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【 J1.3】推理RPGでストリートがやっと進んでも、サブストーリーの影響が出て推理が停滞する説


『かず』は精神的にどうなって来ましたか・・・・?

夏休みの朝は・・・・

新聞配達のスーパーカブのギア・シフトダウン音が

鳴る頃に起床する。

朝起きるには少し早いが、まだ気温が上がらず清々しい。

一樹はあの入院事件以来、

早朝に量をこなす夏休みの宿題をしている。

国語の漢字書き取り・算数の計算問題なのだ。

たいして思考を使わずに

流れ作業で進捗がいい!暑くなると、

この手のボリュームがたくさんある

宿題をする事は、滅入るし、はかどらない。

宿題の消化効率重視でそうしてる。

それと、両親が起きるより早く起きるメリットは大きい・・・

朝早起きして、勉強してる姿を見せれる。

実際に勉強しているので、

勉強しなさいとか、遊んでばかりでとかは、

言われる要素が減る?むしろ

言われなくなる。アピールポイントは大きい!

あの入院事件から、約20日間毎日そう過ごしてる。

おかげで夏休みの宿題はコンプリートしてる。

では、今は起きるのが習慣になってしまったので・・・

学校の図書室で借りて来た本を読んでいる。読むつもりはなく、

ポーズと証拠の為にだけ、借りた本だが教科書を見るのも気が進まず、

ましてや、社会の歴史の暗記をするのも気が進まず、

とりあえず本を読む事にしている。

これが実は朝の頭のアイドリングに丁度いい。

本の内容にもよるのだが・・・・・

今日はいつもの朝とは違う。

昨日の今日だ‼『ヒデ』と『あやのちゃん』の

2人の関係が進んだ一大イベントの翌日だ・・・・・

自分の事ではないが高揚感はある。

ある程度、この企画はプロデュースーしたのだから・・・

それに、『ヒデ』が『あやのちゃん』に告白して、

付き合う事のOKを貰った事は分かっている。

何かハプニングや告白が上手くいかなかった

場合は、その日の夜に電話連絡をして貰う約束になってる。

電話はない!上手く行った証拠である。

それでも、本人の言葉で聞くまでは、

安心出来ないが。それより・・・・・

昨夜の二人きりで見た花火、『ミキちゃん』へのサプライズの事だ。

花火を見たあのマンションの屋上は、

家の近所の人が前にそのマンションに

住んでいて花火の時、よく屋上で見てたと聞いた事があって、事前に

確認しに行った。勿論、昼間に確認しに行ったのだが、メインは

マンションその物ではなく、氷川神社からのかかる時間だ。

一大イベント後のサプライズだ。

何のハプニングが起きるか分からない。

実際、『小川』との予期せぬ事は起きた。

花火は時間通り上がる。

シミュレーションは必要だった・・・・

自分の思い描いた計画は成功した。

大成功だ!!疑う余地はない・・・けど・・・

何で花火を見終わって、真っ暗な屋上で、

俺は『ミキちゃん』の手を・・・

握ってしまったのか?そして『ミキちゃん』も?

 二人に会話はなかった・・・何にも・・・

 二人に言葉はなかった・・・何にも・・・

 二人に会話はいらなかった‼・・・何にも・・・

 二人に言葉はいらなかった!!・・・何にも・・・

何で?・・・・・・・

あの後、二人きりで暫く、ただ花火が上がってた方を見ていた。

「帰ろう。送っていくよ」と「♡♡♡・・・うん♡♡♡」と『ミキちゃん』の

家に着いて「おやすみ」「♡♡♡・・・おやすみ♡♡♡」だけだったな

二人が交わした言葉は⁈

帰りの自転車で、女の子乗りで横乗りだから?・・・後ろからの腕が・・・

『ミキちゃん』の手の強さが・・・ギュッとしてた様な・・・・

二人とも・・・『ヒデ』が『あやのちゃん』の事の話しもせず・・・・

普通はどうなったかな?とか会話があるよな・・・・・でも・・・

そんな感じにもならなかった・・・・・・今は考えない事にしょう⁈

この事は自分の宿題にしよう!!!


「母さん、学校の図書室に行ってくる。帰りは~~少し遅いかな⁈

 文房具屋によってから帰るから。夕飯までには帰る」


あの入院事件後、

家に帰ってから両親の呼び方を、お母さんから母さんに、

お父さんから父さんに変えた。それは、また『ミキちゃん』の影響だ。

入院してた病院でおじさん・おばさんに挨拶した時、

冗談も勿論あるのも分かるけど、

あれだけ大人の挨拶が出来る事が素直に凄いと思った。

しかも、

その言葉使いをすると相手の対応や態度までも変わって来る事に

驚いた。要は相手の対応や態度が変わるって事は・・・・

自分の言葉使いで相手を【誘導】出来るって事だ。これは、学習して

身に着けたいスキルだ。

その手始めに親の呼び方で、親の意識を【誘導】する事に挑戦した。

両親が一方的に理不尽に色々としかったり、要求して来るのは、

要は自身が小学生で子供だからだ。親が子供を監督してるって事だ。

いくら自分たちの子供でも、成人した大人にはしない。だから

少しでも自身が成長してきて大人に近づいているって感じを両親に

思わせて行けば、子供だからと言う制約が甘くなって行くのではと考え、

そう呼ぶ事にした。最初は「なんだその呼び方は?」と驚かれたが、

【おやじ・おふくろ】じゃない一応謙譲語だと思う。【母】に【さん】

を付けてるのだ。丁寧までとは言わないが・・・相手の呼び方での

影響力は自身体験済みだ。

【小林くん】⇒【コバっち】

【いかり】⇒【カズっち】 と周りに与える印象は随分と変わる。

勿論、呼ばれた側の心の影響も知っている。 

そしてTVの影響もある。大人っぽいのが重要なんだ。

多分少しずつでいいんだ。

親の意識を【誘導】してるのだから。それと・・・


自分の行動をある程度明確に両親に伝える事で、

両親に信じて貰える様に努めてる。

いつ?だれと?どこに?なにを?いつまで?なぜ?を

言う事にしてる。

あの入院事件前は、遊びに家を出たらそれっきりだった

のを改善している。

両親の呼び方と自身の行動明確のコラボだ。

少しずつ、両親の自身に対する話し方が変わって来ているが・・・

やっぱり、【クソ親】は【クソ親】だと思い、気長に構える事にしている。

期待して、裏切られると心が折れるのは、もう学習させて貰ってるからだ。

まぁ読んだ本の影響はあるのだけど・・・・・・


学校には基本自転車では行ってはダメだ。

それが夏休みでもだ。交通事故の予防措置だ。

若葉台小学校の周辺はまぁまぁ交通量が多いし、自転車で

学校に行って交通事故に合うのは、学校側都合が凄く悪いのだろう⁈

地方の小学校で家から通うのに、徒歩での通いが困難な距離ではないのだ。

歩いて行ける距離なのだから当然だ。

ちなみに地方で学校に自転車通学する

場合は、強制的に未成年者・子供の通学学童保険に加入させる所もある。

無論、一樹も徒歩で学校に行く・・・図書室に着くと・・二人しかいない⁈


 「あれ~『ミキちゃん』は?まだ来ていないの『ヒデ』?」

 「・・・『ミキちゃん』は今日来れないのだ‼」

 「・・・・・・『あやの』が連絡貰ったのだ!」

 「・・・・!」

 「♡♡『ミキちゃん』から、微熱だけど・・少し怠いし・・食欲も余りない

  見たいで・・・行きたいけど・・・午前中病院にお母さんと行くから

  行けないって⤵⤵♡♡」

 「それは残念だな~折角4人で初めての・・・図書室【出雲組】の会だった

  のにな~~⁈」

 「・・・・残念なのだ⤵⤵」

『ヒデ』それは【振り】か?昨日の今日だぞ!!俺が聞き逃すわけなかろう⁈

親友よ!!でも・・・少し楽しませてくれ!それぐらいいいだろう?

『ヒデ』それと・・・『あやのちゃん』!!!

俺の師匠は誰と心得る?あの『ミキちゃん』だぞ!!

恥ずかしくなる事を言わせたら最強の『ミキちゃん』だぞ!!

「『ヒデ』?『あやの』・・・・・ちゃんと一緒に来たのか?」

「・・!!」

「そうなのだ⤵⤵」

「『あやの』・・・・・ちゃんは、『ヒデ』・・・・・くんと何処で?

 待ち合わせして一緒に来たの?」

「♡♡・・!!♡♡」

「♡♡わ・わ・わ私の家の近くの、こ・こ公園で⤵⤵♡♡」

「なんで?一緒に⁈来る事に・・・『あやの』・・・・・ちゃん?」

「♡♡・・!!♡♡」

「お・お・俺が誘ったの・の・の・のだ『かず』!!」

「ふ~~~ん⁈手繋いで一緒に学校に行きたかったのか?・・・

『ヒデ』・・・・・くん⁈」

「・・!!」「♡♡・・!!♡♡」

「そ・そ・そんな事はないのだ!!手は繋いでないのだ」 かかった!

「手を繋いでないけど、一緒には行きたかったんだな⁈」

「『あやの』・・ちゃん?『ヒデ』は手を繋ぎりたかった見たいだよ?」

「♡♡・・!!♡♡」

「そ・そ・そんな事は言ってないのだ‼」

「おかしいな?普通は「手を繋いでない」と説明するんだよ!!でも・・・

『ヒデ』は「手は繋いでない」と言ったんだぜ⁈それってさぁ~~

 手を意識してる証拠で、他の所も意識している証拠でもあるんだぜ!!!」

「・・!!」「♡♡・・!!♡♡」

「グフッ・クックックッ~ハハハ~」

「それに、昨日は『あやのちゃん』で、

 今日は『あやの』って呼び捨てって、

 グフッ・クッ♡分かりやす過ぎだろう~~『ヒデ』『あやのちゃん』!!!」

「・・!!」「♡♡・・!!♡♡」

切り替える余裕すら相手に与えない!!・・・止めだ!!!

「俺と『ミキちゃん』と別れた後、何かあったの?・・・二人」

「・・!!」「♡♡・・!!♡♡」

「『あやのちゃん』もしかして、『ヒデ』に告白でもした?」

「♡♡・・!!♡♡」

「♡♡わ・わ・わ・私はしてないよ♡♡」

「私【は】、してないね~~」

「・・!!」「♡♡・・!!♡♡」

「・・・『かず』!!もう勘弁してくれなのだ⤵⤵お前には勝てん!!」

「最後に『あやのちゃん』さぁ~その時『ヒデ』に言われた言葉、

 もう一度言われたい?」

 「♡♡・・・・・・・うん♡♡」

《『ミキちゃん』!弟子の攻防はどうでしたか?まだまだでしたか?師匠!!》

何にせよ!『ヒデ』と『あやのちゃん』が互いに両想いで付き合いだした。

それを本人達に確認も出来た。【出雲組】内でのカップル誕生だ!

喜びしかない!!二人とも出来れば、ずっと一緒でいて欲しい・・・・


「ところで~『かず』昨日のお祭りでの事・・・教えて欲しいのだ」

「♡♡私も気になってたの⁈~♡教えて教えて♡♡」

「『あやのちゃん』気になってなのは、『ヒデ』の事だけでしょう?」

「♡♡『かずくん』っていじわる~♡『ミキちゃん』に言っちゃうよ⁈♡♡」

「グッホッ!!ググッ!!」

「『かず』の弱点は『ミキちゃん』なのだ」

「・・・あれはね~『小川』がいちゃもん付けて来たでしょう?」

「そうなのだ!なんくせ以外ないのだ!」

「♡♡そうだよね~私もあそこのグループにいた時も感じてたの・・・

 感じが悪いの!!!いつも誰かをいじってるの・・・」

「でしょう~それでね、俺も考えたんだ。なぜ、特に俺達にあんな感じに

 いちゃもん付けたりになるか!覚えてる二人?1学期の音楽室での事?」

「・・!」「♡♡・・!」

「『・・・『恋愛革命』出雲による解放・・・』なのだ!!」

「♡♡『ヒデくん』何それ~♡♡」

「あの事件を俺が命名したのだ」

「・・・⤵それでね、『ヒデ』の言葉を借りて言えば・・・『小川』にも

 恋愛革命が起きていたんじゃないかって」

「『かず』それは・・・」

「『ミキちゃん』が言っていた事だけど・・・・・

 小川が「私の事が好きなのよ」って、正確には

 おかあさんの『恵美ちゃん』の言葉なんだけど。

 『小川』が『ミキちゃん』の事が好きって、どうも信じられなくてさ~

 その時はね。でも、昨日確信したんだ・・・・・

 『小川』が『ミキちゃん』の事が好きだって事を」

「・・!」「♡♡・・!♡♡」」

「なぜなのだ?どうして確信したのだ?」

「♡♡気になる~♡♡『ヒデくん』の事じゃないよ♡♡」

「『小川』は俺にこう言ったんだ!『ミキちゃん』と・・・・・

【いつも一緒にいて調子に乗るな】と不自然じゃない?あの場合は」

「・・!そう言う事なのだな!!『かず』」

「♡♡え~分からない?♡♡」

「『ヒデくん』分かったなら教えて~♡♡」

「いいのだ‼『あやの』」

「あのシチュエーションでは、【いつも】は余計なのだ!!!な『かず』!!」

「流石~『ヒデ』!!!そう言う事だよ」

「♡♡え~まだ分からないよ♡♡」

「【いつも一緒にいるから】と【一緒にいるから】では時間の経過が

 違うのだよ『あやの』」

「♡♡・・・・!分かった♡♡」

「♡♡あの時、いちゃもんを付けるなら【一緒にいるから】ってよ~

 が正しいよね。あれじゃ~前から一緒にいるからって事になるよね♡♡」

「なんで?『ミキちゃん』といつも一緒にいると調子に乗ってるかは

 分からないけどね?」

「それは『かず』簡単なのだ」

「・・・・?」

「♡♡それなら私でも分かるよ『かずくん』♡♡」

「・・・・?」

「学校で一番の・・・」

「♡♡人気者だからなのだ♡イヤ!!写ちゃた。『ヒデくん』口癖♡♡」

「ごちそうさまです。『ヒデ』『あやのちゃん』」

「・・!!」「♡♡・・!!♡♡」

「要はこういう事なんだよ。『小川』が『ミキちゃん』をいつも見ている

 証拠の発言なんだ。今の二人なら分かるでしょう?見てしまう事の意味?」

「・・!」⤵⤵「♡♡・・!♡♡」」⤵⤵

「それでね?言われっぱなしもムカつくから、かまをかけて一芝居したんだ。

『ミキちゃん』を『ミキ』って呼び捨てにしたら・・・・

【五十里てめ~出雲と付き合ってんのかよ!!!】ってこんな分かりやすい切れ方

 するんだもん。逆にビックリしたよ!!これで120%確定した瞬間ね」

二人とも、ただただ感心している・・・・子供が大人を見てる様な感じだ・・

「・・『かず』は観察力が凄すぎるのだ!!末恐ろしい男なのだ」

「♡♡・・私もだんだん分かって来た!『ミキちゃん』が言ってた意味が!!」

「『ミキちゃん』が・・・・・?」

「♡♡『かずくん』って、何かエッチ!!って言うのが!!!」

「・・・!!!なんで!!!エッチになるんだ??」

「♡♡観察力が凄いって事は・・・よく人を見てるって事でしょう♡♡」

「・・・!」

「♡♡女の子がジロジロ見られていたら・・・恥ずかしいの!!♡♡」

「『かず』はエッチなのだ!!!」

「そこは乗っかるな!!!」

「♡♡私思ってる事があるんだけど・・・『かずくん』って最近なんか

 急に大人っぽくなったな~と思うの・・・・♡♡」

「・・・多分・・・色んな事が重なって・・そう見えるだけだよ~~」

「『かず』俺もそう感じてるのだ!」

「『ヒデ』までも?」

「そうなのだ。金属バットで家のガラス割る。夜に警察に補導される。

 夜中の家出。警察と学校からの捜索願い。

 身体精神ストレスで救急車で搬送。この短期間にこれだけの事がある。

 このアイテムだけを並べたら~~~【ただの不良】なのだ!!!」

「♡♡本当だ!凄すぎだよ♡♡」「不良は大人ぽっく見えるものなのだ」

「・・・・トホホ⤵⤵」


午後4時まで、3人?で宿題を頑張ってやった。

夏休みも後10日を切った。

『あやのちゃん』には算数の文章問題のアドバイスだ。

誰かさんとは違って考え方のヒントを出すと直ぐに

理解して式が立てられる。元々頭の回転がいいのだと思う。

それに比べて・・・『ヒデ』の残された宿題のボリュームが

ヤバイ事になってる。

毎日、頑張って2学期始業式までに終わるのかどうか⁈

泣きながらやっていた・・・自業自得だ『ガンバレ』

帰り際に、勿論、明日も図書室に来る約束をした。

例えみんなが来なくても

自身は来るのだが。

それともう一つ、夏休み最後の日にまたみんなで・・・

プールでも行かない?って誘って見た。

『あやのちゃん』は速攻にOKだが

『ヒデ』は宿題次第なのはみんな知ってる。そういう言う意味での図書室に

誘ってる。二人は仲良く一緒に帰って行った。


【プルルル】ーープル・プル・プルーー【プルルル】ーープル・プル・プルーー

ガチャ・・・・・

「もしもし。五十里です」

「もしもし。母さん」

「あっ一樹。どうしたの電話なんかして来て」

「今日、文房具屋行くのやめた」「じゃ~早く帰って来なさい」

「いや、その代わりに、【出雲】さんのお見舞いに行ってくる」

「・・・・そうなの。どうしたの?」

「何か風邪なのかどうか分からないけど体調崩したみたいでね。それでね」

「一樹には関係ないじゃない!!!」 やっぱり【クソばばぁ】だ!!!

「俺が入院した時にわざわざあんな遠くの病院まで見舞いに来てくれた

 からさ~近くにいるのに行かないってのはね。大切な友達だから

 行って来る」  これなら言い返せまい

「あの子が勝手に来ただけでしょう!頼んでもないのに」【クソばばぁ】だ

「母さん。お見舞いって、お見舞いに来て下さいって頼むものなの?」

「・・・!」止めだ【クソばばぁ】

「もう好きにしなさい!!!夕飯時だから迷惑になる前に帰って来なさいね」

「玄関先までしか行かないから大丈夫だよ」

「一樹。お見舞いは手ぶらじゃだめよ。コンビニでアイスでも買って

 行きなさい。親が笑われるから」 もう笑われてるって【クソばばぁ】が

「分かった。アドバイスありがとう。じゃあ~ね」  

ガチャ・・・・・

先ずは自分の心配か⁈・・・

親が笑われるからね~病気の人にお大事にって

伝える気持ちが無いんだね・・・普通の人は思うんだけどな・・・

やっぱり・・・・

救いようのない【クソばばぁ】だ。間違いない!!!

それでも、丁寧に説明した。

言葉使い丁寧語と謙譲語も何となくだが使いわけて

最後の言葉に感謝も伝える。

本当は感謝してなくて、ただのポーズだけども

効果はある。そもそも手ぶらで行くわけない。

自分の時にはアイスを買って来て貰ってるのだから。

あの時はおばさんが持ってきてくれた、フルーツをみんなで

食べただけで、

3人からのお見舞いの品のアイスは冷蔵庫行きだっただけだ。

まぁ貰った事すら【クソばばぁ】には言ってなかったが・・・・

それに前はこんな連絡はしなっかた。なるべく行動明確の一環だ。

まったく嫌気がさす・・・・・・・


ピン~~~ポン!ピン~~~ポン!ピン~~~ポン!  

「五十里です。こんにちは・・・・」


『かず』は自分の親と同等の考えが出来る大人の精神になって来たと・・・・

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