表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/123

【 M1.2】推理RPGでストリートは進んだ!何で?・・・いつも楽しいイベント後・キツメの事故がある?の説


『かず』・・・・!頂上って?どんな景色ですか?

あの・・・小学6年生・最後の2学期・衝撃の始業式から・1週間が経ち・・・

授業も普通に始まり、今の所・・・平穏を噛みしめながら・・・

学校生活を送っている・・・後、冬を越して、春を迎えれば・・・卒業だ・・

半年しかない小学校生活・・・実際に学校に登校する日数は、約4か月位だ・・・

あの校長室での出来事。その影響は凄まじい物だった。


先ずは、学校の先生方だ。

自分達4人への対応?目線?が、期待と監視に満ち溢れている感じがする。

期待は後ほどにするが・・・

監視と言う点に於いては、とにかく見られている。今までは、同学年の

先生に名前を憶えられて呼ばれる位には、流石に6年間通った小学校だから

不思議ではないが、職員室にいるすべての先生に名前を覚えられ呼ばれる。

それと・・・

なんと普段絶対に会う事すらない、給食のおばさん達にも名前を

覚えられている。とにかく、学校に来る大人達の人・全員だ。


次に、自分達より学年が下の児童達の眼差しと言葉使いだ。基本、

小学生の上下関係はフランクだ。中学~高校~大学~会社とステージが

自分の属する場所や立場でその関係性上、発生する。

だから、小学生で先輩・後輩の関係はあまり無い。

部活とかが無い事もあるのだろう。

小学校は基本クラブで同好会レベルだと思う。なので・・・

学年が下の男の子達に

「五十里先輩・おはようございます」

「五十里先輩・お先に失礼します」

なんて言われたら、どう答えて?どう対応していいのか、まったく分からない!

【おはようございます=おはよう】【お先に失礼します=気を付けて帰ってね】

と対応する事で、いっぱい・いっぱい・・・・

しかも、学年が下の女の子達は

「出雲先輩と付き合って・・どうなんですか?」

「出雲先輩と本当に付き合っているんですか?」

とか、返答に困る質問だらけだ・・・・

【学校で一番の『プリマドンナ』の(仮)の彼氏】と言う立場は、

何かと不便なのが・・・・よく分かった!!


最後にクラス内での影響だ。

元はと言えば、【小川 修二】と【小笠原 美子】の・・・・

【勘違い】と【嫉妬】による出来事が発端だ・・・

あの事件とも言うべき始業式後・校長先生までも巻き込む事になったのは・・・

【小笠原 美子】のせいだ。次の日に『あや』から聞いたのだが・どうやら

前から好きだった『あや』の幼馴染の男の子に夏休みになって直ぐに告白して

こっぴどく振られた見たいだ!その振られる時の言葉が・・・凄い!!

「心の汚い人とは付き合えない」だ!!

小学生が言う言葉かの疑問が残るが・・・そんな事を言われた人が・・

そんな心情の人が・・・もし上手くいってるカップルを見たら?・・

容易に想像できる。【嫉妬】しかない!自分達・【出雲組】の事が・・・

眩しくてしょうがないだろう!!

しかも・・『あや』とその幼馴染との間がらを、自分で勝手に勘違いして・

『あや』に・・・

いじめに近い事をして・自分達のグループを追い出して・・・でも

『あや』は『ヒデ』と付き合う様になって・・・

要は・・・言葉を借りるなら【心の汚いただの勘違い女】って事だ‼

それが・・・今回の事で、全て露呈した。

もうクラスで話す同性の女の子はいない。いなくなった・・・

【小笠原 美子】がクラスで話しているのは、【小川 修二】のグループの

残党男子だけだ・・・・仕方ない。自分で、まいた種だ・・・・


【小川 修二】は・・・もう完全に終わった・・・

「・・・お前ら終わりじゃね~~!完全に!!」は・・・・フラグだった!

あの始業式後の緊急校内放送は・多分・きっと・これからも・・・

受け継がれるだろう・・・伝説級の演説だ・・・

あの校内放送の校長先生の一言一句・全て覚えてる・・・

特に印象的と言うか感動的と言うか・・・

自分の脳みその奥深く記憶を刷り込まれる様な言葉・・・

【子供に謝れと諭してる大人が謝れない】ではダメだ・・・

校長室で『小川PTA会長』の醜態を表現するには、これ以上ない揶揄だ・・・

学校で一番の責任者からの児童に対しての謝罪・・・

勿論、何の事か分からない児童も聞いている。知らなくても、

そう言った事があったと言う事実は、嫌でも受け入れるしかない!!

校長先生の言葉なのだから・・・それからと言うものの・・・

校長先生の評判は爆上がりだ・先生方・児童・保護者の方々に!

なんせ・・・『小川PTA会長』の尻拭いをしたのだ。

この事実は、すぐさま学校関係者に広まった見たいだ・・・

先生方や保護者の方々の中にも、『小川PTA会長』のやり方に不満を

抱いてる人達が沢山いたのだろう?

なんせ、始業式そうそう・・・職員室に怒鳴り込みをした人だ。

評判が良い訳が無い・・・


校長室に呼び出された4人は、自分達のクラスの教室でこの放送を聞いた。

放送の内容は全て実名で話されている。当然だ!

なんせ・・・不純異性交遊をしたと噂される可能性があるのだ!

自分達4人に取っては当然で・・・

勘違いとそれに乗かった【小笠原 美子】【小川 修二】も実名だ。

少しは、カモフラージュするかと思いきや・校長先生は容赦なかった・・・

一応・子供の勘違いがメインで悪意はなかった⁈・・・・

事にして・・・話してはいるが、

普段の二人の態度や言動を考えると・・・子供でも分かる・・わざとだと!

小学校6年生が、ましてや同じクラスの人間が分からない訳が無い!

力による支配の崩壊・利害のみで繋がっていた人間関係はもろい!それが

今回・証明された形だ。

ここで言う力とは、親の力・・PTA会長の子供と言う借りた力だ。その効力が

失われたのであるならば・・・支配し続けるのは、困難?いや無理だ!!

それでも・・・本人の力があれば・・・いや【小川 修二】には無理だ。

夏のお祭りでの発言がそれを出来ない証明をしている。

【今度中学3年の兄貴にヤキ入れてもらう】・・・他人力・・残念!!

なので・・・先程も言ったが・残党・・・ほとんどの

クラス内・学年内もあったのかもしれない・・・

クラス内最大派閥カーストグループの人間達が、そのグループから

離れて行った・・・しかも・・徐々にではなく・・露骨にだ・・・

登校も下校も・休み時間も・・・一緒にいる姿を見かけない!!

今じゃ総勢5名の弱小グループだ。クラス内での様々な決め事など・・・

まったく影響力が出せなくなっていた。わずか1週間でそう感じるのだから

相当なものだと思う。

10月初めの運動会と10月末の移動教室の決め事の時も・・・

色々意見するが通らない!!

まるで、政治の世界で国会に法案を出す野党見たいだ・・与党の反対で不成立

見たいな感じだ。今までは、奴らは、多勢に無勢だ。数が無ければ・・・

残念ではあるが・・・クラス内の誰にも相手をされない。なんせ元が・・

感じの悪いメンバーの集まりなのだから・・・


以上のような影響で・・・小学生に入学して以来、経験した事が無い

自身の立場が激変したのである。あの・・・

小学校1年生の2学期に転校して来て・・・

いじられる・いじめられる子供でスタートした・・

最下層カーストの住人だった子供が・・・今では


学校の先生方からの強い信頼

学年を問わず児童からの尊敬

全学校児童の保護者の方々からの賛辞

そして・・

【学校で一番の『プリマドンナ』の(仮)の彼氏】の立場

どれをとっても・・・最強の武器を有する・・・


天下無双のカーストトップに躍り出たのだ・・・本人の自覚とは別だが・・・


そんな最強な児童に対しての先生方の期待・・・それは・・・

また・この図書室から始まる・・・

 「♡♡ね~~『ヒデ』・・・キャッチコピー何か?思いついた?・・♡♡」

 「・・・・ん~~こう今までは・・事件がらみだったのだ!!・・今回は・・」

あの校長室で校長先生・教頭先生からのお願いは・・・なんと

10月末の移動教室の児童による児童の為の・・・・

  【小学校6年生・移動教室のしおり】の作成依頼だ・・・・

小学生6学年の3クラスの各担任の先生の間で、児童達だけで・・・

【小学校6年生・移動教室のしおり】の作成させようと企画があったのだが・・

どうにも難しいと考えていた見たいだ。そんな中・・・自分達の【しおり】を

見た正義先生が・・・ヒントになるのでは?と【しおり】に

『みき』がサインをねだった時に、コピーを取っていた見たいだ・・・

まぁ~そのおかげで・・・今回・あの校長室での事件を乗り越えられたので

自分達が感謝する立場なのだが・・正義先生から頼む!と強くお願いされて・・


この【しおり】の制作メンバーは、各クラスの学級委員2名と自分達を入れて

計8名だ・・我が2組の学級委員はこのメンバーから外れた。

2組だけ多勢になると、各クラスの不公平感が出てしまう恐れがあるので・・・

しかし、実質的には・いつものメンバーだ。量的な作業が発生したら手伝って

貰うことにしている・・・人数ばかり増えても、まとまらないものだ・・・

 「♡♡♡・・でも知ってた?~『かず』~・・・♡♡♡」

 「・・ん~~何が~~・・・『みき』~・・・」

 「♡♡♡・・今年の6年の移動教室の行先が~変わってたの~・・♡♡♡」

 「ん~・・1学期の終業式の~夏休み・・連絡の~プリントに~~あったて

  先生が~~~言ってた~~・・・俺~~見てなかったから~~知らなかった~

  あっ!!『みき』これなんかどう?」

 「♡♡♡・・ね~『かず』・・軽井沢って・・・遠い~~の~~♡♡♡」

 「♡♡♡ん?・・・それ~~さっき・・私が~~言ったやつ~~♡♡♡」

なんと!

若葉台小学校6年生の移動教室の行先が夏休み前に変更になっていたのだ!

通常・若葉台小学校の移動教室は。5年生が群馬県榛名林間学校で2泊3日で

区の施設を利用する。

6年生は栃木県の日光で2泊3日の予定だが・・・宿泊先のホテル?旅館?が、

6月に半焼の火事になってしまい、利用が出来なくなってしまったのだ。

当然、学校側?区の教育委員会?も調整して、何とか日光の宿泊先を検討して

いたが、区内の小学校の総数が50校を超える地域だ。

4月末から6月のその火災までの間に日光の移動教室に行けた小学校は20校で

まだ、移動教室に行けてない小学校は半数以上ある。

小学生とは言え、約100人の団体客である事には変わりない。

年間の学校行事予定の日程の中で、同じ日程で代替えの宿泊施設が取れた小学校は、

栃木県の日光に行く事ができる。

年間の学校行事予定の日程の中で、宿泊施設が取れなかった小学校は・・・

 「♡♡♡・・『かず』~長野県の軽井沢ってどんな所なの~~私、

  よく分かんない~~よ・・・教えてよ~~♡♡♡」

 「・・・ん~俺も地図とテレビで得た知識しかないから~~良くは~~?」

今、2人は【小学校6年生・移動教室のしおり】の作成をやっている。

既に決まっている、行動予定を見ながら・・・【しおり】に入れる挿絵や

行く先のエピソードなどを調べてる・・・放課後の図書室でだ。

なぜ?移動教室が栃木県の日光から長野県軽井沢になった経緯は・・・

以上の内容でだが・・・

長野県軽井沢には隣接する区の【ベルデ軽井沢】と言う宿泊施設があり、

隣の区での小学校の移動教室は、

この【ベルデ軽井沢】の宿泊施設で行われている・・と正義先生に聞いた。

今年、栃木県の日光に行けなかった小学校は、ここに行く事になったのだ。

ここからは、想像だが・・・若葉台小学校の6年生の移動教室は毎年、

栃木県の日光なので、【小学校6年生・移動教室のしおり】もある程度

テンプレートが出来上がっていて、多少の変更で出来上がっていたと思う。

しかし、今回の様にイレギュラーのケースでは・・・


 「なぁ~『みき』・・・これってもしかして・・児童による児童の為って

  体裁の良い言葉で・・・俺達に・・やらせていない?・・・先生達が

 【しおり】の作成を・・・・」

「♡♡♡・・・多分ね~!先生達・・夏休み中に下見に行ったんでしょう?~~

 だったら~~作ってくれても~あっ!これ入れようよ『かず』!!♡♡♡」

「でも~大人って大変だね~・・・これ見て!軽井沢までの新幹線代・・」

「♡♡♡・・・・本当だ!!10,000円近く・するんだ⁈でも子供料金って?♡♡♡」

「・・・半額だよ!!新幹線でも・・・往復で・・・5,000円ぐらいだね~~」

「♡♡♡・・・来年から、中学生だと・・大人料金でしょう~~♡♡♡」

「・・・まぁ~そう言う事になるね~~ん!これなんか・・どう?『みき』?」

「♡♡♡・・・全部同じ!!・に見えるよ~~ね~『かず』・ここって・・・♡♡♡」


今回の【小学校6年生・移動教室のしおり】作成は、自分達の為だけではなく

あくまでも、オフィシャルの学校行事の案件だ。

友達同士・仲間同士の物とは訳が違う!!ノリだけで出来る訳もなく・・・

締め切りが10月の初旬・7日までだ・・・後1か月・・出来るのか不安しか無い!

4人で話しあって・・・効率を重視して、各々得意分野で業務?を分けて

専任体制でやって行く事にした。その役割分担は・・・

総責任者・・・・・・・校長先生

統括責任者・・・・・・教頭先生

(印刷・しおり材料調達・現地手配)

原案と企画・・・・・・各クラスの担任の先生

(現地写真・レクレーション企画・行動予定作成)

編集・デスク・・・・・・・・『あや』

(広告会社でデザイナーとしてキャリアのある親の知識を最大限活用する為)

コピーライター・・・・『ヒデ』

(勿論・他の人では務まらない・ひらめきを待つ)

広報・各所調整役・・・『みき』

(知名度を最大限使って【しおり】作成経過の広報・6年生全員の【しおり】と

言う事を認知させる為の宣伝・キャラによる無理難題の突破役・調整係り)

雑務・・・・・・・・・『かず』

こんな感じで、1回目の先生達との・打ち合わせ?話し合い?強制?の会議で

提案させて貰った。役割分担を決めただけなので、特に反対はされなかった。が

校長先生から

 「・・・分かった。いいじゃないか!責任の所在がはっきりとしていいぞ。

  で?何で『五十里くん』は雑務なんだね?むしろ・もっと積極的に、

  企画の方がいいのでは?・・・」

 「・・・・あまり前に出るのは、ちょと・・・苦手でして・・・」

 「ホ・ホ・ホ・~~それはまたどうして。あれだけの啖呵を切れる男の台詞とは

  思えないがね~~。しかも私にあそこまでさせておいて!!・ホ・ホ・ホ」 

 「・・・!すみませんでした。あの時は・・・勢いと言うか・・その・・」

 「謝る事ではないぞ『五十里くん』!感心してるのだよ」

 「・・・・は~・・でも自分は多分・・参謀的な?ブレーン的な方が

  むいてるかと・・・思いまして・・・統括雑務?での役割ではダメですか?」

 「・・・・!ハハハハハ統括雑務なんて言葉、初めてだよ。面白い

  やって見なさい。統括雑務とやらを・!ハハハ。しかし面白い役職だよハハ」



((・・・・オジサンは・・・一体どのような・・立場?役職なのでしょうか?))



・・・・針の筵!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ