせられた・・・しかも

軽井沢移動教室のしおりの事まで、根掘り葉掘りだ・・・

・・・・・この間の・・・体育館大惨事・大事件もだ・・・・・

そう言えば、最近『ヒデ』の命名が聞こえてこない。それには理由があって

なんでも・・・

【搾取されるだけは嫌なのだ!】と訳の分からない事が理由みたいだ?

なので、あんな大事件ではあるが・・・

名前は無い!多分『ヒデ』の配慮だと・・・4人が早く忘れる為に・・・と

勝手に思っている・・・『ヒデ』はそう言う奴だ!

それでも、退屈だ・・・先生から運動会の運営の手伝いを・・・

有り難い提案だ。低学年のかけっこや玉入れや・・・やれる事は頑張った。

贖罪なんだ・・・やらなくてどうする一樹!と言い聞かせながら・・・

そして・・・最後の全校全員でのリレーになった・・・

 「五十里君・・・走って来なさい!・・・点差も開いてる。

  君たちの2組の白組は、もうこのリレーで勝っても勝てない・・・

  出来レースかもしれんが・・・・行ってきなさい・・・五十里君・・」

自身・走る事は嫌いじゃない・むしろ好きな方だ・脚力は自転車で鍛えた。

鍛えられたの間違いだ・・・俺の家・・・普通な一般家庭と見られているが

家は借金まみれだ。だから、どこに行くのも自転車だった・・・

だから、クラスの中でも遅くはない!走るのは・・・

 「ありがとうございます。校長先生!走って来ます」

 「・・・・これも、私の贖罪だ。行ってきなさい!五十里君・・」

リレーが始まった・・・・6年生は最後の運動会だから、気合も違う!

でも、2組の白組は負けが確定している・・・でも、一生懸命走ろう!

俺にとっても、最後の小学校最後の運動会だ・・・

送りだしてくれた校長先生の為にも・・・急な参加だ・・・なのに?

アンカーが俺?・・・それはクラスで一番速い奴の役目と思うんだが・・

 「・・・・・・」

 「♡♡♡『かずくん』がアンカーだよ♡その前が私・・・

  白組負けちゃったけど・・・

  小学校最後の運動会、しかも・リレーだよ!頑張ろうね♡♡♡」

 「・・・うん!頑張ろう『みき』・・・」


中々の熱戦だ!自分の走る番だ!両隣に並んだのは・・・

1組と3組の学級委員だ。軽井沢移動教室のしおりを手伝って貰った二人だ

しかも・・・『小川』と『小笠原』の監視も頼んだ二人だ・・・

 「ありがとうな・・・五十里」

 「・・・・?」

 「俺もだ・サンキュー五十里」

 「・・・・?」

先に二人にバトンが渡った・・・続いて・・・

 「♡♡♡!!!!!『かずくん』行け====♡♡♡」

 「!!!おう!!『みき』!!!」

『みき』からバトンが俺に渡った!!!!一生懸命走る・走った・・!!!

でも・・多分追いつけない!差があり過ぎる・・でも・・・???

あれ?何だか前に追いついている!!!行けるかも!!!ウオ====

俺?こんなに足速かったかな?。。。でもチャンスは逃さない====

ウォ=====!!!!

何と・何と・小学校生活で・運動会で・かけっこで・一度も1番になった事が無い

俺が・・・・・最後に・・・しかも・リレーでアンカーで一着でゴール・・

湧き上がる歓声!!!

 「♡♡♡やったよ!『かずくん』♡最後に勝った!ヤッター!!♡♡♡」

 「!!!『かず』よくあそこから・抜いたのだ!!凄いのだ!!」

 「♡♡『かず』・・・私・・・感動しちゃった・・・色々な事思い出して

  よかったね・・・『かず』・・・♡♡」

 「・・・・みんなのおかげだよ!ありがとうみんな!!」


【校長先生・これでいいですか?出来レースですが・・・

 一応みんな感動していますよ。

 ・・・校長先生・・・これ他でやると・・・

 犯罪っぽいですよ・・・校長先生】

 

感動をみんなに与えるクライマックス・・・小学校最後のリレー

今日一度も競技に参加出来ない・・・ヒーロー

体育館での事件の責任を一手に背負った・・・ヒーロー

アンカーにバトンを託すのは・・・ヒロイン

画に描いた様なドラマチックな逆転勝利

湧き上がる歓声・駆け寄るクラスメート・記録と記憶に残るシーン


・・・ベタなシナリオを・・・観客席には分からないように・・・

よくもまぁ~やれましたね・・・校長先生・・・これも罰ですか?


運動会は劇的?な終わりで、締めくくられ・・・

運動会のかたずけもして・・・自分は校長室にいる・・・

みんなには先に帰ってもらった。

校長先生が最後に話が俺にある見たいで、遅くなりそうなのでそうして貰った

しかも・・・明日は・・・

 「今日は辛い思いをさせたね・五十里くん」

 「・・・いえ・これは俺への罰ですから・・・」

 「最後・・・よく抜けたね。大したもんだよ・五十里くんは」

 「色々・ご迷惑をおかけして、申し訳ございませんでした」

 「・・・よくがんばった!」

 「それで・・・お話しと言うのは?校長先生?」

 「・・・迷惑ついでに、もう一つのお願いを聞いてくれると・・・」

 「何でしょうか?校長先生」

 「・・・卒業アルバムのクラスの部分だけでも・・どうかな?」

 「・・・・・・」 

 「・・・・写真だけでもいいんだが・・・味気なくてな・・あれは」

 「・・・・・・」

 「写真も四角のまんまってのが・・・どうも・・・」

 「メンバーは軽井沢移動教室のしおりを・・・

  一緒に制作したメンバーでも、いいんですか?校長先生・・・」

 「流石・五十里くん・引き受けてくれるのかな?」

 「・・・これも贖罪ですか?」

 「いやいや!これは違うぞ・これは正式なオファーだよ五十里くん」

 「分かりました・締め切りは?」

 「来年の1月末までだよ」

 「はい・頑張ってみます。校長先生」 

 「・・・・ところで、校長先生・・・徳川家康って好きですか?」 

 「ん?勿論大好きだ!本と言う本は全部持っているぞ」

 「・・・・では失礼します。校長先生・・・」

 「卒業アルバムの件は各先生方に連絡済みだからよろしく頼むよ五十里くん」

 「あっ!忘れる所だった・・・後これを・・・

  遊園地のチケット2枚しかないんだが・・・どう使うかは?任せるよ」


校長先生・・・は古狸だ。【狸親父】だ・・・人の足元を見る・・・徳川家康だ!

腹黒くずる賢い性格だ・・・校長先生は希代の狸親父に間違い!

先ずは、俺が?俺達が断らない前提で、卒業アルバムの制作が始まっている。

【各先生方に連絡済み】だは、アウトですよ!

そして、私はちゃんと君に小学校最後の運動会で、しかもリレーアンカーで

最高の思い出をプレゼントしたよって・・・わかり易い様に最初にリレーの

話しをした。それからの・・・お願い言うほぼ強制の依頼・・・

その前振りはともかく、来賓の方にやたらと(仮)スキー教室の話しを

していたのは、すべて・・・断れない様にだ!各小学校から選抜された児童が

参加するのだから・・・勿論メンバーを選ぶ最高責任者は校長先生だ。

君たちを選んであげたんだ!分かっているよね?・・・

ヤバイ・ヤバイ・・・絶対に敵にしてはダメな大人だ・・・

あと半年だけど・・・気を付けなくては・・・・ヤバイ・・・


((怖い・怖い・・・オジサン怖いです・・・君が・・・鋭くて・・怖い))


言葉がいる?・・・場合もあるよね~多分

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