【C】推理RPGで犯人の動機に近づくと、幼少期の学校生活が影響している説
一樹は、相手を傷つけましたか?
一樹は、相手を傷つけたと思われていますか?
一樹は、悪意がありますか?
一樹は、敵意を出しましたか?
====若葉台小学校 始業のホームルームの時間====
新卒2~3年位かな、若い女性の担任先生。優しい声で、
「皆さん!おはようございます」
元気にクラスの児童達にあいさつ、
そう今日から2学期が始まる。
児童のみんなの顔は夏休み明けだからか、
かなり日焼けしている子が多い。
今日、一樹はこの若葉台小学校に初めての登校で、
隣県から転校してきた。
小学校1年の2学期からの転校とは、かなり不遇なのだ。
転校をした事がある経験者なら理解出来ると思うのだが、、、、、、
クラス内の人間関係はすでに出来上がってる中に入ると言う難しさ。
クラス内のカーストはすでに確立されている。
また、その人間関係図を探りながら
対応して行かなければならない難しさ。
高校生くらいになれば、
この様な表記されてない人間関係図はクラス内の
空気を読んで対応して行けると思う。
また、高校生ともなると精神年齢も
高くなり、人間関係の地雷を踏むことは少なくなる。
自分と合いそうな人と良好な関係を築けると思う。
しかし、中学生くらいまでは、
肉体も精神も大人と子供が共存する状態で、、、、
まだまだ成長期の中、
大人の対応なんぞを求める事はまだ難しいと思う。
そうなのだ!
小学校1年生の6歳児に、こんな難し人間関係の正解が何なのか?
正解が分からない対応はただの【無理ゲー】なのだ!!!!
「夏休みが終わって、元気な!みんなの顔を見れて先生は嬉しいです」
「今日から2学期が始まります。みんな頑張っていきましょう!」
何故だか、さらにテンションをあげて⤴
「さて、今日はみんなにお知らせがあります」
「このクラスに新しいお友達が入ります」
先生が一人でパチパチパチ~~~
教室に一瞬の静けさ!。。暫くすると騒がしくなる。
ざゎざゎ////ざゎざゎ////
先生は黒板に向かい
・・・・・【 いかり かずき 】と書いて・・・・
「いかり君!入ってらしゃい」更に騒がしくなる。
ざゎざゎ////ざゎざゎ////
ガラガラと教室のドアが開き、入って来るなり突然!!!
教室の後ろの方から
『ん!!〖いかり〗んん!!〖いかり〗、、
【いかりや○○だ~~~】』
教室中・・・・大爆笑!!!
ワハハ!!! (笑)!!! 泣笑い!!!
おそらく、クラス内カースト頂点の男の子が心無い一言!!!!
小学校1年生の6歳児。子供だけに悪意はないのだと思う。
思いたい。
思わなければ。
思う事にしよう。
「は~い!!静かにして!!」
「いかり君の席はそこの廊下側の空いてる席ね。」
!!先生~~フォローは無いんですね‼ グスッン⤵⤵
なんと苦い。。転校初日。。辛いデビュー・・・ただ・・・
珍しい苗字だけという理由だけで・・・・
また、当時の子供たちに大人気!!知らない子供はいない!!
視聴率40%超えの当時のモンスターバラエティー番組
「○○だよ!全員集合」の
出演者「ドリ〇ターズのリーダー【いかりや○○】」になぞられて、
バカにされる!!
これほど、
その時代の世相とマッチした揶揄なんて奇跡としか考えらえない。
現在ならどうだ?今なら決して珍しいとは思わない。
〖いかり〗と言う苗字は
言い方は悪いが、かなり市民権を得てる。
アニメ作品【〇世紀エヴァ○○○○ン】の主人公の〖碇 ○○○〗
時代が違えば、揶揄されるどころか、カッコイイになる・・
まぁ漢字は『五十里』
なので微妙なんだが・・・
おもしろい事は何も言ってない。
ただ、お笑い芸人の芸名を叫んだだけなのだ!!
今のお笑いの世界なら笑神様が降りてきての
クラス大爆笑!とでも言うのか・・・
しかし、揶揄されたのは、小学校1年生の6歳児なのだ。。。。。。
事あるごとに、
『いかりや~~!いかりや~~!』
『○○‼○○‼』
などと、大声で言われる。
その後、必ず起こる笑い‼言われない日の方が少ない。
イジメ:その人に係る全ての関係者に一方的に肉体:
精神を暴力的に攻撃
(いじめてる側と傍観者側のみの笑い)
いじり:相互関係が出来ていて、一定の許容範囲内での揶揄
(双方と傍観者側共、約束された笑い。
あくまでも各々ストレスを感じない程度)
この定義には賛否両論あるのは分かってる。いずれにせよ、
揶揄された小学校1年生の6歳児は
【イジメもいじり】両方これから、
体験して行く可能性が著しく高い!!!
何度も言う!!!
揶揄されたのは、小学校1年生の6歳児なのだ。。。。。。
あの衝撃的な転校生デビューして、2学期も終わる師走の頃。
日曜日の夕食の時
「ね~~!学校でやっぱりまだ
【いかりや○○】って言われるんだよ⤵⤵‼」
「女の子にも言われて~~笑われるんだよ‼」
「いつも月曜日はいつもこの間の、
ド○フの【いかりや○○】はって、、‼」
モンスターバラエティー番組「○○だよ!全員集合」は
土曜日の生放送なのだ。
「もう!!本当に嫌なんだよ‼」
自身、実は精神的にかなり参っている状態で、
本当に嫌で嫌で、、、、、
学校にも行きたくない状態で、、、、、
食卓の沈黙・・・・・・・・
おもむろに、お母さん(朋子)が
「そんなの無視していればいいのっ!」 少しイライラしながら
「勝手に離れて行くから!!!!」
「そんなこと言ってる、くだらない子なんて、
勉強でやっつければいいのよ」
父(誠一)も一旦、箸を置いて
「そんなしょうもない事言ってるのは誰だ?」
「んー!そんな事、気にしているのか?ハハハハハ!」
「一樹!!そんな奴は無視!無視!向こうから離れて行くから!」
「しかし、くだらないヤツだな!!!」
そして、二人そろって
「友達は選ばないとダメだよ」
当時は、小学校1年生の6歳児。
お父さん、お母さんしか相談相手がいない状態。
親の言う事を聞くしかない。小学校1年生のやれる事は
【無視】と【勉強】だけ、、、、、頑張る!!!
【無視】の効果は
ある程度、いじってくる人数の減少。
しかし、クラス内カースト上位は相変わらず
減少の効果は、カースト中位まで。
女の子からは激減。これは【無視】より
別の効果が大きい。カーストトップの女の子と、
ある事をきっかけに
仲良くなれた事が影響している。
【勉強】の効果は
小学校1年生の終わりには、
国語漢字テストは常に100点。しかし、
問題文の作者意図と自分との感性が合わず、
総合で概ね95点台。勿論クラストップ
算数は、既に四則演算をマスター。
小学校1年生の足し算、引き算
桁数は関係なくこなす。
小学校4年生レベルには到達。算数テストも勿論クラストップ
これは、親のスパルタ特訓の成果。
下校帰宅後、出題された問題を正解するまで、
大好きな自転車に乗って遊びに出れない。
【勉強】で、いじってくる人数の減少には効果なし。
逆に【嫉妬と妬み】を買い
いじってくる人の当たりが強くなる。
ある程度人にはリスペクトされる様になる。
いじりは、いじりなのだ。イジメにならない程度の防波堤にはなる。
【無視】と【勉強】一定の効果は出た!!!
でも・・・
これは問題のある解決方法なのだ!!!
特に両親共通の提案【無視】は最悪。
問題は『いじられる事が嫌で、
いじられる事そのものを止めたい』のに
自身、いじる側を無い者としても、いじるのは止まらない。
反応がないから、つまらなくなって、
飽きてしまい結果いじられない。
これって・・・
ただ、【我慢】して【孤独】に学校生活を送れって事だよね!!!!
「友達は選ばないとダメだよ」なにを言ってるのだろう????
強くいじられるキャラクターの周りに、人なんて集まって来る
はずないじゃないか!
今度は自分がいじられるかもしれない恐怖で、
近寄って来ない!!
学校生活ってのは、そう言うものなのだ。
「友達は選ばないとダメだよ」ハァーーーーーーー!!!!!
【無視】を続けたら友達を選ぶ前に、
選ぶ相手そのものがいないじゃないか!
自分に都合悪い事象には、目を背けるってことで
問題解決から逃げている事に、他ならないと思う・・・・
いじる理由はなぜ? いじられない方法は?
小学生1年生だもん。担任の先生に相談するとか、
いじってくる子と正面から
対峙してケンカもあり。いじってくる子の家に行って、
その子の親に止めてと
懇願するのもあり。
いじってくる相手に対しての【対策方法】を
一緒に考えて欲しくて・・・
唯一の相談相手に話してるのに・・・
【対処方法】を聞いているのではないんです。
事象と相手に向き合わない方法を
自分の子供に示唆するって事は、
示唆した側も向き合ってない。
そう、何も見ていないのだ!!!!!!!
母親 朋子の
「勉強でやっつければいいのよ」
これも本質に目を背けてる。
いじってくる相手に【勉強】で優位立ち、
相手を黙らせるって事だと思うが
一樹本人は、いじってくる相手より優位な立場なんか望んでない‼
クラスメートと同じ立場で、一緒に楽しく仲良くしたいだけで・・・
ただただ、『いじられる事そのものを止めたい』だけなのだ。
優位の立場になる事は余計な【嫉妬と妬み】を相手に与えることになり、
問題を更に深くする事になる。
そう!・・・
「1番大切な、子供の気持ちを理解しようとしなかった」
そう!・・・「子供に寄り添っていなかった」
子供の気持ちを考えられない両親と言う事に尽きる。
・・・2人共、いつも一方通行の一人称・・・なのだ・・・
((オジサンは知っています。【ここから】すべてが・・・・・・・・))
一樹は、相手を傷つけません。
一樹は、相手を傷つけたと思われていません。
一樹は、悪意はありません。
一樹は、敵意はありません。